カテゴリー別アーカイブ: 会社のこと

血圧計

 サッカーワールドカップのパラグアイ戦は、深夜に及び、寝不足気味の方も多かったのでは?湿度が高く疲れやすいこの時期、しっかり睡眠を取りましょう。

 写真の血圧計は、数年前から工場の休憩室に設置してあるものです。働いている数人はお医者さんから血圧の薬を処方してもらっています。働く前の空いた時間に使ってもらえたらと思って設置したのですが、定期的に使っている人はほとんどいないようです。「計るのが怖い」と言うのが本音でしょうね。

 でも、毎度言わせていただきますが、健康あっての体なのですから、血圧計は無視しないで、お使いくだされ。

 私の血圧は普通の数字を出しています。昨年末の繁忙期に怒り爆発寸前の状態になったことがありました。経営者たるもの、そんな表情を出してはいけないと我慢していました。頭の血管が膨張しているのを感じ、この血圧計で計ったら、やっばり数字がびょ~んと上がってしまいました。頭に血が上るというのはまさにこのこと。怒るのは体によくないですね。心穏やかに、今日も笑顔で過しましょ。

健康診断の通知

 6月10日付で書いた健康診断。この結果が昨日届きました。一人一人が封筒に入ったものを受け取り、まるで小学生が通知表をドキドキしながらこっそりのぞきこむように見る感じ。

 数名の従業員はやはり再検査の通知が書いてあったようです。この再検査とは疑わしきものがあるということで、再検査でなんともなかったということのほうが多いと思います。仮に実際に悪性のものが見つかった場合でも、早期発見になるのですから、治療もしやすいことでしょう。

 伸ばし伸ばしにしてほったらかしにしてしまうのが良くないことです。みなさん一生懸命に働いて稼いだお金が、医療費に消えてしまうのは、馬鹿らしいこと。ということを今日の朝礼でお話させてもらいました。

 今回の検査で、ブリンクマン指数という言葉を初めて聞きました。喫煙が人体に与える影響を割り出す目安として、数値化したものでした。結構この危険数値になっている人がいたようです。女工さんの中に、「専務、男をやめてもタバコはやめられないわ」という猛者もいますが、ちょっと考えてみてはいかがでしょう?

社員旅行

 身欠にしんの春の繁忙期も一段落。今日は社員旅行に出かけています。私は留守番。 旅行に行く女工さんたちは、いつもと違って化粧ばっちり、おめかしスタイルです。今回は道南方面グルメの旅。せっかくの旅行ですが、16日の岩内は雨。現地はだいじょうぶかなぁ~?

 いつも一生懸命に働いてくれる女工さんたち。彼女たちにとって、上げ膳据え膳が何よりの楽しみということです。そりゃそうだよね、日中は工場で働いて、家に帰ったら、掃除洗濯炊事、後片付け。つくづく良く働いてくれると思います。岩内の女性はすごいよ。

 工場が止まっているときに、毎年工場内の修繕や改造をします。本当は新しい工場をドン!と建てたいけどね。それができないから、ちょっとずつ。今年は乾燥機を少し手を加えました。乾燥機は365日ほぼ休みなしで動いています。夏場に故障しやすくなってきたので、暑くなる前に対策を。

技術相談

地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 産業技術研究本部 食品加工研究センター 

 うわぁ~~、と思わず言ってしまう、長ったらしい名前。この4月からついた道の研究機関の名前です。今までお世話になったことがある人は、「食加研」と言えばお分かりでしょう。私の「にしんのおかげ」は、ここの研究から生まれた基礎技術を応用したものです。ここの研究員の方々、いうなれば生みの親でしょうか、濱岡さんと山田さんが現場に来て、私の問題点を探って相談に乗ってくれました。

 この技術は「北海道さかな味噌」という言葉でおおきなひとくくり。北海道内ではこの技術を利用して商品化に取り組んでいる企業が数社あるようです。どの魚を利用するかは、その企業の地域性や、扱う原料によって違いがあります。一八は、毎日ニシンを加工しているので、ニシンを使って挑戦したのが2年前の1月。お二人に言わせると、一番難しい魚を私は最初に手を付けてしまったようです。

 しかし、難しいからと言って逃げ出すのはイヤ。試行錯誤の連続。ニシンは脂分が多く、発酵を邪魔してしまう云々。最初に教えてもらった魚肉、米麹、食塩の配合比率ではどうもうまくいかず、何パターンもの配合を繰り返し、ようやく商品化されたのが昨年7月でした。

