カテゴリー別アーカイブ: 日常のこと

忙しいは理由にならず

 先日、子供が学校から高橋はるみ道知事の名前で書いてある「交通事故・・・の緊急メッセージ」というものを持って帰ってきました。北海道はここ数年交通事故死ワースト1を回避していたものの、今年はこのまま推移するとワースト1になりそうだと。

 年末に限らず、私はドタバタと走り回る人間です。車の運転も時には危ないと反省することも多々あります。「忙しいから」ということは、もし事故が起きてからではいい訳になりませんね。

 人間の死の数を競争するということは首をかしげる部分もありますが、ひとつの目安であることも確か。とにかく、安全運転を心がけましょう。忙しいときほど、心にゆとりを持つように。これは、私自身に言っている言葉です。

 ちょっと話が飛びますが、「忙しいから」という言葉。いろんなところにいい訳として使っていませんか?忙しいから出席できない。忙しいから掃除ができない。忙しいから手をぬいた。そのいい訳は聞く方にとっては、そんなの知ったことかです。

すり減った長靴

 みなさんの靴はどこから減っていきますか?

 写真は、私が工場内で使用していた長靴です。左のかかとがすり減って、オレンジ色の部分が右足に比べるとたくさん出ていますね。ランニング用のシューズの減り方とはまったく違います。なぜでしょう? たぶん、仕事中、左足を軸にして右足を回すような動きが多いからだと思います。重いものを持って移動するときなどの癖なのでしょう。

 以前ひざを痛め、お医者さんに行って、コンクリートの上で長靴の作業のことをお話すると、「ひざにとってはよくない労働環境だね」と言われました。以後、中敷きを使ったり、関節に負担をかけない動きをするなど、年齢とともに少し賢くなっています。

 工場で同じように働いているみなさん、たかが長靴と思うなかれ。すり減った長靴はダメよ。一八では年二度長靴を支給していますが、私はケチって、写真の長靴を新しくしないでそのまま使用していました。加齢とともに、体を守ることも考えないとね。

日めくりの厚み

 みなさんは日めくりカレンダーをお使いでしょうか? この時期になると、会社に出入りしている業者さんが挨拶がてらに、カレンダーや日めくりを持ってきてくれます。

 あまりに私たちが忙しそうにしているので、名刺を添えてあっただけ。今週は地方発送をしている会社にとっては、ピークとなる一週間です。長年出入りしているから、それを察してくれています。

 12月に入ると、朝一枚めくるときに、残りの枚数の薄さに師走を感じます。今日、業者さんが置いて行った来年の日めくりは、厚みがあって、来年の期待をたっぷり含ませてあるといった感じ。今年の日めくりも昨年はこんなに厚かったのになぁとつくづく感じます。

 日めくりには、いろいろな情報が入っていますよね。大安や友引などの他、格言も。12月12日にとてもいい格言を発見。「容易な道を選んではならぬ 近道を抜けてはならぬ」生まれいずる悩みの作者、有島武郎の言葉とのことです。日めくりをお持ちの方、格言をしっかり読んでから仕事を始めましょ。 

 

岩内のお葬式

 先日、仕事でお世話になった方が亡くなられたので、お通夜に行ってきました。市場に行くと、若造の私にも気さくに声をかけてくださった方なので、残念に思います。

 さて、お葬式のやり方は地方によっていろいろとしきたりがあるようですが、岩内の場合、特徴として上げられるのは、告別式は出棺の後、すなわち火葬場から戻ってきて遺骨になって、告別式を行います。岩内のお隣の共和町では、告別式の後に出棺をしますので、北海道ではなく、岩内だからということでしょう。

 もうひとつは、お焼香。まわし焼香で、小銭を入れます。お焼香の器そのものに、お金が入る穴があり、そこに小銭を入れます。ですから、入れたときにチャリンと音がします。

 いずれも、なぜそうなのか、私は説明ができません。しかし、岩内以外から来た方は、まずこの二つに戸惑いますね。きっと岩内なりの歴史的な理由があったと思います。どなたか、知っているなら教えてください。

暮れのアンケートはご勘弁

 現在事務所は年末の地方発送の仕事に追われています。電話や店舗への来客で忙しさのピークになっています。工場もまだかまだかとせかされ、肉体的だけでなく、精神的に厳しい日々が続いています。

 そんなあわただしい日々、なんとか調査とか、アンケートが次々と送られてきます。数行で終わるものではなく、何ページにも及ぶものです。この場ではあまり悪口などは書きたくないのですが、たった1分でも時間が惜しいときに、なぜアンケート? 経済産業省さん。
 
 調査するのは、経済産業省から委託を受けてた会社です。私自身、「さかな味噌」の開発製造に関して、経済産業省の認定企業となり、協力いただいている部分もありますのでできるだけ協力しますが、今時期は勘弁してください。

 そのアンケートは、おめでたいことに、12月10日までと22日までに返信してくださいと書いてあります。こんなブログを書いている暇があったら、アンケートを書けよと言われれば、それまでですが・・・・。お察しください。

展示会でがんばっている会社

 今回はちょっと岩内から離れた企業をご紹介しましょう。岩内から430キロも離れた網走市に北海道ビート黒糖株式会社という会社があります。ビート(てん菜)から黒糖を作っている会社です。

 普通、サトウキビから黒糖をつくりますが、てん菜でつくったのがすごいことです。これ以上は、間違ったことを言ってしまいそうなので、ホームページでご確認ください。商品名がいいです、「天才ビートくん」。

 今年、何回かの展示会に出ましたが、そこで必ずお会いする人が、この北海道ビート黒糖株式会社社長の鈴木ひろみさんです。この方、長い時間立ちっぱなしの展示会を疲れた顔も見せずに一所懸命説明されています。ふと思いました。会うたびに若くなっていく感じがします。人前に出る機会が多くなると、女性は特に見られることを意識して、綺麗になると言われますが、そんな感じかな~。

 表面とは別にいろいろと苦労もされているようですが、北海道の中小企業の代表として、一緒にがんばっていけたらいいなと思います。がんばりましょう、社長!応援してあげてください、みなさん!

