2014年10月12日、小樽市朝里川温泉で、ゆらぎトレイル・RUNという大会に出てきました。昨年までは地元クラッセホテルさんを発着していた大会も、参加者増で対応しきれなくなり、ロードとスキー場のオフロード斜面を走らせるという大会に変わったようです。距離は一般6キロ。小中学生3キロ。
参加者は一般男女あわせて99人。トレイルランという種目には珍しく40歳以上、以下の年代別カテゴリーを設けてくれていました。その中でも男子40歳以上は約半数を占める53人で元気なオヤジたちは健在。
快晴で風もなく紅葉もちょうどよく、絶好の秋のランニング日和。コースは最初温泉街を一周約1.5キロのロードからスキー場のゲレンデ内のオフロードを3キロ。最後にまた温泉街ロードを1.5キロというロードとトレイルのハーフ&ハーフ。
ロードは特に交通規制をするわけでもなく、ゆるい感じ。スタート直後はさすがに地元小樽の双葉高校スキー部の若者が飛び出しました。私40歳以上の部で2位をキープ。ちょっとオーバーペースと思いつつ、6キロしかないのだから無理しなくっちゃと。オフロードになる手前で一度ペースを落とすと、すかさず2人に抜かれました。焦らずペースを守ると、ロードで1位だった人が急にペースダウン。
大会名に「トレイル・RUN」とあるので、トレランの大会を想像すると、ちょっと?。シューズはロード用で問題なし。でも、練習でアスファルトの上しか走らない方にとっては、辛いものがあるかもしれません。まるで距離合わせのような短い距離を上げ下げしながら折り返しが3回も。
ここで、コースを右か左かどちらかを走らせるか、誘導係がはっきりしないところがありました。あるランナーはその誘導係に怒鳴っていましたが、残念ですね。文句は終わってから運営側に言えばいいのであって、厳格なレースではないのですから、寛容な気持になれないのでしょうか。私たちランナーはたとえお金を払っているとはいえ、ボランティアで支えてくれている人たちによって、楽しませてもらっていることを忘れてはいけないと思います。
抜きつ抜かれつして26分16秒の3位入賞。炭火が用意されて、あらかじめ1,000円で申し込みしていたジンギスカン。飲み物付きでそれなりのボリュームで、これはお得です。焼きながら札幌から来た初対面の人ともお話し出来て、このゆるさがなかなかいい感じ。
表彰されて戻ると、近くの人たちが目をまるくして「表彰されたのですか?」と。きっと、まさか強くなさそうに見えるこのオヤジが表彰?と思ったことでしょう。ほんのわずかな時間でアットホームな雰囲気を味わわせてもらえたのは、うれしいですね。
たぶん、この大会を詳細にブログで書く方はいないと思うので、来年の大会申し込み前には、この報告を読まれる方も多いと思います。そこで、あえて言わせていただくなら、一秒、順位を争う競技そのものを期待する方にはお勧めできません。秋の風景と走る事を通じた人とのふれあいを楽しむ方にはお勧めです。
写真は翌日に掲載された北海道新聞後志版です。写真3番目の青いシャツが私です。