カテゴリー別アーカイブ: 岩内町の風景

融けたアスファルト

  また一週間が始まりましたが、来週は夏休みに入るとあって、いろいろとあわただしい一日でした。先週はずっと天気が悪かったので、久しぶりの青空。気温もどんどん上がっていきました。

 写真は、工場に沿った道路のアスファルトが暑くなってヤワヤワになったものです。フォークリフトのタイヤの跡ですが、気温が上がるとこのような状態によくなります。

 ただ、気温は30度になっていないのに、このようになぜなるのでしょう? きっと、北海道のアスファルトと気温が高い地方のアスファルトではその成分が違うからでしょう。ということは、冬に強いアスファルトなのでしょうかね。

 食べ物の味付けも地方によっていろいろと違いがありますね。暑い地域の味付け、寒い地域の味付け、土地それぞれに対応した作り方。温暖化の影響はその地方の味付けも変えてしまうのでしょうか? また脱線しました。

ランニング中、何考えてるの?

 走っているとき、何考えてるの?という質問をたまに受けます。いろんなことを考えています。練習中はこのブログでも紹介した、見えるもの、聞こえるもの、匂うもの、などなど。一番は実は仕事のことなんですね。仕事を終えてから走るためでしょうか。北海道マラソンをあと一ヶ月になった今頃からは、当日のイメージを想像したりもします。

 では大会のときは?もちろん、ペース配分、前を走っている人の走り方、着ている物。風や気温のことなどなど。かわいいおねーちゃんが手を振ってくれているか。

 フルマラソンの大会では、ちょっと単調になったら、前の人のナンバーカードを見ます。北海道の大会はほとんどが4桁なので、4つの数字を使って4則演算で10の数字にするという遊びをします。たとえば「9832」だったら、9÷3=3 8-3=5 5×2=10 違うやり方もあるので、やってみてください。レース後半になってくると、こんな考える余裕はなくなり、まったく計算すらできません。脳の酸素が不足した状態なのでしょうか。

 ちなみに、今年の北海道マラソンの私のナンバーは3322なので、簡単ですね。3+3+2+2で10です。このナンバーを当日見たら私だと思って声をかけてください。

 写真は、25日日曜日のランニングコースのそば畑です。

たら丸のマンホール

 皆さんの街では、マンホールはどんな絵柄になっているでしょう?岩内町のマンホールは、こんなたら丸のキャラクターが描かれています。このマンホールは、我が家の前にあるもので、町道だからでしょうか。

 調べてはいませんが、道道と国道では違ったような。道道は赤レンガ庁舎の絵柄だった記憶があります。まぁ、いつも気にせず踏みつけているわけですから、改めて見ると、こんな絵だったのかと。

 数年前に工事が始まった下水道のマンホール。一八がある大浜地区は岩内の中でも一番早く下水道が通り、水洗化になりました。そのとき、すぐに水洗化の工事をしましたが、二つの工場のトイレ工事で総額500万もかかりました。でも、食品を作る会社ですから、これはしょうがないことだと思います。

 水洗化になった今でも、田舎の香水の匂いはたまに漂ってきます。「田舎の香水」ってわかります?都会の方は??ですね。汲み取りの匂いです。7月のお祭前と8月のお盆の前は特に漂います。でも、数年後にはこんな匂いもあったなと思う日が来ることでしょう。

線路跡地の利用

 岩内町に国鉄が走っていたことは、以前もお話しましたが、その線路跡地はどうなっているのか? 24年前に岩内線の廃止に伴い、駅と線路は取り壊しと撤去。一八の裏の踏切もなくなりました。

 その線路跡地は、岩内町の土地となったのですが、つい数年前までは高規格道路になるとかいう計画。しかし、この計画もとん挫してしまいました。今の政治状況をみると、当然の結果かもしれません。

 さて、その線路跡は、ご近所のみなさんが我が土地とばかりに綺麗なお花畑にしたり、野菜菜園になっています。どこまで開拓するかは、その人次第。私が見る限り、開拓したもの勝ちですね。自分の縄張りを丁寧に柵をしたり、草の刈り方で区切りをつけたりと。

