カテゴリー別アーカイブ: 岩内町の風景

夏目漱石の石碑

 岩内町のことを詳しく知っている方なら、夏目漱石の石碑が岩内町にあることをご存知ですよね。

 明治25年から大正3年までの間、岩内町に籍があったそうです。でも、漱石は一度もこの岩内の土地を訪れていないと。なんで?と思いますよね。

 いろんな噂がありますが、一番の有力な説は、徴兵を免れるため。詳しいことは、ごめんなさい、私は歴史に疎いもので、どなたかのホームページを探していただけると、記載されていると思います。

 さて、写真は普通の家の角にあります。どこかお分かりになりますか?知らない方は、岩内でこの石碑を探す散策をお勧めいたします。

 まぁ、私としては、銅像や石碑などには抵抗がある人間でして、この石碑にしてもお墓のようで、センスがないなぁ~と思ってしまいます。だったらどんなのがいいのか?・・・・・答えられない私でございます。

倒れた街灯

 会社と自宅の通り道は、暗くて夜はとても見えにくいのです。そんなところに街灯がついていたのですが、先週の強風でいつの間にか根元が折れてしまっています。

 いまどき電柱はすべてコンクリートでできていますが、昔の電柱は木でできていましたよね。その表面には、何かべとべとするものが塗ってあったような記憶があります。

 この街灯は電柱ではなく、街灯のみをつけるために建てられてあったものです。風の勢いがあまりにすごかったことと、根元の腐食が進んでいたせいでしょう。

 電線がつながったまま倒れていますので、ちょっと危ないですね。明日もこの状態なら、連絡を入れることにしましょう。もしこの状態に気が付かず、例年通りの12月の雪が降っていたら、この街灯は来年春まで雪の中。都会でこんなことがあったら一大事でしょうが、倒れた場所は旧国鉄の線路跡地なので、みなさん知ってか知らずか。

ニセコいわない国際スキー場について

 名前がすごいですよね。岩内にあるスキー場。ニセコという名前は、確かにニセコ連峰の一部なのでよしとしますが、なんで国際なの?って感じです。国際と名前を付けると大きなイメージがあるからでしょうか。さて、この岩内のスキー場は、民間企業が出たり入ったりして、今は地元の有志の方たちと、ボランティアで組織運営されています。

 リフトは今はペアリフト1基のみ。昔は4人乗り高速リフトもあったのですが、数年に一度行う800万もかかる保守点検費用をスキー場運営企業に補助金を岩内町は出すことができず、企業は撤退。以後、4人乗りリフトを動かすことができなくなってしまったという経緯があります。

 ペアリフト1本なので、上級者にとっては、確かに飽きてしまうコースですが、数年前から「キャットツアー」というものがあります。雪上車で一日6本を上部まで登り、新雪を堪能できるというもの。詳しくはホームページで。

 ロッジの食堂では、地元の有志が皿洗いなどのボランティアをしています。スキー離れが進んでいますが、雪国に生まれたのなら、子供のうちにスキーはぜひ経験させてあげたいもの。12月23日はオープン記念でリフトが無料だったと思います。ぜひ、いらしてください。お帰りの際は一八にお立ち寄りいただいて、釣たらこをお土産にお買い求め、お待ちしております。祝日特別営業しています。

写真は岩宇の広報紙「波稲」12月号

浸食された防波堤

 この写真を見て、岩内のどこかわかる方は、釣好きの人でしょうか?

 昔、私が子供の頃は、フェリー埠頭というものが無かったので、岩内港というのは、この防波堤を境にして右側を言いました。左は大浜海水浴場で、砂浜でした。

 残念?なことに今は左側は埋め立て地になり、岩内港工業団地という名前が付いています。フェリー埠頭が完成した時には、この防波堤を隠すように、さらに大きな防波堤ができ、岩内港は大きくなりました。

 写真でわかるでしょうか?浸食によってコンクリートがガタガタになっています。穏やかな海だからなんとも感じませんが、これがシケになったらこの浸食の意味もわかります。嵐の前の静けさといった感じです。

 

街灯のデザイン

 岩宇地方(岩内町、共和町、泊村、神恵内村)に配布される、波稲という広報紙の今月号に面白い記事がありました。

 4町村の街灯のデザインを紹介していました。こちらをドライヴされた方で、気がついた方もいると思います。この岩宇地方だけでなく、各地を回ってみると、その土地の名産品や、名物のものをデザインに取り入れている街灯がありますね。

 岩内町は2種類がありまして、写真の上の方は、フェリー埠頭にあります。下のほうは、街の商店街にありますので、探してみてください。残念ながら、フェリー埠頭はターミナルが廃止になり、今は使われず。街灯も明かりが灯っているかもわかりません。ちょっとかわいそうですね。明るい時に探してみてください。

 共和町はかかし。泊村は昔漁で使っていたガラスの浮き。神恵内村はキャラクターのドラゴン太。それぞれの個性で明かりを灯してくれています。こちらの方へ来られたら、こんなところにも目を向けていただくと、旅も楽しくなると思います。

