カテゴリー別アーカイブ: 会社のこと

日本アスパラガスさんの作った飲料

 先日、岩内町の日本アスパラガス株式会社(通称:日アス)さんを訪問しました。

 応接室で専務とお話をさせていただいたのですが、その応接室には、写真のように、今まで日アスさんが作られた飲料の缶、ペットボトルなどがズラリと並んでいて、圧倒されました。

 千歳の工場は、サントリーの工場だったものを買収し、日アスの千歳工場として稼働しています。すごいですね。岩内の会社が天下のサントリーの工場を買収したんですから。

 岩内町はアスパラガス発祥の地。ですから、たら丸べに子もアスパラを手に持っています。ホワイトアスパラの缶詰を見たことはありませんか?日アスさんが作っていたものですよ。でも、今は缶詰の生産ラインはなくて、飲料のラインに変わったとのことです。

 あなたの飲んでるそのペットボトル、もしかすると、岩内町の工場で作られたものかもよ~

FMノースウエーブに出演します

 3月16日土曜日、FMノースウエーブのStation Drive Saturday という番組に私が出演することになりました。もう1カ月も前から決まっていたことなんですが、1週間を切った今となっては、ちょっとドキドキしますね。

 何で出演することになったかと言えば、この番組の夕方4時からの10分間は、北海道経済産業局がスポンサーになっていて、北海道経済産業局の担当の方から出てくださいと言われました。【経産局のホームページに掲載中】。

 弊社は「にしんのおかげ」の開発にあたって、経済産業省の認定企業になって、補助金を使わせてもらったこと。もうひとつは、昨年12月に北国の省エネ大賞を受賞したこと。言い方を変えれば、私は経済産業省の “お得意様” のような存在なのです。

 2011年に1月にFMノースウエーブの竹本アイラさんの番組に出演したことがありました。その時は収録でしたが今回は“生放送”。パーソナリティーは、北海道では有名なヒロ福地さんと高橋弥子さん。きゃ~、今から声が裏返ってま~す。

省エネルギーセンターのHPに紹介

 昨年末、北海道経済産業局が行った、北国の省エネ大賞、節電の部において、弊社が受賞を受けたお話は何度かこのブログでもご紹介させていただきました。

 省エネの取り組みの最初にお世話になったのが、「省エネルギーセンター」です。省エネ診断と言って、無料で工場内のエネルギーの使用状況をチェックして、改善方法などをレポートとして出してくれます。

 そのレポートをもとに、今すぐできること、設備投資をしなければならないことなどを判断し、一つずつ取り組みました。弊社のそれらの取り組みを省エネルギーセンターのホームページで紹介しています。(こちらです。)

 本当は、身欠にしんを作るための冷風除湿乾燥機の節電技術が節電率の大きな部分を占めているのですが、電機屋さんの技術もあるので、大きく載せていません。ただ、興味のある方は、相談に乗りますよ。そのかわり、コンサル料の代わりに、一八の商品を買ってね。

国岡製麺のT営業部長のご紹介

 いろいろなイベントや展示会などに出ると、他の企業の方で、『名物』と名のつく方とお会いできるのも楽しみの一つです。

 「レンジでラーメン」という、電子レンジだけで生ラーメンができる商品を作られた企業があります。北海道産にこだわった、国岡製麺さんです。この会社のT部長さんは、イベントでは精力的に電子レンジを使った試食を作り、常に楽しい営業トークを発しながら販売活動をしています。

 2月のイオン千歳店で行われたイベント最終日には、写真のようなご自身で書かれたご挨拶状を張っていました。お手紙は墨字の巻きモノに書かれてあり、最初いただいた時はびっくりでした。常に人の心をつかむ努力をされている方です。

 「レンジで朝からラーメン、いかがですか~!あと15秒、生ラーメンが待ってるだけでできちゃう!」とT部長。私もつられて、「主食はラーメン、おかずに糠にしん(もちろん一八)、デザートには水の謌のスイーツ(私のとなりのお店)、夜のお肌のお手入れには馬油(私の向かいのお店)で幸せな一日に~」

一八のお店にも内裏雛

 3月3日のひな祭りを過ぎてしまいましたが、先週は弊社店頭にも写真のように内裏雛を置いました。

 そこで、弊社の3月3日にまつわるお話を一つ。3月3日は、弊社社長の誕生日です。年齢?“いわない”でおきます。それと偶然にも私の妻も3月3日の誕生日なのです。年齢?言ったら明日からおかずが出なくなります。

 お人形についての本音を言えば、雛飾りや五月人形などの出し入れはとても大変ですね。収納の仕方など、きちんとしていないと来年出すときに困ってしまいます。

 とはいえ、そんなお人形を見て、お買いものに来てくれたお客様と、ちょっとした会話がはずめば何よりです。皆様の家のお人形は眠ったままになっていませんか?

