作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

本日、第一回「たら丸雪像コンテスト」

岩内のマスコットキャラクター、たら丸くんが今年で誕生30周年を迎えます。それにちなんで、いろいろなイベントの企画を岩内観光協会では用意しています。

そのひとつに、本日2015年2月11日(祝)に、いわない道の駅前広場で、「たら丸雪像コンテスト」が行われます。写真は10日の日中に撮ったものですが、前日からの猛吹雪で、せっかくの雪像も輪郭がぼけてしまっていました。ですが、11日の朝には、化粧直しをすれば、立派になるはず。

午前11時より審査を行い、12時に表彰式。一般の方には、甘酒などの温かい飲み物も用意されているようです。札幌の雪まつりに比べれば小さなものですが、その素人さがほのぼとした感じにさせます。

午後5時からは、雪像をキャンドルで照らすキャンドルナイトを行い、雪像は2月22日まで設置してあるということですので、ぜひお立ち寄りください。そして、道の駅で新発売の「恋するめんこちゃん」をお求めいただければ、あなたは新しい恋に・・・

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「恋するめんこちゃん」新登場!

バレンタインを今週末に控え、皆さま甘いものの用意はお済でしょうか?ちょっと変わったものをプレゼントして喜ばれたい、愛を伝えたいと思っている方はぜひこの「恋するめんこちゃん」をお求めください。

弊社のヒット商品、ほぐし辛子明太子の「めんこちゃん」。その色合いから、バレンタイン向けの商品を作りました。ビンはハート形。ビンの底面にデザインをし、キャップ部分には原材料などの一括表示。ですから、店頭ではビンがひっくり返った状態で陳列されるという斬新さ。

味は普通のめんこちゃんに比べ、2割ほど辛みを抑えた味付になっています。甘いだけが私ではない、けれどもそんなに辛くないよという岩内の女性の性格にも合わせてあります。

1個750円(税込810円)。道の駅いわない、北緯43度、仁木町きのこ王国、小樽駅中マートタルシェに置いてあります。恋から遠ざかってるあなたも、この恋するめんこちゃんを食べて、恋してみませんか?そんな笑顔のあなたを私は見たいです。

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岩内町地場産業サポートセンター前にたら丸雪像

たら丸雪像を作って岩内町をにぎやかにしようと、「家具の栗林」店主が始めた取り組み。岩内町地場産業サポートセンター前に、たら丸雪像が登場しました。

さすがに敷地が広いだけあって、雪像も大きなサイズになっています。雪像の土台部分は、魚を水の中に入れて凍らせているものをはめ込んでいます。職員さんの話では、朝きつねがその魚を取ろうとして手で氷をいじっていたようです。またカラスもすぐに目をつけて狙っていたとのこと。

ちょうど、センターの中では、「深層水ココア」というものを無料で飲むことができるサービスを行っています。原水の塩分を使うことによって、甘みが程良く増すようです。レシピも置いてあるので、お散歩がてらに行ってみてはいかがでしょう。

ただ、残念ながら土日祝日はお休みなので、平日のみとなります。たら丸、べに子、にしんが八兵衛などのかぶりキャラもあるので、お子さんが幼稚園から帰ってきたら、行ってみると面白いと思いますよ。

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山吹スパゲッティーとは?

岩内町の子供たちに「山吹スパゲッティーって何?」と聞くと、だれしも給食のスパゲッティーだよと答えてくれます。40代以下のみなさんならたぶん知っているでしょう。

先日、岩宇広報誌「波稲」にその話題が取り上げられていました。「山吹スパゲッティー」とは、ひき肉、トウモロコシが入ったトマトケチャップ味の短めのパスタ料理。岩内町内の小中学校限定給食メニュー。

名前の由来は、当時高台小学校に山吹先生という方がいて、給食のメニューを考えるメンバーの一人だった。または、料理の彩りが山吹色だから。など、はっきりしたことはわからないようです。

正直に申し上げますと、私はこのメニューの存在は知っていましたが、名前が「山吹スパゲッティー」だとは知りませんでした。短く切られていたのも、当時の先割れスプーンで食べるためだったようですね。岩内の食文化って、いろいろ面白いものが出てきますね~。

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にしん親子丼

魚には親と子(魚卵)がそれぞれの食べ物としてあります。日本の食文化は、それらがさまざまな形で食べられているのですが、言うまでもなく、それが日本食の素晴らしさですね。

親子丼と言えば、すぐさま鶏肉と卵のどんぶりを思い出しますね。同じように最近よく目にするサケの親子丼。サケフレークといくらがのった海鮮丼。そして、ここでご紹介したいのは、にしん親子丼。ご飯の上にはにしんの甘露煮と味付された数の子です。

先日、岩内町地場産業サポートセンターである試食会をした時、まかない料理に職員さんが作ってくれました。クックパッドなどで検索してもあら不思議、意外や意外、レシピの公開はなかったですね。(今現在です)

しっとり甘辛の甘露煮とポリポリとした食感のカズノコとの組み合わせ。作るのは確かに手間がかかりますが、出来合いの甘露煮と味付数の子をどん(丼)!とご飯の上にのせるだけでほら完成。一度お試しあれ。

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30年前の岩内は・・

岩内周辺4か町村の情報誌、「波稲(はとう)」の1月号に、20年前、30年前、40年前、60年前に何があったか書かれてありました。今日は30年前のことをご紹介します。

