無料で読めるフリーマガジン。「JP01」はほんとにタダでいいの?と思わせる内容が書かれてあるのですが、2017年冬号は檜山地方のはえ縄スケトウダラ漁(地元ではスケソ漁)の事が書かれてあるのでぜひお読みください。
はえ縄スケソ漁と言えば、実は岩内が発祥の地。30年ほど前までは岩内では50隻以上の船がありましたが、1990年代になって激減。今では3隻しかはえ縄漁をする船がありません。JP01で紹介している檜山地方も後を追うように毎年船数が減っています。
なぜ減ったのか?資源が枯渇してきた事はもちろん、雑誌にも書かれてあるように、網での漁獲と違って餌をつけた縄の仕掛けを作るのが大変。漁の手間も大変。縄をはく(海に入れる)技術は熟練技ゆえできる漁師がいなくなった。
弊社ではたらこを作る原料を今シーズンは釣の原料不足から、すべて網に切り替えました。近い将来このはえ縄スケソ漁そのものがなくなってしまうかもしれません。資源管理の議論は別の機会にするとして、この素晴らしい漁法の事は、ぜひ知ってもらいたいと思います。