カテゴリー別アーカイブ: マラソンのこと

第15回NACトレイルランニングinニセコの報告

2014年9月7日(日)にNACトレイルランニングinニセコ30kmの部に出てきました。結果は3時間54分55秒。男子の部で14位でした。

私の参加は今年でもう4回目になりますが、毎年参加者が増えています。表彰式は4年前までは全員が戻ってきてから行っていたのですが、今年は最初から1時と決めていました。また、抽選会も昨年まであったのですが、今年はありませんでした。

このように、参加者が多くなると、それだけ張り合いが出るものの、和気あいあいとした雰囲気が遠くなってしまう感じは歪めません。増加の理由は、マラソン主体で走っていた人たちが、新たに参戦しているものと思われます。

今年も、そんな足自慢の方がスタート前方に立っていました。声をかけると、ニセコのトレランは初めてとのこと。初参加でワクワクしているというのですが、最初の1000段を越える急登では、私よりも前にいたのに、途中で膝に両手をついて、立ち止まっていました。初戦の洗礼を受けてしまったようです。このニセコトレランに初挑戦される方は、最初の登りだけは「クレイジーな登り」と思っていてください。

今回は初めてストックを持っての参戦。いつも下りがペースをつかめずに苦戦してしまっていたので、今年は練習時からストックを使っていました。トレランでいつも上位に名前を残すMさんが私の前。もちろん抜こうと思っても抜けません。ところがアンヌプリスキー場への下りになると、そのMさんは、私に道を譲ってくれました。

五色温泉からのアンヌプリの登りではたくさんの登山客。登山客にしてみればこのトレランの連中は邪魔に思うのが普通です。ですから、できるだけ私は普通に声をかけながら追い越させていただきます。そんなとき、若い女性が、「紀さん、紀さんでしょ、なんでここにいるの?」と。タイムレース中なのに、「一緒に写真撮って」などとしばしの盛り上がり。私もレース中に友人に会えるとは思ってもいませんでした。

下りのスピードが例年より速くなった分、足への負担が増えたのでしょう。足が動かなくなってしまいました。俗に言うガス欠。すると、前半で抜かせてもらったMさんが抜いていきました。まもなく太ももがピンと張ったまま。これって攣ったというのかな?こんな足の状態は、ジムの筋トレで無理して足がパンパンになった時のよう。ポケットからチョコレートを一口入れてまもなく、楽になりました。ちょっとビビりましたね。

ゴールのアナウンスは10キロの同ナンバーの人に間違えられました。きっとこのオヤジは30kmの部でこんなに早く戻ってくるはずないという、先入観があったことでしょう。最後に抜かれたMさんには、「強いですねぇ~」と私からほめ言葉。すると、「下りはめちゃくちゃ速かったですね。」と逆にほめられました。昨年までは下りを苦手としていたので、ちょっと嬉しいですね。

昨年より遅くなったけど、北海道マラソンの一週間後ということもあるし、いろいろと人体実験をしたので、今後のいい経験になりました。このトレランでは、辛い時ほど笑顔を出せるようになりました。これって私は「はんかくさい」人間なのでしょうかね?

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北海道マラソン2014の完走報告

8月31日(日)北海道マラソン2014、無事に完走しました。その報告です。

大会1週間前より、左お尻の上部、すなわち腰が痛くなり、数日整骨院に通うも完治せず。ホテルにある温めの温泉に長く浸かってストレッチの繰り返し。不安のまま当日を迎えました。

昨年までのスタートのブロック分けは陸連登録者がA、Bブロック。Bブロックの中には、大変失礼な言い方になりますが、かなりスローな方がたくさん。さらには友達と並んで走る方が行く手をさえぎり、非常にストレスのかかるスタートでした。

それが今年は陸連登録関係なしの持ちタイム順にブロック分けをしてくれました。私はBブロック。これは本当にありがたかったです。ロスタイムが少ないのはもちろん、最初の数キロでも回りの流れが非常に良かったです。

涼しくなるだろうという予報は見事に崩れ、快晴。日差しが強くスタート21度、ゴール時では28度にもなっていたようです。今年、私は帽子をかぶらないで走りました。日差しを遮ることよりも、放熱を優先しました。給水所はたくさんある大会なので、水を頭にかけることで対応したのですが、これは当たりました。あまり暑いということは感じませんでした。ただ、あくまでも私にとってですので、安易に真似しないでください。

