カテゴリー別アーカイブ: マラソンのこと

あなたはヒラメ筋?マグロ筋?

 よく、マグロ筋とヒラメ筋ということを聞きませんか?陸上で言えば、長距離型の持久系が強い筋肉をマグロ筋。短距離型の瞬発力がある筋肉をヒラメ筋と言うのが一般的のようです。

 マラソンを得意とするみなさんなら、きっとマグロ筋のほうが多いのでしょう。でも、私たちの年齢になって、筋肉の質のことをどうこう言っても始まらないですよね。トップランナーだったら、そんな科学的な分析も必要でしょうが、市民ランナーレベルでは、みなさんマグロ筋だということにしておきましょう。

 実際、私の周りでは、昔は文科系で運動はしていなかった。バレーボールで、どちらかというとヒラメ筋の酷使をしていた人。運動オンチで、50を超えてから走り始めた人。などなど。

 それよりも、考え方がコツコツ派の人が、マラソンを続けていると思います。単発に3日ほど走って、「ああ、ちっともダイエットにならない」とやめてしまう人よりも、毎日の積み重ねができる人がマラソンに向いていると思います。

 言い換えれば、足の筋肉の質ではなく、頭の筋肉がヒラメ筋よりもマグロ筋の人のほうが、マラソンに向いていると、私の勝手な想像です。ちなみに、そのダイエットにならないと言って走るのをやめたのは、私の妻でございます。

  写真はまったくマラソンには関係ない(?)ですが、クロマグロについて。「北のお魚大使」の教科書抜粋です。

東京マラソンは落選

 2007年から始まった東京マラソン。今度の2011年で5回目になりますが、現在のマラソンブームはこのイベントが影響しているのは間違いないですね。マスコミで芸人さんやアナウンサーなどが出て走りきったなどと画像を流すのですから、俺も、私もできるんじゃないかという気持ちにさせますよね。

 さて、私は第一回目から参加申込はしているのですが、5回すべて“落選”です。1回目、2回目くらいは東京の友人でも当然のように当たったと言っていたのですが、さすがに昨年はあまり当たったという人はいませんでしたね。

 私がこの東京マラソンに走りたいと思う理由は、コースがまさに東京の観光だからです。東京在住の時は、営業マンとして都内をはじめいろんなところに行きました。電車、地下鉄、レンタカーでの移動。当時は携帯もノートPCもない時代です。カバンには東京の地図を入れて効率の良い移動方法を考えたりしていました。

 そんな思い出いっぱいのコースですから、走ることができるなら、ぜひ走らせて。でも、抽選でここまで拒否されると言うのは、「お前はまだ東京を走ってはだめだ」という天からの声と受け止めましょう。ここまで落ちたら、くじけず、毎年応募はしますよ。

第31回北海道ロードレース

 一週間に一度のマラソンのお話です。

 17日、第31回北海道ロードレースに参加して、ハーフマラソンを走ってきました。ここ2年ほど参加していなかったのは、子供の学芸会と重なってしまっていました。今年は末っ子が中学生になったので、遠慮なく参加。昨年は「いいよ、父さんは走ってくればいいしょ」と皮肉たっぷりに妻に言われたのです。でもって走らず学芸会見学となりました。こんな家族の皮肉に耐えながら走っているランナーもたくさんいることでしょう。まぁ、度を過ぎないで頑張るしかないですね。

 さて、当日は思っていたほど寒くなく、ぽかぽかするほどでした。しかし、スタート頃になると、雲が広がり、風も強くなってきました。前から3列目で、スタートでがんばるラインです。まずまずのペースも河川敷に出ると、追い風に乗って速い人がどんどん追い越していきます。でもあわてず、マイペース。折り返してからは、強い向かい風。札幌マラソンと同様に、ここからは追い越すのみで、じわじわと順位が上がっていきます。しめしめの感じ。だったらなぜ前半にペースを上げられないのかね。ちょっと臆病なんです。

 結果は1時間27分54秒。40歳代男子の部で、13位でした。ベストには遠く及ばないですが、今シーズン最後のレースを楽しく走ることができて何よりです。この大会初参加の30代のSさんは札幌マラソンの混雑のストレスを発散。見事自己ベストで、私のタイムに着々と迫っています。来年が楽しみな人です。