30年前は、1985年。岩内町のキャラクター「たら丸」が誕生しました。写真にあるように、今とはまったく違った絵柄でした。作者の今井氏はもうこの世にはいないのですが、ここまで成長したことを喜んでいると思います。

もうひとつは岩内町にとって大きな節目となる国鉄岩内線の廃止。この存在を覚えている人がどんどん少なくなってしまっています。岩内高校の共和から来る同級生も、この汽車を使って通学していました。今はその線路跡地を利用して、岩内共和道路というバイパスができました。

スケトウダラもまだたくさん漁獲があった時代です。日本海ますも毎日何トン単位で新巻に加工されていきました。今の資源の枯渇を当時は予想できなかったでしょう。私は東京で社会人一年生になった年です。時代背景はバブルが始まった頃。

過去を振り返るのはあまり好きではありませんが、過去の教訓を学ばなければいけません。悪かったことは繰り返さず、よいことは伸ばしていきましょう。そして、子供たちに明るい岩内を残しましょう。

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岩内にしんフェアのご案内

岩内にはニシンを加工して身欠にしんを作っている工場は現在9社存在します。ところが20年数年前は大小50軒以上存在して岩内町の基幹産業でした。

地元ではニシンの漁獲がなくなると、いち早く地元以外のニシンを移入、さらに輸入して、身欠にしんを作りました。その加工技術が改良を加え受け継がれ、日本一の品質を誇る今日の岩内の水産加工業者が存在します。しかし、消費低迷でその数も減少するばかり。

そんな中、岩内の身欠にしんを使った料理、商品を開発して、町興しに名乗りを上げた人がいます。元信用金庫職員の佐々木達也氏。岩内サッポロビール会、岩内海産商協同組合などを後援として、岩内ブランド特産品を生み出そうとしています。

その第一弾として、「岩内にしんフェア」を2015年2月22日(日)に、あづま鮨で試食会が行われます。にしんの歴史を紹介、岩内追分民謡会ソウラン節の披露。前売チケットは1,000円。ビール1杯、おつまみ、寿司3巻、スピードくじまであって楽しめるようです。

まだ日に余裕があるので、こちらの情報は違う機会にお知らせいたします。興味がある方は、お問い合わせください。

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家具の栗林の前にたら丸雪像2015年

岩内町駅前通り商店街の「家具の栗林」の前にたら丸雪像が登場しました。最初に作ったのが2011年。それから今年で5回目を迎えました。過去のたら丸雪像をご覧になりたければ、リンクで飛んでください。(2011年2012年2013年2014年)

さて、今年の雪像はというと、右端のものは何ぞや?という感じ。別に何かのキャラクターを真似したわけではないでしょうが、愛嬌があっていいと思います。

毎年書かせていただいていますが、店主の「頑張ろうよ!」という思いが詰まった雪像です。商店街を元気にしたい、愚痴を言うのは簡単。できることを何か始めよう。

たら丸雪像を前にみなさんはどんなことを思うでしょう?ちょっとでも楽しいと思ったら、ちょっとでも笑顔が出たら、ちょっとでも元気が出たら、店主の苦労は報われるでしょう。岩内に来られたら、ぜひお立ち寄りを。一八のブログを見て来たと言ったら何かおまけが・・・・

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雪のち暖気

今年の岩内の天気の特徴として、吹雪いて、雪が降って、その後に暖気となるというパターンが多いです。水道凍結の心配をしなくてもいい半面、雪が重く除雪が大変です。

降雪があった翌早朝は除雪車が町内を走りまわります。家の前にはたっぷりと雪が壁になって置かれているのですが、雪が軽ければまだしも、重い雪ではママさんダンプにのせる雪の量も多くできずに、苦心している方がたくさん。

写真は岩内地方文化センターの西隣の空き地。そこは排雪場所になっていて、きつい傾斜の雪山が出来上がっています。軽い乾いた雪だけですと、こうは積み上がりません。

今後の天気はどうなるのか心配なところですが、暖気になるとこのまま春になるのかなぁ~なんて気分になってしまいます。暦を見れば大寒を過ぎたばかり。岩内らしい吹雪の日はまだまだやってくることでしょう。

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第11回札幌オリンピックのパンフレット

このブログのお話も、正直なところ何もネタがないという日があります。そんな時は、事務所2階に行っていろいろと残っているものを整理かたずけをしていると、懐かしいものが出てきて、それをネタにさせていただいてます。

今回は、1972年の札幌冬季オリンピックの競技会場を解説したパンフレットを見つけましたので、その話題を。発行されたのは1970年4月。表紙の写真は開会式とスピードスケートの会場となる、建設中の真駒内スピードスケート競技場。(現在は真駒内セキスイハイムスタジアム)

現在の真駒内公園と比べ、この写真を見る限り、周辺には何もなかったようですね。マラソン大会で真駒内によく行かれる方は、その違いがよくわかると思います。札幌がオリンピックを契機に、地下鉄、地下街、札樽道路が新しくでき、どんどん変化したのを子供ながら強く感じました。

札幌は2026年の冬季オリンピックの開催地に立候補するとニュースで出ていましたが、このブログでその賛否については控えさせていただきます。ただ、私にとって1972年のオリンピックは、毎日わくわくさせるものでした。雪の中で、笠谷さんの真似をしてジャンプした方、いますよね?

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