ニセコの山はたくさんの雪を蓄える場所。それは、生態系にはとても大切な役割をしています。今時期はその雪解け水が河川に流れ込み、海へと行くことにより、山の栄養分が海の栄養となっていくのです。
えりも町が人為によって砂漠化された土地を、植樹によって緑が回復し、さらには漁業資源の回復と資源の品質向上となったお話はあまりに有名です。
岩内町の水産資源が少なくなった理由は様々で、原因はひとつだけではありません。わかっているとことは、海水中のプランクトンの数が少なくなったこと。それは小魚のえさがなくなり、中型の魚のえさもなくなった、磯焼けによる藻場も消滅。
毎年この時期、この写真に写る野束川の流れを見ると、岩内沖の海と資源について考えさせられます。ところで、岩内町の水道水って美味しいでしょ?地元の人はわからないかもしけないけど、異動で来られた方はどう思います?