カテゴリー別アーカイブ: お料理のこと

数の子の鯉のぼり春巻き

 カズノコで福を招こう!数の子はおいしい縁起物。というカナディアン・パシフィック・カズノコ協会提供の、『鯉のぼり春巻き』をご紹介いたします。

◆材料
数の子12本、きゅうり薄切り1/2本、ラディッシュ薄切り6個、むきえび(小)120g、ニラ4本、青しそ8枚、キャベツ1+1/2枚、生春巻きの皮6枚、アボカド1/2個

A ニョクマム 大1、レモン汁 大1、砂糖 大1、
  香菜のみじん切り 小1、海苔適宜

◆作り方
① ニラは、1本残して、長さ10cmの斜め切りにする。えびは、厚みを半分に切る。生春巻きの皮は、半分に切る。Aを小さめのボールで合わせる。

② うろこを作る。数の子の太いほう(頭になる)を左にして並べ、数の子の細いほうから、頭の部分を残してきゅうりを並べる。最後にのせたきゅうりは、端を少しカットする。同様に、ラディッシュ、えびも並べる。
余ったきゅうりとラディッシュは、キャベツと青しそと合わせ千切りにする。

③ ライスペーパーをぬらし、堅く絞ったふきんの上に縦長に置く。手前から1/3のあたりにニラ、アボカド、えび、千切り野菜を乗せ、端からぎゅっと包む。数の子の頭がでるように乗せ、ずれないようにきっちり巻く。

④ 海苔で目と口を作り、数の子にのせる。お皿に並べ、ニラを頭側に添える。Aをつけながらいただく。

コメントが次のように書かれてあります。「数の子入り春巻きが、手で持ってバリバリ食べられる鯉のぼりになりました。鯉のぼりは立身出世の象徴です。立派に成長しますようにとの願いを込めて、端午の節句をお祝いしましょう。

かわいいお料理なので、お子さんは喜ぶことでしょうね。私はニョクマムというものを今回書き写しながら、初めて知りました。魚醤油でもいいのかな?私の「にしんのおかげ」でもよさそうに感じます。試してみましょう。

 

入学祝いに数の子手巻き

 カナディアン・パシフィック・カズノコ協会から提供された、お祝い事には数の子を食べましょうというレシピのご紹介です。

 入学式シーズンということで、「数の子を春の入学式を祝う手巻き寿司に。バリバリッと音を立てながら食べれば、おいしさが弾けて、新たな希望に向かう力も倍増するはず。」と書かれてあります。

 塩数の子は、今時期スーパーなどではほとんど見かけないかもしれません。そんな時は、味付け数の子でもいいでしょうが、本当は塩数の子の塩抜きしたものが、この手巻き寿司には合うと思います。

◆材料
数の子15本、 米3合、 ブロッコリースプラウト1パック、 赤パプリカの千切り1/2個、
紫玉ねぎのスライス1/4個、 海苔(手巻き寿司用)15枚

A 酢 大4、砂糖 大3、塩小1+1/2
B スモークサーモンみじん切り30g、クリームチーズ50g、レモン汁 小1、ディル粗みじん切り 小1
C コーン60g、マヨネーズ大1、マスタード小1、ロースハムみじん切り1枚
D ツナ80g、万能ねぎ小口切り大2、マヨネーズ小1、醤油小1/4

◆作り方
1 米は堅めに炊き、Aを加えて混ぜ、うちわをあおいで酢飯を作る。
  ツナは、缶汁をしっかり切る。B、C、Dをそれぞれ小さめのボールに入れ、よく混ぜる。
  スプラウトは根元を切る。

2 海苔を横長に置き、酢飯50gを左半分に少し斜めになるように広げる。数の子と好みの具材をまいていただく。

 このレシピ、覚えておいていただいて、入学式だけでなく、お祝い事や親せきがたくさん集まるときなどにも、ぜひご利用ください。

 

