作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

お年始の粗品進呈

2017年がスタートして、仕事始めなどのニュースが続々と入ってきていますが、本格的な仕事始めは明日からという方が多いのではないでしょうか?

弊社の事務所兼店舗は本日4日は午後4時まで。明日5日からは午前8時から午後5時までの営業となっています。お買い物を1,000円以上していただいたお客様には、味付数の子の1本真空の粗品を進呈いたします。(数量限定)

作った私が言うのもなんですが、かなり豪華な粗品です。年末に従業員が帰った後に、私一人で作ったものです。お節料理が終わった後に「数の子」?なんて思われるかもしれませんが、作る側としては出来ればお正月だけではなく、年間を通して食べていただきたい商材。

お店と呼べるような立派な店舗ではありませんが、弊社工場で作られたものばかり置いています。その他、たまに出るアウトレットものなどもありますので、お気軽にお立ち寄りください。

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2017年、明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。岩内町の大晦日から元旦にかけての天気は穏やかでした。昨年は11月から雪が降り、今年の冬は雪が多いのかと思いましたが、稲穂峠を越えて札幌側は記録的な降雪となった割に、岩内方面は雪が少ない状態です。

岩内町の平成29年1月号の広報を見ると、人口が13,187人となっています。昭和40年代のピーク時のすでに半減していて、毎年マイナスの数字が記載されています。何も手を打たなければ、1万人を切ってしまうのもそう遠くないかもしれません。

さて、昨年末に新聞で報道された岩内町のリゾート開発計画。多くの人がニセコの観光客を岩内に呼び込めると喜んでいます。雇用の創出、地場産業の活性化などの期待がありますが、一発逆転を狙う岩内気質だけで進めない事を願います。

保守的な考えと批判を受けるかもしれませんが、自然に手をつけることだけは慎重になってほしい。決してフェリーターミナルの二の舞にはしないでほしいと。新年早々の挨拶にふさわしくない内容かもしれませんが、岩内町にとって大きな意味をもつ今年の計画だと感じ、皆さんも一緒に考えていただきたいと思います。

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2016年一年間、ありがとうございました

今年も最後の投稿となりました。工場は29日に大掃除、30日は午前中、男の従業員だけ出てきて後片付けをして2016年の工場の仕事は終了となりました。

振り返ると今年もいろいろとありました。一八としては、4月に新商品「にしんすぱ」の発売が一番の話題でしょう。労働力不足、原料不足などのマイナス要因も個人的には1年で印象深かった事です。

4月からブログの内容をフェイスブックにも投稿。内容に興味を持っていただけたか反応がわかるので、「いっぱち社長の独り言」も来年は継続してブログとFBと両方に掲載させていただきます。コメントをいただいた皆様、ありがとうございました。

一八の商品を購入していただいた皆様、今年もありがとうございました。来年も引き続き一八をご贔屓によろしくお願いいたします。良いお年を。

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年々薄れる年末の雰囲気

今年もあと4日。すでに今年のお仕事を終えられた方もいれば、最後の仕事でまだ忙しい方もいると思います。弊社の工場は29日までフル回転。店舗と事務所は30日午前までの営業を予定しています。

私が子供の頃、アスパラの坂を下りた交差点付近(現駅前十字街)には、歩道に仮設店舗が現れてしめ縄を販売していました。数年前からその姿は見ることができなくなりました。商店街もクリスマスセールや歳末大売り出しなどでにぎやかでした。ですが、年々その賑わいは減ってきているように感じます。

関西で食される生助子と呼ばれるお正月商材を加工屋は手に入れるために、年末になるとはえ縄で獲れたスケトウダラの価格が暴騰。発泡の容器に詰めて航空便で発送。翌日の関西市場の相場に一喜一憂するというのが、一年を締めくくる大仕事でした。10年ほど前までのお話です。

そういった季節感のある仕事というものが、年々薄れています。それでも私たち水産加工屋はまだまだ年末に差し掛かる仕事というものは、他業種に比べれば大きいもの。忙しいのは辛いのは確かですが、その忙しさがなければ、私たちの存在意義というものも薄れるのかもしれません。

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たくさんある数の子レシピ

今年もあと一週間となりましたが、皆さまはお正月の料理の準備は進んでいるでしょうか?お節料理の代表格、「数の子」は弊社の在庫もあと少しですが残っていますので、お早目にお求めお問い合わせ願います。

大手スーパーに置かれてある「クイッキング」という食材PRのリーフレットがあります。お正月保存版として、毎年この時期に「数の子版」が登場します。今年は数の子を使ったレシピが10種類掲載されています。

どれもそれほど手の込んだものではなく、またナスなど数の子と合うの?と思える組み合わせのレシピなどもあって楽しくなります。このリーフレット、皆さまの地元の大手スーパーで見つからなければ、一八の店頭にも置いてあります。

「数の子何の子」という歌も出来て、5月5日の数の子の日の制定、DHA・EPAが多くプリン体が少ないなどという科学的な検証を進めるなど、業界もただ作るだけでなく、食べてもらうために努力しています。お正月は数の子を食べて家族みんなが笑顔に。

