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八興会館落成式の新聞記事

 弊社の創業者、紀伊右エ門は、大火後の子供の心身の成長を願い、剣道、柔道の稽古が出来る道場 『八興会館』 を私費で建設し、その運営も私費で行った話は、このブログでも書かせていただきました

 先日、事務所2階からまた古い新聞記事を見つけました。昭和38年2月11日の北海道新聞です。八興会館の落成式の事が書かれてあります。写真は、もちまきをする風景です。なにそれ?と思う方は若い方ですね。

 昔は家や船の新築の際、上棟式を終えた後に屋根などから餅まきをしました。そういえば、最近はそんな風景は見なくなりましたね。ビニールに包まれた紅白のお餅。中には硬貨が入っているものも。

 タオルでほっかぶりをした男性、木でつくられたはしご、除雪なんてしていない道路、いろいろな時代を物語るものがこの写真には入っています。

 過去の八興会館の話題はこちらです。その1その2その3その4その5その6その7その8

STVラジオで紹介されます

 STVラジオの日曜日の番組、「Yo!Hey!サンデー」(12:00~17:00)の中で、弊社の事が紹介されることになりました。日時は、平成25年9月1日(日)の13時30分頃。

 「ズームアップ北海道 北海道・くいしん坊の輪」と題し、美味しいものを作っている人は、美味しいものを知っている!がコンセプト。北海道内で信念を持ちながら人に喜んでもらえる商品を作っている人や企業を紹介し、紹介された人が、違う人を紹介していくというもの。まぁ、テレビの「友達の輪は友達」みたいなものですね。

 私は根室の有限会社汐彩という会社の五十嵐さんという方から紹介を受け、29日に電話取材を受けました。そう、私の声が電波に乗ることはないので、ご安心を。

 どのような紹介になるかわかりませんが、普段ラジオを聞かない方も、たまには聞いてみましょう。ラジコというPCやスマホでラジオを聴くことが出来るものがありますので、お試しを。

昔の大浜海水浴場のちょうちん

 弊社事務所2階の古いものシリーズ。勝手にシリーズ化してしまいましたが、今回は、岩内町の大浜海水浴場に取り付けられていた、提灯が出てきました。

 先代紀伊右エ門は、海水浴場を華やかにするためにつけたのか、その本心はわかりませんが、広告を兼ねて取り付けられていたようです。

 岩内の大浜海水浴場は、今は埋め立てられて大きな工業団地とフェリー埠頭になってしまいました。工業団地は企業誘致が進まず、上越と結ばれていたフェリーも撤退。

 ほんの1カ月程度しか海水浴場では泳げませんでしたが、私たちの世代にとっては、多くの思い出が残っていた場所でした。それにしても紀伊右エ門は若者が楽しむ場所が好きだったのでしょう。でも、身内にはとっても厳しい人でした。 

岩内海産商協同組合のホームページ

 岩内海産商協同組合という組織があります。岩内町の水産加工業者が加入している組織です。その岩内海産商協同組合のホームページが出来ました。(こちらです)

 20年前は50数軒あった岩内町の水産加工業者。今、岩内海産商協同組合に加入しているのは20軒だけです。その20軒のうち、従業員を雇って仕事をしているのは、13軒ほどだけになってしまいました。

 このたび、この組合がこのまま衰退せずに、生き残るために何をしなければならないかを考えました。そして最初の一歩として、私たちのやっている事を情報発信しなければならない。ということで、組合のホームページが出来ました。

 まだまだ人間でいえば赤ちゃんのようなホームページですが、ちょっとのぞいていただければありがたいです。

節電・省エネ事例“虎の巻”に掲載されています

 経済産業局北海道が発行する「節電・省エネ事例 虎の巻」という冊子が手に届きました。その中には、弊社の省エネの取り組み事例が掲載されています。

 昨年末に、北国の省エネ・新エネ大賞の省エネ部門で弊社が受賞した事は、このブログで何度か書かせていただきました。賞をもらった企業・団体だけでなく、業種別に取り組み事例が載っているので、参考にしてくださいというものです。

 弊社のような乾燥機などを使う水産加工業はたくさんあります。ただ、それらの工場は一律な電力消費をしているわけではなく、企業それぞれの状態を知った上で、省エネを進めていかなければなりません。

 と、ちょっと賞をもらったくらいで、すべてをわかったような言い方になってイヤですね。弊社もまだまだ改善余地ありですから、謙虚にしなければ。

 北海道経済産業局でこの冊子は手に入ります。また、ホームページからダウンロードも可能です。こちらです。

インターンシップの受け入れ

 岩内高校の2年の男子生徒2名が弊社工場で体験労働をしました。3日間、午前中だけ。これをインターンシップと呼ぶのですね。私たちの学生時代にはありませんでしたし、どんな事をさせればいいのか受け入れ側としては戸惑いました。

