作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

札幌がドカ雪だったとき、岩内は?

先週末、札幌周辺地域ではドカ雪による交通障害で大変だったようですが、岩内町は時間帯によっては吹雪になったりしましたが、大雪ではなく普通の冬の一日といった感じでした。ただ、札幌行きの高速バスは運休していました。

「トンネルを抜けると雪国だった」という川端康成の小説雪国を読んだのが中学生の時。岩内に住むその時は、稲穂峠の長いトンネルを抜けても景色は雪国から雪国へ。その言葉の意味がわかりませんでした。東京在住のとき、上越にスキーをしに友人の車ででかけたとき、その意味が理解できました。

ここ数年、稲穂峠を境にして天気がガラッと変化することをよく経験しています。今回も同じように稲穂峠、すなわち積丹半島の西と東では大きく天気が違っていたという事になります。同じ北海道の後志地方の中でも地形の違いによる天気の変化があるということですね。

今回は稲穂峠から東が大雪となりました。一方、西の方が交通障害となる場合は、風がひどくなり地吹雪で前が見えなくなったり、吹き溜まりで車が動かなくなるなどといった状態になることが多いです。いずれにせよ、本格的な冬はこれから。皆さま、用心いたしましょう。

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岩内町ふるさと納税の返礼品

今やすっかり定着した「ふるさと納税・返礼品システム」。岩内町は遅かれながら本年の6月にスタートしました。その岩内町の返礼品のカタログ?が1カ月ほど前に届きました。

岩内の水産加工業者も数軒参加していますが、弊社の「たらこ」が一番先に大きく写っています。12月に入ってから、このたらこを指定されて寄付をされる方が結構いらっしゃいます。

一八からはこの他にも魚セットなど、いろいろと出しておりますので、機会がありましたら冊子をお取り寄せしてご覧ください。お取り扱いのホームページはこちら

このふるさと納税。仕組みについては、賛否両論あります。私は純粋に岩内を応援して下さる方、また、岩内に興味を持っていただける方にぜひ利用していたたき、都会にいても岩内と何かしら繋がっている事を感じていただけたらと願っています。

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ニセコ湯めぐりパスに岩内の温泉も参加

北海道は温泉の宝庫。その中でもニセコ連峰を囲むこの地域はいろいろな泉質の温泉がたくさんあって、楽しむ事ができます。その温泉めぐりを楽しんでもらおうと「新・湯めぐりパス」ができました。

「新」とついた名前は、以前倶知安ニセコ地区周辺だけで行われていましたが、今回は岩内の温泉4件(高原ホテル・おかえりなさい・グリーンパーク・サンサンの湯)が加わっています。

パスは1つで4つの施設を利用できて、2,160円。温泉施設の他、道の駅などで購入出来ます。赤いシールと青いシールが2枚づつ。施設のよって温泉利用料金がの差があるために、高いところだけ4回は使えないためのようです。詳細は道の駅のスタッフにお聞きください。

岩内町にとって、ニセコの観光客をいかに岩内まで足を延ばしてもらうかが課題。お客さんにとっても、ニセコに長期滞在していたらちょっと行動範囲を広げて海を見に行きたいと思うでしょうね。利用者の立場から考えれば、行政単位の枠組みをはずして、こうした広域連携はこれからもどんどん増えることでしょう。

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2016年岩内町10大ニュースの候補

12月に入り、マスコミでは1年間を振り返り、「なんとかベスト10」などのランキング発表や、「ベストなんとか」などが多く取り上げています。岩内町も12月の広報には「岩内町10大ニュース大募集」というページが掲載されていました。

そこで目を疑ったのが、40候補にある中の39番目に弊社の名前が。『東京のアンテナショップ「Made in 北海道」で一八興業水産の「にしんすぱ」が好評』と書かれてあるのです。

北海道新聞で9月に売上ランキングを載せていて、そこで6位だったことから載ったと思われます。確かにありがたい事なのですが、あのお店の売上そのものはびっくりするものではありません。ですから、ちょっとお恥ずかしい。

他の候補項目を見ると、特別大きな話題になるものは少なかった年ではないかと感じました。毎度言わせていただいていますが、この大募集と言っても、毎年40名程度の応募しかないようです。これに限らず、ひとつひとつの仕事を毎年の事だからと流して何も変えない姿勢、そろそろ変えませんか?

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HBCラジオで岩内町の紹介

HBCラジオの番組で、岩内町が紹介されます。今度の日曜日、12月4日午前11時から12時の「あの街ツアーズ」という番組です。

岩内町役場経済部の若手Yさんが突然やってきて、「HBCラジオで岩内町を紹介するにあたって、にしんすぱを紹介したいのですが・・・」と。話を聞くと、突然収録に行くことになって、岩内町の特産品のいくつかを集めて回っていました。

試食をしてもらうのに自腹で買うと。紹介してくれると言っても、商品知識は私から見ると素人同然。さすがにこれではいけないと、セールストークのまとめとサンプルの提供をしました。

収録が終わって、Yさんからは商品PRの時間があまりなく、緊張してうまく話せなかったとメールで報告をいただきました。まぁ、初めての収録でそんなにうまくなんて話せなくて当然ですよね。でも、彼女にとってはとってもいい経験しましたね。みなさん、ぜひ聞いてみましょう。

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お近くの公衆電話の場所はご存知?