北海道マラソンが素晴らしいのは、沿道の応援、そしてボランティアの素晴らしさを皆口をそろえて言います。沿道の応援があったからこそ走り切れた、とたくさんの人が言うように、特に今回は実感しました。

中島公園付近で、「岩内・一八・紀・GOGO!」と書かれたボードを頭に掲げて応援してくれた、高校同級生。大混雑の中なので、私の方から、「ありがとう!」と叫んで見つけてもらいました。回りの人たちは、ちょっとうらやましそうに見ていたように感じました。

長い直線の新川通りでは、毎年応援してくれるSさん。高台小学校の先生だった方。私は知らない方だったのに、岩内の高台小学校出身ということだけで応援してくれます。なんと、「紀 哲郎さん」と書かれた大きなのぼりを作ってきてくれているではないですか。50m前からそれが見え、近づくにつれて感激して涙が出てしまいました。ありがとうも言えず、まるでちっちゃな子が泣きながら親の胸に飛び込んでいくような状態でした。折り返してまたそれを見て、また涙。

ここまでしてもらって、結果を残さなければダメだと自身を奮い立たせます。ペースはキロ4分37秒前後で終始推移。5キロ単位では誤差30秒以内のイーブンペース。35キロからギアチェンジしたと思っていたのですが、それほどスピードが上がらず。でも追い越すことだけは一人、二人と数えながら。

北大構内に入る前にY君の声援。構内に入るとN先輩、Tさんの笑顔。赤レンガ通過時には、我慢比べならだれにも負けないぞ、と自己暗示。たぶんその時の私の顔は人間の顔ではなくなっていたと思います。最後の直線で中島公園で応援してくれた同級生の声。ほんとにみなさん、ありがとう!

大会ベストは5年前に出した3時間14分00秒。ゴールの電光掲示板がすでに13分台に。呼吸をしているかどうかもわからないけど、14分は切りたい!とただそれだけ。58秒でゴール。すぐ前の人は倒れ込んで担架で運ばれていました。

ゴール後にハイタッチ応援隊が笑顔で。その中にお仕事でお世話になったS女史。学生さんかと思うほど若く見えました。ゴール後の幻覚でしょうか?いい幻覚だからお許しを。ここでも大会を盛り上げるボランティアの人たちがいることに感謝です。

水をかけてくれるところでは、私たち中年オジサンたちが「ああっ!きもちいいー!」「毎年この瞬間が楽しみなんだ!」と叫ぶと、かけているボランティアの方も「水をかけるだけでこんなに喜んでもらえるなんて、こっちもうれしいよ」と。

総合で657位。翌日の新聞には5歳単位での50位までが掲載されます。残念ながら掲載されるには30秒速くゴールしなければダメでした。多くの方に「新聞の名前捜したけど出ていなかったね」と言われました。私自身、もしかしたら?と思っていたのですが、同世代はやはり強いですね。

腰痛の心配も本番では問題なし。大会ベスト更新という結果も出せて、素直にうれしいです。でも新聞に名前を載せるという宿題は、来年以降への持ち越しですね。また強くなってチャレンジします。

大会を支えてくれたたくさんの人、強い日差しの下で応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

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本日北海道マラソン2014のスタートです

今年もやってきました。北海道マラソン。私は今回で11回目の出場。ちょうど10年前の2004年に初めて走りました。

フルマラソン歴10年となりましたが、初めて北海道マラソンに出た時の、あの不安感と緊張感。沿道の応援に感激しながら走ったことを思い出されます。

たぶん、結果は今までの練習が1/2、レース展開が1/4、そして1/4はモチベーション。最初の頃のモチベーションを思い出しながら、走ります。

私のゼッケンは 「B1323」。なんと初のBブロックで、1000番代も初です。

これは、自身の過去2年間での持ちタイムからでた数字です。さらに陸連登録を昨年まではAブロックとBブロックにしていましたが、今年は登録のあるなし関係なし。これはありがたいですね。

レース結果は来週の日曜日のブログで報告させていただきます。さぁ!行ってきます!

