カテゴリー別アーカイブ: マラソンのこと

第12回トレイルランinニセコに初参加

 「トレラン」という言葉は、ランニング系のスポーツをしている人は、ご存知かと思いますが、いざやってみるには戸惑っている人も結構いると思います。このトレイルランニング、要するに山の道を走る競技です。自然の中のマラソンですね。

 9月11日、第12回トレイルランinニセコという大会に出ました。昨年まで興味はあったのですが、泊マラソンと日程が一緒だったので、そちらを優先していました。

 トレランの大会は初めてなので、ちょっと緊張。給水所がマラソンのように多くないので、自身で少し水や食べ物を持つ必要があります。ただし、これは個人差があるので、早く駆け抜けるためには、できくるだけ身につけたくないですし、長丁場になる人は、しっかり装備しなければなりません。

 シューズも、水の中に入ってしまうこともあるし、泥のような道もあるので、登山靴のようなくるぶしがかくれなくてもいいので、それなりのしっかりした物のほうがいいです。

 さて、私は30kの部に出ました。スタートはヒラフスキー場の下。冬は何百回も滑ったコースを雪がない状態でよじ登ります。最初の急登で体力差で人がバラけました。9合目程まで登り、今度は西側のアンヌプリスキー場へ急降下。下部の迂回コースから五色温泉に向け、登り。駐車場が出てきて、まともな登山道を使ってアンヌプリ山頂へ。

 そこで「半分です!」と言われました。へっ?マラソン大会のような距離表示はほとんどありません。あったとしても、信じてはいけません。スキー場のコースを急降下。雪がついていたら、平らに感じたところは、なぜか急斜面に感じます。下りは経験者がやはり強いですね。登りはほとんどの人が歩きます。早い人たちは、ちょっとでも傾斜が緩くなると走ります。

 スタートに戻ったと思ったら、今度は東山スキー場の方へと指示が出ます。こんなところに道があったの?と。この大会のために作ったんじゃないの?と思えるロープあり、倒木あり、斜めの道ありのワイルドコースでした。どこまで行けば本当にゴールなのか分からず、スパートもかけられない状態でゴールにたどり着きました。

 主催はニセコの夏の楽しみを引き出した事で有名な、NAC。スタッフは皆若く明るく楽しませてくれました。30kの部と10kの部、キッズ3kの部がありまして、全部で300人ほどの参加。30k男子は120人ほどの出走で、私は3時間50分で16位でした。1位の人は3時間15分。

 トレランの良さは、自然を楽しむ事も重要な要素です。ニセコの風景も、どんどん変化していくのを感じる事ができます。それを楽しむ気持ちがないと普通のマラソンランナーにはあまりお勧めができませんね。競技中であっても、登山の最低限のマナーは持っていてもらいたいものです。これには、いろいろなところで議論されているようなので、ここでは控えさせていただきます。

 それにしても、後日下半身が何年振りかで筋肉痛になりました。競技中は心拍数が上がりっぱなし。参加者もマラソン大会に比べると若かったですね。今年は天気に恵まれず、山登りをしていなかったので、まずは天気に恵まれ良かったとしておきましょう。これを読んだトレラン未経験者の皆さま、興味持たれました?

北海道マラソンの荷物受取

 2011北海道マラソンから早2週間。北海道の市民ランナーのみなさんは、9月から10月にかけて続けざまにある大会にエントリーしてしまったので、やる気満々?でトレーニングしているのでしょうか?

 写真は北海道マラソンのゴール後の荷物受け渡しの風景です。個人のナンバーカードに指定されたトラックに専用荷札を付け、スタート前に預けました。それがゴールで指定された場所に待機していてくれて、荷物を渡してくれます。

 10月の札幌マラソンの荷物預けと受け取りについては、毎年時間がかかり過ぎる等のトラブルがありますが、北海道マラソンの荷物預け入れはほぼ完ぺきと思います。

 預ける時は、ボランティアスタッフが、「がんばってください!」と励ましの声をかけてくれました。受け取るときは、胸のナンバーをすぐさま読んでトラックの上にいるスタッフに声をかけ、出てきました。荷物の置き場所が小分けされているので、探しやすくなっているのです。