 その後もいろいろな問題点などが浮上し、そのたびに岩内町地場産業サポートセンターの釜谷さんや、食加研のこのお二人にいろいろと相談に乗ってもらったりしました。こんなちっぽけな会社が新しいことを作りだすというのは、そう簡単にできるものではありません。公的な研究機関に技術的な協力をしてもらうことは有り難く、心強く感じます。 研究員の方々の知識は確かにすごいですよ。その知識を上手に生かして商品づくりに結び付けるのが、私たちの仕事です。

 食加研のみなさん、岩内町地場産業サポートセンターのみなさん、これからも私たちの下支えをよろしくお願いします。

暖簾(のれん)

会社のお店の前にある「のれん」を新調しました。

 前の暖簾は布製の染め上げたもの。雪、雨、風によって数年持たずして、ぼろぼろに。岩内の自然をご存じの方なら、このぼろぼろになる状態は想像つくと思います。

 今回は岩内の老舗「村本商店」で作ってもらいました。生地は風雪に耐えることができるように、頑丈なテント生地です。このお店、岩内では有名なのですが、お店は一八同様非常にシックな作りです。お愛想のよいご夫婦でお仕事されて、仕事内容もしっかりして早いです。

 最近では、山菜取り用のリュックサックなどの商品は、丈夫でしっかりした作りだと静かなブームになっていると聞きました。ホームページをのぞいてみてください。お勧めです。

 大きな暖簾。これで、千客万来!となりますように。甘い甘いとおっしゃる皆様方、わかっております。暖簾を変えただけでうまくいくなんて、そんな商売は甘くはない。でも、がんばらなくっちゃという気持ちの変化は出ましたよ。これをご覧になった皆さま、実物の一八の暖簾を見て、お買いものに来ていただけるのをお待ち申し上げております。

健康診断

健康診断がありました。岩内海産商協同組合のとりまとめで、組合企業の従業員さん、経営者をまとめて診断してくれます。

毎年のことですが、血管が細くて採血するときに時間がかかる人がいます。取られる方も慣れたもので、あの人は下手だった、上手だったと、後からのコメント。今回は、すんなり行ったようなので、上手だったようです。

皆、一様に嫌がるのがバリウムを飲む胃の検査です。胸を撮影する機器と胃を撮影する機器を積んだバスに乗ると、まず簡単な説明。それから粉状のものを飲みます。これが胃を膨らませる薬のようで、要するに発泡剤でしょうか。次にころころと機械でゆすっているバリウムを持たされて、所定の場所で一気に飲み干します。それから、サンダーバード2号に乗るときのような体をひっくり返したりする台に寝ます。マイクで指示された通り、体を回転させたり、息を止めたり。

昨年は、この指示を出す先生は怖くって、「もっと早く!」「右向いて!右、そっちと反対!」怖い言葉なので、かえって焦ってしまいます。私だけでなく、皆同様だったようで。今年はやさしい先生でしたよ。人に動いてもらうときには、威圧的な言い方はかえって混乱させ、間違いの元になりますね。管理者諸君、心しましょう。

この健康診断でいろんなところにチェックが入って、後日結果が出ます。私は今のところ特に問題はないのですが、毎年再検査で病院に行くので休ませてくださいという人がいます。過去にはこの健康診断でガンを発見した人もいましたし、普通に生活しているのが不思議だと言われるくらい、血圧が高かった人もいます。従業員あっての会社です。従業員が健康な体で働いてくれるから美味しい商品が生まれます。バリウムはいやだけど、年に一度のことだから、我慢しましょ。

北海道産品取引商談会

札幌ロイトンで6月8日、9日と展示会がありました。

参加企業は皆、このような展示会に慣れていて、ディスプレイの作り方やpopなどを工夫しています。一八は「にしんのおかげ」のみを持って行きました。初日は専務一人で対応。二日目は妻に途中から手伝いに来てもらい、なんとか接客をこなすことができました。

北海道では大きな展示会ということで、お客様の中には、北海道のバイヤーだけでなく、本州から、遠くは鹿児島から来ていたお客様もいらっしゃいました。それだけ北海道の商品に魅力があるのでしょうか。

私の近くに出展している企業のみなさんは、積極的に新製品を開発し、売り込みに一生懸命です。お隣の企業の方ともいろいろお話させていただき、勉強になりました。

ずっと立ちっぱなし。でも、いろんな人とお話するとどんなことに興味があるのか、売れるためには何が必要かなどわかってきます。

20数年前、私は東京で100万以上するワープロの営業マンをしていたとき、晴海の展示会場で説明をしていた経験があります。今でも覚えているのですが、私が新人で初日、たくさんのお客様に説明したのに、名刺をいただいたのはたったの4枚。上司に「こんなことじゃだめだぞ」と言われて奮起。以後、いかに名刺をいただくかを自分なりに努力しました。職は違えど、名刺交換から商売は始まります。本日お会いしたお客様、同じ出展社として名刺交換いただいた方、お会いできてありがとうございます。

