カテゴリー別アーカイブ: 日常のこと

ナナカマドの実とカラス

 岩内町の町木でもあるナナカマド。秋には葉っぱが真っ赤に色づき、その後は赤い実がぶら下がっています。

 その実は別名「カラスの実」。冬になると、カラスの餌となるものが少なくなってきます。カラスも生きるために必死。でも、ここで疑問が浮かびます。なぜナナカマドの実がなった秋に全部食べちゃわないのだろ?

 実が熟しておいしくなるまで、口をつけないのでしょうか?本当に他に食べるものがなくなったときの非常食としてとってあるのでしょうか?どなたかわかります?

 昔は水産加工場の周りには、たくさんのカラスの餌が転がっていました。でも、現在は衛生問題から、絶対に工場周辺に餌となるものは出さないようにしています。猛吹雪の翌日、町中が真っ白になったときに、ナナカマドをつつくカラスの姿が印象的でした。

今年は岩内町に日ハム応援大使

 北海道に日本ハムファイターズが移転して昨年で10年。日ハムの選手が10年かけて北海道内全ての市町村で地域住民と交流を図り、まちおこしに寄与していく「179市町村応援大使」というプロジェクトがあります。

 2014年の今年、岩内町にその順番が回って来ました。選手は斎藤祐樹投手(背番号18)と谷口雄也外野手(背番号64)。いわない道の駅には、二人の等身大パネルとサイン入りユニフォームの額が展示されています。額がなかなか立派なものでして、実物はいわない道の駅に来てご確認ください。

 斎藤祐樹選手は入団当時は人気沸騰していましたが、昨年怪我で活躍出来ませんでしたね。岩内町民も斎藤選手が応援大使と決まり、静観している感じです。やはりプロですから、「活躍してなんぼ」の世界。苦しい時を乗り越えて努力する姿を見せられれば、おのずと応援したくなるものです。

 さて、二人は岩内町とどんな形でかかわっていくのか、楽しみな一年です。一度だけの来町、形だけの応援大使にならないよう、二人にとっても何度も訪問したくなる岩内町でありたいものです。

俳句の思い出

 忙しい毎日が続いています。ブログネタもついつい新聞に頼ってしまいます。先日、岩内町の小学生5人が「一茶まつり全国小中学生俳句大会」に入賞したことが、北海道新聞後志版に掲載されていました。

 スポーツだけでなく、こういった文化的なもので表彰を受けるのもいいですね。賞状を持った子供たちがとてもいい顔をしています。

 俳句と言えば、私が岩内第一中学生だったとき、国語のO先生が、毎週月曜日に5句の俳句提出を義務付けました。それが結構辛かった思い出があります。夏休みは20句だったかな?当時はイヤでイヤでしょうがなかったです。しかし、今振り返ると、俳句の作り方も身についたし、今も記憶があると言うのは、それなりに脳に刺激のあることをしてくれたのだとO先生に感謝しています。

 さて、一茶まつりには、その中学生の当時、私も2度入賞した句を持っています。「キャンプ終え 帰る車中の 寝顔かな」「畑を焼く 農夫の姿 小さくて」所詮、こんなレベルです。ちゃんと覚えていたわ。今なら、刺々しいものしか出てきません。ダメダメ、忙しさに振り回されず、心穏やかに・・・

深層水PR方法を岩内第二中生が発表

 去る平成25年11月20日、岩内第二中学1年生が、岩内町の深層水をPRするためのアイディアを発表する場がありました。写真のように、北海道新聞後志版では、翌日に早速記事になっていました。

 10月28日に私や深層水を使っている人が深層水の特徴などを話しに学校に出向きました。その後、日ハム広報担当、札幌市立大学の研究者などを訪ね、PRの極意を勉強したようです。総合学習の一環ですね。

 発表は、私たちの予想を超える「素晴らしいアイディア」がそろっていました。銭湯、うどん店、スポーツドリンク、ソフトクリームなどなど。模造紙にそのアイディアを図解説明しているのも、みんなで力を合わせて作ったことが伺えます。

 あるグループは、「駅弁浩二大作戦」と銘打ち、味噌汁の味噌は、一八興業さんの「にしんみそ」を使うと言っていただきました。ありがたいです。ちなみに浩二とは、先生の名前だそうで・・・

岩内町立中央小学校閉校記念式典

 2013年11月17日日曜日、岩内町中央小学校体育館で、閉校式が行われました。式典内容につきましては、私は出席していませんので、詳細はお伝えすることができません。

 1977年に東、西、高台、島野の4つの小学校が東、西、中央と3つに統合されました。来年4月に町内の小学校は、東と西の二つの小学校に統合されます。中央小の歴史は37年間でした。

 私は中央小学校の前身である高台小学校世代。高台小学校の古めかしい建物を覚えている人間にとって、高台小学校の歴史は25年しかなかったなんてちょっと不思議な感じを覚えます。

 少子化、過疎化の時代背景があるとはいえ、なくなるというのは、そこから巣立った人達にとってはさみしいものがあることでしょう。でも、たくさんの思い出は心に残し、前を向いて進みましょう。