 約1時間かけて行う名物の抽選会は、Sさんが初参加ということもあり参加しましたが、二人とも当たらず。雨も降ってきて、めちゃくちゃ寒かったです。温泉に入ってから、二人でビール。しかし、なんて旨いんでしょうね。こうして飲むビールは。

 大会でふるまわれた御汁粉は美味しかったですね。運営をしていただいた北海道マラソンクラブのみなさんも、いつもは大会に参加する側の人たちなので、参加する人たちが何をしてほしいかを分かってくれて、とてもいい感じです。今年、スタートが1時間遅くなってくれたおかげで、岩内からも時間的に余裕が出てありがたかったです。ありがとうございました。

 これにて、今シーズンのマラソン大会報告はおしまいですが、あと何回か、マラソンの話題が日曜日に出ると思いますので、お目通しをお願いいたします。

 

2010年岩内町民ロードレース

 10月11日体育の日。町民ロードレースというものがありました。3.3km。今年、男子41歳から50歳までの部でエントリーしたのは、私だけです。

 小学生から中学生までは、学年単位。高校生はひとくくり。大人は10歳単位の部門分け。中学男子から大人まで、3.3kmを全員で走ります。息子が中一なので、どれくらいの差があるかが楽しみでもありました。

 スタートダッシュは学生たちはものすごい!若さっていいなぁとつくづく感じました。でも、500mもするとすぐにペースは落ち着き、本当に速い子はさっさと見えなくなりましたが、私にあっという間に抜かされてしまう子もたくさん。たぶん、この白髪頭のおっさん、なかなかやるなと思ったことでしょう。でも、あと数年すれば、その子供たちは私なんて相手にもならない進歩を遂げることでしょう。楽しみですね。

 表彰台に登ったのは、学生時代を含めて、初めてのことです。でも、両脇にだれもいなくて、ちょっとさびしいですね。タイムは12分03秒。どんなに遅くても参加すれば、金メダルです。中学生、高校生を含めて全体の6位でした。子供たちの成長がとても楽しみです。来年は、このおじさんに負けるなよ。

マラソンのライバル

 ランナーのみなさん、週一回のマラソンの話題です。マラソン大会に出始めると、中毒のように、次はこれその次はこれと出る方が多いですね。私も実はその一人です。ただ、すべての大会で全力を出し切るのではなく、いろんな試し方で走ったり、長距離の練習がてらに走ったりといろいろです。

 私の場合は、北海道マラソンがメインレースで、この大会にすべての頂点が来るように考えます。秋にはいろんなレースがありますが、記録は二の次でいいやと思って、楽しんで走ることを心がけています。

 記録が新聞やネット等に載ると、不思議なことに自分の名前のご近所には結構いつも見かける名前があるのですよね。実際のお顔はわかりませんが、名前は見たことあるライバルとでもいいましょうか。自分よりも速く走る人を目標に持つようになります。私の名前は変な名前ですし、いつも所属は会社名を書いているので、私を意識してくれている人はいるのだろうか?などたまに思ったりします。

 もしも、そんな貴重な方がいらしたら、大会会場で遠慮なく声をかけてください。このブログのコメントでももちろん大歓迎です。私もそんな方と意識し合えたら、またレースが楽しくなるかななんて思います。

 写真は、先日の札幌マラソンの完走者全員の名前が載った読売新聞特集号です。(10月9日号)

 

 

第35回札幌マラソン

 10月3日、第35回札幌マラソンに出場しました。札幌で走る市民マラソンとしては、ハーフマラソンのもっとも大きな大会です。3kからハーフまでのカテゴリーで1万3千人。ハーフだけで6千3百人のエントリーです。初めてハーフに挑戦すると言った方も多かったと思います。

 小雨交じり、風が強く、気温はちょうどいい感じ。折り返してからの河川敷のコースは強い向かい風というのは察しがつき、前半は抑え気味。河川敷からは抜くだけで抜かれることのない、私のいつものパターン。でも、この走りでは、記録は狙えません。自己新には遠く及ばず、1時間28分。でも、走って気持ちが良かったと感じるレースができたのは、良かったと思います。