ひな祭りに「数の子包み」

 お正月の数の子シーズンが終わりましたが、CPKA(カナディアン・パシフィック・カズノコ協会)から提供された、『カズノコ料理で福を招こう!』のレシピから、ひな祭りにぴったりのものをご紹介します。

◆材料
 ○数の子 8本  ○かぶ2個  ○青しそ 8枚
A 塩麹 大1、甘酒 大2
B 赤梅酢 大2、水 大1、砂糖 大1

◆作り方
①かぶは、皮を剥き、繊維に直角に2ミリ厚の薄切りにする。
 塩少々を振って、5分おき、水気を拭取る。かぶの半量とAを保存袋に入れてよくなじませ、冷蔵庫で一晩置く。
 Bを煮立たせ、残りのかぶと保存袋に入れ、冷蔵庫で2日置く。

②Aにつけたかぶを取り出し、表面についた麹をキッチンペーパーで拭取る。Bにつけたかぶも同様に水気をさっと拭く。数の子を青しそ、かぶの梅酢漬け、かぶの塩麹漬で巻く。青しそが大きい場合は、切って調整する。

 今時期にここで塩数の子の紹介をして、売っているのか?と言われると、一本ものは販売しておりません。申し訳ありません。勝手な言い分ではありますが、このレシピを覚えていただいて、販売されるようになったら、お試しください。

 それとも、昨年の数の子がもしもまだ残っていたら、ぜひ試していただけると、ご家族のみなさんも喜ぶのではないでしょうか。

北ガスフレアスト西のキッチンスペースで試食会

 「にしんのおかげ」を使った次なる商品開発中ですが、自己満足で商品化しても売れないですから、いろいろと市場調査というものをしています。

 消費地となる札幌の北ガスフレアスト西さんのキッチンスペースをお借りして、開発中の3種と、貫田シェフがそれらを用いてお料理を作っくれたものを、21名の方に試食してアンケートを書いてもらいました。

 12時30分からのスタートなのに、貫田シェフのスタッフは9時に集合し、詳細な打ち合わせ。みなさんいつも朗らかな笑顔で、お仕事中も楽しそうです。この笑顔がお料理をおいしくしてくれる最高の調味料なんだなぁ~と一人感心して見ていました。

 岩内町は都市ガスではなく、プロパンなので北ガスさんとは直接ご縁はありませんが、いろいろなつながりから、この会場をご紹介いただきました。きれいで素晴らしい設備でした。お料理教室もやっていますので、お近くの方はぜひご検討ください。

 北ガスフレアスト西さんのブログは、毎日更新されています。26日のブログには、早速当日のことがUPされていますので、そちらをご覧いただければ、詳細が分かりますよ。私もちょっと出ています。

七福の恵方巻

 1月も早くも終わりに近づき、今度は節分のイベントがありますね。今日は「七福の恵方巻」と題して、数の子を使ったレシピのご紹介をいたします。

 七福神にちなみ、七種の具を福に見立てて巻き込みます。数の子の黄色は、金運がアップするよう、なりたい自分になれるよう願う風水パワー。ガンバレ! 自分!

◆材料 
数の子8本、米2合、キュウリ1/3本、えび(小)12尾、三つ葉1/2束、干し椎茸1個、鰹節だし巻き卵4cm、のり(全形)4枚、甘酢しょうが、はじかみ少々、卵3個

A 酢大2 2/3、砂糖 大2、塩 小1
B 干し椎茸の戻し汁 大4、醤油 大2、三温糖 大3
C だし 大4 、砂糖 大2、塩 小1/4、薄口しょうゆ 少々

◆作り方

1. 米は堅めに炊き、Aを加えて混ぜ、うちわであおいで酢飯を作る。
  卵とCを混ぜてだし巻き玉子を作る。
  干し椎茸は水で戻し、Bで10分煮て含め煮を作る。

2. きゅうりは、縦半分に切って斜め薄切りにする。
  三つ葉はさっと茹でて水に取り、水気を絞って長さ3cmに切る。
  えびは頭と背ワタをとり、腹に竹串を挿して真っすぐにし、塩水でさっと茹でて皮をむき、竹串を抜く。
  だし巻き玉子は、幅1cmに切り、さらに縦3等分に切る。
  しいたけの含め煮は、薄切りにする。

