カテゴリー別アーカイブ: お料理のこと

ニシンの味噌煮

 ほくでん(北海道電力株式会社)さんが、電気メーターを調査しに来て、伝票と一緒に写真のような広報紙を置いていきます。この広報紙は、ちょうど一年ほど前のもので、ニシンが載っていたので私の引き出しにしまってあったものです。

 電力会社さんの広告のようなものなので、このニシンの味噌煮のレシピは、加熱は電子レンジだけで終わりです。とっても簡単そうなのですが、ちょうど、生ニシンの季節でもありますから、試してみてはいかがでしょう。

 詳しくは、ほくでんさんのホームページ[E-style]をご覧になっていただければ、載っています。これだけではなく、いろんな季節の料理もありますので、メニューに困った時など、お勧めです。

 今年の北海道産生ニシンは昨年に比べると漁獲は少ないですが、魚体は大きいとのことです。とれた場所、とれた時期、オスかメスかによっても脂ののり方が違いますので、その点を確認して購入されると、「おっ、詳しいな」と思われること間違いなしです。

にしんそば

 京都に出張に行った際、弊社の身欠にしんを使って、にしんそばを作っているお店に立ち寄らせてもらいました。お店の名前は「じん六」さんです。

 普通、北海道でにしんそばを注文すると、甘露煮のように固く締ったものが乗っていますが、ここのニシンは弊社のソフト身欠にしんの一番大きなサイズを使い、10時間以上煮込んで手をかけて作られているようです。ご主人に聞くと、実際はもっと時間をかけて作っているそうです。

 出された器からはみ出そうなニシンを見たとき、「おお、よくぞ岩内から京都のこんな有名なお店に来たものだ」とニシンに向かってつぶやきました。

 食べると、なんで姿が崩れずにこんなに柔らかくおいしく炊けるの?とびっくり。食べ終わった後、しばし店主にここまでにする苦労されたお話を聞かせていただきました。

 お店のこだわりなどは、じん六さんのホームページをご覧ください。こうして素材を大切に使っていただいているのですから、作る私たちもすべてに気を抜いてはいけませんね。

岩内らしいお通し

 先日、新年会の3次会で、以前ご紹介したスナック綸(りん)のカウンターに座ると、写真のお通しが出てきました。

 これまた先日ご紹介したばかりの「たつかま」が入ったお吸い物と、なまこの押しこんにゃく和えです。ほろ酔い加減にちょうどいいお吸い物は、ばっちりですね。この時期の生の岩のりを使うのがいいとのこと。生助子(なますけこ)をほぐして煮付けこんにゃくと和えたものは、生子の形を残して作る方法もあります。両方とも岩内の代表的なお料理です。

 10年ほど前までは、当たり前のようにこの時期に食べていましたが、スケトウダラ漁が細くなるにつれ、食べる回数も減っていきました。そんな家庭の定番がスナックのお通しに出るとは、びっくりですが、美味しかったです。

 地元ならではのお料理は、こうしていつまでも残っていて欲しいものです。写真のパックが青いのは、カウンターがこのようになっています。興味のある方は、お店に行かれてスケソ談義でもしてみてはいかが?

にしんのおかげでグラタン

 先日10月13日、UHBの「のりゆきのトークDE北海道」の番組の中で、料理研究家の青山則靖さんが紹介してくれたお料理の復習をいたしましょう。復習といっても、そんな大したことではなく、番組の中で作っていただいたことをメモしただけです。

 ①ジャガイモを牛乳でゆでる。

 ②タマネギを小麦粉をまぶしてバターでいためる。

 ②に①の牛乳を入れるととろみがつく。それから①のジャガイモを入れる。

 ここで「にしんのおかげ」を入れる。分量がちよっとわからないのですが、番組では2人前程度で、大さじ1杯程度だと思います。

 塩、コショウで味を調える。器に入れ、チーズをかけてオープンで焼く。

 最後に細かく切ったパセリをふりかけて終わり。

 材料が少なくてもにしんのおかげだけで、深みのある味に変身。スタジオでもそんな評価をいただきました。

 ちょっと上手に表現ができないのですが、お料理好きのみなさんなら、お分かり頂けたと思います。録画を見たいということであれば、DVDに撮ってありますので、声をおかけください。