 昨年までは一人で札幌に出て、一人で札幌駅地下でちょっと一杯飲んでバスで帰って来ていたのですが、今年はこのブログに何度か登場する人たちと一緒にお風呂に入って、一杯どころか?杯飲んでバスに乗り、熟睡状態で帰ってきました。

 マラソンというスポーツがここまでメジャーになるなんて、びっくりですね。でも、本当に走り終わった人達の顔は、すがすがしいんです。記録だけでなく、、最後の公園一周の登りはきつかった、河川敷の向かい風は辛かったなどなど笑顔でみなさん話している。お金払ってまで、つらい思いして、みなさんMですね。でも、来年もきっと走るでしょ。

北海道マラソン記録証

 北海道マラソンの完走証が届きました。今年の絵柄は北海道の形。昨年までは、時計台の前を男女二人が走る、いわゆる北海道マラソンロゴを使っていました。今年はそのロゴが右上に来ています。

 5キロごとの通過タイムとスプリットタイムが記録されています。さらに、グラフ化されているので、ペース配分がどうだったかがわかります。記録がいいときは、ニンマリして、いまいちだった時は当日の走りを振り返って、反省です。

 今年の私の反省は、暑さのせいにはできません。大会前の疲労の抜き方が下手だったこと。後半型の私にとっては5-10kがハイペースだったことです。あとは、インターバルトレーニングをもっとしないとダメかなぁ~。

 など、素人が一人でいろいろ考えながら試行錯誤しています。ランニングクラブに所属している方々は、専門家からもアドバイスや仲間内でアドバイスしあったりしているのでしょうか。私はこの自己診断と自己処方でこの後も走ります。「よくやるよ」「ばっかじゃないの」という声を聞きながら・・・

 ★★マラソンのお話は、週1回。日曜または月曜日に投稿しています。マラソンだけに興味の方は、「カテゴリーのマラソンのこと」を選んでいただきますと、まとめて読むことができます★★

ニセコマラソンフェスティバル

 9月19日日曜日、ニセコ町でニセコマラソンフェスティバルがありました。私はハーフの部に出場。毎年、後志地区の道議会議員、新党大地の鈴木宗雄氏が来るのですが、今年はニュースの通りいろいろとあるので、鈴木氏は来ませんでした。鈴木氏は、毎年10kの部に出て、元気に走っていました。

 さて、今回もお醤油屋さんの水野さんが札幌から来てハーフの部に出場。会うたびに、どこそこが痛い、どこそこを怪我したと言っています。2週間後の札幌マラソンを目標に、今回は練習のつもりで走ると宣言。行けるところまで走って、後はリタイヤしますと言っていました。でも、この大会は、回収車というのを見たことがありません。やはり途中から歩いたようですが、回収車でなく、後片付けの車だったらありますと言われ、最後まで歩きとおしたとのこと。この方、やはり、Mの3乗くらい付けてもいい方です。

 前日の同窓会に出席して、このレースに望んだ埼玉の友人もいます。夜中まで飲んで、途中で何度もゲロしそうになって走る強者。なんでそこまでしてみなさん、走るのでしょうかね。私も同じ様な者ですが・・・

 この大会のコースはアップダウンが激しく、特に最後のニセコ大橋の登りは、極限状態を試される名物コースです。天候は曇りでしたが、天気が良ければ羊蹄山がばっちり。ニセコ連峰も秋の気配を感じさせる彩りで迎えてくれます。マラソンだけでなく、秋の収穫祭とも合わせて、「ニセコマラソンフェスティバル」と称し、ジャガイモ馬場競争など、いろんなイベントで一日を楽しませてくれます。

 私の結果は40歳以上男子の部で8位。1時間29分25秒で、目標の30分切りはできました。まぁ、同窓会の飲み会後でこれだけ走れれば、いいとしましょう。札幌マラソンに出場される方、2週間後に笑顔でゴールできるよう、最後の調整をしっかりと。

とまりマラソン2010

 平成6年から始まったこの大会も、今回を持って終了するとのこと。私が今こうしてマラソン大会に出場するようになったのも、この大会があったからです。

 平成9年に初めて出たのは10k。コースは原子力発電所の裏山を登り、その日だけ特別にゲートを開け、原発敷地内を走らせてくれるというもの。その高低差と言ったら半端ではありません。海岸に降りると、強い海風に苦しむという難コースでした。アメリカ9.11テロの後、敷地内は走れず、10kコースはなくなり、今の5kと3kのみとなりました。