 今年の岩内高校での講話から続いて、インターンシップの受け入れをぜひお願いしますと就職担当の先生から頼まれました。工場の男子職員にとっても、若い子に教えるということで、いつもと違う考え方を学ぶいい機会かなとも思い、承諾をしました。

 また、高校生といえば、女工さんからしてみれば自分の息子や孫のようなもの。いつもは岩内弁で勇ましい発言をする人も、人が変わったように優しくなっていました。

 インターンの2人(MS君とMT君)、初日は緊張の連続で、「疲れた~」と言ってましたが、立派に仕事をこなしていました。卒業してどんな企業に勤める事になるかわかりませんが、この3日間を大切な “経験” として役立たせてほしいと願います。 がんばれよ~、MS君とMT君。

 写真は、左が実習生で、右の女工さんに指導してもらいながら、数の子の選別を進めている様子です。

『サンサンの湯』のご紹介

 岩内町の円山地区には数軒の温泉があります。今日は『サンサンの湯』というところをご紹介いたします。

 源泉かけ流しの湯、日帰り入浴専門で、宿泊施設はなし。小さな温泉施設ですが、ここの湯でなくてはならぬというマニアックな “信者” もたくさんいます。

 内湯のみで、湯船は二つ。一つはかなり熱いお湯で、熱いお湯が好きな方にはもってこい。泉質は、舐めると昆布の味がするのですが、それだけミネラルが多く含まれているのと、海と山の “恵み” が入っているのでしょう。

 昔は「いこいの家」として町で営業されていました。一時、取り壊しの話が持ち上がりましたが、この泉質をなくすのはもったいないと、岩内出身の茨城県の経営者が買い取り。岩内在住の友人ご夫婦が、半ばボランティアのような形で維持管理をしています。

 この温泉のセールストークは、私がくどくどと書いても意味なし。実際に行って管理人さんとお話をしてみてください。「すんげぇ~!」と言ってしまいますよ。

 

第29回北海道産品取引商談会に出ました

 平成25年6月11日・12日に札幌のホテルロイトンにおいて、第29回北海道産品取引商談会という展示会に出てきました。札幌市で行われる食品を中心にした展示会で、弊社は過去に何度か出展をしています。

 「にしんのおかげ」を開発する前は、このような展示会には一度も出たことがなく、初出展の時は勝手がわからず右往左往。

 展示会に出てよかったのは、先輩企業がいろいろな事を教えてくれます。振り返ると、その経験と会場での新しいつながりが、現在に役立っていると思います。

 どうせ・・・と言う前に、まずは行動してみる。新しいお客様を見つけるために出ていますが、それ以上の何かを私はたくさん見つけました。会場でお話をさせていただいた皆様、ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 写真は展示会が始まる準備風景です。

先代の冬用下駄

 先代、紀伊右エ門が使用していた冬用の下駄が出てきました。夏用とどのように違うのか?いや、そもそもこの雪国で冬用の下駄なんてあったの?と思ってしまいます。

 写真を見ればお分かりでしょう。指の部分が隠れるようになっているのと、なんと下駄の足には滑り止め用のスパイクが付いているのですね。

 このスパイクはよく利きそうです。今みたいに、アスファルトやコンクリートが少なかった時代ですから、このようなものが存在していたのでしょう。現代ではすぐにピンがダメになってしまうと思います。

 私が子供のころは先代のこうした下駄の姿は当たり前で、靴を履いているほうがむしろ少なかったように思います。ネズミを追いかけ下駄で押しつぶしたのを見た記憶もあります。スゴイよね。確かにスゴイ人でした。

昭和49年の電報

 この写真を見て、ああ懐かしいと言う人は、それなりの年齢の方ですね。3公社5現業なんて言葉がありましたが、若い方にとっては、なんぞや?といった感じではないでしょうか。。

 昔、本州との連絡は電話料金が高いので、通信手段として電報を多用していました。商品がいくらで売れたか、何をどれだけ送ってほしいなど、短い言葉でお互いが理解できるようになっています。文字数で料金計算されましたからね。

 電電公社のマーク、文字は細長いテープのようなものに刻印されて、それを電報の台紙に張り付けてあります。もちろん漢字ではなく、カタカナと数字のみ。

 とても現在の結婚式やお葬式に届く電報とは違います。私は現在これだけ通信手段が変化したのに、『電報』というものが今も残ていること自体不思議に感じます。きっと、冠婚葬祭のしきたりをなかなか変えることができないのでしょうね。