カテゴリー別アーカイブ: お料理のこと

身欠にしんの山椒漬

  身欠にしんの山椒漬けと言ったら、福島県会津地方の代表的な郷土料理です。今日は我が家で試してみた山椒漬けをご紹介いたします。

 身欠にしんには、カチカチに乾燥した本乾、カチカチのちょっと手前の八分乾、一夜干のソフトと3種に分かれます。この山椒漬けには八分乾を使います。

≪身欠にしんの山椒漬けレシピ(5人前)≫

【材料】 ●八分乾 身欠にしん 10本  ●山椒の葉 手のひら片手一杯  ●酢 100cc           ●しょうゆ 100cc ●日本酒 25cc ●みりん 25cc

【作り方】 

  1. 身欠ニシンを米のとぎ汁で一晩つけ戻す 
  2. 頭と背びれを切り落とす。うろこをホークなどを立てて取り除き、よく洗い流す。
  3. タッパーなどの容器に、身欠にしんと山椒の葉を交互に重ね、上記の合わせ調味料を入れて漬け込みます。
  4. 冷蔵庫で一週間ほど漬け込みます。

 たったこれだけのことですが、酢を使うことによって、小骨も気にならないほど柔らかくなります。写真のようにスライスしてお召し上がりください。夏の暑い時期にはビールにとても合う肴だと思います。

 出張で日本各地を回ると、このように身欠にしんがそれぞれの地域で、いろいろな食べ方をされているのを見かけます。日本の食文化の奥深さを実感します。北海道の皆様、ちょっとたまには八分乾の身欠を使って、挑戦してみませんか?

にしんのおかげのパエリア

 札幌のFINCH of AMAZING DINER の大西シェフに作っていただいたレシピシリーズ。今回は、にしんのおかげのパエリアの紹介です。

【食材】  ●にしんのおかげ 30g   ●ニシン 30g ●米 50g ●玉ねぎ 10g  ●サフラン 適量 ●アサリ 5個 ●ムール貝 5個  ●海老 5個 ●ニンニク 2g

【作り方】

  1. ニンニクと玉ねぎをフライパンで炒める。
  2. しんなりしてきたら、にしんのおかげも入れ、炒める。
  3. 2の鍋にあさりとムールでとって出汁を加え、サフラン、塩コショウなどをして、米を炊く。強火で沸く寸前まで温めたら弱火にして15分。火を消して15分。
  4. 炊きあがったパエリアに魚介を飾り完成。

 パエリアににしんのおかげを使うのは、王道なのかもしれません。今までも、貫田シェフのパエリア枝元なほみさんの北の恵みドカーン!パエリアなどで使われていますので、そちらもご参考にされることをおススメします。

にしんのおかげのフリボリテ

 札幌のFINCH of AMAZING DINER の大西シェフに作っていただいたレシピシリーズ。今回は「にしんのおかげのフリボリテ」。大西シェフのレシピシリーズでは、このメニューが私個人としては一番のおススメです。

 「にしんのおかげ」の販売をするようになって、いろいろな料理を覚えました。でも、このようにレシピなどを書いていると、何これ?という名前が結構出てきます。まぁ、勉強になるのですが、今まで何も知らなかったと反省もしています。フリボリテって?ディルってなんじゃ?ネットで調べて、なんだ、そんなことか・・・かっこつけるなよな、なんて言葉を発したら、オヤジ!と言われそう。

【材料】
スモークサーモン(スライス) 30g
クリームチーズ 30g
にしんのおかげ 10g
レモンジュース 3cc
ディル 1g
塩 適量
胡椒 適量

【作り方】
①常温で柔らかくしておいたクリームチーズとレモンジュース、ディル、塩、胡椒を合わせ、絞り袋に移しておく。
②スライスされたスモークサーモンをラップのうえに並べ、①を絞り出す。
③空気が入らないように、ラップで巻き込み、一晩冷蔵庫で寝かせる。
④半解凍してからカットして盛り付ける。
※一度クリームチーズを冷やし固めないと綺麗に切ることができないため、冷凍または冷蔵にする。

 やっぱりクリームチーズに「にしんのおかげ」は合うのでした。

にしんのおかげオリーブピンチョス

 札幌のFINCH of AMAZING DINER の大西シェフに作っていただいたレシピ続編です。その名は、「にしんのおかげオリーブピンチョス」。

◆材料  ●グリーンオリーブ(種抜き) 50g   ●にしんのおかげ 10g

◆作り方 グリーンオリーブににしんのおかげを詰める。

たったこれだけです! これなら簡単にできますね。

 弊社の「にしんのおかげ」はよく、「アンチョビみたいね」と言われる事が多いのですが、そのアンチョビの代わりに「にしんのおかげ」を使ったというごくごく簡単なものです。

 シェフいわく、日本酒のおつまみに合いますとのこと。ちょっとしたお酒の席でのおつまみに、いつもと変わった楽しい味。何これ?とお客様が言ったらしめたもの。「にしんのおかげ」のうんちくを是非語ってください。

にしんのおかげパイ

 何回かご紹介している、札幌のFINCH of AMAZING DINER の大西シェフに作っていただいたレシピの紹介です。

本日は「にしんのおかげパイ」をご紹介します。

【材料】 パイシート     100g
     ブラックオリーブ 100g
     ニンニク        5g
     鷹の爪        1g
     オリーブオイル   50cc
     にしんのおかげ  30g
【作り方】  ①パイシートを2ミリ程度に伸ばす
       ②ブラックオリーブ、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、にしんのおかげ、をミキサーで混ぜ合わせる。
       ③ ②を①で巻き、冷蔵庫で一日休ませる。
       ④ 5ミリほどにカットして、180℃のオーブンで焼き上げる。