 写真はお隣のご主人が作ったお庭です。今はジャガイモ、ナス、長ネギなどが収穫を待っている状態。このまたお隣のご主人は作業用の簡易倉庫までこしらえる器用な方。自分の土地でもないのになどとは言わず、開拓したもの勝ちの精神、北海道らしくていいじゃないですか。

岩内大浜海水浴場

 岩内町に海水浴場があったのを知っている人は、若い方ではないでしょう。場所は今の工業団地。夏場の1か月程度、泳ぐことができました。冷たい物を売る店もありましたし、着替えをするところもありました。水しか出ませんが、シャワーもありました。ジリジリとした暑い日に、学校から帰ってきてすぐに海水パンツを履いて、自転車で海水浴場に行って遊んだ記憶は、とても楽しいものでした。

 一八の先代、紀伊右衛門はその海水浴場に人の流れをつくるためか、写真のような看板を海水浴場の近くに立てました。この看板は、一八の倉庫の隅にあったものです。看板は他に3つもあります。どのような意図でこの看板を設置したのか、わかりません。

 時代の流れとはいえ、フェリー埠頭と工業団地造成のために海水浴場は埋め立てられ、夏の景色が変わってしまいました。今砂浜はコンクリートで固められ、フェリー埠頭もフェリー会社の撤退により、何もない釣り場と化し、工業団地は売れずに残る空き地の方が多い状態。

 誰もこんな状態を予想していなかったでしょう。ただひとつ言えるのは、自然に人工の手を入れてしまえば、もう元には戻らないということ。倉庫に入ってこの看板を見るたびに、海水浴場の歓声と今のむなしい状態が交錯します。

カントリーサイン

  市町村をイラストで表現した標識。北海道の全市町村の境界線、国道や道道に設置されています。岩内町にはいくつこの看板があるかご存知ですか?私が知る限り、4つだと思うのですが、違っていたらごめんなさい。その4つを全てどこにあるか言える方はすごい。

 実は、この岩内町のカントリーサインは2代目なのです。なぜ2代目になったかは、フェリー埠頭と関係があります。カントリーサインが広まったのは、たぶん1990年から。当時、岩内町には上越市と結ぶフェリーが就航していました。経済の悪化とともに、フェリー会社は岩内から撤退。雷電の刀掛岩をバックにフェリーの絵が描かれていたのが、初代の絵柄。フェリーがなくなり、実態に合わなくなったので、全国区の人気になったたら丸にとって変わったということでしょう。

 北海道をドライヴすると、地方の名前が読めないところがたくさんありますね。アイヌ語の当て字にしたような地名で、それを何て読むのかを調べながら旅行をするのも北海道観光の一つだと思います。また、このカントリーサインを楽しむことも一つではないでしょうか。道の駅のスタンプラリーのついでに、この標識を意識してお楽しみください。

 岩内にある4つ。わからなかったら、道の駅のお姉さんたちに聞いてください。そのとき、一八の商品を一つお買い求めになることもお忘れなく。 

イモの花

 5月の天候不順から、6月は一転して日照時間が増えたようで、農作物の生育が遅れていたのが挽回されてきたとのお話です。

 写真は共和町の農家のジャガイモ畑。ここ数日、薄曇りの日が続き、青空がなかなか出ないのですが、このときは偶然にも北の空に青空が。ジャガイモ畑はうす紫色の花が満開。遠くの雲は夏の雲ですね。この風景を北海道らしいと感じるかどうかは、ご覧になられる方のイメージで違うと思います。

 ジャガイモ畑で有名なのは、美瑛町のパッチワークの丘などがありますが、私個人の好みとしては、羊蹄山麓の風景が好きですね。ニセコの風景と羊蹄山、ジャガイモ畑。そして夏の空。なんて相性がいいのでしょう。と思っているのは私だけ?

