作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

鰊切込隊長を冷凍せずにお買い上げできます

「鰊切込隊長」は、発売開始からすでに10年以上経過している商品ですが、年々人気が高まっています。冷凍せずにお召し上がりになりたいお客様は、チルドの状態でお渡しすることが可能です。

鰊切込隊長は、毎日製造しているわけではありませんので、仕上がり日に合わせたお渡しになります。お電話一本入れていただき、日程のご確認をお願いします。ヘビーユーザーの方は量目指定までされる方もいらっしゃいます。

製造工程にはいくつかのこだわりがあります。一般のスーパーなどでお安く売られている切込は、増量剤として甘味系のソルビトールというものを使っているものが多いのですが、弊社は使わずに麹の甘味を引き出すように作っています。海洋深層水も発酵に貢献。ネーミングは食卓を明るく楽しく。

ナチュラルチーズのように、時間と温度でさらに発酵が進みますので、お好みのタイミングを見つけるのもいいですね。数の子入りですので、切込の柔らかさと数の子のポリポリ感がなんとも言えないハーモニー。食べたくなったでしょ?お酒が進みますよ~。

岩内スキー場2017シーズンは3月20日が最終日

2017年の今年は雪が少なかったですね。除雪、雪かきの回数が例年に比べて極端に少なくて助かった、というのが本音です。ただ、スキー場はいい雪が少なくて残念でしたね。

あっという間にスキー場もクローズのお話に。岩内スキー場も次の週末の連休で営業が終了となります。なんと、その3日間はリフト料金が無料とのことです。

今年は外資による大型リゾート開発計画のお話も出て、一気に脚光を浴びた岩内スキー場。今後、このスキー場がどのように変化していくのかを見るのが楽しみです。

写真は12日のちょっとゆるい「チョッカリ大会最終戦」のゴール付近の様子。たら丸べに子も応援に駆けつけていました。天気がよくて素晴らしい一日でした。みなさん、来週末はぜひ岩内スキー場へ。リフト券はタダなので、深層水仕込のラーメンくらいは食べてお金を使ってあげてね。

 

ホワイトデーの贈り物に「恋するめんこちゃん」を

みなさん、ホワイトデーにお返しをするのでしょうか?私が東京でサラリーマンをやっていた時代は、義理チョコを貰ったらお返しにそれ以上のものを返すなどと煽られて、買わねばならない状況に陥れられたものです。

現在はいかがでしょう?この田舎町でこの年代になると、飲みにでも出ない限りまったくそういった事とは疎遠になってしまいます。そんなせいか若者がプレゼントをする姿、贈り物を買うのを迷っていたりする姿を見ると、つい微笑ましくなってしまいます。

現在は個性の時代、クッキーだけがお返しではありません。あなたならではのプレゼントに一八の「恋するめんこちゃん」をお使いになってはいかが?岩内町のヒット商品の姉妹品。

卒業、入学のシーズンでもありますね。そんな心揺れる時期に、「恋するめんこちゃん」を使ってほしいなぁ~。でも、告白はモノに頼らずご自身の言葉でね。応援しているよ~。

 

小樽商大生が岩内町を題材に準優勝

お話のネタとしては古いものになってしまいますが、小樽商科大学の大津ゼミのみなさんが、地方創生アイディアコンテストで応募486件の中で2位を取る快挙を上げました。(写真は北海道新聞2017年1月28日付)

3月2日、岩内地方文化センターでその発表を聞かせてもらいました。学生さんたちは最終審査に残ってプレゼンをするにあたって、そのプレゼンを演劇仕立にして、短い発表の時間の中でインパクトを与える工夫をしたそうです。確かにひきつけられました。

将来の岩内が「稼ぐ力」を身に着けるために、
1.「ニセコ⇒ブルーオーシャン作戦」 ~ 夏場の海で稼ぐ仕組み
2.「“トッテオキ”のニシン缶を!作戦」 ~ 非常食としてのニシン缶製造
3.「ミズから変える地方と地球のライフライン作戦」 ~ 海洋深層水を使った取組み
といった3つの大きな柱でした。詳しくはここでは説明できませんが、うなづく場面が何度もありました。

岩内出身者はいなかったのに、岩内を題材にしてくれました。それほど岩内には可能性のある素材や環境があると言うことではないでしょうか。聴講していた半分は岩内町の役人さんでした。岩内町民である私たちも、考え、動きましょう!

東山の電気店跡地はコンビニに

岩内町の東山に新しいコンビニ(セブンイレブン)が誕生しました。共和町との境目にあった店舗が移転したと思われます。駐車場も売り場面積も広くなりました。

この土地は以前ベスト電器というお店があったところです。建物自体は完全に取り壊され、新築になりました。ベスト電器の前はYESそうご電器。ウインドウズ95のPCはここから購入された人も多いのではないでしょうか。

最近のコンビニを見ると、駐車場を大きくしているのがわかります。売上に大きく関係するからなのでしょう。岩内町に最初にコンビニができたのが20数年前のサンクス3店舗。以後各社のコンビニが開店し、閉鎖した店舗もあれば、今回のように移転で大きくなった店舗もあります。

その裏では雑貨屋さんと言われる個人店舗が少しずつ減少していきました。大型店舗の進出とコンビニの台頭はこういった田舎町の風景をあっという間に変化させました。もちろん、利用者にとっては文字通り便利(コンビーニエンス)になったのでしょうが・・・

ひなまつりはちびめんこちゃん?