3. 巻きスに海苔をおき、酢飯の1/4量をのせ、海苔の向こう端3cmを残してムラなく均一に広げる。中央より少し手前に軽く溝を作り、数の子、かつお節、きゅうり、えび、だし巻き玉子、含め煮、三つ葉をバランスよくのせる。

4. 酢飯の端と端を合わせるように一気にまいて、全体を軽く締めて2分ほど置く。願い事を心で唱えながら、いただく。

 いつものように、上記文章とレシピは【カナディアン・パシフィック・カズノコ協会】提供によるものです。「ガンバレ!自分!」なんて表現、私は絶対に使わないのは、いつもの読者のみなさんならおわかりでしょう。

    

ニンジンのたらこ炒め

 釣たらこは先日のNHKの「うまいッ!」で紹介されて、たくさんのお問い合わせとご注文をいただきまして、ありがとうございました。

 今日は岩宇4か町村にに配られる広報紙「波稲」に載っていた「ニンジンのタラコ炒め」をご紹介します。岩内の人たちは、生助子やタラコを使って、さまざまな家庭料理を作られますが、私はこのお料理は食べた事がありませんでした。

~彩りも綺麗なタラコの簡単和風料理~
ビタミン類、ベータカロテンが豊富な一品です。1人分82kcal。

◆作り方

にんじんは皮をむいて、5cmほどの長さの細切りにします。
万能ネギは小口切りにします。
タラコは薄皮に切り込みを入れて、包丁の背でしごきながら身を取り出します。
今度はフライパンにサラダ油をなじませ、細切りにしたニンジンを入れてさっと炒め、一味唐辛子を振り入れます。
次に火を止め、タラコを加えてさっと混ぜ合わせて器に盛り、小口切りの万能ネギを散らすと出来上がり。

◆材料(4人分)
●ニンジン 2本  ●万能ネギ 適量  ●タラコ 一腹  ●一味唐辛子 少々  ●サラダ油 大さじ1

 たらこの一腹というのは、おわかりでしょうか?袋が二つの事を言います。途中でくっついていて、その状態でスケトウダラ1匹のお腹に入っています。もちろん、たらこがそのまま入っているのではありませんよ。笑い話かもしれませんが、そう思っていた人を私は知っています。

生スケトウダラの子で「こあえ」

 先日のNHKの『うまいッ!』の番組は、釣スケトウダラを詳しく紹介してくれました。おかげでたくさんのお問い合わせをいただいています。その番組の中で紹介された「こあえ」の作り方をご紹介します。

 普通、スケトウダラの子はたらこの原料として使われますが、生卵の状態でキズがついてしまったりしたら、漬込まずに生子(なまこ)として地元スーパーなどで消費されます。生助子(なますけこ)とも言います。

 番組では、漁師のまかないメシとして紹介されていましたが、岩内町の一般家庭での代表的なおかずです。味付は、下のレシピを見ていただくと分かりますが、全部「適量」なので、適当にやってください。岩内町の味の傾向としては、甘めに作られるようです。

<材料>(5人分)
生子(加工していないスケトウダラの卵):300g  玉ねぎ:大1個   しらたき:1パック
砂糖:適量   しょうゆ:適量   みりん:適量   塩:お好みで少々
<作り方>
1)生子を軽くゆでる。
2)鍋で玉ねぎをいためる。
3)ゆでた生子を入れ、さらにいためる。
4)しらたきを入れ、いためる。
5)調味料を入れ、ひと煮立ちさせてできあがり。

*玉ねぎを入れると水っぽくなるので入れないという人もいます。それは好みですね。しらたきが隠れるくらい生子を使ってお召し上がりください。

貫田シェフのブログにちょっとだけ紹介されています

 STVテレビ、どさんこワイド朝に月1度のペースで出演している貫田シェフ。このブログでも何度か登場していますね。『シェフ貫田の北海道・うまうま大辞典』というブログに私がちょっとだけ紹介されています。

