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『にしんが八セット』が道新で紹介されました

 にしん関連商品8品が詰まった『にしんが八セット』、明日2月1日の発売を前に、平成25年1月30日の北海道新聞後志版に紹介の記事が載りました。

 記事にも書いてありますが、商店街の勉強会で町興しの手段として、岩内ならではのお土産品の開発をしようという事が発端でした。それは今から10年も前の事になります。

 当時を振り返ると、岩内海産商協同組合の青年部にその話が回って来て、各社がそれぞれ一品を担当して作る事になりました。しかし、売価が2,480円という設定が決まっており、箱代を引いて卸価格で考えると、1品は250円以下で作らねばなりません。それではお客様に満足出来る商品を作れない。ということで、断念したという経緯があります。

 私は当時の企画がとん挫した事に、ずっと心に引っかかるものがありました。昨年、この数年間で新たに生まれた弊社の商品を組み合わせてみると、なんとかできそうだということで、話は再スタート。ただし、海産商青年部ではなく、弊社だけ。売価は残念ながら3,000円。箱代は町の補助を一部利用して、今回の販売へとこぎつけました。

 10数年の構想が今現実になった「にしんが八セット」。是非、岩内まで来てお買い求め願います。岩内に来なければ、手に入らないんですよ~

にしんが八セットの取材

 にしん製品8品が詰まった岩内の新しいお土産「にしが八セット」。当面のお取り扱い販売店は、いわない道の駅といわない楽座の2店舗のみとなります。申し訳ありませんが、弊社では店頭および通販はいたしません。

 先日、いわない道の駅で、北海道新聞から「にしんが八セット」の取材を受けました。私ではありません。いわない楽座と観光協会にかかわっている橋本専務に、誕生までのいきさつの取材です。

 写真撮影では、道新岩内支局のN氏が道の駅のお姉さんと「にしんが八セット」を、時間をかけて何枚も撮影。「今年一番の笑顔で・・・」「いいよ、いいよ・・・」。お姉さんは中腰で凝り固まって、横らか見たら笑っちゃったわ。

 いろんな人を巻き込んで発売される「にしんが八セット」。商品は全て弊社で作ったものですが、将来的には別の会社の商品が入ってもいいと思っています。岩内町の観光に役立てることが、この商品の目的なのです。

 2月1日発売開始ですからね。もう少しお待ちください。

 

予告~にしんが八セット

 平成25年2月1日に新発売となる「にしんが八セット」のご紹介をします。

 岩内町は弊社の他に10数軒の水産加工業者が存在します。一昔前は、50軒を超える加工屋さんが存在していました。そのほとんどがニシンを原料とした身欠にしん、塩数の子などの製造をしています。

 岩内町にとっては、水産加工がこの町の中心産業だった時代もありますが、今は衰退の一途をたどっています。ただし、このまま何もしないでは終わらない。品質の高い岩内町の身欠にしんを初めとして、岩内町にはニシン関連の素晴らしい商品があります。

 そこで、ニシンを原料にした弊社の商品を8品集めた「にしんが八セット」が誕生しました。誕生までの秘話やどんな品目が入っているかなど、詳細はおいおいとお話させていただきます。ぜひお楽しみに。

NHKの「うまいッ!」が再放送されます

 岩内の釣たらこや、タツカマなどを紹介した、NHKの番組「うまいッ!」が、再放送されます。突然ですが、今日です。2013年1月10日午後4時05分~4時40分の放送です。本放送は先日の日曜日1月6日の早朝でした。

 岩内町では、防災無線でこの番組が再放送される事が流れました。ありがたいことに、本放送の後、今だに全国各地からお問い合わせの電話と、ご注文をいただいています。

 写真右の男性は、水産庁職員の上田勝彦さん。えっ?この人が役人?と思うのですが、最近メディアに出て魚の豊富な知識をもとに分かりやすく魚について解説してくれるのがいいですね。

 お仕事中の時間です。録画予約を忘れずに、ご出勤ください。弊社は画像にでてきませんが、釣たらことみりん干は製造、販売しております。

お正月の数の子

 おせち料理に数の子を。ごくごく普通の言葉ですが、ニシン屋としては、お正月まであと数日となったら、こう言うしかありませんね。

 数の子は、子孫繁栄を願う縁起物ですが、子孫だけでなく色々な物事を繁栄させてくれそうです。たとえば、年始めに二親(ニシン)の健在を祝って食べられています。

 ニシン屋としてお恥ずかしいのですが、この言葉、初めて聞きました。「ニシン」と「二親」ねぇ、なるほど。皆さんはご存知でしたか?このような事って、食卓で家族で話題に上がって、子供に知識として受け継がれるといいなぁと思います。

 我が家を振り返れば、そんな機会が少ないなぁ~と反省します。来年は、少しでもそんな機会を増やせることができるといいですね。ということで、数の子を家族みんなで味わって、一年を良い年にしましょう!

