作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

秋の刀掛岩

2014年10月19日の刀掛岩です。朝の7時過ぎに撮ったものですが、この日は快晴の素晴らしい天気。雷電温泉を通過するときに、いつもとは違った様子だったので、写真を撮りました。

岩肌の草木が紅葉をしています。そこに朝日があたって、じわじわとその紅葉の面積が広がって来るのです。こうした様子はなかなか面白いもの。夏場は夕日がこの場所から見ることができます。しかし、秋になると太陽がこの岩陰に落ちるようになってしまいます。

昨年の同時期のブログには、刀掛岩の姿は昔と変わっていないと書きましたが、果たしてそうでしょうか?急な岩肌に吸いつくように生えている草木は当然のように生きて成長しているはず。となれば、その色づきなどにも違いがあるのかな?などと思ったりしました。

さて、弊社の塩数の子の化粧ケースにも使われている刀掛岩。皆さまには、実物の他、一八の数の子でもご覧いただけると嬉しい限りです。目下、ひとつひとつ心をこめて数の子生産をしています。

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岩内高校書道部が新庁舎の題字を作成中

先日の北海道新聞後志版に、岩内高校の書道部の3年生5人が、役場新庁舎の館名板の文字を任されたという記事が載っていました。心を込め揮毫(きごう)という表現をしていました。

その「揮毫」という言葉も恥ずかしながら、私は初めて知った言葉です。「岩内町役場」という5文字を3年の部員5名が1文字ずつ担当するらしいです。

誰のアイディアかわかりませんが、若者にこういった大役を任せるのはいいですね。本人たちにとっても自身の書いた文字が役場に掲げられて、大人になっても見ることができるのですから、岩内町への思いも別格のものになると思います。

このように、書道に限らず若者たちの活躍の場を、どんどん作ってあげてほしいです。失敗したって、それは若者の特権。チャンスを与えることが大切です。がんばれ、岩高生!

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2014年パノラマラインは今週で冬季通行止めに

季節がどんどん変化していると感じるここ数日ですが、岩内と蘭越町・ニセコ町を結ぶ通称「ニセコパノラマライン」の冬季通行止めが今週末から始まるようです。(詳細は関係組織へお問い合わせください)

写真は10月13日の岩内岳から見た東側のニセコ連峰です。一番奥は羊蹄山。薄曇りでしたので、山の輪郭ははっきりとしませんが、山々の色は間違いなく紅葉を過ぎ、モノトーンへと変わっていました。

ニセコパノラマラインはこの山肌をジグザグに登っていくルートです。街から山裾にかけては紅葉ですが、少し高度を上げると、白樺の肌が見え、冬を迎える準備をしているようです。

それにしても、ついこのあいだ開通したと思ったら、もう冬期閉鎖です。早いですねぇ~。さて、紅葉とはまた別の風景を楽しむことができますので、今年最後のパノラマライン経由の岩内でのお買い物、お待ちしております。

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2014ゆらぎトレイル・RUNの報告

2014年10月12日、小樽市朝里川温泉で、ゆらぎトレイル・RUNという大会に出てきました。昨年までは地元クラッセホテルさんを発着していた大会も、参加者増で対応しきれなくなり、ロードとスキー場のオフロード斜面を走らせるという大会に変わったようです。距離は一般6キロ。小中学生3キロ。

参加者は一般男女あわせて99人。トレイルランという種目には珍しく40歳以上、以下の年代別カテゴリーを設けてくれていました。その中でも男子40歳以上は約半数を占める53人で元気なオヤジたちは健在。

快晴で風もなく紅葉もちょうどよく、絶好の秋のランニング日和。コースは最初温泉街を一周約1.5キロのロードからスキー場のゲレンデ内のオフロードを3キロ。最後にまた温泉街ロードを1.5キロというロードとトレイルのハーフ&ハーフ。

ロードは特に交通規制をするわけでもなく、ゆるい感じ。スタート直後はさすがに地元小樽の双葉高校スキー部の若者が飛び出しました。私40歳以上の部で2位をキープ。ちょっとオーバーペースと思いつつ、6キロしかないのだから無理しなくっちゃと。オフロードになる手前で一度ペースを落とすと、すかさず2人に抜かれました。焦らずペースを守ると、ロードで1位だった人が急にペースダウン。

大会名に「トレイル・RUN」とあるので、トレランの大会を想像すると、ちょっと?。シューズはロード用で問題なし。でも、練習でアスファルトの上しか走らない方にとっては、辛いものがあるかもしれません。まるで距離合わせのような短い距離を上げ下げしながら折り返しが3回も。