 でも、おいしさは風景だけでなく、そこで一生懸命に作っている人がいるからということを忘れないでください。秋の収穫までもうしばらくお待ちを。『らいでんすいか』を積んだトラックが通り過ぎて行きました。イモの前にスイカ、メロンだ。

ランニング練習時に見えるもの

 マラソンの話題は一週間に一度のペースで書きますので、興味のある方は日曜日か月曜日にのぞいてみてください。

 さて、4日の日曜日は片道14kの泊村方面への往復ランニング。いつも山の方を走っているので、たまには海を見ながら。写真はどの辺かわかりますか?泊中学校と商工会の間で、冬にここを通ると、ものすごい吹雪で車も揺れるほど。シケの時は、まるで海が生きているかのような高波としぶきが飛んできます。今日は寝静まったような穏やかさ。天気が良ければパックにニセコの山が見えて綺麗なのですが。

 気温は30度を超えなかったものの、湿度が高くランニングの条件としては良くない状態。でも、このムシ暑さの中を練習しておくと、北海道マラソンが楽になるんですよね。最近走り始めた人は、無理せず水分補給をしっかりしてください。

 今日は後半にペースを上げる予定が、まったくダメで失速状態。毎年この時期は疲れがたまっているので、あせらず調整しましょ。泊村の原子力発電所の裏を通る約1400mの長いトンネルの中は、天然のクーラーでした。でも、やはりトンネルは音が反響してうるさいです。普段交通量の多いところをあまり走らないので、車の音は苦手です。

 走りながら目に付いたのですが、最近の車のナンバーは、3ケタの車が多いですね。「・418」とか、「・915」とか。これって、たぶん所有者の誕生日とか、結婚記念日とかなのでしょうね。その車の種類から推測して、団塊の世代で、子供から手が離れ、ご夫婦でドライヴ・・・・・札幌からかな?岩内の道の駅には寄るかな?にしん伝心買ってくれるかな?  そんなことを考えながら走りました。

岩内駅跡地

  この標識はどこにあるかわかりますか?たら丸市場というちょっと変わった広場の前、道の駅の駐車場のところです。札幌方面からバスに乗ってくると、最後にこの標識を見て、バスターミナルに到着となります。

 1985年に岩内線の廃止になり、今のバスターミナルは、旧国鉄の岩内駅を取り壊して作りました。たら丸市場と駐車場は、終着駅ゆえの引き込み線をもち、蒸気機関車の向きを変える円形の転車台がありました。私が子供の頃は、実際にSLが貨車を引っ張っていました。客車はディーゼル車でした。

 別名「盲腸線」とも呼ばていたのは、あってもなくてもどうでもいいからでしょうか。函館本線の小沢駅(現在無人駅)までの延長14.9km。札幌に車以外で出かけるときは、この汽車を利用したものです。「急行らいでん」。マニアの方ならご存知の名前かもしれません。朝、昼、夕の3本しかありませんでした。日曜日の昼の急行らいでんの発車時はなぜか蛍の光が流れていました。

 そんないろんな思い出が詰まった岩内駅跡地の変化。車社会になって、道の駅、バスターミナル、駐車場へと変貌。この岩内にも鉄道があったなんて、今の子供たちには想像もつかないことでしょうが、人間ドラマがたくさん残された場所であることは間違いありません。

岩内の夕日

 23日、24日と雨が続きましたが、25日は快晴になりました。気温もぐっと上昇。ワールドカップ、対デンマーク戦を見るために早起きをした人は、このすっきりした朝を勝利とともに迎えたことでしょう。

 でも、夕方にはその早起きの後遺症で眠くなってしまった人もいるのでは?私は仕事が終ってから、ランニングに出かけました。いよいよ夏本番になろうとしているこの季節。海に沈む夕日はきれいですよ。岩内のどこから見る夕日が一番好きですか?その月によって太陽が落ちる場所が違うので、なんとも言えません。

 海岸から見る夕日。円山地区から見る夕日。雷電地区の夕日。いろんな場所のそれぞれ良さがあります。岩内町は日本海に位置するので、当然太陽は海に落ちるのですが、背後にあるニセコ連峰の色が変わっていくのも夕日を見る楽しみでもあります。岩内は海に面して、ニセコの山もあり、岩内平野、積丹半島も見える場所。

 こんなすばらしい場所に位置しているのですから、月並みな言葉ですが、「風光明媚」そのものです。地元の人は、なかなかこの素晴らしさに気がつかない。風が強くて、吹雪が多い、とマイナスの言葉はよく言うのですが、すごい場所なんですよ。

 ということで、観光客の皆さん、岩内町のあなただけの夕日スポットを探しにこられませんか?気に入った場所があったら、こっそり私に教えてください。きっといいことありますよ。