 毎年のことですが、ゴール後のふらふらになっているときに、すばやい動きで荷物を出してくれるその姿は、ありがたいのひとことです。でも、宿泊セットが入っている自身のパックを背負うと、よろけてしまうんですよね。こんなに重かったかな?と思うほど。

 数年前までは、大きな北海道マラソンの印刷が入っていた、ビニール袋にゼッケンナンバーのシールを張って預け入れました。私はその大きなビニール袋は、毎年の記念になるので、結構気に入っていました。

 すべての大会での荷物預け入れが、北海道マラソンのようにはできないと思います。人員の問題や経費の問題等あることでしょう。受け入れる方は、段取りの確認をお願いします。預ける側は、預ける以上、現場のスタッフには文句は言わないようにしましょう。預けるのは、早めに。受け取るのは?・・・さっさと走って帰ってくればいいのさ。

2011北海道マラソンを振り返って

 3時間25分13秒 702位が今回の北海道マラソンの結果でした。今シーズンは、6月の千歳マラソンでフルマラソンの自己ベストの3時間13分を記録し、7月の豊平川市民マラソンも、前年道大会よりも良い成績で走れたので、順調に仕上がっていると思っていました。

 年齢は重ねても、まだまだ練習次第では、伸びるだろうと思っています。毎年北海道マラソンをメインレースと位置付けて、すべてはこの日にベストな走りができるように、取り組んできました。それだけに、北海道マラソンで記録更新をするのが、とてもうれしいのです。

 しかし、昨年は記録が前年を下回りました。理由は暑さのせいだ、湿度のせいだ、事前の疲れが抜けきっていなかったからだと言ってしまいました。そして、今年はどうでしょう。気温は昨年とほぼ同じですが、湿度は低く、体感的にはまずまずでした。それなのに、タイムは昨年とほぼ同じ。順位も下がりました。

 一言で言うと、精神的に前向きさが足りなかったと思います。守りの走りになってしまったのです。30kを過ぎていつもの追い上げができず、時計ばかりを見てペースのことだけを考えてしまっていました。北海道マラソンで一番素晴らしい沿道の応援を私は素直に力に変えることができませんでした。応援されることに慣れてしまったのでしょう。

 マラソンは、最後はやっぱり精神力ですね。北海道マラソン8回目にして、大会慣れしてしまったことが、敗因だと思います。決して「年だから・・・」と言いたくない私がいます。

 さて、大会の気がついたことを少し。スタートが今年は4車線を使わず3車線になりました。これはなぜかわかる人いますか?おかげで、スタートのロスタイムが昨年よりも多くなった方が多いのではないでしょうか?

 コップはゴミ箱にということがパンフレットに書かれてありましたが、残念ながら、あの人数ではすべての人がゴミ箱に捨てるのは至難の業だと思います。せめて、回収しやすいうに、できるだけ道路の端に捨ててくださいなどとした方がいいかもしれません。

 立ちションをする人は、今回私は見かけませんでした。わかりやすい場所に仮設トイレが置かれていたこともあるでしょう。マナーが良くなるのは気持ちいいですね。ただ、スタート直後、追い越して走るためにコーンをはみ出す人がいたのは残念です。

 天気ですが、今年も雨に降られませんでした。私が出た過去8回の中で、一度だけ夕立に打たれましたが、他はすべて雨は降っていません。スタート前に雨が降っていたらねどうなるのかな?なと゛考えますが、「北海道マラソンらしい暑さ」というのも、それはそれでいいのかなと最近は思います。

 多くの人がさまざまな体験をし、多くのボランティアに支えられ、多くの応援によって元気づけられました。年々膨れ上がる参加者がそれぞれの喜びや落胆を感じ、次に向けて歩んでいます。大会運営も時代とともに変化していきますが、北海道らしい素晴らしい大会を作り上げるのは、大会運営側だけではなく、参加する我々もだと思います。

2011北海道マラソン完走

 月曜日なのに、マラソンのお話をもってきてしまって、ごめんなさい。普通の大会ならば、一週間後の日曜日に報告するのですが、北海道マラソンだけは、結果はどうだったのかを知りたい人がいらっしゃるので、書かせていただきます。

 スタート時の気温は28.9度とほぼ昨年同様の気温でした。ただ、湿度が47%だったようで、昨年の70%とは違い、幾分風もあったので、思った以上に暑さにやられるという事はありませんでした。