ここで、コースを右か左かどちらかを走らせるか、誘導係がはっきりしないところがありました。あるランナーはその誘導係に怒鳴っていましたが、残念ですね。文句は終わってから運営側に言えばいいのであって、厳格なレースではないのですから、寛容な気持になれないのでしょうか。私たちランナーはたとえお金を払っているとはいえ、ボランティアで支えてくれている人たちによって、楽しませてもらっていることを忘れてはいけないと思います。

抜きつ抜かれつして26分16秒の3位入賞。炭火が用意されて、あらかじめ1,000円で申し込みしていたジンギスカン。飲み物付きでそれなりのボリュームで、これはお得です。焼きながら札幌から来た初対面の人ともお話し出来て、このゆるさがなかなかいい感じ。

表彰されて戻ると、近くの人たちが目をまるくして「表彰されたのですか?」と。きっと、まさか強くなさそうに見えるこのオヤジが表彰?と思ったことでしょう。ほんのわずかな時間でアットホームな雰囲気を味わわせてもらえたのは、うれしいですね。

たぶん、この大会を詳細にブログで書く方はいないと思うので、来年の大会申し込み前には、この報告を読まれる方も多いと思います。そこで、あえて言わせていただくなら、一秒、順位を争う競技そのものを期待する方にはお勧めできません。秋の風景と走る事を通じた人とのふれあいを楽しむ方にはお勧めです。

写真は翌日に掲載された北海道新聞後志版です。写真3番目の青いシャツが私です。

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2014年10月のあきんど市

毎月第3金曜・土曜に行われる「あ・きんど市」。今月は17日(金)、18日(土)に行われます。

このイベントがある週の半ばになると、岩内商工会議所の職員さんが、わざわざ弊社にチラシを持ってきてくれます。まぁ、弊社だけではないようですが、金曜日の新聞折込チラシと同じものを持参しているので、どのお店がどんな目玉商品を出すか、2日前にわかります。

小売の商店だけでなく、飲食店も参加していますので、岩内以外から来られたお客様も、こののれんを目印にご利用してみてはいかがでしょう。ちなみにこの写真のお店はお分かりでしょうか?

岩内出身の方なら、若い時によく行ったお店ではないでしょうか。「鈴や」さんです。今でもメニューは豊富、ボリュームもあって、若者の利用度は高いようです。今月のあきんど市は「オムライス」と「ハンバーグ丼」がお安くなっています。

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2014年岩内町民ロードレースについて

2014年10月13日体育の日に行われた、岩内町民ロードレース。ランニングをする立場として、少し私の考えを述べさせていただきます。

昨今のランニングブームでマラソン大会はどの大会も参加者が増える一方です。ですが、この岩内町のロードレースを見ると、一般参加者は少人数の横ばい、子供たちに至っては絶対数の減少からどんどん減っています。なぜでしょう?大会の魅力がないからでしょうね。

人口が減っているにもかかわらず、同じ運営方法では参加者が減って当たり前。参加者が多くなれば、観客も多くなって、にぎやかになります。観客が多いと、走る側も張り切ります。

ではどうすればよいか?たとえば、男女別学年別の走りをやめて、距離別にしたり、親子マラソンの部門を設けたり。一般の部での表彰では、もらっても引き出しの中に直行するメダルなどよりも、特産品に切り替える。抽選会などで順位に関係なく楽しめるなど。

私が望むのは、大会が終わって、どの人も笑顔で帰る大会であってほしいです。特に子供たちには、出さされるのではなく、大会そのものを楽しみにしてほしいです。どうか関係者のみなさん、変えることを恐れず、面倒くさがらずに、ご一考願います。

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ニシンパイの試食

先日、岩内高原ホテルで「地域ネットワーク会議 in 岩内」という会合がありました。日中のお堅い内容に続いて、夜は参加者の交流会がありました。その中で、ホテル側から「ニシンパイ」が提供され、おいしくいただきました。

ジブリ映画のお好きな方は、「魔女の宅急便」の中で、ニシンパイが登場することをすぐに想像することでしょう。私はあまり詳しくないので、コメントできませんが、ネットで調べてみるとびっくり。その映画の中でなぜニシンパイか、またニシンパイをもとに人間関係がどうこうという解説をされている方が多数いらっしゃいます。

ここでは映画のお話ではなく、ホテルで食べたニシンパイの話。かぼちゃとの組み合わせで、味がマイルドになって食べやすく、女性にも受ける味付けでした。ホテルの定番レシピにしてほしいのですが、かなり手間がかかったようです。

