カテゴリー別アーカイブ: 商品のこと

数の子の規格(個質編)

 先週の数の子の規格(大きさ編)に続きまして、今週は個質編をお話させていただきます。

 一口に数の子と言っても、大きさがいろいろあることはわかっていただいたと思います。では、卵の状態によっていろんな呼び名があるのをご存じでしょうか。

 写真の一番上から、変形卵、マガイ、ダルマ、フリコ、というものがあり、それぞれ固さなどの違いから食感が違うので、いろいろな用途に使い分けされます。それぞれの価格も違ってくるのです。この写真は、個質の違いのわかりやすいものですが、このほかにも若子、モロ子など細分化すると、さらにあります。

 簡単に言えば、卵の成熟度の違いです。最初は未熟卵で、若子に相当します。それから成熟卵になるにつれ、マガイ、モロコと変化し、排卵の段階になると、ダルマ、フリコと変化していきます。

 大きさは機械による選別が可能ですが、この個質に関しては、女工さんの目と手にかかっています。マガイと成子の違いを迷わず一瞬で見極めることができたら一人前です。

 一言でいえば、「ニシンの卵」なのですが、こんなに種類があって、それぞれの呼び名があるというのは、数の子くらいではないでしょうか?それだけ日本の食文化に大きな影響のある食材だと思います。

「のりゆきのトークDE北海道」で『にしんのおかげ』が紹介されました

 13日、UHB北海道文化放送の午前の番組、のりゆきのトークDE北海道という番組で、にしんのおかげが紹介されました。番組テーマは、「スプーン一杯で料理が生まれ変わる!調味料DE料理美人!」

 北海道のちょっと変わった調味料を紹介したもので、「にしんのおかげ」を含め、4品をご紹介していただきました。商品の紹介と、キッチンサポーター青山則靖さんが、その場でそれら調味料を使ったお料理を披露してくれました。

 にしんのおかげを使ったお料理は、ジャガイモのグラタン。青山さんは、手際良くあっという間に作ってしまうのがいいですね。番組内でもおっしゃっていましたが、同じ発酵食品なので、チーズにはよく合いますよと。やっぱりね!そうなんですよ。うれしいではありませんか。

 番組が終わった後に、ディレクターのSさんからお礼のお電話がありました。この方、根性が入った方で、取材の申込をされてきたとき、私はいろんな理由から今はカメラを工場に入れられないことを申し上げました。あきらめると思いしや、ホームページの写真を使って紹介だけさせてくれと引きさがりません。私を口説いた言葉に、「アミノ酸等を使ったごまかした美味しさではない、調味料だというのが魅力です」と。ちゃんと、「にしんのおかげ」を買って食べた上での言葉を私は信じました。

 一八の紹介が番組内であると同時に、フリーダイヤルは連続して鳴りっぱなし。事務所も活気づきました。Sディレクターをはじめ、関係された皆さま、ありがとうございました。

写真で、我が家のテレビはアナログだとバレますね。

数の子の規格 (大きさ編)

 日本人特有の商品価値というものに、規格があります。野菜や果物の箱等を見ると、そこにはLとかSとかついていますね。それと同様に水産物についても同じような規格が存在します。

 ソフト身欠にしんでも、1kgで10枚入りとか、12枚入りなどなど。では、数の子はというと、めちゃくちゃ種類が多くて一回では説明しきれませんので、何回かに分けて説明させていただきます。

 写真のように、大きさがかなり違いがありますね。グラム数で分けられており、『5特大、4特大、3特大、特特大、特大、大、中、小、小小』となります。写真の一番大きな物は、5特サイズで80g以上あります。真ん中は、特特サイズで、50gくらい。一番小さいのが中サイズで15gくらいのものです。

 同じ海域で獲れたニシンであっても、こんなに大きさの違いがあるんですね。数の子メーカーは、このサイズによっていろんな形態の作り方を要求されます。ひとつの化粧ケースに大小ごちゃ混ぜですと、見栄えが悪く売れないのです。数の子は食べるだけでなく、見せることも重要なことなのです。これもまた日本の食文化です。時代に合わないと言ってしまえばそれまでですが・・・・

