カテゴリー別アーカイブ: 商品のこと

にしんのおかげがファストフィッシュ選定商品になりました

 最近、テレビのニュースや新聞で、「ファストフィッシュ」という言葉を目にしませんか?水産庁が推し進めているプロジェクトのようです。

~手軽・気軽においしく水産物を食べること及びそれを可能にする商品や食べ方の中で、今後普及の可能性を有し、水産物の消費拡大に資すると考えられるものです。~(水産庁のホームページより)

 相変わらず役人さんの言葉というのは難しいですね。もしくは私の読解力不足か。要するに、魚の消費低迷に歯止めをかけるるためには、簡単に魚を食べることができるものがあるよ、ということなのでしょう。

 その第一回選定商品として53品目が掲載されましたが、その中に弊社の「にしんのおかげ」が入っています。弊社の場合、水産庁の方からお電話をいただき、応募しませんか?と問い合わせがありました。弊社のホームページを見て、是非応募してみてくださいと、担当の女性に言われました。すなわち、営業を受けたわけです。
 
 お役所提出文書はさんざんこの数年間で鍛えられたので、すぐに提出。サンプルも出して選定委員会にかけられました。後日、選定商品に選ばれましたと連絡があった次第です。言いかえれば、「合格」というやつですね。

 このプロジェクトについては、いろいろと意見が分かれるところでしょう。私もそれなりの意見がありますが、魚をたくさん食べてもらう努力はしなければならないと考える立場は一緒。一過性に終わらず、弊社もせっかく選ばれたなりの行動をしたいと思います。

暑ければ、深層水は効果倍増

 残暑厳しい日が続いていますね。湿度も高く、食品を扱う私たち業者にとって、早くこの暑さの峠は越えてもらいたいと思う毎日です。

 工場はクーラーが入っていますが、水道水の温度は20℃近くまで上昇しています。そんなときに鮮度保持として効果を発揮するのが、海洋深層水です。温度は真夏であっても10℃以下なのです。

 弊社では、数の子など多くの商品にこの海洋深層水を使っています。ニシンのお腹から出た数の子を海洋深層水を使って「血抜き」という工程があります。そこで深層水を使うと血抜きが上手にできるのです。さらに水温が低いので、鮮度保持にも文句なし。

 写真は、海洋深層水の取水の場所です。太い管が結露を起こしていますね。外気温は30℃前後、中を通る深層水は10℃以下なのですから、20℃以上の差によって、この結露が発生します。氷を入れたグラスの表面が水浸しになりますよね。あれと一緒です。

 深層水を取水したり運ぶのは大変手間のかかる事ですが、良い商品を作るためには、こんな努力もしているんですよ~。

めんこちゃんの小さなサイズの商品ができました

 弊社の静かなヒット商品、「めんこちゃん」。めんこい(かわいい)とめんたいこの言葉をかけ合わせたネーミング。たらこを一腹ずつ丁寧にほぐして、辛子明太子の味付をしたものですが、岩内町ではそれなりの知名度を獲得しています。

 そのめんこちゃんの小型商品が誕生しました。商品名は「めんこちゃん」なのですが、ニックネーム的に、「ちびめんこちゃん」「めんこちゃんmini」などと呼んでいただいてもOKです。

 女の子のイラストが可愛いですね。標準小売価格を400円としましたので、ちょっとしたお土産にいいと思います。60gと少なめですが、使い切りサイズ。

 本日より岩内町のいわない道の駅と北緯43度さんでの販売となります。当面はこの2店舗だけの取り扱いとなりますので、めんこちゃんファンの皆さま、是非手にとってご覧いただいたうえで、ご購入をよろしくお願いいたします。

 買ってくれたあなたは、もちろん・・・めんこちゃん。

ハグマート限定販売商品のご案内

 札幌狸小路5丁目にある道産食彩HUGマート。ここには、弊社のにしんのおかげが販売されていますが、このたびもう一品を販売する事になりました。ニシンの切込です。商品名は、「鰊切込隊長」。ネーミング、面白いでしょ。覚えましたね。

 岩内で販売している鰊の切込隊長の原料は、アメリカ産。HUGマートで販売する「鰊切込隊長」の原料は北海道産です。どちらがおいしいの?と言われれば、正直な感想では、アメリカ産かな?と思いますが、北海道産ニシンがせっかく戻ってくるようになったのですから、その有効利用をどんどんしていく義務があると私は考えています。

 北海道産原料の鰊切込隊長。HUGマートスタッフの試食では、高評価をいただき、最初の100個までは、お披露目特別価格でご提供させいただいておりますので、是非お早目にHUGマートでお求めください。

 なお、この商品はHUGマート限定のため、他のお店、弊社事務所でも販売はしておりませんので、ご了承ください。発酵食品が見直されていますね。保存料も使っておらず、海洋深層水を使い、素材の旨みを上手に引き出した商品です。ぜひ一度お試しください。

おたる・しりべし旅日記

 ネットで情報を得られるようになって、本や雑誌の売れ行きはかなり落ち込んでいると思います。でも、地方の素朴な情報を載せたり、本ならでは紹介の仕方もあって、それはそれで、売れているものもあるようです。

 北海道新聞社が数日前に出版した、「おたる・しりべし旅日記」という本をご紹介します。道新後志版に連載された、小樽・積丹・ニセコなどの隠れた名所や話題をとりあげた「しりべし旅日記」が一冊の本になりました。個性的なイラストとエッセイ風の文章で紹介するスポットは、いままでのガイドと違い、より身近に感じることができるでしょう。と書かれてあります。