岩内岳の薄化粧

 11月に入り、岩内の平地では雪はまだ降っていません。雨は降っているのですが、低く垂れこめた雲が上空へと上がっていくと、ニセコの山々が姿を変えて現れます。写真のように、山の上部は雪化粧となっています。

 この景色も数日もたず、白の部分が薄くなったり、濃くなったり。まるで女性の化粧のようで、雪が降った後の「薄化粧」という言葉はとても素晴らしい表現だと思います。

 それにしても、雪が降るのは遅くなっていますね。降った雪が解けずに残る雪を、「根雪」と言います。私が子供の頃は12月中旬にはすでに根雪になっていたのに、近年ではお正月を過ぎてからようやくなる年が続いています。

 子供の頃は雪が降ると、ワクワクしたものです。スキーにいつ行こうかと友人だちと話をしていた頃を思い出します。でも、今、年内はとてもじゃないが、スキーどころじゃないよと言ってしまいます。面白くない大人ですね。

 スキー場のコースがくっきりと浮かび上がると、いよいよ冬本番を迎えます。 

道の駅いわないの顔出しパネル

 秋の行楽シーズンもあと少しですね。そろそろ雪のたよりが聞こえそうですが、岩内町のど真ん中に位置する道の駅の前には、写真のような顔出しパネルがあります。

 

 たらこと数の子の顔に皆さまなってみませんか? てっきりたら丸とべに子の顔をくりぬいていると思いましたが、違ったのですね。

 たら丸通の方なら、ピン助がいることもご存じでしょう。地元では、小さなスケトウダラのことをピンと呼びます。ピンのスケトウダラで、ピン助です。

 さらに、この絵には「ニシンが八兵衛」というキャラがいるんですね。なかなかいいネーミングですよね。2×4=8とニシンを掛け合わせた言葉で、なるほどと思いました。名付け親は誰かはごめんなさい、存じ上げません。

 道の駅いわない に来られた時に、案内所の女性スタッフに聞いてみると、そのへんの詳しいお話を聞けるかもよ。今度の日曜日は、この謎解きに岩内ですね。お待ち申し上げております。

岩内町の秋の夕日

 秋の気配が、あちらこちらで感じられるようになってきましたね。みなさんは秋を感じる一番の風景はどんなでしょう?

 私は夕暮れ時の青い空が深い色に変わっていく様が秋を感じさせます。この仕事をしていると、冬にむけて、どんどん忙しくなってきます。同時に精神的な疲れも増してくるので、秋の夕日を見ると、少し物悲しく、ちょっとブルーな気持ちになったりします。

 でも、元気よく頑張らなくっちゃね。見方を変えれば、とても綺麗ですよね。毎日違う雲とお日様がいろんな演出をして、秋の空を楽しませてくれるのですから、どんなに忙しくても、ちょっと上を見てみましょう。当たり前に写る景色も、実は素晴らしい景色です。そんな素晴らしい景色を毎日見ることができるのですから、感謝しなければなりませんね。

 都会のみなさま、こんな田舎ですが、ゆっくり歩くといろんなものが発見できますよ。今度の週末に岩内までいかがでしょう?

岩内町の町木「ナナカマド」

 いよいよ紅葉の季節到来です。岩内岳の山頂付近ではすでに色が変化しているのがわかります。岩内町の町木(そんなのがあったのか)にナナカマドが指定されているように、街路樹にはたくさんのナナカマドが植えられています。

 ナナカマドは、葉を真っ赤にして、真っ赤な実を付けます。この実は鳥たちの非常食になり、雪が降ってもこの実は付いているので、カラスが他の食べ物がなくなると、しかたなくこのナナカマドの実を食べているようです。

 紅葉が始まる温度は8℃と言われています。8℃を下回ると、一気に赤く色づくことでしょう。写真は会社近くの街路樹です。電線が邪魔ですが、ご勘弁ください。まだ8℃のスイッチは入っていないようですね。

 岩内に観光にこられた時は、こんな街路樹の赤く染まった風景も楽しんでください。

岩内町の床屋さん

 岩内町の床屋さんは、日曜日が定休日です。これって、普通のことでしょうか?都会の方ならば、何それ?と思うかもしれませんね。でも、私が子供の頃からずっと日曜日はお休みでした。組合で昔からの決めごとのようです。

 では、弊社一八はどうでしょう?一八は土曜日の午後も日曜日もお休みです。よそ様のことを言える立場ではございませんね。大変失礼しました。水産加工では、組合で休日を決めていることはありません。

 写真の床屋さんは、私の同級生小林君のお店です。岩内町のど真ん中に位置していますので、駅前十字街の信号すぐそばと言えば、わかります。お父さんから引き継いでがんばっています。奥さんとお母さんも、何気なく会話を楽しませてくれるいい雰囲気のお店です。同級生の小林君は、今、登山に凝っていて、毎週末ニセコの山をご夫婦仲良く歩いているそうです。散髪しながらニセコ情報は彼からお聞きください。

 昔は、人口の割に床屋の数は多いと言われていたものですが、さすがに若い後継ぎさんがいなくて、少なくなってきてはいます。でもこうして40代の若さ(?)で頑張っているお店もあるので、お立ち寄りください。いっぱちのブログを見たと言ったら、いつもよりカッコよく仕上がるかもよ。