 昨年11月1日に岩内町の居酒屋、酒楽ひらきさんのお店で、「にしんのおかげ」と開発中の商品を使った試食会を行いました。その時の写真が1枚だけ出ていますが、それが私です。

 貫田シェフは、北海道の食材をいろいろな形で応援することを仕事のメインとしています。昨年夏までは、札幌のデパートでお料理教室のお店もやっていましたが閉店。北海道をあちこち回りながら、講演や料理教室などを行っています。

 私のにしんのおかげは、ニシン、麹、食塩しか使っておらず、化学調味料を入れないことが、貫田シェフには好まれています。田舎の水産加工屋が有名シェフと知り合い、次の商品作りのお手伝いまでしてもらう事になったのにはいろいろと理由があります。そのへんはおいおいと。

 皆さんには、今後もにしんのおかげにご注目ください。 シェフのブログはこちらです。 この写真は11月1日の試食会の前の準備段階です。

数の子で受験に勝つ

 お正月の数の子が残ってしまったら・・・まだまだ使えますので、ご安心を。

 今日は受験生のための 『粘り勝つ丼』 をご紹介します。 カツノコ(勝つのこ)とカツオブシ(勝男武士)と粘り強い納豆で、勝つ気満々なおいしさに!カツノコをバリバリ食べて。バリバリ勉強! 勝負で勝つ! 受験に勝つ!  ・・・と引用文に書いてありました。

◆材料 

 ●数の子 4本、  ●オクラ 8本、  ●納豆 2パック、  ●万能ねぎ小口切り 大2、 ●大和芋 100g、 ●糸削り 5g、 ●温かいご飯 2合、 ●薄口醤油 小½

 A みそ小1、 醤油 小2、 みりん小½

◆作り方 

1. オクラは塩ゆでして小口切りにし、万能ねぎと合わせて薄口醤油をからめる。納豆はAを加えて混ぜる。大和芋は、皮をむいて千切りにする。

2.茶碗に温かいご飯を盛り、1と糸削りをのせる。よく混ぜながらいただく。

*数の子はもちろん塩抜きしてくださいね。

江戸時代の「本朝食鑑」によると、数の子(鯑)は、カツノコ(加豆乃古)とも言われていたとのこと。思わず『勝つのこ』と書きたくなりますね。・・・と引用文に書いてありました。

受験生にとっては、これからが最後の追い込み。がんばってください。お母さん、カズノコで粘り勝つ丼作ってあげましょう。

【写真とレシピ、文章の一部は、カナディアン・パシフィック・カズノコ協会提供です】

道新ポケットブックに載っていた数の子レシピ

 北海道新聞に月1度ついてくるポケットブックがあります。その時々でテーマが変わり、今月は「盛り付け」についてでした。

 そのポケットブックのレシピの中に“数の子とオクラのあえ物”というものがありましたので、ご紹介いたします。

◆材料(2人前)

  • オクラ   2本
  • 味付数の子  20g
  • A  白だし・・・小さじ 1 、水・・・大さじ 1
  • かつお節  適量

◆作り方 

  1. オクラはさっと塩ゆでして冷水に取り、水気を切って幅2、3mmの輪切りにする。
  2. 数の子は食べやすい大きさに手でほぐす。
  3. ボウルにAを合わせて1.2.を加え、軽く混ぜ合わせて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
  4. 器に盛って、かつお節をのせる。

 ポケットブックのテーマが“盛り付け”なので、こんなコメントが書かれてあります。

 『品数が多く手間がかかる正月の定番料理は、大きめの皿に少量ずつ盛り付けると重箱がなくても華やかなおせちを演出できます』

 これだと数の子の消費がちょっとだけですね。生産者としては、もっと食べてよと言いたいところですが、今回のレシピを含め、今までご紹介してきた数の子レシピにいろいろお使いいただければと思います。