カテゴリー別アーカイブ: スキーのこと

いわないスキー場にたくさんの子供たち

 先週の日曜日、いわないスキー場に顔を出しました。いろいろなイベントが行われていました。先週のブログでもご紹介をしましたが、スノーモービルで引っ張るバナナボート。長い滑り台をチューブで滑り下りたり、ロッジの中でも縁日などが行われていたようです。

 まずびっくりしたのが、駐車場から車があふれて、路上駐車している車もあるほど。昔は第3駐車場までありましたが、今は第一駐車場だけ。その日だけは第2駐車場を10台程度停められるくらいの除雪をしてありました。

 仕事の格好で行くと、ご近所さんや知り合いたちに“見つかり”、「どうしたの?」という第一声。「なんでスキーの格好をしていないの?」と質問攻め。「あなただってスキーの格好じゃないじゃない」と言いたいところをぐっと飲み込みました。

 滑り台などからは子供の歓声が聞こえる反面、リフト待ちはない状態。少しそれが気になりましたが、楽しそうにしている子供たちを見るのはいいものです。

 昔と違う装備に気がつきました。ヘルメット着用の子がとても多かったです。ちっちゃな女の子もかわいらしいヘルメットを着用していました。私と同じ世代の皆様、スキー場に行って、昔と違うもの探しをしてはいかが?たくさんありますよ~

ナイタースキーはヒラフが世界一

 世界中のスキー場を滑ったわけではないので、こんなことを言うのはどうかなと思いますが、ヒラフスキー場のナイターは世界一です。

 バブルのスキーブームの時でさえ、本州のスキー場は夜照明の明かりに照らされてスキーができるコースというのは、一番下の初心者用コースというのがほとんどでした。

 ところが、ヒラフスキー場に至っては、昼間の一番上のリフトまでナイターで滑ることができました。これってすごいことですよ。1,000m以上の部分まで、夜間にリフトで上がって滑り下りることができたのです。

 バブルが去って、少しずつ営業範囲が狭くなり、時間が短縮されました。それでも世界に類を見ないスケールでのナイターです。5年ほど前のヒラフはナイターにも多くのおオーストラリア人が繰り出し滑っていました。最近のオーストラリア人は、夜は夜で滑らずにお酒を飲みながら楽しんでいるように見えます。

 ヒラフとは山の反対側にある岩内からニセコ連峰の東の空を見ると、ナイター照明の明るさで山の輪郭が浮き出ています。どう?滑りたくなった?

ニセコモイワスキー場のこと

 ニセコのスキー場といえば、そこには一番大きなヒラフスキー場、ニセコビレッジ(旧東山スキー場)、アンヌプリスキー場からなる、アンヌプリという山の東から西にわたる大きなエリアを一般的には言います。

 しかし、ニセコ連峰には、先日存続のピンチのあると紹介した、チセヌプリスキー場、リフトは全面停止し雪上車のキャットだけになったワイススキー場、我が町岩内スキー場、そしてアンヌプリスキー場の西隣に位置するモイワスキー場があります。

 今日は、モイワスキー場の紹介を。クワッドリフト1本とペアリフト2本。写真向かって左側は、ポール練習をするレーサーたち。右側は深雪のパウダーを求める人たちが滑ります。

 パウダー好きモノたちは、クワッドリフトが動き出す9時30分よりもずっと前から並んで、「一番の雪」を待ち焦がれています。ニセコルール(知らない人は必ず読んでください)にある6番ゲートから出ると、アンヌプリスキー場にも行くことができます。また、ちょっとハイクすれば、五色温泉にも行けます。

 私が子供のころは、バリバリのスキー部のスキー場というイメージがありました。でも今はニセコルールによって、パウダーを求める人たちが大多数。それも週末はヒラフのような混雑はないので、穴場的な存在です。

 と紹介してしまうと、「なんで書くのよ」とお叱りを受けるかもしれませんが、ニセコの山はそんなスキー場によっていろいろなタイプがあり、たくさんの楽しさを持っていることをわかっていただきたいのです。

 岩内からですと、峠越えのパノラマラインが冬季閉鎖で使えないために、雷電海岸経由となり、片道1時間弱となります。

おかあさんも一緒に滑ろうよ

 ニセコいわない国際スキー場。かつては、リフトが6本も動いていた時代もありましたが、今はペアリフト1本のみとなってしまいました。一時は存続を危ぶまれましたが、地元の有志とボランティアに支えられ、地元の子供たちがスキーに親しむ場所が残っています。

 また、使わなくなったコースを、キャットツアーという形で深雪を求めるスキーヤー、スノーボーダーに的を絞ったことでスキー場の運営を両極端なユーザーに使い分けてもらっています。

 写真はスキー場のロッジです。見ると、何人かお母さんがスキーの格好をしていないで座っています。子供を連れてきて帰りまで待っててくれているのでしょう。でもね、おかぁさんも滑って楽しんでいると、子供はもっと楽しくなるように思います。

 滑らないお母さんたちの井戸端会議の場でもあるかもしれません。余計なお世話だと言われるかもしれませんが、お母さん、座っているだけじゃなくて、体を動かしましょう! 