 これには、弊社のたらこの作業風景を取材されたときのことが載っています。イラストがとても雰囲気を出していて、見ていると写真とは違ったほのぼの感がいいのです。

 でも、この取材、何年前のことだっけかな?と。イラストを描くライターの方も一緒に取材されていたよなぁ~と思い出しました。後志在住の方は新聞販売店からや書店はもちろん、ネット通販でも購入できるようですので、ぜひご一読を。私の顔のイラストが面白いです。

道の駅の本

 先日、ふと本屋さんに立ち寄り、ガイドブックコーナーを見ると、道の駅の本がたくさん出ているのに気がつきました。その数もかなりありますね。

 写真に出ている本は、北海道の道の駅を紹介しているガイドブックです。北海道新聞社から出ているものですが、1,680円とちょっとお高いというイメージ。でも、写真をふんだんに使っていますので、見やすいです。

 いわない道の駅の案内にはなんと、弊社のにしんの燻製風味のおつまみ、「にしん伝心」がアップで紹介されていました。載るなら載ると言ってもらえたら、もっと宣伝するのに~。

 ある人が言っておりました。広告を載せないガイドブックというのは、それなりに高くなるのはしょうがないと。中高年の道の駅ユーザーのみなさん、ぜひこのガイドブック片手に、岩内におこしください。そして、ご案内にあるように、「にしん伝心」をお求めいただいて、家に帰ったら、安着祝いでビールと「にしん伝心」でお楽しみいただければと。

お中元は弊社のセットをご利用ください

 いつもブログをご覧いただいている皆さま、お中元はすでに手配済みでしょうか?年に2回の贈り物。バブル時代は、会社同士の贈り物などに、高級品が使われていたものです。

 しかし、法人ギフトが頭打ちになると、高級品は使われず、個人的にお世話になった人などに、ごく身近な贈り物をという風潮に変化していきました。

 弊社のギフトセットは、そんな素朴な気持ちが伝わればいいなと思い、作りました。決して豪華ではないけれど、もらった方が、北海道、岩内町を感じて、作り手の人たちの様子が目に浮かぶ。そして、贈り主の「ありがとう」という言葉が商品に込められれば、私たちも作った甲斐があるというものです。

 とはいえ、それはとても難しい事です。このブログが、少しでも贈り主のみなさんの心に伝わり、受け取られる方に、商品の情報が伝わる一助になればいいなと毎日思っています。という事で、弊社のギフトセットのご利用をお待ちしております。

たら丸グッズが増えてます

 岩内のゆるキャラ「たら丸君」。すっかりゆるキャラの中では、有名魚(?)となり、岩内町もその人気度を利用して、町興しに走っています。

 いわない道の駅は、とても小さな建物ですが、奥のほうではちょっとした岩内の特産品の販売をしています。もちろん食べる物が多いのですが、たら丸のキャラクターを使った小物も数多く取り揃えており、たら丸ファンにはたまらない品ぞろえではないかと思います。

 道の駅のお姉さんに最近変わったことはないですか?と尋ねると、「手作りたら丸グッズが増えましたよ」と教えてくれました。私のようなおじさんには、ちょっと縁がなさそうですが、ちょっとしたお土産としてみたら、岩内オリジナルなのでいいと思います。

 先日ご案内した、「北海道 ご当地キャラ応援団」ですが、2週連続たら丸が1位をとったとのこと。さらなる独走のために、みなさんも応援してあげてください。クリックの応援をしたら、道の駅のお姉さんに、「応援したよ」とお伝えいただければ、喜ぶと思います。何かもらえるかって?某店と一緒ですよ。笑顔をもらえます~。

今年のマスのトバは少ないです

 弊社の商品の中に、「ますのトバ」というものがあります。ホームページの商品のご案内には載っておりません。季節商材のため、原料がなくなったら販売が中止になります。

 珍味セットの中には、1つ入っているのですが、これについても在庫がなくなったら、別の商品での差し替えとなりますので、ご了承願います。

 以前も何度か書きましたが、岩内の人にとっては、サケよりもマスだという人が多いのです。日本海マスのはえ縄で獲ってきたものは、鮮度も良く鱗がビカビカしていました。マスのはえ縄船がたくさんあったのに、20数年前に一隻もなくなってしまいました。

 写真の「ますのトバ」は、岩内の定置網のものです。この季節、やっぱりこれだべよなと言いながら買ってくださる常連さんもたくさんいます。でも、今年は不漁だったので、すぐになくなりそうです。ご希望の方はお早めにお問い合わせ願います。

何気なくダジャレが・・・

 いわない道の駅でお買いものをして、ビニール袋に商品を入れてもらうと、そこにはたら丸べに子がいました。

 何と袋にはちょっとお寒いダジャレが書いてありました。『何もいわない物語』と題して、「何もいわないがこれだけは言わせて!」

  • 岩内のたらこは、日本一の味だよ
  • 岩内のみがき鰊は、生産量が日本一だよ

 と書かれてあります。

 私たちにとって、「そんな事“いわない”で」とか、「私の出身は“いわない”」なんていうダジャレは、正直飽きるほど耳にしているのですが、あまり岩内と関係のない方にとっては、新鮮なのかもしれませんね。

 私も今まで、初対面の方に「出身は?」「いわない」「なんでいわないの?」「いわないだから」なんて会話のやりとりをしながら、顔を何度もひきつらせた事があります。

 ダジャレから意識してつけた訳ではありませんが、弊社には「鰊の切込隊長」「にしん伝心」「いただき鱒(ます)」なんて商品名があります。“寒い”なんて言わずに、食卓でそんな言葉を楽しみながらお召し上がりいただける人は「めんこちゃん」。