 結果は3時間25分で、昨年よりも3分遅くなってしまいました。昨年の敗因を暑さ対策の不足と疲れが抜け切れていなかったと分析して、今年はそれに対応したつもりでしたが、結果が出なかったのは、違う原因があるからでしょう。これからじっくり考えます。

 結果はそれとして、待ちに待った北海道マラソンを終え、無事に走りきれた事をまず満足しています。たくさんのボランティアの皆さんと、いろんな形で応援をしてくれた皆さま、暑い中をありがとうございました。

 そして、初フルにこの大会を選び、苦しみながらも完走をした皆さんも、おめでとうございます。素敵な完走メダルをゴール後にかけてもらった時、その重さを感じましたか?その重さは、努力の重さですね。美味しいビールを飲んでお祝いをしましょう!

 来週の日曜日のブログに詳細の報告をいたします。

2011北海道マラソン

 いよいよ本日、北海道マラソンです。中島公園スタート、大通公園ゴールのコースになって3回目です。同じく5時間制限に変更になって3回目。参加人数も今年は9,600人ですか。私が最初に参加した7年前から比べると、倍以上に大きな大会になりましたね。

 テレビ放送もありますが、私が写ることはまずないでしょう。新川通りでは、反対側からトップランナーが飛んでくるような走りを見ることができます。てすから、もしテレビに写るとしたら、チンタラと走っている私の後ろ姿だけということになります。

 スタート前には、ヘリコプターが上空を旋回しています。号砲が鳴る前の緊張感。他の大会とはちょっと違う雰囲気でのスタート。そして沿道の大きな応援。

 ずっと先の日のことだと思っていたのに、やっぱりこの日は来てしまいました。私にとって8回目の参加。毎年いろんなことがありますが、ここまできたら「人事を尽くして、天命を待つ」ですね。

 喜びいっぱいに走ってきます。

道新で北海道マラソン特集

 マラソンのお話は日曜日だけですが、本日は道新に3ページもの特集記事が載っていましたので、別冊ということでご勘弁を。

 公道を走るフルマラソンの大会運営が大変なのは、通行止めをすることによる弊害だと思います。走らない方にとっては、単なる邪魔でしかありません。私も10年前は通行止めにされた側だったので、そのイライラ感はわかります。

 反面、走る側にとっては、いつも車がびっしりと走っている広い道を、信号なんて関係なしの優先で走ることができるって、嬉しいものです。ましてや、北海道マラソンは沿道の応援がたくさんいて、知らない方も応援してくれるのですから、表現できない喜びがあります。

 9千人のランナーに対し、5千人のボランティアが、北海道マラソンを支えてくれています。沿道の応援してくれる人を入れると、何万人という人が、この北海道マラソンにかかわってくれているのです。こんなワクワクすることができることって、なかなかありません。小学校のときの運動会前のような気分でしょうかね。いえ、大人になった今は、大会を支えてくれている人たちへ感謝の気持ちがあることが、子供の時と違う感覚ですね。

 多くの北海道の市民ランナーは、この北海道マラソンを目標にトレーニングをしています。私もこの大会で最高のパフォーマンスを出せるよう、1年間取り組んできました。後は当日の気温と体調を判断し、冷静にペース配分する事を心がけます。大会に携わる皆さま、どうか、そんな一人一人のランナーのドラマも感じながら、28日の一日を支えてください。

2011北海道マラソンまであと1週間

 いよいよ私のランニングの最大の目的である、北海道マラソンまであと一週間となりました。北海道マラソンに出場予定の皆さま、順調に練習を積み上げ、調整期に入ったでしょうか?

 体のあちこちに故障をかかえ、少し焦り気味の方。仕事が忙しく、計画の練習量をこなせずちょっとあきらめ気味の方。そんな人たちは、もう本番に来てしまったのかという思いでいることでしょう。

 反面、順調に練習をこなし、万全の状態で28日までを指折り数えている人もいることでしょう。初フルマラソンをこの北海道マラソンにした人も私の周りには何人かいます。当日の気温はどうなのだろう?と不安でいっぱい、でもわくわくする気持ちもあって複雑。