つい先日まで1月だと思っていたら、もう3月に突入。イベントもあれよあれよと消化されて、もうひな祭りです。

いわない道の駅では、ブラックボードに「ひなまつりはちびめんこまつり」と押して書かれてありました。確かにビンのふたに書かれてある女の子の絵を見ても、かわいらしくひな祭りにぴったりです。

岩内町の商店街イベント「あきんど市」が行われるようになって、売る側が少しずつ変化している気がします。このようなPOPを勉強したり、売るための何かしらの工夫が凝らされるようになったり。弊社も含めてまだまだなところもありますが、いい傾向ですね。

ひな祭りは弊社の会長の91歳、私の妻の○○歳の誕生日でもあります。一八としてもめでたい日ですので、ぜひ一八の商品のご購入を。特典ですか?あなたと一八の幸せでございます。

岩内町から羊蹄山は見えるのか?

岩内町から羊蹄山は見ることができるでしょうか?山に興味のない人にとってはどうでもいいことでしょうが、北海道を代表する「蝦夷富士」ですから、覚えておいて損はありません。

一番いい確認方法は、その羊蹄山に登って岩内町が見えるかどうかです。でも、登らない人にとってはめんどくさっ!ですね。私の知る限りでは、岩内町のもっとも東側に位置するフェリー埠頭に行くと、羊蹄山の頭の部分が見ることができます。(写真)

町の中からですと、ニセコ連峰の陰になって見ることができません。ただ、もう一か所見ることができます。それは岩内岳の山頂から。ニセコ連峰の奥に鎮座しているのがわかります。

もう少し雪が融けてくると羊蹄山の残雪が目立ってきますので、フェリー埠頭に散歩に出かけたら意識して羊蹄山を探してみてはいかがでしょう。普段の景色も一つ意識を変えてみるだけで、違う発見が。仕事もそうかもね。

お待たせしました、「みりん干」できました

皆さま、お待たせしました。スケトウダラのみりん干の新物が続々と出来上がっています。皆さんがお待ちかねのハネ品も店頭に登場いたしました。

「みりん干しのあの安いやつある?」という質問を昨年末から何度もお受けしたのですが、返答として「もう少し待ってください」と言うしかありませんでした。それほどの人気のアウトレット。作る側としては、ハネ品を買っていただくより、ちゃんとした製品を買っていただきたいなと思うのですが・・・

曲がった部分、骨が若干残って入る部分、などいろいろな理由で製品として販売できないものをカットして袋詰。220gで380円(税込)です。まとめ買いされるお客様は、「カットしてあるから食べやすい」「蜜が乗っていておいしい」などという理由で買われています。

タイミングによっては、店頭に在庫がない場合もありますのでご了承願います。ハネ品ではない製品は今のところ充分に在庫してあります。オープントースターにアルミホイルをしいてさっと炙ると、ほら香ばしい匂いが漂って・・・ビールが進むワっ。

 

鰊の群来のニュース

2017年2月21日のNHKお昼のニュースで、小樽の海岸で鰊の群来のニュースが流れました。「鰊」「群来」それぞれの漢字を皆さまは読むことはできますか?

「にしん」「くき」。ニシンは別の漢字で魚にあらざる、貨幣の代わりになっていた時代もあったことから「鯡」とも書きます。群来の意味は、ニシンが産卵のために沿岸に群れで押し寄せ、オスの白子で海が真っ白になる現象を言います。

ニュースは小樽沿岸でのもの。10数年に及ぶ放流事業が近年そのの成果を見せ始めたようです。では岩内は?岩内も毎年稚魚を放流はしているのですが、残念ながら市場に揚がるニシンはほんの少しだけ。学者さんの意見では、岩内が今後大幅にニシンの水揚げが増える可能性は少ないらしいです。

ニシンは昆布に卵を産みつけます。その産卵場所を藻場と言います。戻ってきてもらうには、その藻場を作ってあげたり、いろいろなニシンが好む環境づくりもしなければならないようですね。町も魅力ある環境になれば、人は集まってくるのですから。

岩内漁協埠頭から見える風景

岩内町の漁協埠頭というのをご存知でしょうか?岩内地方文化センターから見える市場の位置がそれです。私が子供の頃はなくて、現在の市場を作るにあたって埋め立てしてできた場所です。

その漁協埠頭から見える駅前通りや岩内岳を始めとするニセコ連峰の景色はなかなかいいものです。吹雪の日は海に落ちる可能性もあるので、晴れた日に散歩してみてください。

写真は駅前通りを夕刻の街灯がつき始めた頃に撮ったもの。実は早朝の街灯がもう少しで消えるという時間帯は、なかなかいいのでお勧めです。私の下手なスマホ写真よりも実際にご覧になってください。

最近はシケ続きで市場も活気がありませんが、水揚げが多くなってくると、行きかうトラック、船の音、荷揚げのフォークリフトの音などが喧騒となって聞こえてきます。ここが元気にならないとね。