サケトバ 道の駅いわない限定商品

 岩内町の道の駅を訪問された方はいらっしゃいますか?道の駅スタンプラリーをしている方は、訪れてこれが道の駅か?と思われる方も多いかもしれません。トイレは離れているし、物販もちっちゃい。最近できている道の駅に比べると、確かにいろんな点で劣っているかもしれません。

 でも、岩内町の情報をお届けすることなど、スタッフの方たちはソフトの面で一生懸命頑張っていますので、建物などハードの面に関しては、ちょっと目をつぶってくださいませ。

 さて、その道の駅いわないの限定商品があります。一八製造のサケのトバです。一八のサケのトバは、一口サイズ、皮なしで食べやすく、ちょっとやわらかめ。下味には海洋深層水を使っていますので、天然ミネラルも豊富。原料は前浜のオスのみ使用しています。作り方ですか?いつものように、ナイショ。手間がとてもかかっているとだけは申し上げましょう。最近、リピーターの購入者が多くなったようです。

 ちょうど、サケの時期ですから、ニセコの紅葉、日本海の秋の風景の観光とからめて岩内の道の駅まで訪問していただければ何よりです。世間は連休突入ですね。工場は土曜、祝日も稼働中です。

えこまよさんの「にしんのおかげ De 絶品ディップ!!」

 素敵なブログを見つけました。パティシエ&野菜ソムリエのえこさんとサラリーマンのまよさんご夫婦が二人で書いているお料理ブログ「えこまよごはん」です。

 大豆を使わずニシンで作ったお味噌「にしんのおかげ」を使ってディップを作ってくれました。その名も『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』。タイトルもワクワクするようなフレーズにしていただいて、見つけて読んたときはびっくりして、そのあと喜びがじわじわと出てきました。

 写真は、えこまよさんのブログのものをお借りしました。そちらには、レシピが書かれていますので、飛んで見に行ってください。『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』こちらにリンクをかけてあります。私がいつも乳製品に合いますと言い続けていたことが、こんんなに簡単料理で出来るとは、目からうろこでした。えこまよさん、本当にありがとうございます。

 にしんのおかげだけでなく、他にもとても美味しそうなお料理の紹介がたくさん。今ご飯前の私は、見ているだけでお腹が鳴ってしまいました。昨年11月の調味の日に、日本調味料マイスター協会にサンプルをお出ししたのが運命の出会いだったようで・・。人も商品もどこかでこんな出会いがあると言うのは、うれしいですね。

えこまよさんからお借りした★レシピ☆です。

 つくり易い分量

にしんのおかげ  20g

クリームチーズ  40g

牛乳        30g

・にしんのおかげ、クリームチーズをレンジでやわらかくする。

・牛乳ですこしずつ溶きのばす。

・味を見て塩気がたりなければ塩を足す。

 

雑誌エフィルで「にしんのおかげ」を紹介

 女性誌でEFiL(エフィル)という雑誌があるのをご存じでしょうか?10月1日発売のVol.07号に「使ってみたい!お取り寄せ調味料」という特集があります。その中でフードソムリエの北村貴さんのお気に入りに、弊社の「にしんのおかげ」が紹介されています。

 普段、女性誌は見ませんものね。どんな感じかとページをめくると、あら、綺麗な写真がいっぱい。女性の永遠のテーマである、美と健康をいろんな表現でされていまして、普段ネットでしか見ない画像も、やはり雑誌の写真で見ると違いますね。

 「にしんのおかげ」はそんな女性が好む洗練された他の商品に比べてどうかな?とドキドキしましたが、デザインは他に引けを取らずに頑張ってくれていました。まるで私の分身のように感じられます。

 どのような形で掲載されたかは、お客様、買って見てくださいませ。雑誌社の方も数か月前から、一生懸命作っていらっしゃいます。ペラペラとめくるだけのちいさな写真も文章も、時間をかけて作っているのですから、買ってあげてね。ついでに「にしんのおかげ」も。

にしんのおかげのフタにURLシール

 大豆を使わず、ニシンを発酵させて作ったお味噌、「にしんのおかげ」。店頭に並んでもどんな料理に合うのかわからない、どんな食べ方がいいの?というご質問があるため、レシピを6品目作ったことは、先日9月24日のブログにも書きました。

