作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

岩内共和道路の分岐工事

旧国鉄岩内線の跡地を利用してできた、岩内共和道路。現在国富と幌似を結ぶ300mの工事を行っています。分岐部分が、今後工事によってどのようになるかわかりませんが、通行にはご注意を。

お正月休みで岩内に帰省される方は、国道276号線を岩内方面に走っていると、いつの間にか、知らない場所を走っていて、いつの間にか大浜に出た、なんてことになります。

岩内に向かう今までの274号を通る場合は、共和中学校のところで、一度左折と右折をしなければなりません。真っすぐ走れば、自動車学校のある大浜へ出ます。走ったことがない方は、通ってみることをお勧めします。弊社がある場所ですと、この新しい道を使う方が、時間短縮になります。

帰省して故郷が変わるのを皆さまはどのように感じるでしょう?変わって喜ぶこと、変わって悲しむこと、それぞれあると思います。そのように感じることが「帰省」なのかもしれません。

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岩内町2014年10大ニュース

毎年恒例の岩内町の10大ニュース。2014年の結果が北海道新聞に掲載されていましたので、それをご紹介いたします。

  1. 岩内中央小閉校。文化・福祉の拠点に。
  2. 岩内協会病院の急患受入再開・地域医療を考える会発足。
  3. 岩内大火から60年。
  4. 学生美術全道展で岩内高一年谷口進吾さんが最高賞。
  5. 池坊道連合花展で岩内第二中平野伶奈さんが入賞。
  6. 日本アスパラガスが厚生労働大臣表彰。
  7. 日本ハムファイターズ応援大使が来町、後援会設立。
  8. 北海信金岩内東出張所が閉店。
  9. 町の戸籍電算化がスタート。
  10. 町の防災行政無線システムがデジタル化。

一般から応募集計し、それらを町長をはじめとする審査員が決めるというもの。例年30通程度の応募だったのに、今年は52通の応募があったと新聞には書かれていました。なぜでしょう?

4位と5位は若い人が表彰されたことで、個人がランクインするのはすごいですね。二人の将来が楽しみです。こうしてみると、大きな災害や事故などが入っていないことは喜ばしいこと。

さて、あなたご自身の10大ニュースはどんなものだったでしょう?写真は現在の旧中央小学校です。

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岩内東小6年生の発表

先日、岩内東小学校6年生が発表する、「岩内町の魅力を伝えよう」~色々な人へ~  という題がついた総合学習に招かれて参加してきました。2クラスの子供たちがグループごとに調べたことをテーマ別に発表してくれました。

その内容は大人たちにも「なるほど」と思わせるものばかり。印象的だったのは、発表者のはっきりとした声。もちろん、全員がはっきりとした声を出していたわけではありませんが、半数以上の子がハキハキとした言葉だったことに驚かされました。

内容は、誰をターゲットにするかが明確になっていました。お年寄り向けのパンフレット作りには、休憩するソファーなどの場所を紹介するなど。夏の祭りだけでなく、いつ来ても楽しめるように、謎解きをしながら町内をめぐり歩くなど、鋭い視点も関心しました。

私たちの子供のころは「プレゼン」なんて言葉はありませんでした。今からこういうトレーニングをしていると、将来が楽しみですね。せっかく子供たちがこうしてアイディアをたくさん出してくれたのです。ひとつでも実現させてあげたいものです。

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2014-2015シーズンいわないスキー場オープン

いわないスキー場が2014年12月20日(土)にオープンします。オープン初日の20日と21日はリフト料金が無料となっています。

若者の人口減、スキー離れ、他のスポーツが冬もできるようになった、など様々な理由があって、小さなスキー場は経営が大変のところがほとんどです。そんな中、いわないスキー場はペアリフト1本だけしか動きませんが、頑張って営業をしています。一方で雪上車でスキーヤー、ボーダーを運び、パウダーを滑ってもらう通称キャットツアーは、1月2月の予約はすでに満杯という盛況ぶり。

11月は雪がほとんど降らず、各地のスキー場はやきもきしていたことでしょう。この12月に入ってからは、それを取り返すように、どんどん降雪量が増えてスキー場も一安心。スキーを楽しみにしていた人にとっては、いよいよだぁ~という感じではないでしょうか。子供のころ、初雪が降った時のあのワクワク感が思い出されます。

岩内町にはこんな近くにスキー場があるのだし、ちょっと足を延ばせば世界から人が集まるスキー場もあるのです。昔はやっていたけど今はやっていないというお父さん、お母さん、スキーを一緒にしませんか?

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岩内町役場建設工事中26.12.14

岩内町の役場新庁舎の建設のご報告。と言っても、毎度のことですが、私は建設には無関係の人間、そして、進捗状況をお知らせする立場にもありません。一般町民の視点でお話いたします。

工事中、敷地を取り囲んでいたフェンスは取り除かれて、外観がすっきり見ることができます。今は雪が積もっていますが、そんな中、建物の周辺の土地をレンガで埋めるような作業をされていました(素人視点です)。昔は雪が降ったら建築、土木の作業はしなくなると思っていましたが、今はそうじゃないのですね。

ところで、外観は南(山側)から見るものと、北(海側)から見るものでは、ちょっとその雰囲気が違うと感じます。山側から見るとバックは海なので何も感じないのですが、海側から見ると威圧感を受けます。きっと高台に建設されたからなのでしょう。みなさんはどのように感じるでしょう?

旧庁舎で働く職員のみなさん、寒い冬も今年限りですね。来年の冬からは保温性の高い新しい職場でお仕事ができるのですから、楽しみですね。と喜びもつかの間、人事異動でここで働けなかったりして・・・

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選挙があると数の子は?