 私ですか?順調ですと言いたいところですが、暑さ対策が不足かな、スピード練習が少なかったかななど、細かくあげればきりがないです。まぁ、今となってはなるしかないさといった感じです。毎年、最後の一週間をカーボローディングを含めて、どのように調整するか、試行錯誤しています。

 よく「練習は嘘をつかない」と言います。それなりに練習を積んできた方は、それなりの自信を持って臨みましょう。北海道マラソンの魅力である沿道のたくさんの応援は、見えない力を貸してくれます。本番では、実力プラス応援の力で好成績を。

 写真は数日前の空です。秋の気配を感じさせる雲。当日はその秋を感じる気温でしょうか?昨年のような30℃になる残暑となるのでしょうか。そんないろいろな思いを抱いて、あと一週間を楽しみましょう。

北海道マラソンの完走メダル

 あと3週間で、2011北海道マラソンですね。完走するともらえるメダルですが、今までは丸い形のメダルだったのですが、今年は、札幌駅西コンコース南口にあるオブジェの形だそうです。

 オブジェの正式名は、妙夢(みょうむ)。作者は北海道美唄市出身の安田侃(やすだ かん)氏。とはいえ、このブログを書くにあたって、調べたのです。「夢とも現実ともつかない感覚を抽象的に表現」とだれかが書かれておりました。私にはこの芸術に対するコメントは無理です。

 ただ、ランナーとしてみれば、ランニング中にこの形が頭に浮かび、それを目指して走るという一つのモチベーションになるかも知れませんね。

 毎年のことですが、ゴール後にボランティアの少年たちからメダルをかけてもらう時に、「ありがとう」とみなさん言っています。本当に素直に出る言葉だと思います。

 札幌駅を通る時、「妙夢」を見ながら、北海道マラソン完走の夢を見ましょう。きっと、不思議な力が湧いてくることでしょう。

2011北海道マラソンのナンバーカード引換証が届きました

 北海道のランナーにとって、北海道マラソンをメインレースと考える人は多いと思います。私はその最たるもので、すべての出場レースは北海道マラソンのために出ているようなものです。

 先週、ナンバーカード引換証が届きましたね。これを見てA4サイズに大きくなった事に驚き、カラーの複数ページによる案内があってびっくりしました。毎年出場者が増え、9,200人も今年はエントリーしているのですね。封書には札幌市の観光ガイドも入っていて、道外からの参加者も多いことで、経済効果もかなりになると想像できます。

 スタートは、5時間制限になってから同じで、AからHまでの8ブロックに分かれています。9,200人もエントリーするなら、単純に考えて1ブロック1,000人ですよね。前からA、Bブロックは陸連登録者です。私はかろうじてCブロックに納まっていたので、一安心です。

 さぁ、あと4週間です。気温もどんどん上がってきましたし、無理をして故障や疲労をためることなく本番を迎えたいものです。昨年はそれまで順調に記録更新をしていたタイムが更新できませんでした。暑さのせいにしたくはないので、今年はリベンジの気持ちで調整していきます。

ペース配分を腕に記入?

 フルマラソンを走られる方は、1分のペースをとどれくらいで走るかというペース配分を良く考えると思います。皆さんは、こまかく1キロ単位でのペースを気にするほうでしょうか?

 写真は、7月10日の札幌豊平川市民マラソンの朝に自分の腕に書いたペース配分表です。5キロ単位での目標タイムを書き込んでおきます。この日はちょっと無謀かなと思いながら、5キロ22分30秒、キロ4分30秒で3時間10分の目標でした。

 そんな甘いよね。実際はキロ4分40~45秒イーブンで走ったので、3時間17分でした。私は走り始めて、その日のコンディションや気温などで、10kまで行くと無理しない方がいいなどと判断してしまいます。

 でも、調子のいい時は、目標の数字を着実に踏み、30kからは体の動くままに走ります。腕に書き込む数字はあくまでも目安で、その数字に固執しない事を決めています。もっとも、走っている時は、頭に酸素がいかなくなるのか、単純計算ができなくなるという理由の方が大きいですが。

 書き込む位置によっては、汗で流れたり、わき腹にこすれて消えてしまうので、一度やってみるといいですよ。あまり細かく書くと、走っている時は大変です。シンプルに自身でわかりやすく書くなどの工夫をしてみるといいと思います。それとも、クレイジーなあなたは、こんな数字はすべて頭に入っています?