お父さん、子供とスキーに行きましょう

 冬の日曜日は、スキーのお話をしています。

 子供の数が少なくなっている事と、冬のスポーツの多様化など、さまざまな要素からスキー人口が減っています。この雪国でさえも、スキー場がなくなったり、なくなろうとしています。

 私が中学、高校だったときは、一週間の体育の授業を一日にまとめて、通常教科を朝1時間か2時間の授業の後スキー場に移り、ずっとスキー授業を行っていたものです。でも最近の子供たちのスキー授業は、シーズンに2回程度スキー場に行くだけで終わっています。

 上手下手は確かにあるけれど、スキーを楽しいと思えるようになるには、ちょっとだけでいいので、お父さんが子供のころにスキーに連れていくだけで違うと思います。スキー場は今、親子割引や、小学生はリフト無料などというプランで、子供になんとかスキー場に来てもらう努力をしています。

 今のスキー道具は、かなり安価で手に入る時代です。そして操作性ははるかに向上しています。昔取った杵柄。お父さん、昔は楽しいスキーをしていたでしょ。ちょっと出てきたお腹をへこますためにも、子供と一緒にスキーに行きましょう。

 写真は11年前の息子と私です。紐をつけて操り人形のようにして滑っていました。

スキーキャリアの今昔

 冬の日曜日は、スキーの話題です。

 私たちが子供の頃、40年ほど前は、乗用車にはかなりの数でスキーキャリアがついていました。岩内のタクシーは全車両と言っていいほどついていた記憶があります。

 ところが今はどうでしょう。我が家のようなごく少数派だけが付けています。家族でスキーをする家庭であっても、キャリアをつけていないという車も多いです。

 その理由は、キャリアにつけなくても、車内に入れることができるからですね。昔のように、200cmもある長い板ではなく、160cm程度。さらに、ワゴン車を持っている人が多くなった事も理由の一つでしょう。

 昔のスキーキャリアは、板を乗せてから、専用のゴムで上手にくくりつけたものです。スキー場に行く時に、車の上に積んであるスキーの種類を見ては、どれくらいレベルで滑る人たちかなんて想像したものですが、そんな風に考える子供は、今はいないでしょうね。

チセヌプリスキー場、ピンチ!

 ニセコ連峰に属するスキー場はいくつかありますが、ちょっとマニアックなスキー場、蘭越町営のチセヌプリスキー場というところがあります。

 フード付きのペアリフトが一本だけですが、バリエーション豊富なコースを滑る事が出来て、深雪を好むスキーヤーなどに結構ファンがいるのです。私もその一人ですが、正直なところ、1シーズンに1回行くか、行かないか程度です。

 先日の新聞に、そのチセヌプリスキー場が存続の危機にあると書かれていました。存続を求めて署名活動も始まったとのこと。ふもとの温泉、国民宿舎雪秩父も取り壊し、日帰り入浴施設にするとのこと。

 このように、小さなスキー場は、利用客の減少から廃止検討へと当然の道をとることになります。大資本のスキー場だけが残り、こんな個性的なスキー場がなくなって行くのは、寂しいですね。スキー靴を脱いで休憩する場所なんか、趣があって好きなんですけどね。

 夏だったら、岩内町からニセコパノラマラインを経由して30分で行ける場所。冬季通行止めで雷電経由で1時間かけて行かなくてはなりません。スキーの後の雪秩父やチセハウス(廃業)の温泉なんか、最高だったんですけどね。

 署名に参加するしないは別として、滑った事のない方は、是非早いうちに一度は滑っておいてください。

スキー場のバスはキャタピラー車

 年が明けまして、マラソンはまだ冬眠中ですので、暫く日曜日の話題は、子供の頃からの趣味であるスキーの話題を連載いたします。

 昨シーズン、スキーのお話は、2011年12月から2012年2月の日曜日に話題を載せていますので、昔のスキーの事や岩内町のスキー場の事などに興味のある方は、振り返ってご覧いただけると、嬉しいです。

 写真は、ニセコひらふスキー場です。スキー、スノーボードのスクールのバスですが、普通と違うのをおわかりでしょうか?そうです、タイヤではなく、キャタピラなんです。

 お客さんを乗せて急な坂道発進もこれならばっちりですね。場合によっては、ゲレンデも走れちゃうんじゃないですか?と思える存在感。昔だったら、さぞかし雪に埋もれてしまったら、お客さんであっても「降りて押してくださ~い!」なんて言ったでしょうに。

 暫くスキーに行っていないお父さん、スキー道具もかなり進歩して、そんなに技術を必要としなくても、楽しむ事ができます。買うのはちょっとと言う方は、レンタルスキーを使ってみてください。昔のレンタルスキーは、ちょっと貧弱なものばかりでしたが、今はいいものがたくさんあります。