 【写真と文章の一部は、CPKA(カナディアンパシフィックカズノコ協会)の提供によるものです。】

釣たらこ、今年できました

 まず最初に皆さまにお詫びしなければなりません。

 11月30日のブログで、釣たらこの生産は不漁と高値により、生産ができなくなってしまいましたとお伝えしました。しかし、桧山地方のスケソウダラのはえ縄漁が、先週末から漁が急激に増え、それなりの値段まで原料価格が下がってきましたので、急きょ、釣たらこの生産をしています。

 一度は釣たらこの生産をあきらめることになりましたが、ここまで漁があればなんとかまだがんばってみよう。釣たらこを作り、昔からの釣たらこファンの皆さまにお届けしたいという気持ちで、この一週間、生産をしています。

 またいつ漁がなくなるかわかりません。資源管理も近年は厳しくなっているので、年明けには漁の打ち切りになるかも知れません。先行きは分かりませんが、この一週間の生産で、少ないですが釣たらこをお届けできるようになりました。

 ご購入希望のお客様は、在庫の状況とお値段につきまして、お電話でお問い合わせ願います。

HTBテレビイチオシプラスで岩内のタツカマの紹介

 2012年12月8日(土)のHTBテレビ、イチオシ+プラスという番組で、岩内町のたつかまが紹介されました。残念ながら、北海道限定の放送ですので、道外の方にはご覧いただけません。

 たまたま私は当日岩内道の駅を伺った時、道の駅のお姉さんが「これからタツカマの紹介がされます」と教えてくれたので、録画で見ることができました。

 紹介されたのは、尾崎商店のタツカマ作りの場面、あづま鮨の“タチたちづくしセット”、いわない高原ホテルの“岩内名物たつかまプラン”などです。

 毎年、こうしてマスコミで取り上げられるのは、たらこよりもタツカマのほうが多くなりました。マスコミも希少価値のものをより求めていますね。水産加工会社としては、少し残念ではありますが、岩内に来てタツカマを食べていただいて、お帰りには、いっぱちの商品をお土産にお求めいただければ、なによりと思います。

日経Plus1に岩内のタツカマ記事

 スケソウダラの季節になって、たらこの他に近年、「タツカマ」という商品が人気を集めています。スケソウダラの白子を原料に、かまぼこになったものです。

 最近ではマスコミでたくさん取り上げられたので、人気急上昇。弊社のような水産加工屋が作るのではなく、個人商店のお店が細々と作るので、生産量も多くありません。ですから、希少価値があってまた人気が出るという構図になっています。

 私たちは子供の頃からよく食べているので、その食感は当たり前と思っていましたが、初めて食べる人にとっては、「何これ!?ツルン、ノビノビ、・・・・・」いろんな表現が出てきます。

 今回、日本経済新聞の日曜版、日経Plus1の紙面で特集されていました。電子版でもこちら読む事ができます。今回の記者はわざわざ東京から取材に来て、岩内の高島旅館で食べたというのですから、とてもおいしい取材でしたね。

たらこ原料の変更のお知らせ

 岩内町の名産、たらこ。その原料となる、はえ縄漁は、魚体を傷めずに、生きたまま釣り上げるので、鮮度抜群。ところが、手間がかかるうえ、はえ縄スケトウダラ漁が年々悪化していて、出漁をする船も少なくなり、今は3艘しかいません。

 私がこの仕事に就いた21年前は、スケトウダラの釣船が50艘もありました。そのまた昔は100艘以上の船がいたというのですから、圧巻だった事でしょう。

 弊社のたらこは、ずっとそのはえ縄漁での原料だけで作られていました。しかし、急激な原料不足と異常なまでの価格高騰によって、商売として成り立たなくなってしまいました。そこで、大変残念ではありますが、原料を網で獲ったものを使うことにしました。

 ただし、網であっても原料の選別は厳しくし、味の面でも今まで一八の味に慣れ親しんだお客様には期待を裏切らないよう、研究し努力しております。

 お客様にはごまかした商売をすることはできません。釣のたらこを扱う事が出来なくなった事を公表すること自体、苦渋の選択でした。どうか、この状況をご理解いただき、今年もおいしい一八のたらこをお求めくださいますよう、お願いいたします。

道新「逸品ストーリー」でにしんのおかげが紹介されました

 弊社の「にしんのおかげ」がまた、北海道新聞に掲載されました。経済面の逸品ストーリーというコーナーです。にしんのおかげが道新に載ったのは通算すると何度になるか、もう分かりません。ただ、今回は後志版ではなく、全道版だったために、反響は大きかったです。

 道新本社経済部のM記者から取材の申込があったのは、11月上旬。「札幌に出る機会がありますよ」と言うと、本社で取材させてほしいとのこと。数日後に道新本社を訪ねると、インタビュールームなんてところに連れて行かれました。後で聞いたら、VIPや芸能人などに使う部屋とのこと。・・??・・私は田舎の加工屋だよ。

 小さな会議室のような広さで、撮影用の機材などがありました。でも、撮影はせずにお話だけ。にしんのおかげは後日撮影されたようです。毎週火曜日に連続で北海道のいろいろな商品を紹介しているコーナーです。お話では、来週の27日だと思っていたので、問合せの電話が朝から連続で鳴って、事務所はびっくりの状態。

 決して、一時的な打ち上げ花火のようなブームにはならなくていいので、「にしんのおかげ」という商品が、消費者のみなさんに浸透してくれることを望んでいます。今後の行方にご期待ください。そして、たまには購入して、いろんな食べ方をしてみてくださいね。