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北海道マラソン2014まであと2週間

北海道マラソン2014にエントリーされているみなさん、順調に仕上がっているでしょうか?今年初参加という方もたくさんいると思います。完走、4時間、3時間切りを目標にしている方、それぞれの目標があるでしょう。まずは、いよいよ迫ったこの2週間をお楽しみください。

私は北海道マラソン出場が今年で11年目となります。その間、大会がいろいろな変化をしていることを目にしてきました。持ち時間制限がなくエントリーできるようになってからの変化は大きかったですね。

その変化に昔のほうがよかったという声も聞かれますが、それ以上に多くの人が走ることにより、多くの喜びが生まれるなら、それはそれでいいのかなと私は思っています。11,000円の参加費を高いと感じるかどうかも考え方次第。

多くの知人、友人が通り過ぎる一瞬のために汗をぬぐいながら応援してくれる。今年ボランティアになった、と連絡してくれる人もいました。走る人の中には、ガンとの闘病ですべてを失い、人生の目標もなくなってしまい、ようやく北海道マラソン完走という目標を見つけて走る知人もいます。

そんないろいろな人たちが、いろいろな思いをもって北海道マラソン2014の大会が存在します。ランナーのみなさんは、走ることだけでなく、たまにそんなことを考えながら走ってみてはいかがでしょう?そうすれば、いつもと違ったエネルギーが出てくるかもよ。

写真は、昨年2013年の大会朝の風景です。

 

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釧路湿原マラソン2014の報告

第42回釧路湿原マラソン30kを走ってきました。2014年7月27日。この大会は初参加。30kレースも自身初の体験。片道400kmを超える長距離移動で、さすがに日帰りというわけにはいかず、前夜宿泊となりました。

前レースは、フルマラソンの7月6日の豊平川市民マラソン。本命の北海道マラソンは8月31日なので、その間のレースはなく、ちょっと刺激がほしいと思っていました。そこで、妻も誘って(10k)参加することに。

天候はどんよりした曇り空で20度前後の絶好のコンディション。記録を狙う人にはうってつけの日。7月下旬でこの気温。さすがに道東です。15分前になってもスタートラインに人が集まらず、変だな?と思ったら、隣の広場に並んでいます。その並び方はちょっと大雑把。それから誘導されてスタートラインに。

札幌での大会とは何が違うか?やはり人が違いますね。いつも見る札幌の数々のランニングクラブののぼりは見当たらず。遠いところまで来たんだなと実感。そんな新鮮さを感じつつ、スタート。

初めての大会だし、4分40秒くらいのペースで様子見で走ろうと思ったものの、4分20のペースで5キロまで入ってしまいました。キロ表示がその後は5キロ単位になったので、少しペースを落としてあえて時計は見ずに、体の動くままのペースを作ろうと決めました。

ホテルの朝食をちょっと食べすぎてしまい、スタートまで3時間あるから大丈夫かなと思っていましたが、大丈夫じゃなかった。スタート後は、少し逆流状態。おまけに、オナラもしたい。でも、回りは静かだし、変な音を出してクセーオヤジと思われるのもいやだしなぁ~などずっと往路はそんなことばかり考えていました。

30kウオークというカテゴリーがあり、私たちより3時間半前に同じコースをスタートしている人たちがたくさんいます。その人たちがマラソンをしている私たちを応援してくれるのです。それがとてもうれしかったですね。なにせ、湿原の誰もいない、何もないところをひたすらまっすぐに走るのですから。

折り返てくる人をチェック。50歳以上の同じカテゴリーのナンバーは何人か?一人、二人・・・10人・・まだいる・・・20人・・・やばい・・・27人・・・ええっ、こんなに。この人数を数えてしまっては、ペースが自然に上がってしまいます。復路は誰一人追い越されず、追い抜くだけ。エイドの学生さんたちの元気が出る声が嬉しかったですね。また、ウオークの人たちも追い越し際で「がんばれー!」と言ってくれて、ほんとに力になりました。

結果は2時間9分20秒。50歳以上の男子の部で9位でした。最後は競技場のトラックを走らせてくれるのがいいですね。街の中のコース沿道の応援も多く、ウオークと組み合わせることによって、お互いが刺激になる演出ができています。

細かな部分はよしとして、私は気に入った大会です。ただ、帰りの移動時間を考え、友人のゴールを見届けずに岐路についたのがちょっと悔やまれますが、岩内と釧路の距離ではしょうがないですね。

