フルマラソン初挑戦のS氏

 小樽在住の30代のS氏。2年前からランニングを始め、ハーフのタイムは大会に出るたびに縮まり、今では1時間35分を切るまでになりました。もともとは文化系の体の持ち主が何を血迷ったのかランニングにはまってしまったのです。

 そんな彼が、今年の北海道マラソンにエントリー。その前哨戦として、6月5日の千歳JALマラソン、フルにエントリー。フルマラソンへの初挑戦となりました。

 12月の雪が降る日もランニングを続け、練習量もそれなりに積んでいました。ペース配分も前半ぐっとおさえて走りきれるようにとセーブして走ったのです。これだけやれば大丈夫だろうと私もS氏本人も思っていました。 しかし、30kを過ぎてだれしもが経験する、失速。足に来てしまったのです。

 結果は歩いてしまったので、4時間22分と予想外の記録。ここまで読んで、経験者はニヤッとすることでしょう。ハーフが速いからと言って、フルはその倍の数字で走れない。ハーフとフルは、スポーツの種類が違うと身をもって知らされるのです。

 練習では、30k以上を何度か走っておくべきだとわかり、それを実践していく人は強くなっていきますね。S氏の練習への取り組みはすごいものがあるので、きっとこれからはどんどん速くなっていくことでしょう。

 でも、こんなフル初挑戦のS氏の経験は、きっと多くのランナーが経験されていると思います。私が言うのはおこがましいですが、今年の北海道マラソンでフルに初挑戦の皆さま、速く走ることよりも、42.195Kmをまずは「走り切る」ための練習をしてくださいね。

 写真は、フルから戻って、へたり込んだS氏。しばらくはまともに動けませんでした。(載せちゃってゴメンネ)

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