カテゴリー別アーカイブ: マラソンのこと

2012さっぽろさよならマラソン報告

 大会名がすごいですよね、「さよならマラソン」。マラソンをしない人にとっては、何にさよならなの?って感じでしょう。北海道のマラソンシーズンへさよならなんです。年によっては、雪が降ることもあるそうです。

 真駒内競技場は、冬場のスケートリンクづくりをしていました。スタートとゴールはスタジアム外周。他の大会で見られるチップはつけず、目測での計測となります。

 ハーフの部とクオーターの部。真駒内公園と豊平川河川敷のコースを、クオーターは1周。ハーフは2周するというもの。参加者はさすがに少なくなりますが、なんともこじんまりした感じで、いいのです。雪や冷たい雨だったら、申し込んだ人たちは皆走りに来るのかな?と思います。

 みんな寒いからといろいろ着こんで走る人が多い中、上位を目指す人たちはやはり格好もそれなりです。私も入賞を狙っているので、肌の露出は3週間前と同じ。

 風もあまり感じず、キロ4分そこそこのペースで公園を抜けました。折り返しでは、腕を差し出し、マジックで印をつけてもらいます。こんな手づくり感、いいですよね。

 この大会は、「好き者と強者が出る大会」と言われるだけあって、ランナーは後半失速する人が少ないです。1周目で前にいる人とかなりの差が開いたのですが、普通の大会なら落ちてくる人を抜くことができるのに、このレースではなかなか落ちてきませんでした。

 結果、50歳男子の部で4位入賞。記録は1時間24分05秒。またしても自己ベストの更新です。4位だったのは、いつもの入賞常連さんが出ていないだけで、こんな上位に入れてもらって恐縮です。

 副賞は新巻サケです。先週、副賞は食べ物でないと・・・というお話をしましたが、長い箱に入ったサケをバスに乗って持って帰るのはちょっと・・・・・。マラソン仲間を増やしてくれたMさんに感謝を込めてプレゼント。一応、私は水産加工屋ですからね。

 他の大きな大会のような派手さはまったくないのですが、札幌でもこんなほのぼの感がある大会もいいよなと思います。写真をご覧いただければ、表彰式の風景。人は少なく、寝っ転がっている人、仲間で入賞の記念撮影をする人などなど。

 長い影が秋の終わりとマラソンシーズンの終わりを告げているかのようでした。

 

マラソンで入賞したら、何をもらえる?

 マラソン大会で入賞すると、賞状だけでなく、副賞がついていたりする大会が多いですよね。その副賞についてのお話を。

 私は10月21日の北海道ロードレースで50歳代男子ハーフの部で8位入賞となり、表彰してもらえました。当日、ステージに上がる前、テントで表彰の順番待ちをしていました。30歳代、40歳代、50歳代と続きます。

 その椅子に座っている時に、隣の人に「副賞は何をいただけるのですか?」と聞くと、「小さな楯かな?」と教えてくれました。私は「食べ物じゃないんですか?それは困りました。我が家に楯を持って帰っても、だれもほめてくれないし、邪魔だと言われてしまうんです。食べ物なら、ほめられるのですけど・・・・・」と話をすると、周りの人たちからは大受け。

 前に座っていた人は振り返りながら、私に「そうですよね」と同調してくれました。皆さん、私と同じような境遇の方が多いようで、入賞されるようなランナーは家族から呆れられながら走っているのですね。

 写真の楯は、先日の北海道ロードレースの8位の楯です。上位になると少しずつ大きく、カッコいいものになっていきます。今日のお話、決して主催者側に“楯”ついているのではございません。

東京に続き、京都も落選

 東京マラソンが脚光を浴びる中、都市型の大型マラソンがいくつもでてきています。その中に3月開催の京都マラソンがあります。この京都マラソンも出場するためには、抽選で当たらなくてはなりません。2013年3月開催は第2回大会。

 その京都マラソンに応募したのですが、落選しました。東京に次いで、「京都よ、お前もか・・」という心境ですね。東京マラソンが、倍率10.3倍に対し、京都マラソンは3.3倍。

 当初は東京に比べれば3倍の確立で当たるのだから、仮に東京が落ちても京都を走れるかな、なんて安直な考えを持っていました。でも、第一回目の東京マラソンの3倍でも落ちている私です。まず当たらないだろうと思ったほうがいいですね。

 ここまで落とされると、くじ運がないんだなとかなり落ち込みます。とはいえ、東京マラソンの時も書きましたが、だれもまねのできない落選記録を打ち立ててやるぞ!とメラメラしてきました。