写真は道新の方が会場で速報で配られていた新聞からお借りしました。私がいるけど、わかるかなぁ~?ほとんど似たようなオヤジばかりですね。

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第9回豊平川市民マラソンの報告

2014年7月6日に行われた豊平川市民マラソンを走ってきました。豊平川の河川敷の右岸、左岸の両方を使って行われるフルマラソンのみ。北海道マラソンの暑さ対策に出る人が多い大会です。

昨年は膝の故障で出場できず。聞くと、30℃近くまで気温が上がり、大変だったとのことです。今年は、日差しは全くない曇り空。体感的には20℃前後。風も強くもなくほどほどの感じで、この時期としては走りやすかったというのが参加者の大方の感想です。

参加者が昨年より少なくなったようで、札幌ドームリレーマラソンと日程が重なったためと思われます。私も3年間ドームリレーマラソンに出ましたが、今年はチームを作らず、北海道マラソンに向けての体作りを優先しました。

スタートは特にブロック分けもない、「ゆるい」整列。それでもなんとなく自身のレベルをわきまえた整列になっているのが、微笑ましく感じます。

スタートから4分40~45秒ペースを維持。応援が少なく、またランナーも前後に少なくなってくると、モチベーション維持が難しくなってきます。そこで、今回は少し早めに25キロ過ぎから4分30秒にペースアップ。少しずつ前の人を追い越す状態になってきます。

追い越した一人が、ぴったりと並走してきました。30k地点で「ひっぱってくれて、ありがとうございました」と。その人は30kからはのんびり行きますと。中だるみところで私をペースメーカーにしたようです。

35k付近からは、また違う人が背後にぴったりと。走る音や呼吸音で追い越す力を持っているかを予想できるのですが、最後の3kは私のペースも徐々にダウン。背後霊君に負けると気持ちでも負け。最後の500mであっさり抜かれました。

ゴール時には、申し込み時に書いたコメントを読んでくれます。「ゼッケン○○番、○○さん。・・・・」私は「昨年膝の故障で走れなかったので、今回は走ることができるだけで嬉しいです~」と読んでくれました。そして一人一人ゴールテープを切らせてくれるのです。

この大会は、このゴールが目玉商品なので、ゴールの100mでは他の人と競ってはいけません。前後にできるだけ間隔を空けるようにしたほうが、この「読み上げ」を独り占めできるのです。

ゴール後は、背後霊君がやってきて、「利用させてもらって、すみませんでした」と。私のおかげで、ベストタイムを出すことができたようです。「そりゃよかった。私が役に立ったのですね」と大人の対応。

結果は3時間15分39秒。50歳代男子の部で8位。大会ベスト。やはり気温が例年より低かったこと。それと、二人の背後霊君たちのおかげで、モチベーションを維持できたこと。順位が良かったのは、強い人がドームリレーマラソンに行ったためです。

いつもはランナーとして走る人たちが作る大会。トイレの数も12個と増えました。昔は2個しかなかったよね。こうして、大会の成長を見ることができるのも、私のランナーとして年をとっているんだなと感じました。

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第26回おたる運河ロードレース大会の報告

2014年6月15日、おたる運河ロードレースのハーフマラソンを走ってきました。6月に入って、日曜日3連チャンの最後のレースとなります。当日、先週の八雲のようなどんよりした曇り空で、時々雨。

申し込み者は昨年よりも多かったようですが、実際に走った人数は昨年のほうが多かったようです。最近のマラソン大会では出場者数が右肩上がりなのに、サッカーワールドカップ日本戦には勝てなかったようですね。

スタートは、1時間20分以内で走る人、1時間20分から40分という刻みでプラカードが掲げられています。でもね、スタート5分前にもなると、おいおい、あなたは2時間切れるの?という方まで1時間20分以内のグループに割り込んで並ぶ始末。この大会の課題ですね。

スタート後、いつもより早めのペースで走ると、八雲と同じように持病のすね痛が始まりました。八雲では8キロで痛みがなくなったのに、今回は10キロ付近まで痛みを感じる状態。ちょうど、10キロの人たちと合流するあたりで、足が楽になりペースアップ。ところが、コース幅が狭く、10キロの人たちを追い越すのに「右から抜きまーす!」と声をかけながら。