 そのレシピを見ていただくために、どのようにしたらいいかを考えたのですが、A4チラシなどでは印刷経費もかかりますし、お店のスペースの問題もあります。そこで、写真のようにフタにホームページに来ていただくよう、シールを作りました。PCを使わない方には申し訳ないのですが、どなたかに打ち出していただく等でとりあえず、ここを見ていただければいいですよという意思表示。

 まだまだ甘いぞという声が出るのもわかりますが、まずは一歩ずつ。

 ところで、食べてみました? 最近、発酵食品が見直されています。アレルギーに立ち向かうのも、こういった発酵食品がいいとも聞きます。私はアレルギー体質の代表格ですが、昔ほど症状はひどくなくなっています。薬の飲み方が上手になっただけなのかもしれませんが・・・「にしんのおかげのおかげだ!」と胸を張って言ってみたい。

数の子生産がフル操業

 年末の商材の一つに数の子があります。年々、その需要は少なくなってきてはいるものの、お正月にはなくてはならない、日本の伝統的な食べ物です。

 ニシンを扱う私たち、日本海にある水産加工業者は、ほとんどがこの数の子を商売の一つにしていると言ってもいいでしょう。明治時代より前浜にニシンが揚がり、親も子も貴重な商材としてその加工技術も現在まで受け継がれて来ています。

 ギフト商材として、昔は数の子を使っていただくことが多かったのですが、残念ながらその需要は少なくなってしまいました。また、ご家庭で、塩戻しをするのが面倒だということで、敬遠されることも数の子離れの要因かもしれません。

 とは言っても、根強い需要があるのも確かです。数の子のお話は、いくらでも出てくるので、年末まで小出しにさせていただきましょう。今日は、年末に向けて、数の子業界は、フル操業で動いていることをお知らせいたします。

 写真は、冷蔵庫に箱詰めされた数の子の段ボールです。今からお正月のお話をすると、笑われるかもしれませんが、毎日てんてこ舞いです。今日も大変、明日も大変。猫の手も借りたいのですが、素人にはこの仕事はできませぬ。

とかちむら

 帯広競馬場敷地内に帯広市の補助を含め2億円以上をかけて整備・建築された3つの建物があるそうです。

 この場所からの依頼で、弊社の「にしんのおかげ」と「めんこちゃん」がお店に並んでいます。帯広の皆さん、こちらで買うことが出来ますよ。探し出してくださいね。

 私も夏休みを利用して行ってみようと思っていたのですが、日程が合わず行くことが出来ませんでした。楽しい場所だということで、評判はいいみたいです。

 最近は、道も地方自治体もこのように、地元のものを専門に扱うお店が増えてきましたね。道の駅、ハグマート、先日の喜茂別町の郷の駅などなど。

 道産食材で商品化。私も頑張って喜んで買ってもらえる商品をもっと作りますので、応援してくださ~い。

とかちむらホームページより。

暑いときには糠ニシン

 暑い日が続いていますね。汗とともにミネラルが出るので、水分だけでなく、塩分も取るようにとよく言いますね。夏場のマラソン対策として、塩のタブレットなどが販売されているのもそんなことからです。

 さて、お魚でしょっぱいものをとご希望される方は、鮭の新巻などでしょうが、最近は低塩づくりがほとんどです。しょっぺぇ~というものは少なくなりました。

 一八の商品で、糠ニシンというものがあります。袋から出して糠を洗い流し、一匹ごと焼く。350g以上の大きなサイズを使っているので、食べ応え充分。さらにミネラル豊富な海洋深層水も使っているので、普通のお魚よりもミネラルがたっぷり。

 一八の糠ニシンには、浅漬けと本漬けというものがあり、浅漬けは甘口タイプ。本漬けはしょっぱいので、そのまま焼いて食べると間違いなくしょっぱいです。普通は三平汁等にお勧めするものなのですが、こんな暑さが続き、体が塩分を必要としている時は、本漬けを焼いて食べるのもいいかもしれません。

 ただ、私はお医者様ではないので、くれぐれも塩分の取りすぎは気をつけてください。汗とともに流れたミネラル分の補給にとどめてください。ということで、一八の糠ニシンで夏を乗り越えましょう。