 当選したら、雪の中も走ろうと思っていたけど、やっぱり冬眠します。

第33回北海道ロードレース(2012年)の報告

 2012年10月21日(日)、札幌真駒内のスタジアムを発着で、豊平川河川敷の往復で競う、北海道ロードレース。私が初めてハーフマラソンに挑戦し、北海道マラソンに出るための記録を取ったのが、9年前。それゆえ、この大会には非常に愛着があります。2年ぶり7回目の参加です。

 曇り空で、気温は9℃。風は北西でやや強い。この条件を見て、「これならいける」 と判断し、久々に記録更新を最初から狙う事にしました。寒いので、着るものをどうしようかと迷う人もいましたが、私は迷わずランシャツランパンの戦闘モード。

 札幌マラソンに比べると、参加者が少ないので、スタートの整列区分もなく、15分ほど前になると、ぞろぞろと集まって、自然と速い人は前へとなります。

 最初からキロ4分ちょいのペースを維持。中盤で何人かに追い越されるものの、折り返してからは、一人も抜かれることなく、河川敷から真駒内公園に入る登りでラストスパート。

 でも、あれっ?昨年は出場しなかったのですが、以前はスタジアムにそのまま入ってゴールなのに、最後一回りしなければならないぞ!こりゃ大変、ラストスパートのさらにラストが延長とは、となんだかあせっているものの、ここまできたらどうでもなれ、早くゴールさせて~と必死。

 ゴールして時計を見たら、1時間24分15秒。すごい、25分きっちゃった。やった、自己新記録更新だと安堵。すると、後ろから40代の男性が、一人で「やった!やった!切った!切った!」と興奮しています。振り向いて「どうでしたか?」と聞くと、「初めて25分を切ったんです」と、まさか、薬やってないよね?と思えるほどの興奮。

 「私も初めて25分切りました。一緒ですね。おめでとうございます」と言うと、「いゃ~、あなたに抜かれて、それから必死でついていけたのがよかったです!」と、ちゃんと年上に気遣った事を言ってくれました。

 結果は、50代ハーフ男子の部、8位でした。10位までが入賞で、札幌の大会では、初めての表彰を受けました。やった、メジャーデビュー。でも、周りの人たちのお話を聞くと、コースはハーフの距離に200mほど不足していたようだと。やっぱりね。でも、順位は変わらないし、記録も最後のペースで走っていたら、間違いなく自己新記録でしたので、よしとしましょう。

 ハーフは、しばらく記録更新が出来ていなかったので、嬉しいですね。トレランや駅伝対策などで、心拍数を上げた練習を多く取り入れたのがよかったのかもしれません。やっぱり、ただゆっくり走っているだけじゃ速くはならないんだなぁ~と実感。

 40歳から始めたマラソン。50になってもまだまだ発展途上ですよ。そんな人って、結構いるんですよね。40代、50代からマラソンを始めたみなさん、私のような例がありますから、大丈夫ですよ。 

 無料のおしるこはお餅が2個、上手に柔らかくなっていて、とっても美味しかったです。北海道マラソンクラブ主催、スタッフは年配の方が多かったですが、一生懸命に対応してくれて、とても気持ちがいい大会です。公園内の綺麗な紅葉とともに、思い出のレースとなりました。ありがとうございました。

第43回黒松内町内一周駅伝大会の報告

 平成24年10月14日(日)、黒松内町の駅伝大会に出場してきました。42.195キロを7区に分かれてリレーします。今年で43回というので、かなりの歴史がある大会です。一般の部、40歳以上のシニアの部、女性の部と3つのカテゴリーがありますが、同時間、同区間での勝負となります。

 札幌、函館のちょうど中間点にあり、両方から150kmほど。それゆえ、都会からの参加者が少なく、全部で24チーム。そのうえ、観客は牛の数のほうが多いなという感じ。でも、いつもこんな田舎道を走っている私にとっては、まったく違和感なく融けこむ事ができました。

 厳しいのは、第3中継所で先頭チームから20分後に繰り上げスタートになり、赤から黄色のタスキに変わります。また、第6中継所では、踏切で汽車が通過する前に繰り上げスタートになってしまう事。クラスに関係なく、一番早いチームが何分で来るかがカギとなります。

 マラソンと違って選手をバスで移動させたり、各中継地点では荷物の受け渡しなどの作業が必要で、それらの仕事は地元の人たちが温かく対応してくれる事にとても好感を持てました。

 今回、参加させてもらったチームは、ニセコのスキー場の人たちです。声を掛けてくれたのは、子供が小学校でサッカーをやっていたときのお父さん同士の間柄。最初はメンバーが足りないからという事でしたので、遠慮がちに他に人がいなかったら・・という返事をしました。でも、よく聞くと、昨年まで4位で、3位入賞したいとのこと。という事は、私をスカウト?

