今日は、昔懐かしシリーズの話題です。先代紀伊右エ門の書いたものがたくさん残っているのですが、私にとってはこの変体仮名を解読するのが不可能に近いです。
写真は、弊社従業員の婚礼で、媒酌人をした時の挨拶文です。皆さま、読めますか?紀伊右エ門時代から働いている弊社番頭さんは90%以上の解読率。私の母は、当時紀伊右エ門の運転手兼秘書のような存在だったので、解読100%。私?せいぜい5%かな?
紀伊右エ門は、このような文章、漢字などの書き方を学校でほとんど習わず、独学で身に付けたとのこと。従業員に指図するのも、夜中に書き、この変体仮名のメモを従業員の机の上に置いておく、といったことをしていました。
ある時は、「子供たちの靴の脱ぎ方が悪い」とメモが置いてあったことも。子供心に、なんで直接言わないのか?と思っていましたが、まぁ、普通の人の感覚でないことは確かでした。あまり書くと、あの世から先代がメモでお叱り文を書くかもしれないので、このへんで・・・。