祝津への往復では、追い越すだけの状態で気持ち良く走ることができました。1000番台は50以上の我らオヤジカテゴリー。その番号をひたすら追いかけ、一人、二人と。折り返しのときにはるか遠くにいた50代二人を最後の700mで抜くことができたのが一番のガッツポーズです。

結果は1時間27分01秒。50歳以上の部で13位。目標を27分としていたので、まずは合格。2年前は表彰されましたが、さすがにこの記録ではもう表彰は無理ですね。世の50代オヤジランナー強しです。

今回はこの大会3度目の出場となる岩内のKさん同行。彼は念願の1時間50分切り。着々と走力をつけタイムを更新しています。目下「マラソンにはまった」状態で、レースに出る喜びを見ている側も感じます。この感覚って、大切なんですよね。

さてさて、下半身の疲労もずいぶんたまってきました。上手にこの疲労を抜かないと、また故障の元になってしまうので、うまく調整していかないとね。

写真は北海道新聞後志版です。

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第29回やくもミルクロードレース

2014年6月8日、第29回やくもミルクロードレースのハーフマラソンの部で走ってきました。参加は今年で4回目。都会のレースとは違ったほのぼの感があって、なかなかいい大会です。

小さな酪農と漁業の町、一週間に八日曇りになるので、八雲町と言われるゆえん。当日も大会長の挨拶は、「八雲町らしい曇り空で・・・」と言うほどです。たまに小雨が降る12℃くらいの走るにはちょうどいい気温。その酪農地帯のアップダウンの激しいコースで行われました。

この小さな大会ですら、今年は参加者が過去最高で500人を超えたようです。昨年私はこの一週間前に行われた千歳マラソンで膝の故障をして、強引に走ったら、痛みがひどくなってのちに1カ月走れなくなりました。ですから、今年、問題なく走れることがとてもうれしく感じました。

記録は1時間29分19秒で50歳以上男子の部で7位。10位までは表彰してくれます。この記録で表彰してくれるの?ってな感じですが、ありがたく副賞のジンギスカンのたれをいただきました。地元企業からの提供です。都会の道はいやだけど、田舎道なら走ってあげるわと付き合ってくれた妻は10kmに出て、11人中の9位で同じく“入賞”でもう一本のたれをゲット。

スタートからスピードを上げるとスネ痛が出る持病は今回は顕著でした。きっと千歳の後も筋肉が硬直した状態だったのでしょう。ですから、8キロ付近まではペースを上げることができず。長い上り坂になってようやくその痛みの呪縛から解放されて、ペースアップ。

50歳以上はゼッケンが1から85まで。折り返して来るその番号を見て、人数と距離感を確認。ジワジワと一人追い越しては、次はこの人だとターゲットを作りながらの走り。この走りは記録はなかなか作れないけれど、最後まで追い越す楽しみを持ちながら走れるので、気分よく終われます。

表彰式と抽選会は最後のランナーがゴールしてから行います。当然、最後のランナーは拍手で迎えられ、そのランナーはみんなを待たせたのを申し訳なさそうに、ごめんポーズをしながらゴールへ。

抽選会は3人に1人の割合で当たります。地元の小さなお店でもスポンサーになって商品を出してくれるのがいいですね。昨年は夫婦とも当たりませんでしたが、今年は妻がもち米、私が牛の形をした最中を当てました。来年は30回記念なので、豪華景品?があるかもね。

つくづく、故障をしないで走れることが、どんなに素晴らしいことか、昨年と今年を比較して感じます。それなりの年齢になってきたら、故障しないためにはどうしたらいいか、何をしてはダメか、御自身の体といつも相談しましょうね。

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第34回千歳マラソン2014の報告

平成26年6月1日、第34回千歳JAL国際マラソンが行われ、私は毎年のごとくフルマラソンを走ってきました。前回、前々回と2年連続3時間10分台で走っており、今年は10分を切って自己ベストをと思っていたのですが、結果は3時間17分40秒。

言い訳を先にすると、最高気温が25℃を超える夏のような条件。スタート時にランニングシャツ姿でいると、ちっよと寒いと感じるくらいが走りやすいのですが、今回は記録を狙う条件下ではなかったです。

でも、今回は私にしては珍しく最初からいつもよりペースを上げて走りました。いつも抑えてばかりいても伸びない、どこかで冒険も必要。そう自身に言い聞かせて走りました。折り返し地点で足に来ていることを自覚。ひるまず下りはペースアップ。