 私は子供の頃から、体が小さかったために、団体競技では常にみんなのお荷物でした。それで、迷惑をかけないために、スキーや自転車などの個人スポーツだけしてきました。年をとってもマラソンもそのひとつです。それが、チームで上位を狙うのに、私を必要としてくれる。そういう事自体初めての事だったので、とてもうれしかったです。同時に入賞をするために、責任も感じてしまいました。

 そのニセコのチームは、一般2チーム、シニア1チーム、女性1チームの大所帯。私はシニアクラスで、一番距離の長い2区8.2km。途中、一般の若い子を2人抜き、一人も抜かれる事なく役目を無事に果たしました。そして、結果はシニア3位を獲得。一般男子Aチームは、4位入賞。女性は区間賞すべてを取って完全優勝。景品の副賞は、4チーム合わせてジャガイモが120kg。

 2週間前には、チームの監督たちが、コースの試走をしに現地に連れてきてくれました。声をかけてくれた、Yさんしか知り合いがいなかったのに、打ち上げのときには、もうたくさんの知り合いができました。いろいろな職業をもった人たちですが、スポーツを通して、人生を楽しんでいます。私にとっては、3位入賞よりも、そんな人たちと仲間として走る事ができたのが、一番の収穫でした。 

第37回札幌マラソン(2012)報告

 2012年10月7日日曜日、札幌マラソンが行われました。最高気温で19℃、湿度も低く、絶好の天気。風が北西で少し強く吹いていましたが、札幌マラソンでは珍しくいい条件です。

 毎年、後半の河川敷に入ってからの向かい風でほとんどの人は苦しめられるのですが、今年は追い風だったのです。それゆえ、記録を狙いやすい条件がそろっていたと思います。ただ、前半は向かい風となりますが、ビルの中を走るのと、集団で走っているので、風除けがたくさんあります。そのへんを計算に入れてペース配分できた人は、結果もよかったのではないでしょうか。

 最初の3キロ付近までは、混雑して走りにくかったですが、徐々にばらけてようやく自分のペースだと思って時計を見ると4分05秒ペース。さぁ、このペースがずっと持つか。折り返して駅前通りを走る時は、たくさんの応援に包まれて、気持ちいいですねぇ~。

 河川敷に入って追い風のはずが、体感では無風状態。気がつくと4分15秒に落ちていて、ここで諦めないでしっかりしなくっちゃと前を走る人を一人、一人と越していきました。河川敷に入ってからは、追い越されたのは一人だけ。追い上げ型の私本来の走りができました。

 河川敷から真駒内公園に入ってからは、いつも見かける速い人たちの後ろ姿をキャッチ。その人達を抜くぞとギアチェンジ。心拍数はかなり上がってしまったけれど、そのまま最後の集団も追い越してのゴール。

 グロス1時間26分12秒、50代男子の部、9位でした。残念ながら入賞は8位まで。8位とは2分も差があったので、納得の9位でした。別に速くなったわけじゃないけど、年をとっても現状維持しているだけで、周りが落ちてくれるから順位が上がっていくんですね。

 翌日、読売新聞に、各部門の上位100位が掲載されました。さすがに上位に名前があるのは、なんとかAC(アスリートクラブ)とか、~マラソンクラブなどといった、名前だけで速そうな所属。私は?・・・一八興業水産としっかり書いてあります。ちょっと異質に見えます。

 新聞を見て、50代男子1,000人の出場中9位は立派だというメッセージを同世代の何人かからもらいました。でも、「中年の星」になるには、もう少し頑張らないとね。

 結果良ければ・・・・と言いますが、秋晴れのもと、久しぶりの気持ち良いレース展開ができました。ただ、あちこちでスタートの整列方法の見直しをと言われているように、もう少し工夫してくれたらなと思います。

 終わった後、札幌駅で一人でビールを飲んで帰っていたのは2年前まで。マラソン大会に出ていると言うだけで、変人に見られていました。しかし、今年は世代と職種を越えた仲間と楽しい打ち上げ。今年のこの参加者の多さを見ると、明らかにマラソン大会というものが、一般の人に身近になったなと実感しました。

 

あっと驚きの北海道マラソン記録証2012

 北海道マラソン2012の記録証がようやく届きました。大きな封筒でいろいろ入っている感じ。ちょっと楽しみに開けたら、あらま・・?・・?・・?