そして、今後ともよろしくお願いいたします。

テレビ取材

今年2月と4月に、NHKのテレビ取材を受けました。そのうちの一件は北海道限定版ですが、長寿番組の「北海道中ひざくりげ」。ご覧になった方も多いかと思います。30分番組で、若い池田アナウンサーが岩内町に来て、岩内で働くおばちゃんたちにスポットを当てて取材をするといった流れでした。

今回の取材は、最初に製作番組のディレクターが、役場の企画産業課に問い合わせ、そこから紹介されたところに取材の申し込みをするというものです。岩内町の加工屋さんは取材が嫌いです。もちろん私もイヤです。なぜって、一度カメラが入るとほとんど私は仕事が出来なくなってしまいます。取材陣はいつもどおりの仕事をして下さいというものの、いろんなところに気をつけなくてはならないし、カメラで撮って欲しくないところもあるので、監視もしなくてはいけない。とにかく大変なのです。

さて、Yディレクターは2月にスケトウダラの漁からたらこが出来るまでの番組を作りたいと言ってきました。現在のスケソのシーズンは11月から1月。たらこの製造もしていないよ。と断ると、困った顔。とりあえず、工場を見ていくと、後日岩内で働くおばちゃんたちを取り上げたいと。

工場で働く女工さんたちは良く働きます。口は悪い人はいるけれど、悪い人間はいません。そして、生きることに一生懸命です。昔から岩内を支えているのは、この人たちだよといったのが、Yディレクターに通じたのかわかりませんが、女工さんたちの人間性、一生懸命さを上手に表現してくれた番組になりました。

日本一の生産量と日本一の品質の岩内の身欠きにしんも、とても美味しそうに撮ってくれました。久しぶりにいい番組を作ってくれたなと思いました。一週間も岩内に取材陣ははりつき、タツカマを作っている方、釣縄を作っている漁師の奥さんの取材とともに、番組作りをしてくれました。

ご覧になりたい方は、一八で身欠にしんを購入してください。そして、録画したDVDを貸してと一言言ってください。私も商人ですので、あしからず。

これを読んでいるどこかのディレクターさん、だからと言って私は取材はお受けいたしません。経費節減のために、このようなホームページを読んだだけで、岩内をわかった気にならず、ご自信の足で取材をして下さいね。

役場のMさん、Tさん。取材の話を私にすぐに振るのは勘弁してください。税金減額してくれるなら、考えます。

札幌での会合

札幌のホテルで、東京の市場に魚や水産加工品を送っている、通称「荷主」と、市場で荷物を受け取って販売する通称「荷受」の会合が札幌でありました。

以前は札幌と東京と半々くらいでやっていたのですが、ここ数年は札幌で行っています。全道各地から荷主が40人程度集まり、荷受側も30人ほどが一堂に会しました。

いうなれば親睦会ですが、時代の流れを感じざるを得ません。この会合にはこの十数年間、私が出席していますが、現社長が出席していた時は、熱海の温泉街でやっていたりしたようです。それも、参加者は今の倍以上は集まっていたようです。

浴衣を着て座布団の上に座っての宴会。どんどん少なくなっていますね。これだもの、温泉街が寂しくなったところが多いわけだ。北海道の温泉街も朝食、夕食までバイキング形式にして、価格を抑えるなどといった形が増えています。

時代の流れとともに、市場の役割もどんどん変化しています。魚の流通という意味ではなくてはならぬ存在ではありますが、問題も山積みです。

時代に逆らって頑固にいるのも一つの形かもしれませんが、柔軟な考え方をして、それを行動に移すこともしなければいけないことも現実。

頑張ってね。大都魚類で働くみなさん。

一緒にお酒を交わしたみなさん、ありがとうございました。

北のお魚大使

昨年「北のお魚大使」の認定試験に合格し、認定授与式の写真です。

昨年2月に3日間の講義を受け、その一カ月後に試験。

11人中、2名の合格でした。

その一ヶ月間は、250ページに及ぶ教科書を熟読、どんどん知識を入れていく・・・・

はずだったのですが、詰め込んだ知識は下の穴からどんどん抜けていってしまう。

一緒に映っているのは、認定機関である社団法人北海道食品産業協議会の井原会長。

数の子製造のNo.1企業の社長さんでもあります。企業規模は弊社の何百倍も大きな会社。最近では、鮭の皮からコラーゲンを作り出すことに成功し、商品化したことが有名ですね。

この方、家族全員がワインソムリエとのことです。