北海道弁

 19年前に岩内に戻り、一番困ったことは、言葉がわからないことでした。女工さんの言ってる意味がわからないのです。生まれてから高校生まで岩内に住んでいたにも関わらずです。

 北海道弁と一言で言っても、函館を中心とする方言、内陸の方言などいろいろあります。ここ岩内でも方言とは違いますが、しゃべり方、イントネーションがお隣の共和町とは違います。

 一番の違いは、「浜言葉」でしょう。魚を相手に仕事をしていると、鮮度が命。やさしい言葉よりも、気合の入った言葉で機関銃のごとく発するほうが生きが下がらないのかも。言われる方は慣れないと、怖く感じます。でも、言っている方は別段怒っているわけでなく、さっぱりしています。

 岩内に帰ってすぐ、スケソの夜業中、「こうしたほうがはかいく!」と言われました。なんでこんな吹雪の夜に墓に行くの?と思ったら、「こうしたほうがはかどる」だったのです。翌日、すぐに北海道方言辞典を買いに走りました。この北海道生まれの人間が、です。

フロントガラスに花が咲きました

 なんでガラスに花が咲く?と不思議に感じる方は温かい国の方ですね。寒い地方の方なら、ガラスに花が咲く現象はいやでも目にしていると思います。写真は、弊社の軽トラックのフロントガラスです。

 ガラスの表面に付いた水分が凍り、氷の結晶がまるで花のように見えることから、花が咲くという表現をしましたが、正しいかどうかはわかりません。

 18日の朝は、とてもいい天気。いわゆる放射冷却の状態で、昨夜の雨の湿気がこのような状態になったと思われます。お日様が出て、しばらくするともうこの花は融けてなくなってしまっていましたが、なんとも不思議。

 最近の家は窓が二重ガラスになっているので、あまり見なくなったという人もいるかもしれません。弊社の事務所は昔ながらの木造、昔ながらの二重窓のため、こんな現象は毎度のこと。

 さてさて、どんなに急いでいても、車のフロントガラスの氷を削り落してからでないと、運転をしてはいけません。視界が悪いと非常に危ないので、みなさんもお気を付けください。

 

2年前、高橋道知事と

 2008年11月17日。2年前のことです。北海道知事とまちかど対話というもので、お話をさせていただきました。いろんな自治体を回り、そこでいろんなことに取り組んでいる人とお話すると言うものですが、岩内町にこられた時は、私を含めて4名が参加。他に、後志支庁長、道議会議員、町長など。

 私は、「にしんのおかげ」がまだ商品化になる前の試作のレベル。その取り組みをしゃべったはずが、何をしゃべったかあまり覚えていません。知事のホームページには、その内容が記載されていますが、読み返すと、これじゃ、文章になってないよなと反省してしまいます。要するに、緊張して上がっていたのです。情けない。

 対談に入る前にいわない高原ホテルで用意された昼食を食べました。これがすごかった。ホテル側は予算関係なしにおいしいものをたくさん。たぶん、道から出る金額はわずかだと思うので、赤字の大サービス。ところが、食べながらおしゃべりすると、どうしても魚の話になる。すると、岩内町長は話を私に振るのです。私が解説する時は、礼儀正しく箸を置いて。話終わってアワビのお刺身を食べようとすると、また私に・・・(繰り返し)、他の人たちはどんどんおいしそうに完食。

 私のお膳はほとんど食べられずに下げられ、後で持って帰ることができると思ったら消えていました。オー!アワビの刺身!白子の天ぷら!帰りの車では、私のお腹はグーとなっていました。やはり食べ物の恨みは恐ろしいというだけあって、その記憶だけははっきりしています。

道庁赤れんが

 北海道庁の赤レンガ庁舎といえば、ほとんどの方は知っていると思います。日本の明治期を代表する建物です。現在内部は北海道の古文書などが収蔵された北海道立文書館として一般開放されています。北海道の昔の資料のほか、北海道をPRする資料もたくさんあります。

 この2階に、北海道立食品加工研究センターの技術を活用した商品が陳列しているコーナーがあります。そこに弊社の「にしんのおかげ」が並んでいました。でも、とってもレトロな陳列で、見る人いるのかな?と言うのが本音です。

 道庁赤れんが庁舎の入館は無料で、入るとすぐに警備の方がいますが、きさくに挨拶をしてくれますし、道外から来た人たちにいろいろと相談に乗っているボランティア風の人もいました。地元の人は、当たり前すぎて入らないのでしょうが、灯台もと暗し。結構楽しむことができる場所です。

 「にしんのおかげ」を探しに、道庁赤れんが散策はいかがでしょうか?おすすめです。