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2016年いわないスキー場オープン

2016/2017シーズンのいわないスキー場が本日、オープンしました。23日(金・祝)から25日(日)の3日間はリフト料金が無料です。写真は、数日前に入っていた新聞折込広告です。

ここ数年同じ写真ばかりでしたが、今年は違った写真を使った広告です。選挙の時、何年前の写真を使っているの?と思える顔写真がありますが、昨年まではそれと同じ感覚。新しい写真は日本海に飛び込むように滑るという特徴をPRしたものです。

チラシの片隅に「キャットツアーは完売」と書かれてあります。シーズンに入る前から予約で埋まってしまうとは、すっかり定着したようです。1日6本で25,000円というのは、普通の人にとっては高いと思いますが、その価値があると思う人も世の中にはいるということですね。

普通のゲレンデはペアリフト1本しかないけれど、小さな子供たちがたくさんの楽しい思い出を残せる事を願っています。キャットツアーで来られた人は、パウダースノーに恵まれてもそうでなくとも、岩内を好きになってくれることを願っています。

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出番の少ない除雪車たち

岩内町旧庁舎跡地には、ご覧のように除雪車が仲良く並んでいます。朝、ワゴン車で従業員を迎えに行くときに通りかかるのですが、出払っていなかったというのが数日しかまだありません。

札幌周辺でドカ雪だったニュースなどを聞けば、ええっ?と疑いたくなるような感じですね。確かに先週末は岩内もたっぷりと降雪があって、除雪に大変でしたが、日曜日から火曜日にかけてはプラスの気温でたまった雪がどんどん消えてしまいました。

除雪車の出動回数が少なければ、それだけ予算もかからずほっとするところ。ただ、このお天気の事だけは、わかりません。季節の後半に一気に降雪が来るという事も珍しくはありません。さて、今シーズンの岩内の降雪量はいかに?

話は飛びますが、この旧庁舎の敷地、指名競争入札にて売却をするとのことです。4,126.00㎡、最低売却価格は50,062,000円と町ホームページには書かれています。誰が買うのかな?どのような使われ方をするのかな?とついつい勘ぐってしまいますね。詳細はこちら

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岩内町2016年の10大ニュース決定

2016年12月16日の北海道新聞に、岩内町の10大ニュースが決定した事が書かれてありました。1位はいわない循環バス「ノッタライン」の運行開始でした。さらに驚く事に、9位に岩内の新たなグルメ「にしんすぱ」が東京で好評とありました。

ノッタラインは、町内を小型バスが巡回し車を持たない高齢者などが病院などに行くのに使える新たな公共交通機関です。最初はあまり利用者がいなかったように感じますが、雪が降ってからは弊社の前を通るバスを見る限り、利用者が少し増えているように見えます。

ところで、9位になんで一八の新商品「にしんすぱ」?と目を疑いました。他に主だったニュースがなかった。「にしんすぱ」の可能性を感じ、投票して下さった方たちの応援メッセージだった。町民が岩内町外で誇れるものを望んでいる。などと私は勝手に解釈をしています。

新聞掲載の翌日、弊社のにしんすぱの担当者である福森はとても嬉しそうに「社長、新聞に載ってましたね」と。地道な作業を行っていたのですから、こうして評価されることは確かに嬉しいものです。来年は本格的に全国で「にしんすぱ」が知名度を上げて看板商品になるよう、がんばらないと。

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お節料理に数の子

お正月のお節料理。皆さまのお家ではちゃんと作られるのでしょうか?最近はコンビニやスーパーなどでもお節料理の予約受付をして、オードブルのように買われる方も多くなったようですね。

弊社で作る塩数の子も化粧箱に入った、いわゆる贈答品の扱いが年々少なくなり、塩水入りの容器に入った状態で業務筋に販売されるものが多くなっています。

塩数の子は塩抜きをして皮をむいて手間がかかる食べ物です。でも、その手間をかけるからこそ美味しく食べる事ができるとも言えます。数の子屋としては、ぜひ年に一度くらいは美味しい数の子を味わっていただきたいと願っています。

北海道新聞の付録11月の小冊子。「家のおせち」と題したお節料理の特集でした。副題がいいです。「一年に一度を楽しもう」です。一八の数の子、在庫は後わずかですがまだ間に合いますよ。

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アンコウが豊漁中

最近の岩内町の市場では、アンコウが豊漁です。他の水揚げが少ない中、なぜかアンコウが連日たくさん市場に入ってくる様は、ベテランの仲買人さん達も「こんなことは初めてだ」と言うほどのもの。

今時期はアンコウ鍋は体もあったまって、美味しく食べることができます。魚屋さんに並んでいるかな?忙しい時期なので私は確認できませんが、岩内にお住まいなら買い物のとき、魚屋さんに尋ねてみるといいです。

それにしてもこの顔つきと大きな口と鋭い歯。私が小魚だったら、見ただけで即死してしまうでしょう。そんな威圧感たっぷり。

深海魚と言われていますが、網にかかるのは深みではないそうです。なぜ今こんなに豊漁なのか、市場の先輩たちに聞いてもわからないということです。海の中に何かしら変化があるのでしょうか?そんな事を考えながらアンコウ鍋、いただきましょう。

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