34キロから林道を抜けてアスファルトに。ギアチェンジしてさらに加速という思いは重いだけ。それでもペースを落とさず走っていれば、回りが落ちてきます。その様子は例年と明らかに違い、失速度合いが多く感じられました。

久しぶりに歩きたいと思いました。歩道では、倒れて看病されている人も。ラスト2kmでは川沿いでバーベキューをしている匂いが漂います。毎年それを横目で、早くビール飲みたいと思うのですが、今年はちょっと気持ち悪くなるぞ~と。

洞爺湖が余裕で18分。千歳はめいっぱいで17分。気象条件は同じというものはなく、それらに適合した走りをすればいいというもの。まだまだだなぁ~と。

林道と高度差があることで、賛否が分かれる大会ですが、私は好きなコースです。ただ、フル、ハーフ、10kmなどのカテゴリーが多いので、スタートの方法など改善したほうがいいところはあります。

それにしても、この大会は美女が多いです。今回はスタートで隣に並んだ若い女性に声をかけたら、4時間を切って走る地元千歳市の方。10年前にはなかった今どきのランニングファッション。スタート直前に「がんばりましょう!」と笑顔で言われて、嬉しくなるこの私。今回の敗北は、この邪(よこしま)な気持ちがあったからか~・・・・・。

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洞爺湖マラソン2014の報告

2014年5月18日、第40回記念洞爺湖マラソンがありました。いつの間にか、今回で11回目の参加になります。

前日は峠で雪が降るニュースが流れるし、車で移動中に雨が降り出す不安定な天気。風も強く肌を出すと「寒っ」と思わず体が縮まってしまうような気温でした。

スタートのブロック分けは、申告タイムでA陸連、B3時間以内、C4時間以内、D4時間以上という4ブロック。私は3時間18分の申告でC。ロスタイムは45秒。その後も温泉街を抜けてしばらくは、団子状態。

昨年からコース変更になった22キロ付近からの片道3キロの山道。サブスリーの人たちの走りはやはり威圧感があるというか、戦っているという感じ。逆に私が折り返してこれから上り坂に向かうという人たちの表情は、かなり不安気。この盲腸部分のようなコース、皆きつい、嫌いと言いますが、私は2年前のスタート直後のごちゃごちゃした中での逆走よりも刺激があって好きです。

コース沿道の応援は他の大会に比べれば、確かに少ないですが、その分人に出会うと嬉しくなるものです。エイドの学生さんたちの声援は、翌日声が出なくなるんじゃない?と思えるほど。思わず手を振ってしまうと、さらに大きな反応。こりゃ、最高ですよ。

2週間後に千歳のフルマラソンを控えているので、毎年このレースはできるだけフラットの走法。シューズも練習用を使用。5キロほど走って、4分40~45秒ペースと安定して、今日はこのペースでいくぞと決めます。6キロの山道部分はタイムは変動したものの、ほぼフラットで走りきる事が出来ました。

結果は3時間18分16秒。ゴールの掲示板でその数字を見たとき、2秒待てば18秒だと思い、ほんとにゴール手前で2秒立ち止まろうかと思いましたが、恥ずかしくなってゴール。ということで、「いっぱちのぞろ目」はまたの機会としましょう。過去の同大会の記録の中ではベストでした。

ゴール後は無料の温泉券を持って、すぐに移動。入った温泉は洗い場が満杯。逆に湯船は数人だけ。背中を見ると、絞り込んだ体のみ。今回は、温泉街の飲食店マップが入っていました。そのパンフレットを見せると、ソフトドリンク1杯サービスなどが書かれてあります。私が入ったお店は、気さくに話しかけてくれて、車でなければビールを何杯もいっちゃったかもね。地元のそんな人たちとのふれあいも、地方のマラソン大会ならではのよいところだと思います。

まずは、今シーズン順調な滑り出しといったところです。加齢と逆行する記録を求める事はいつまでできるでしょうか?怪我という落とし穴にはまらないよう、慎重に進んでいくとします。

写真は帰り道の途中にある、サイロ展望台からの風景です。スタッフのみなさん、応援してくれた皆さん、温泉、飲食店のみなさん、いい一日をありがとうございました。

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