 それにしても統合が4月なのに、なぜ4カ月前の今時期に閉校式を行うのでしょうか?別に批判ではありませんので、どなかた説明していただける方、教えてください。

銀行の古い封筒

 久しぶりに弊社の「昔懐かしシリーズ」。今日は銀行の古い封筒が出てきました。岩内信用金庫とたくぎんさんのものです。

 二つの銀行も今は名前がなくなってしまいましたね。岩内信用金庫は、北海信金と1997年10月に合併。北海道拓殖銀行(たくぎん)は、1998年11月に北洋銀行に事業譲渡。それらから、15年も過ぎてしまったのかという感じです。 

 北海道で生まれ育った者として、まさか拓銀さんがなくなるなんて、とだれしもが思っていましたね。岩内信用金庫も高卒で入った人は、まさか町外に転勤になる会社になるなんてと思ったことでしょう。

 あらあら、封筒のお話はどこに?子供のころはたくぎんさんのプラスチックの貯金箱などが記憶にあります。この封筒のように、私たちの世代では違和感なく見ますが、私たちの子供世代にとっては、何これ?と思ってしまうのでしょうね。

 

カラスのクルミ割り

 どこの街にもカラスはいるものですが、最近のカラスの行動についてお話します。

 写真のカラスは、近所をテリトリーとしているカラスです。空に飛びあがったと思うと、口から何かが落ちます。舗装道路に転がったものは、堅い殻に入ったクルミです。

 引力を利用して、クルミの殻を割ろうとしています。それだけではありません。ちょっとくらいでは割れないために、車に踏ませようとしているのです。車が近付くと、タイミング良く飛び立ち、ポトンとクルミを車の進行方向に向かって落とします。これが実に上手。

 クルミが踏まれる確率は低いとは思いますが、落下の衝撃を繰り返していれば、いつかはご馳走にありつける事が出来るでしょう。実際、クルミの殻が割れて中身がなくなっているものがいくつか落ちていました。

 カラスでもそのように頭を使って、今あるもので最大限の効果を出そうとしています。生きるためには、そんな努力が必要なんですね。カラスに負けてられません。

ツールド北海道2013の交通規制看板

 ツールド北海道という競技をご存知の方はどれだけいらっしゃるでしょう?自転車競技の最高峰とも言われるツール・ド・フランスという有名なレースがあります。1987年にその大会を目指し、誕生したレースです。

 毎年、北海道の中で、山岳コースを含めたさまざまな場所で開催されます。ここ、後志には山岳コースにふさわしい、いいコースがあるので、過去に何度も岩内周辺でコースに使われています。

 写真をご覧ください。私はこの看板を見て、とても残念に感じました。ツールド北海道開催のためではなく、「自転車競技のため」という表現なんです。確かにこの地元の人にとっては、何それ?と思うかもしれませんが、ツールド北海道の歴史が26年経過してもこの程度の認識でしかないのかと。

 芸術、文化、スポーツがこの田舎でも、いえ、この田舎だからこそ根付いたものになってほしいなと思います。走り去る自転車を小さな子が見て、将来自分があの走る姿になりたいと思える、注目を集めるレースになってほしいと思います。

景色の見えないニペソツ山

 北海道マラソンを一週間後に備え、マラソンの話をしたいところですが、一週間前から緊張しては、また直前で熱を出しそうです。そこで、今回はプライベートな山のお話を。

 毎年夏休みに家族を連れて登山に出かけているのですが、今年は東大雪のニペソツ山に登って来ました。子供の成長に合わせ、簡単に登れるところから始まり、昨年はトムラウシへと比較的体力を必要とする山行が出来るようになりました。

 ニペソツ山の標高は2,013mで、今年の西暦の数字と同じ。すわなち、標高年の山だというのです。私から家族への押しつけではなく、妻からのリクエストです。数年前から確実に息子達と妻の脚力が逆転。これ以上差がつく前に、きつい山に登っておきたいという事です。

 妻の荷物を子供たちと私で分配。歩き始める時は、小雨。途中雨が止んだものの、ニペソツの雄姿は見えず。結局は最後までうっすらとも景色は見えず。山頂の看板の写真を撮りに行ったようなものでしたが、不思議とつまらないという訳ではありません。

 その天気の中でも登る「変人」は他にもいるもので、行き交う数人の人に、「山頂は快晴でしたか?」と冗談を言うと、ニヤッとして「そりゃ~、最高だった!」と。もちろん、何も見えずに自虐的に最高さという事ですよ。

 糠平温泉にある今年出来たばかりの「ひがし大雪自然館」に行くと、ニペソツ山2013年記念登山証明書を名前入りで発行してくれます。興味のある方は是非登山して私に感想をお聞かせください。

 

岩内共和道路にともなう国道の変更

 岩内共和道路が作られている事は、このブログでも何度か紹介をしています。積丹半島に向かう国道229号線に並行して作られていた道路が、平成25年8月29日より使われると看板に書かれてありました。

 距離にして1.1kmと短いのです。将来的にはこの新しい道が小沢まで伸びると思います。でも、なんでこの区間だけ?と思ってしまいます。

 そして、看板をよく読むと、9月4日までと。たった一週間だけ、この新しい道路を通らせて、また元に戻るのでしょうか?どなたか、詳しい方がいらしたら、教えてください。

 私たちが子供のころは、高度経済成長の時代で、日本列島改造論なんて言葉で公共工事がたくさん行われていました。新しい道というものは、その工事の是非はともかく、出来上がるまで興味深々でしたね。