第11回北海道フードフェアに出展しました

 2月21日、22日とロイトン札幌で、第11回北海道フードフェアという展示会に出展してきました。21日は石狩地方が大雪による交通障害で大変な状態でした。

 かなり時間的には余裕を持って出たはずでしたが、10時の開会式には間に合わず、それでも15分程度の遅刻で滑りこみました。ブースのテーブルには、「雪害により、商品の到着が遅れております」と紙が私のところだけでなく、あちこちのテーブルに置いてありました。。

 東京のスーパーマーケットトレードショーに比べると、出展社も少なく、こじんまりしたものです。しかし、来場者がブースに立ち止まってお話する時間は長く、それだけ出展社にとっては内容の濃い展示会になったようです。

 来場者数は交通障害の影響で少ないのではと予想していましたが、むしろ逆でした。私のブースにも途切れることなくお客様が立ち寄って、試食の感想からいろいろなお話をさせていただきました。昼食はもちろんとらず、トイレにも行かずの状態でした。お立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。

ダイヤル式のチェックライター

 しばらくご無沙汰していた、弊社所有の昔懐かしもの。今日はチェックライターです。火をつけるライターではございません。小切手などに数字を印字するためのものです。

 小切手などの桁や数字の偽造改ざん防止に使われるものです。このダイヤル型の後に、数字を並べて一回で印字するL型と呼ばれるものがあります。それはまだ現役で使われています。

 このダイヤル式のチェックライターは、私の子供のころ事務所での密かなおもちゃでした。新聞広告の裏に桁をたくさん作った数字を並べ、すごい金額の小切手?を作って、大金持ちだぁ~なんて。

 写真は黒色ですが、私が遊んだものは深緑でした。自分で打った金額がそのまま口座に入っていれば・・・なんて夢は捨てて、コツコツ働きましょう。

事務職員の退職

 女性事務職員1名が退職いたしました。高校を卒業し8年間勤務後、結婚して退職。24年前に名字が変わって再就職してこれまでの合計32年間勤めてもらった人です。

 いい時代も悪い時代も経験し、弊社を支えてくれた一人です。癖のある先代の紀伊右エ門に使え、さらに現社長の下、隙間風が入る事務所でいまだに木のデスクで仕事をしてくれました。

 いつも退職する人とお別れをする時は、いい思いをさせてあげられなかったなぁ、と経営者として力不足を感じます。でも、一八を退職した人が、私はあの会社に勤めていたんだと胸を張って言ってもらえるよう、私は努力しようと思います。

 これからは余裕ができた時間を使って、ご家族とゆっくり生活を楽しんでください。長い間、御苦労さまでした。そして、ありがとうございました。

 

食加研セミナーに行ってきました

 先日、札幌で食品品質管理と発酵についてのセミナーを受けてきました。主催は、北海道の研究機関である、食品加工研究センター(略称:食加研)です。

 大企業でしたら、研究開発の部門や品質管理部門がありますが、弊社のような小さな会社では、兼任してやっているようなものです。専門的な分野になると分からない事が出てきますので、このような研究機関に相談します。

 弊社の「にしんのおかげ」は、この食加研の基礎技術を応用して出来たものです。最終的には研究員の方から提示された製造方法とは、かなり違ったものになりましたが、考え方や問題にぶつかった時の相談相手になってくれるのが、心強いです。

 単なる水産加工屋が、全く知識のない発酵という分野に挑んだのですから、よく考えたら無謀な選択をしたものだと。それも、このような研究機関があるおかげですね。

 振り返れば、ずいぶん実験で試行錯誤しました。でも、そんな行動をしないと、新しいものは生まれないんですよね。 

新潟日報からの取材の記事

 昨年末2012年12月31日の新潟日報という新聞に、弊社の社長のコメントが掲載されました。新潟日報と言えば、新潟の方なら良くご存知でしょうが、北海道の人間にとっては何それ?です。ごめんなさい。

 新潟から北海道に渡って、ニシンで事業をしているところを取材させてほしいと電話があったのは、12月の上旬の超がつく繁忙期でした。1分も惜しい時に、取材?昔の事を?・・・私はダメ。ならば弊社の社長の登場。

 新潟日報のS記者は、わざわざ岩内まで来ての取材でした。弊社の先代紀伊右エ門は、出身が佐渡。新聞記事には、「足跡を訪ねて 越佐と北前船」と題して、新潟と北海道のつながりが書かれてあります。

 今も弊社で作った身欠にしんは、新潟方面にはたくさん発送されています。記事を読むと、今ニシンで商売ができるのは、ただ作って売るだけではなく、ニシンの群来、北前船、北海道へ渡ってきた人たち、いろいろな歴史があって成り立っていると再認識しました。

 文章の最後にこう書かれてあります。「本県でも身欠が入った煮物などは『おふくろの味』。大切な食材である。」やっぱり私たちが作る食べ物は文化なんだなぁ~。