 お店でいただいた時は、正直なところ、にしんのおかげの風味が薄く感じられました。ですから、上記レシピよりもちょっと多めでもいいかな~と思いますが、そこは好みによりますね。ぜひお試しを。

 このお店、ちょうど私がうかがった時は、イベントがあった日でした。ウエディングレストランということで、 ゲーム等を交えて食事を楽しみました。岩内にはない(あたりまえ?)若者向きのおしゃれなお店です。一度行かれてみるといいですよ。

6月22日はDHAの日

ちょっと堅苦しいお話かもしれませんが、6月22日は「DHAの日」として日本記念日協会から承認されたと、みなと新聞に記載されておりました。

●DHAとは何ぞや? ~ 化粧品ではないですよ。ドコサヘキサエン酸といって、青魚、特にニシンにはたくさん入っている成分です。

●何に効くの? ~ 中性脂肪の抑制。学習能力の向上、認知症予防、肝臓がんリスク低減などの健康効果に期待が寄せられている。とのこと。何々に効くとは言えないので、こんな中途半端な表現になりました。

●何で6月22日? ~ DHAは22個の炭素が存在し、炭素を中心とする分子をつなぎ合わせる個所に6か所に重結合があるからですって。こんな難しい事書いたら、誰もこのブログ読まなくなってしまいますね。

要するに、DHAの日は6月22日。DHAはニシン、とりわけ身欠にしんには飛びぬけて入っていて、体にいい“らしい”のです。めんどくさい事は抜きにして、今日は身欠にしんを買って、そんなうんちくを家族に言いながら食べてね。

にしんのおかげを使ったピザ

 弊社のホームページでは「にしんのおかげ」を使ったお料理のご紹介をしています【こちらです】。プロの料理人さんに作っていただいたレシピの他、私の妻が家で作ったものをこのブログで紹介したものもあります。

 今まで、当たり前すぎてご紹介していなかったお料理があります。ピザです。トッピングに使うと、その塩分がちょうどよく生地に合うんです。

 写真は、先日レシピ作りに協力いただいた、札幌にあるウエディングレストラン 「フィンチ オブ アメージング ダイナー」 というお店のピザ。ピザ生地に直接にしんのおかげを混ぜたほか、トッピングにも少し使っています。この写真のトッピングはニシンの身ですね。

 好みによって、混ぜる量、トッピングの量を変えてみてください。個人的には、少し多めのほうがいいと思います。にしんのおかげは乳製品に合うといつも言ってますが、ピザは本当にバッチリな相性ですよ。

ニシンの切込パスタ

 弊社のニシンの切込は、切込好きの人が一度食べると、必ずリピーターになる商品です。さらに、リピートする時は、150gではなく、300gの方のものをお求めになります。その名も「鰊切込隊長」。

 写真は、私の奥さんがつくってくれたものです。ここ数日、連日のように路地物のアスパラをいただいております。変形したものや、細いもの。見た目は悪いのですが、食べるととても味が深くておいしいのです。

 そんな季節の野菜に、ニシンの切込パスタは良く合います。レシピですか?他のサイトでお探しください。なんと、投げやりな。でも、毎度のことながら、私の妻に何をどれくらい入れた?と聞いても、うーん、入れたかな?とか、「ちょっと入れた」とかあまりにアバウトな事しか言わないのです。

 運動会の季節でもあります。切込隊長を食べて、さぁ、切りこんで行け~!   

ギンザ通り商店街手づくり市のお惣菜に「にしんのおかげ」が使われました

 岩内町のギンザ通り商店街が5月から10月まで月1回行っている「手づくり市」。5月は3日に行われました。今回は、商店街の奥さまたちが、弊社のにしんのおかげを使った商品を作ってくださいました。

 まず『行者ニンニクのにしんのおかげ漬』。北海道ではアイヌねぎとも呼ばれ、今時期の季節の山菜の代表格。通常はゆでて酢味噌和えにしたりしますが、その味噌ににしんのおかげが使われていました。にしんのおかげが程良くマッチして、岩内の味を表現してくれていました。

 もう一品は、チーズ味、シソ味の鶏のささみのフライ。いずれもにしんのおかげが味付に使われています。お肉を広げてにしんのおかげをぬり、チーズを巻くのと、大葉を挟んで揚げたもの。どれくらいにしんのおかげを使うか試作段階で迷ったと言っておられましたが、でしゃばらず、控えめ過ぎずのちょうどよいお味になっていました。

 ギンザ通り商店街のみなさん、ありがとうございました。こうして地元で使っていただいて、少しずつでもにしんのおかげの利用方法が一般的になってくれる事が、何より嬉しいことです。

ふきのとうのにしんのおかげ和え

 雪が融け、あちらこちらにふきのとうが出てきています。都会の皆さまにとっては、感じられないかもしれませんが、私たちにとっては、ごくごく当たり前の春の風景です。

 ふきのとうを皆さんはお食べになりますか?女工さんたちに聞くと、ほとんど料理はしないとの答え。作っても、てんぷら、酢味噌和えかなという程度です。苦いからね。と最後に。

 先日、弊社のにしんのおかげを使って、ふきのとうと和えたものをいただきました。皆が言うほど苦くなくておいしかったのです。下処理の方法は、ネットで調べると、あちこちのお料理のページに書かれていますので、ご参考下さい。

 レシピは、にしんのおかげとお砂糖、みりんを混ぜる。これだけ?なんとも投げやりな・・・いえ、他のお料理好きの皆さまの方がよくご存知ですから、私は食べるに徹します。