漬物用身欠にしん

 秋の声とともに、漬物の仕込みをする方もいると思います。でも、最近はなかなか漬物を自分で漬ける方も少なくなっていますね。冬の間の野菜を保存するひとつの手法として、素晴らしい日本の伝統食品だと思います。

 弊社は身欠にしんの製造業者ですから、「にしん漬」をお勧めいたします。にしん漬そのものの商品は販売しておりませんが、にしん漬用の身欠ニシンは販売しております。材料はキャベツ、大根、ニンジンなどと漬けるのが北海道の一般的なものですが、地方によっては、またそれぞれの違いがあると思います。

 この漬物用身欠にしんというのは、どんな身欠にしんでもいいというわけではなく、油のあまりない本乾(カラカラになっているもの)のほうが美味しくなります。「にしんのおかげ」と一緒なのですが、脂分が強いと、発酵を邪魔して麹の発酵が進みません。不思議ですね。

 ですから、スーパーなどでお求めになるときは、漬物用の身欠にしんとご指定されるか、ご確認の上購入されることをお勧めします。もしくは、お電話でお問い合わせください。今まで漬けたことのない奥様も、日本の伝統文化に挑戦してみてはいかがでしょう?冬場のご家庭の食卓も、にしん漬でみんなの笑顔が出るといいですね。

「のりゆきのトークDE北海道」で『にしんのおかげ』が紹介されました

 13日、UHB北海道文化放送の午前の番組、のりゆきのトークDE北海道という番組で、にしんのおかげが紹介されました。番組テーマは、「スプーン一杯で料理が生まれ変わる!調味料DE料理美人!」

 北海道のちょっと変わった調味料を紹介したもので、「にしんのおかげ」を含め、4品をご紹介していただきました。商品の紹介と、キッチンサポーター青山則靖さんが、その場でそれら調味料を使ったお料理を披露してくれました。

 にしんのおかげを使ったお料理は、ジャガイモのグラタン。青山さんは、手際良くあっという間に作ってしまうのがいいですね。番組内でもおっしゃっていましたが、同じ発酵食品なので、チーズにはよく合いますよと。やっぱりね!そうなんですよ。うれしいではありませんか。

 番組が終わった後に、ディレクターのSさんからお礼のお電話がありました。この方、根性が入った方で、取材の申込をされてきたとき、私はいろんな理由から今はカメラを工場に入れられないことを申し上げました。あきらめると思いしや、ホームページの写真を使って紹介だけさせてくれと引きさがりません。私を口説いた言葉に、「アミノ酸等を使ったごまかした美味しさではない、調味料だというのが魅力です」と。ちゃんと、「にしんのおかげ」を買って食べた上での言葉を私は信じました。

 一八の紹介が番組内であると同時に、フリーダイヤルは連続して鳴りっぱなし。事務所も活気づきました。Sディレクターをはじめ、関係された皆さま、ありがとうございました。

写真で、我が家のテレビはアナログだとバレますね。

NHKの番組で「にしんのおかげ」が使われました

 10月10日 日曜日 午後1時から5時までの生放送番組“旅はBS!”ぶっつけ本番 生中継 夢の“まるごと体感!”北海道ツアー  という番組がありました。北海道を旅と旬の食材を紹介しながら、すすめていくという番組でした。

 その中の最後のコーナーで、北海道の食材をふんだんに使ったパエリアを料理家の枝元なほみさんが“北の恵みのドカーン!パエリア”というお料理を作りました。そのスケールはすさまじく、サケやイカやとにかく北海道の具だくさんの上にこれでもかとイクラを流し込むというものです。

 その画像の中で、「にしんのおかげ」が写っているんですね。写真はテレビの画面を写したものですが、左隅にビンがおいてありますね。これが「にしんのおかげ」です。NHKですから、商品名を出してはいけないので、ラベルはしっかりとはがされておりました。

 下味に「にしんのおかげ」を使ったかどうかわかりません。番組の最後で、スタジオ見学に来ていた人たちに、このパエリアが小分けにして振舞われていました。そのとき、ビンから少し「にしんのおかげ」を小皿につけて「これ、にしんで作ったお味噌ですよ」と言いながらお渡ししていたのですが、それをわかったのはたぶん日本全国の視聴者の中では、私だけでしょうね。