 昨年まではA4サイズの記録証で、5キロごとのラップが記載されていました。総合と部門別の順位も掲載されていました。でも、今年は、その記録証がない・ない・入れ忘れ?

 昨年と同じ完走メダルはゴール後に頂いています。紐の色が昨年は水色だったのに対し、今年は緑色。それはいいのですが、そのメダルを置く小さなプレートなるものに、記録と名前が記載されています。もしかして、これだけ? 同封されていた北海道新聞の大会記録集には、5歳単位の順位が掲載されていました。

 さて、みなさんはこれをどのように感じられているでしょう? 今までの北海道マラソンを知っている人には、間違いなくブーイングが出ていることでしょう。小さな文字で記載されたプレートも、手に取ると貧弱で、失礼な表現かもしれませんが、引き出しの中に直行です。

 『生まれ変わった北海道マラソン』と銘打っているのですから、いろいろなところが変わって当然。参加人数も増やすという考え方も今まで走っていた人にとっては、もうやめてと言いたくなるでしょうが、新たな北海道マラソンのファンを増やすという意味では成功しているかもしれません。

 今回の記録証一式も、喜んで受け取っている人もたくさんいるかもしれません。実際はどうなんでしょう?その辺の声を拾ってほしいと思います。たぶん、インフォメーションセンターにはクレームをつける人も出てくることでしょう。いつも思いますが、そんな電話を取って怒られている人は、辛いでしょうね。

 この大会で、自己ベストを出して満足した人ならば、このプレートもよく見えるかもしれません。私は失敗した方ですから、あまりよく言わないのかな? どんな風に変えても、文句を言う人は必ず出ます。文句言うなら出るなと言ってしまえば、それまで。私は形ある「物」での良さは求めません。大会そのものが、素晴らしい大会に変わっていくことを望みます。

やっぱり落選の東京マラソン2013

 第7回目の東京マラソン2013。私は第一回目から毎回申込をしては「落選」という、最多落選記録を更新中です。だれも私を上回る人はいません。もちろん、私と同様の人はいるでしょうが。

 年会費4,200円を払いプレミアムメンバーになれば、少し確立が高くなる。また、チャリティー枠を使い、10万円以上の募金をすると、参加できるという手があります。でも、ここまで来ると、正々堂々と一般枠で抽選に当たるまで、がんばろうと思ってしまいます。それが何歳の時になるかわかりませんがね。

 私の周りでは、一人だけ当選した人がいます。最初に申し込んだ2年前に当選したので、昨年は当然当たるものだと思っていたそうです。でも昨年は落選。そしてまた今年、2度目の当選。確立3分の2ですから、当たる人と言うのは、そんなものなのでしょうね。

 今年、いくつかのマラソン大会の抽選会などで、景品が何度か当たっています。小さな幸運をこまめに使い過ぎているのでしょうか?

 なぜ当選しないか?スポンサー枠がある。走力分散して、スタート、ゴールが混みあわないようにする。など、いろいろな事を言われる方もいますが、市民ランナーである以上、余計な憶測はせず、決まった事に文句は言わないようにいたします。

 でもね、ここまで落ちると、「どうだ、俺は毎回落ちてるぞ!」と威張りたくなっちゃうね。

 

ニセコマラソン2012

 ニセコマラソンフェスティバル2012、ハーフマラソンの部に平成24年9月16日(日)、参加してきました。前夜は土砂降りの大雨。一週間前に「NACトレイルランニングinニセコ」で大雨の中を走ったので、ちょっとくらいの雨なら、別にどってことないさ的な気分。

 開会式には、後志選出の道議会議員さん3名が来賓として来られていました。毎年、3名なが~いお話になってしまうのですが、今年は3名のご挨拶はなし。失礼な言い方かもしれませんが、マラソン参加者は皆ホッとしていたでしょう。鈴木宗雄さんが来て実際に走っていた時代は、3人に走らねばダメだとハッパをかけていたものです。

 年々参加者が膨らみ、今年はとうとう乗用車の停める場所がなくなってしまう非常事態。私たちはさっさと停めることができましたが、後から来た車はどうなっていたのでしょう?地方で行うマラソン大会の悩みでもありますね。