昨日の選挙には、皆さま投票に行かれたでしょうか?選挙があると飲食店は上がったりだと。師走の忘年会のキャンセルが相次いだ。選挙違反を恐れて繁華街に人が出なくなる。なんてことはよく聞きますね。実際、岩内町でもそうみたいです。

私たちカズノコ屋にとっても、師走の選挙はカズノコが売れなくなる、という言葉を良く耳にします。ただ、今日からは選挙も終わったことですし、もし買い控えをされていたなら、一八へのご注文、どんどんお願いいたします。

写真は岩内町の旧中央小学校体育館の玄関です。私の住む大浜地区は、通常ですと岩内地方文化センターですが、現在大ホールの改修工事が行われているということで、こちらになりました。距離にすると1km以上、さらに協会病院の急な坂を登らねばなりません。その上、吹雪。車を持っていないお年寄りは、ちゃんと投票に行けたのか、ちょっと心配になってしまいます。

政治のお話は、このブログでは控えさせていただきます。売れない理由を選挙のせいだと言いたくないですしね。ということで、暮からお正月用のご馳走は、一八の商品で。食卓に笑顔をお届けいたします。

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カズノコのべっこう漬け

いよいよ年末も押し迫って、お正月用の数の子の登場となります。皆さま、カズノコの手配はお済でしょうか?まだでしたら、一八の塩数の子、味付数の子を早めにお求め願います。

さて、今日は数の子レシピの簡単なものをご紹介。その名は「カズノコべっこう漬け」。いつものようにレシピは、CPKA(カナディアンパシフィックカズノコ協会)提供です。

肌の衰えが気になる方へ。カズノコを美白作用のあるメラノイジン(色素成分)を含むみそに漬け込み、美肌効果アップ。と書かれてあります。

●材料(4人分)
カズノコ(塩抜きしたもの)   8本
酒                 大さじ2

[みそ床]
西京みそ            100g
酒                大さじ2

●作り方
① カズノコは薄皮をとり除き、酒に漬けて30分おく。

② 西京みそと酒を合わせてみそ床を作る。

③    バットなどに②のみそ床半量を敷き、ガーゼまたはキッチンペーパーをかぶせてカズノコを並べる。その上にガーゼをかぶせて残りのみそ床をのせ、ラップをかけて冷蔵庫で3日以上漬け込む。

④ カズノコをみそ床からとり出して一口大に切り、皿に盛る。

※3〜5日ぐらいが食べごろ。それ以上になるときはみそ床からとり出して冷蔵庫で保存するとよい。

チョット失礼な言い方かもしれませんが、な~んだ、西京漬けじゃない。とはいえ、下処理にお酒を使うのですね。シンプルなレシピは実は一番役に立ったりして。みなさん、一八のカズノコでトライしてみてください。

カズノコべっこう漬け

ツルツル路面です

12月に入って、一気に冬景色となりました。除雪車の登場もあり、朝はたっぷりと置き土産となる雪が壁を作っています。こうなると、仕事に入る前に“除雪”という一仕事が増えるのが雪国のつらいところ。

先週は寒波とともに雪が降りました。今週も雪は降っているのですが、気温が少し上がったので、道路はツルツル状態になっています。

私も工場から事務所に戻るときに、すってんころりんとやってしまいました。この12月、気が急いているので、落ち着いて歩かないので尚更危ないですね。

夜になると、踏み固められた雪の上にうっすらと雪がかかり、さらに滑りやすく。忙しい時ほど、足元に注意が必要ですね。ツルツル雪道だけでなく・・・・

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湯たんぽと豆炭

読者の方で子供のころ、湯たんぽや豆炭を使っていたという方はいますか?年代として、現在の40代後半以上の方ではないかと推測します。

先週の寒波で湯たんぽを数十年ぶりに使いました。寝る前にストーブのやかんから湯たんぽにお湯を注ぎ、冷たい布団の中に入れて準備。布団に入った時のあの何とも言えないぬくもりは最高です。湯たんぽは昔はトタンのものだけでしたが、写真のように現在はプラスチック製のもの多いようですね。

また、豆炭というものもありました。私は豆炭を使える日は限られていたので、使う時はとてもうれしかった記憶が。昔は石炭を燃やしてお風呂を沸かしていましたが、その釜で5cm程度の加工石炭(いわゆる豆炭)を入れ、真っ赤にしたものを火鉢で二つに開いた「あんか」に移します。湯たんぽはすぐに温かく感じますが、豆炭は温かさを感じるまでしばしの時間が必要。

懐かしいお話はどんどん出てきますが、東京出身でちょっと年代差がある妻に言ってもちんぷんかんぷん。ただ、湯たんぽはエコであることに間違いなく、目覚めてからも湯たんぽを持って起き上がる姿を見て、「湯たんぽと友達みたいだね」と。省エネ大賞も、まずは湯たんぽから。オススメです。

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釣スケソの一本立ち

釣たらこの原料、はえ縄で水揚げされたスケトウダラ。いかに鮮度がいいかを今日はお話いたします。

ご覧の写真は、岩内のはえ縄のスケトウダラ。入札前に撮ったものです。死後硬直をして、ピンと一本に立っています。それほど、鮮度がいいのです。普通、スケトウダラの映像を見ると、くたらっとして、持つとだらんとしています。さらに、ご覧のような独特な模様も落ちて見ることができません。

魚の鮮度を計る方法に、K値というものがあります。「北のお魚大使」の試験の時に出題された問題でもあります。机の端っこに魚体の半分を置いて、残りの半分がどれくらい曲がるかを計り、その値を計ります。K値は低いほど鮮度が良いとされています。

このスケソはたぶんK値はかなり低いはず。目は黒々。エラは真っ赤。魚の鮮度良好の目印はすべてクリアーしています。いかがでしょう?食べたくなりましたね。

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