えこまよさんの「にしんのおかげ De 絶品ディップ!!」

 素敵なブログを見つけました。パティシエ&野菜ソムリエのえこさんとサラリーマンのまよさんご夫婦が二人で書いているお料理ブログ「えこまよごはん」です。

 大豆を使わずニシンで作ったお味噌「にしんのおかげ」を使ってディップを作ってくれました。その名も『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』。タイトルもワクワクするようなフレーズにしていただいて、見つけて読んたときはびっくりして、そのあと喜びがじわじわと出てきました。

 写真は、えこまよさんのブログのものをお借りしました。そちらには、レシピが書かれていますので、飛んで見に行ってください。『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』こちらにリンクをかけてあります。私がいつも乳製品に合いますと言い続けていたことが、こんんなに簡単料理で出来るとは、目からうろこでした。えこまよさん、本当にありがとうございます。

 にしんのおかげだけでなく、他にもとても美味しそうなお料理の紹介がたくさん。今ご飯前の私は、見ているだけでお腹が鳴ってしまいました。昨年11月の調味の日に、日本調味料マイスター協会にサンプルをお出ししたのが運命の出会いだったようで・・。人も商品もどこかでこんな出会いがあると言うのは、うれしいですね。

えこまよさんからお借りした★レシピ☆です。

 つくり易い分量

にしんのおかげ  20g

クリームチーズ  40g

牛乳        30g

・にしんのおかげ、クリームチーズをレンジでやわらかくする。

・牛乳ですこしずつ溶きのばす。

・味を見て塩気がたりなければ塩を足す。

 

にしんのおかげのレシピが出来ました

 大豆を使わず、ニシンを発酵させて作ったお味噌、「にしんのおかげ」。どうやって食べるの?どんな料理に合うの?などのご質問が多いため、6品目のレシピを作っていただきました。レシピ監修は高遠智子さん。

 普段、身欠にしん、塩数の子などのいわゆる半製品を作っているこの会社にとって、レシピを料理専門家にお願いするとは、縁遠いことです。「にしんのおかげ」の開発から販売にいたるまでの数々の体験は、初めて尽くし。当然、料理家との接点もなかったのですが、いろんな方のアドバイスと人脈から、高遠さんにお願いすることになりました。

 フードコーディネーターの方からのご紹介でしたが、高遠さんは素材の良さを引き出し、体に優しいお料理が得意。にしんのおかげはニシンと米麹、食塩しか使っていません。それでいて、深みのある味なので、使い方によっては、ほかの素材を消してしまうこともあります。そんなことを理解していただいて、今回のレシピが出来上がりました。

 詳細は一八のホームページに出ていますので、ぜひお試しください。おいしそうでしょ。美味しいんです!作られて食べたご感想もお待ちしています。

オータムフェストのにしん味噌

 19日、日曜日は私はニセコでしたので、妻に札幌に行ってもらいました。先日お知らせした大通り公園のオータムフェスト5丁目にあるラーメン天国で「やん衆にしん味噌ラーメン」を食べにです。

 5軒が並んでいるラーメン屋さん。700円のチケットをまず購入し、お気に入りのところにチケットでラーメンと交換するというもの。それぞれのお店は、地方色を出すためにいろいろと工夫を凝らし、開発したもののようです。

 一八の大豆を使わないで、ニシンを発酵させて作ったお味噌、「にしんのおかげ」を使ってスープを作った、麺屋龍神のやん衆にしん味噌ラーメン。人の入りはまずまずだったようです。タイトルがにしん味噌ラーメンとなると、味噌ラーメンの上にニシンがのっているのか?と思う人がほとんどのようです。おそばでもニシンそばというと、ニシンの甘露煮が上にのっていますよね。あの感じですね。その誤解を解くにはもう少しニシン味噌、にしんのおかげというものがどんなものか知られなければいけませんね。私の努力がもっと必要です。

 お店の窓の隣には、ここがポイントと称し、コメントがあります。「・・・・ベーススープにも動物性原料を使わず昆布を中心とした魚介系でダシを取る・・・・」と。昔、貫田シェフが最初に一八のニシン味噌を食べたとき、「イノシンサン系のうまみが凄い!これにアミノ酸系の旨みを加えると、もっと素晴らしくなります」と。すなわち、昆布だしを入れると旨さ倍増ということでしょう。自然の旨さで勝負できるのが、ニシン味噌です。

 これを読んだ料理人の皆さま、「にしんのおかげ」で化学調味料無添加のお料理を是非お試しください。