 その間、3人の子供たちとそれぞれ親子の部で参加したこともありました。組合の青年部中心に大人数で参加し、終わった後に昼間っから焼肉しながら酔っぱらったこともありました。

 原発3号機の建設中の時は、工事関係者などが自分の意志ではなく参加している人たちの方が多く、走るのは一年でこの日だけという人も珍しくありません。でも、一年に一度でも職場の仲間とお揃いのTシャツで苦しんで走っても、終わった後には楽しそうな顔になっているのが、この大会のいいところでもあります。

 さて今年、私は5kに出場。北海道マラソンの後は軽い燃え尽き症候群になって練習不足でした。やっぱり5kは短いので苦しかったです。スタートダッシュは、砂地なので砂煙が立つほどの勢い。私はこのスタートダッシュが苦手。折り返しでゼッケンから年代別入賞するにはあと4人抜かなくてはならないとわかり、じわじわと。私が速くなったのではなく、前にいた人がペースダウンしてくれました。予定通り4人を抜き、年代別6位入賞。19分17秒。自己ベストは遠のきました。順位は速い人が出なかったので、そのおこぼれをいただきました。副賞の御煎餅、ありがとうございました。

 大会がなくなるのは寂しいですが、大会そのものの役割は充分果たしたと思います。なくなる大会もあれば、生まれる大会もあります。原発という特殊な場所で都会の大会とは一味違った大会運営をしてくれた関係者のみなさん、素敵な思い出をありがとうございました。

北海道マラソンのマナー

 北海道マラソンから一週間が過ぎました。参加された皆さんは体は回復しましたでしょうか?今年、残念な結果に終わって早くもリベンジに燃えて走り始めた人、9月、10月に続くマラソン大会にむけて調整をしている人など様々だと思います。

 今回は、大会のちょっと気になることを書きます。毎年、これはいかがなものだろう?と思うことがあります。私自身が見ていてよくないと感じたことです。

  1. スタート直前に空いている場所にスルスルと入ってくる人がいること。
  2. コースの空き地で立ちション。
  3. タンを無造作に吐く。

 1.北海道マラソンは11時15分から整列開始。12時10分のスタートまで55分も待っています。ブロック分けされていますので、そのブロックの前の方でスタートしたければ、長い時間待たねばなりません。スタート直前で前の方にスルスルと上がってきたり、どこから来たのかブロックの先頭に突然現れたり。係員も学生さんなので、見ても見ぬふりで強く言えません。

 2.今年はパンフレットにも書いてありましたし、スタート前のアナウンスでも何度も言っていたので、私は見かけませんでした。でも、昨年までは結構いましたね。立ちション。他の大会でもそうなのですが、「もしあんたが女性だったら、同じようなことするかい?」

 3.出るものはしょうがないですが、後ろも確認せず、無造作にタンを吐くのは、後ろから走る人にとってはかなり不快に感じますね。ほんのちょっとでいいので、気づかいをしてほしてです。

 このほか、女性にぴったりくっいて走る人もいますが、まるでストーカー。私もいつも一人で走っているせいか、人について走られるのは苦手です。特に足音や息遣いが大きい、時計の音がしつこい人、などなど。ただし、女性に付かれるのは大歓迎。(なんて現金なやつ!)

 走って前半は精神的にピリピリしているからそんなふうに感じるのかもしれません。後半は、疲れて敏感になっているから、そんなふうに感じるのかもしれません。要するに、私自身、精神的に図太くなれば、どってことないお話なのでしょう。練習では、やはり肉体的だけでなく、精神的に強くなるようということですね。

 まぁ、ランナーは個人的にいろいろとこれは苦手とかあるはずです。私も自分では気がつかないで、みなさんに不快な思いをさせていることもあるかも知れません。もしそうだったら、遠慮なくご指摘ください。マラソン人口がどんどん増えていますので、大会のマナーやエチケットもよくなれば、北海道マラソンはいろんな意味で、「素晴らしい大会」と言われることでしょうね。