携帯電話の普及とともに公衆電話が消えてゆく話題はよく見聞きしますが、この岩内町も例外ではなく、公衆電話がなくなっています。

写真は岩内町の北洋銀行の裏手にある、万代公園の中にある公衆電話です。見つけた時は、おっ、まだ中にちゃんと電話があるぞ、なんて思ってしまいました。バスターミナルや病院などにはあるのは知っていますが、このようなBOX型はほとんど見かけなくなりましたね。

この公衆電話は、かさ上げされていて、高くなっています。なぜって、雪が降るとドアの開閉ができなくなってしまうから。先日ご紹介した消火栓の冬バージョンと同じく公衆電話にも雪対策がしてありした。まぁ、考えてみれば、それだけ設置費用がかかるということですね。

私が東京でサラリーマンをやっていた時代は、外出先から会社へ電話をかける時は公衆電話から。帰宅時間に「帰るコール」をする駅の公衆電話は順番待ちになっていた風景も蘇ります。若い人たちにとっては、「なにそれ?」ですね。

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「なまら岩内」が大活躍!

2016年11月18日の北海道新聞後志版でも取り上げられましたが、カネタ吉田蒲鉾店の若奥様とお友達の藤田さんがたち上げているフェイスブックの「なまら岩内」。そのエネルギーはどんどん加速中。

事の発端は、同級生が岩内に帰ってきても、「何もなくてつまらない」と言われショックを受けたこと、と書かれてあります。そんな事ないよ、岩内にはいっぱいいいところがあって、美味しいものもある。そういった事を知らないだけ。ならば、情報発信の場を作ろうと行動に出た。・・・というところでしょうか?本人には聞いていません。

先日、いわない道の駅に行くと、「なまら岩内」の赤いPOPが日アスさんの新商品「海洋深層水の塩サイダー」のところに張ってありました。QRコードがついていて、スマホで認識させると「なまら岩内」のページに飛んでいくというものです。

小さな子供がいるのに、自分の商売だけでなく、こういったボランティア的なことをやるというのは、なかなか大したもの。文句やかっこいいことばかり言っている男性諸君、思い立ったら即行動!彼女たちを見習おうではないですか。

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ポリ袋で漬けるお手軽ニシン漬け

北海道新聞を購読していると、月1回小冊子が入ってきます。平成28年9月号は、ポリ袋でクッキングという特集でした。その中のレシピの一つに、「お手軽ニシン漬け」が載っていました。

もう2カ月前に手にしたもので、ご紹介しなければと思いつつ、外はもう漬物シーズンを過ぎてしまいました。でも、考えてみれば手軽にビニール袋に入れて冷蔵庫で作ることができるのですから、別に秋でなくても出来ると言うわけですね。

詳しいレシピは、写真を拡大してご覧ください。今年はお野菜が高いということで、漬ける量を減らしたなどというお客様が多かったように感じます。とはいえ、好きな方にとってはなくてはならないお漬物であることも確か。

若い方は、浅漬けのほうがむしろ馴染みやすいでしょうから、トライしてみてはどうでしょう?材料の本乾身欠にしんは、一八の店頭のみで販売している、ウロコ背びれカマ骨なしのものをお使いください。先日の北のアメ横さっぽろのイベントでも、「立派な鰊だわ~」と目の肥えたお客様からお誉めの言葉をいただきました。

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真冬到来の音

11月23日勤労感謝の日。数年前までは、勤労に感謝しつつ工場は稼働しておりましたが、ここ数年はしっかり休日を取らせていただいています。外は吹雪で凍てつく寒さ。本格的な冬がやってきたと感じる一日です。

岩内の真冬の特徴は、風が強くて雪が上から降るのではなく、ありとあらゆるところから攻撃してくる降り方です。弊社から100m離れた場所も地吹雪で真白になることも頻繁。

その寒さと風を感じる一つに、電線が風を切る音があげられます。それはなんとも言えぬ寂しさを覚える低音。四方に入りくんだ電線はこの田舎の真冬を演出する立派な楽器になっているのです。

前日の湿った雪は一夜明けてガリガリに凍っていて、道路はでこぼこ。そこを車が通ると、バリバリと氷を砕く音が。あぁ、とうとう来たかと覚悟を決める真冬到来の音。

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雪支度をした消火栓

雪のシーズンを前に、いろいろな冬支度というものがありますが、街のあちこちに点在する消火栓も冬支度。どこが?ゾウさんのように長い鼻をつけているのです。

これってなぜでしょうね?消防の方に聞いたわけではないので、私の勝手な解釈ですが、雪が積もって消火栓が隠れてしまうから、ある程度の積雪があってもホースをつなげることができる高さにしてある。真ん中の棒状のものは、開閉栓。違っていたらご指摘ください。

写真は無人で角地。除雪の雪もたっぷり置かれて行くので、だれも住んでいないところは、どんどん雪が溜まってしまいます。雪がなければちょっと想像つきませんが、1カ月後には「なるほどね~」なんていう状態になっています。

さて、あなたの冬支度は、タイヤ交換の他にどんな事がありますか?「備えあれば憂いなし」「何事も早めの準備を」と思っているけど、なかなか行動出来ないというのが毎年の事。思い立ったら、準備しましょ。仕事もね。

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