みなさんもぜひ身欠にしんを使って、ニシンパイを作ってみてはいかがでしょう?作り方はクックパッドなどでたくさん紹介されていますので、御参考下さい。

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第39回札幌マラソンの報告

2014年10月5日、札幌マラソンを走ってきました。ハーフの部は、申し込みの締め切りが毎年早くなっていて、6,500人のエントリー。大会そのものは、3k、5k、10kなどの部門もあってすべてを合わせると14,700人もの大きな大会になりました。

私の結果は1時間25分34秒。50代男子の部で18位でした。なんと「いっぱち」です。

天気もよく、気温もそれほど高くなく、走るには気持のいい状態でした。復路で河川敷になると、いつもは向い風になるのですが、今年は追い風で条件としては、とてもよかったと思います。

スタートはAブロックが陸連登録者のみ。私はBブロックで、整列開始時間に行くとすでにたくさんの人たちが並んでいて、ブロック後方での整列。まぁ、仕方ないでしょう。ところが、中にはゼッケンでGブロックをつけている人が何人かいました。モラル、マナーの問題ですので、一人くらいという感覚を持たずに、決められたブロックでの整列をしてほしいものです。

スタート後は前に行くことができずに、ちょっとストレスがありました。3キロ地点くらいからは、自身のペースで走れるように。今回は4分3秒ペースに落ち着きました。大通りの折り返し付近からは、誰にも抜かれず抜く一方。スタートがブロック後方ということもあり、そんな状況を作ったのでしょう。ゼッケンは申告タイム順になっているので、私よりも数字が後の人には負けては失礼と思いながら、抜かせていただきました。

お餅の無料配布がありました(写真)。カップに焼いたお餅1個と砂糖醤油が入っていて、とても美味しかったです。お皿に箸ではなく、カップに楊枝というのが、イベント用に工夫しているなと感じました。

それにしても上位入賞者の記録を見ると、年々レベルが上がっているなと感じます。また、初めて見るユニフォームとチーム名も目立ちました。きっと、ランニングチーム作って、おそろいのランシャツを作ろうということになったのでしょうね。若い人たちがそんな風にランニングを楽しんでいるのを見て、微笑ましく感じたのは、私が年を取ったからでしょうか。

この日、札幌市内でたぶんたくさんの人が、ランニング後の「カンパーイ!」をしていたことでしょう。私?私もその中の一人で、岩内行き最終バスで、熟睡して帰ってきました。

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漬物用身欠にしん販売しています

秋が深まるとともに、そろそろお漬物の準備に入るご家庭もあると思います。弊社にも漬物用身欠にしんのお問い合わせも増えてまいりました。

身欠にしんって、どれも一緒じゃないの?と普通は思うでしょうが、乾燥度合い、漁獲地域によって様々な違いがあり、適したお料理方法があります。にしん漬を例にとりますと、カラカラに乾燥した「本乾身欠」というものを使います。サイズはあまり大きくないもので、脂もほどほどか少な目のものが適しています。

なんで?脂の強いほうがおいしいでしょ?と思うでしょうが、あまり脂が強いと、発酵を邪魔してしまうのです。昔の人はそんなことを感覚で理解して漬けていたのでしょうね。

ということで、弊社ホームページの商品紹介には載せておりませんが、お問い合わせいただけますと、写真のような「漬物用身欠にしん(アメリカ産原料)」を用意させていただいておりますので、お電話、メール、FAXでお問い合わせください。

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東京元浅草に積丹食堂オープン

近年、御当地居酒屋が都会にたくさんできています。八雲町や厚岸町が日本橋にお店を構えたりしているのは有名です。いずれも、役場公認などという看板を出しています。

岩内町にある「いわない高原ホテル」の経営者が、東京の元浅草に「積丹食堂」というお店を10月6日(月)にオープンさせました。10月4日の北海道新聞経済面にそのオープンする前の記事が載りました。積丹半島を中心とした食材が取りそろえられているようです。

言っていいのか分かりませんが、弊社の「鰊切込隊長」をどこかで使っていただけるようです。私も行ってみたいのは山々ですが、さすがに東京ということであれば、今スグにというわけにもいきません。これをご覧になっている東京在住の皆さま、ぜひ行って食べて、感想をお聞かせください。そして、繁盛してもらって、ゆくゆくは山手線の中で店舗を持っていただけるよう、応援してください。

情報収集のアンテナショップはよくありますが、これからは積極的に地方の情報発信のお店ですね。北海道は特に食材には豊富かつ品質で優位なものがたくさんあるのですから、こういったお店が増えて、今度はその場所に行ってみようということになると、いいですね。とりあえず、積丹食堂に「かんぱーい!」

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