 相変わらずアップダウンの激しいコース。まぁ、ニセコマラソンはこうでなくっちゃねと思いながら走りました。途中、抜いたり抜かれたり若い子と競り合ったくらいにして。10kを過ぎてからは、抜かれることなく走ることができました。まだまだ頑張れる50のオヤジ。

 気分的には27分台で走ったと思ったのですが、甘い甘い。結果は1時間29分40秒。40歳以上男子の部で8位でした。あれっ、50代以上の部はないの?40歳以上でひとくくりでした。50歳以上の部があったら表彰だったのに、と想像しても、もしもそれがあったら、札幌周辺の賞金稼ぎが参加して、私は弾き飛ばされます。まぁ、そんなもんですね。

 スタート時の曇り空が、いつしかジリジリの晴天に。ほとんどのランナーが、蒸し暑いと感じたレースだったと思います。ゴール後に、抽選で当たっていますと言ってもらいました。お酒とお菓子が入っていました。今年は30回記念で、いつもより抽選の景品が多かったようで、とりあえず、手ぶらで帰らなくて済んだと安堵。

 一緒に岩内から行った同業者Tさんは、走り終えて倒れこみ、「これって修行でしかないわ」「もう駄目、死ぬかと思った」といろいろ言ってました。聞いている私は、いつものことかとスルー。でも、走らずに講釈をする人よりも、走っただけ偉いわ。

 参加者全員にニセコ駅前の綺羅の湯無料券がついていましたが、混雑必至と判断し、別の落ち着いたところで温泉に入りました。岩内に戻ってからTさんとお疲れさん会。ニセコは晴れていたのに、岩内は曇り空。山を越えるかどうかの違いで、天気も違うんですね。

第13回トレイルランinニセコ

 昨年初めてトレイルランニングの大会に出たのが、「NACトレイルランinニセコ」でした。距離は30kmの部。そして、今年も同じ大会に出場してきました。ところが、平成24年9月9日、当日は雷雨で最悪の状態。

 30kのコースは、アンヌプリの山頂を経由するために、雨だけならまだしも、雷も鳴ってしまったので、危険と判断されました。急きょスタートに整列してから、30kを20kmに変更。コースは、10kコースを2周というアナウンス。不思議な事に、誰ひとりとして、ブーイングを出す人はいませんでした。みんな、大人だね。

 スタート整列時には、曇り空も雨が一気に降り出しました。千葉から参加したという隣に並んだ女性と「ここまでなっちゃうと、笑っちゃうしかないですよね」と苦し紛れの会話。

 最初の急登は、昨年ちょっと頑張りすぎて、その後エネルギー不足になったので、今回は抑え気味。下りになると、若い人たちは強いですね。昨年も思いましたが、スキーをつけていたら、緩いと思う坂も、走るとなると抑えながらの走りになってしまい、このへんの走り方はもう少し上手にならないと、トレランのレースではまだまだ通用しないかなと感じました。

 東山スキー場への道は、ロープで登る場所があるのですが、足場はドロドロ。ロープが泥まみれになっているので、ウエアーも汚れます。1周目は、汚れたくないなんて思っていましたが、2周目ではもうどうでもいいやと言う感じ。

 結果は昨年と同じ16位(参加115人中、うち20人リタイア)。タイムは3時間13分。50歳のオヤジとしては、よく頑張ったかなと。ゴール付近に戻ると、スタッフに「1周目ですか?」と言われ、「2周したよ!」とちょっぴりムッとしてしまいました(スタッフの方、お許しを)。

 1位は2時間38分。最終ランナーは6時間12分という時間差があるのも、トレランならではですね。10km短くなったとはいえ、私も3時間以上かかったのは、ロードコンディションがいかに悪かったかを物語ります。ゴール後は、見ず知らずの人も温かく迎えてくれました。とてもそんな雰囲気がいいですね。

 私の妻は10kの部に参加。最終から3番目のゴール。中学の息子も妻にそそのかされ出場。途中、前を走っていた大人について行くと、その人たちと一緒に道を間違えて30分以上のロス。二人とも、へろへろ状態で戻ってきました。

 一年で唯一筋肉痛になるレースがこの大会。それも、お約束のように、翌日月曜日ではなく、火曜日に痛くなりました。

 さて、一週間後の今日9月16日。筋肉痛のリハビリを兼ねて、今度はニセコ町でのハーフマラソンに出ます。はんかくさい?