カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

雪に備える除雪車

 先日、近くの整備工場の前を通りかかると、除雪用のショベルカーやラッセル車が見えました。いつ降っても出動できるよう、万全な状態に整備されているのでしょう。ペンキも塗りたてのようで、ツヤツヤしていました。

 それにしても、今年の雪は遅いですね。山の上部は何度か白くなっていますが、数日すると消えるといった状態が続いています。平地では毎年11月上旬には初雪となるのが多いのですが、まだまだアスファルトは黒いままです。

 とはいえ、雪が遅いなんて言い始めると、そんなに待ち遠しいならと岩内特有の冷たい強い風と共に降り始めるものです。雪が降ると、仕事の前に除雪という仕事が増えるので、今の繁忙期にはお願いだから降らないでと。

 ピカピカの除雪車のように、これからもっと忙しくなる前に、体の整備もしっかりしなくてはなりませんね。単純な事ですが、おいしく食べて、睡眠をしっかりと。

紅葉も山から下りています

 岩内町の街路樹の色が変わってきていますが、秋の山の色の変化も面白いものです。

 写真は岩内町の「ホテルいのう」の南側から岩内岳を撮ったものです。色がはっきりわからないでしょうが、山の裾の部分が褐色に変化しています。秋の色は山の上部の方からこの褐色がだんだんと下のほうに下がってくるのです。

 裾まで色が変わる時には、もちろん街中の色の変化も出て、あとはいよいよ白いものを待つだけ。朝、岩内岳を覆う雲が開けてくると、白い部分が広がっていたなんて事はよくあることです。

 この一週間、冷たい雨が続いていました。着実に冬に向かっています。とはいえ、私が子供の頃の11月といえば、もう冬という感じでしたが、それに比べればまだ温かいと思います。町に降る初雪はいつになるかな~?

ニセコパノラマラインの冬季通行止め(2012年秋)

 岩内町とニセコ、蘭越町を結ぶ山岳観光道路のニセコパノラマラインが、10月26日から通行止めになっています。峠ではいつまた雪に覆われるかわかりません。このルートを使う予定でいる方は、ご注意を。

 ニセコパノラマラインは、ニセコからこのパノラマラインを通って岩内に入る時には、眼下に素晴らしい岩内湾と岩内平野の風景が広がりを見ることができます。岩内町のお土産屋さんに聞くと、それゆえ、このパノラマラインが開通しているとしていないとでは、人の入りがかなり違うそうです。

 ずいぶん前の事になりますが、ニセコに旅行で来ていた東京の友人が、我が家を訪れようと地図を見てパノラマラインを走りました。雪秩父の温泉まで来て、冬季通行止めのゲートでUターンして、倶知安周りでようやく来たという事がありました。まぁ、都会の人にとっては、そんな事もいい思い出になるでしょう。

 ひと冬の降雪量によって、開通の時期が早まったり、ずれ込んだりします。今シーズンはどうでしょうね。こういった冬があるから、春があります。どんよりした天気があるから、晴れた時のありがたさが分かります。山のルートは閉ざされますが、海のルートは年間通して通行可能ですので、そんな岩内町へお待ちしております。

ホームセンターのチラシは冬モード

 平成24年10月24日朝、厚い雲がニセコ連峰を覆っていましたが、お昼頃にはその雲が高度を上げ、岩内岳全体が見えました。雨の後なので、霞が取れてはっきり紅葉が山の裾まで下りていることがわかりました。

 新聞の折り込みチラシでは、冬が近い事を感じさせるものが毎日入っています。キャタピラ付の除雪機、スタッドレスタイヤ、そして写真にあるように、ホームセンターの広告では、ストーブやママさんダンプなどの除雪用の道具など。

 まだ早いでしょと思いますが、山が白くなった状態を見れば、いろいろと冬に向けて準備していかなくてはと思ったりします。そういえば、我が家の車は先週の土曜日にさっさとスタッドレスに交換しました。峠に雪の便りがありますからね。

 広告のストーブって、火がついた状態で写っています。あのオレンジの色って、不思議と見ているだけで温かくなるんですよね。

ニセコの山に初冠雪

 平成24年10月19日の朝、ぐっと冷え込み、ニセコ連山の上部にはうっすらと白くなっていました。その日の午後には白い部分は見えなくなってしまいましたが、ニュースでは中山峠に雪が積もった様子などが放送されていました。

 皆一様に、ついこないだまでは、暑い暑いと言っていたのに「寒いねぇ~」と言っています。家庭でもストーブに火をつけたところがあるようです。今年の夏は9月に入っても、30℃を超す日がありましたので、たった一カ月の間に夏から冬へ一気に来たという感じ。

 天気予報解説者が「ウインターになるのに、スプリンターが来たようだ」なんてダジャレを言ってましたが、なるほどなと。でも、このまま簡単には冬にならず、寒暖を繰り返しながら、少しずつ冬になっていくことでしょう。

 写真は、弊社事務所二階から岩内岳と雷電山の間に降った雪を撮ったのですが、ちょっと見にくくてごめんなさい。街路樹のニセアカシアの葉はまだ緑のままです。山ははっきりと見えませんが、褐色に変化しています。毎年の事なんだけど、この季節の変わり目の季節って、忙しい!

雷電付近での滝雲

 自然のなせる業、雲の神秘的な動きを見ることができました。写真ではちょっとわかりにくいですが、海の上に一筋の雲が流れていました。雷電山の方から流れる滝雲です。気温の変化が激しい時に地面の水蒸気が雲状になって、風下に流れ落ちるものです。

 10月14日、朝7時過ぎ、岩内から寿都方面へ車を走らせ、雷電の刀掛トンネル、磯谷トンネルを抜けると、急にガスがかかった状態に。しばらくするとまた晴れ渡り、振り返ると、地面に這いつくばったような雲が海の方へ流れていました。

 日本アルプスなどでは見た事がありましたが、このように海に流れているのは初めて見たので、ちょっと驚きです。コックリ湖があるので、そこから発生した雲が流れてきたのかな?なんていろいろ想像してしまいました。身近な場所で、こんな珍しい現象を見ることができたのは、ちょっと得した気分です。

 でも、よく考えてみたら、岩内って言うところは、山あり、海あり、川ありの自然に恵まれた場所ですものね。条件次第では、素晴らしい景色に変化するなんて事は、しょっちゅうあって、見てないだけなのかもしれません。旅行者のみなさん、岩内近辺で、そんな風景に出会えるといいですね。

ちょっと変だぞ、今年の紅葉

 2012年10月8日、あまりの青空に誘われて、午後からニセコ連峰のニトヌプリに登ってきました。パノラマラインの峠の頂上からは、西側のチセヌプリ、東側のニトヌプリに登山することができます。この日登ったニトヌプリは、山頂での休憩時間を含めて往復1時間ほどで手軽に登れる山です。

 写真はニトヌプリ山頂から南側を撮ったものです。逆光なので、色が実際とは異なっています。この色づきを見て、ちょっとおかしいぞと感じました。紅葉の色が少ししかなく、山全体の色が出ていません。

 今年は紅葉が遅いと思っていましたが、登山道には多くの落葉が。山頂では、毎年この季節に登りに来るという人たちに会いましたが、今年は紅葉が変だよねと。すでに裸になっている木もたくさんあり、このまま冬になってしまうのではと感じました。

 お盆過ぎからの30℃を超える日が続きましたが、そのせいでしょうか。私自身もお盆過ぎの暑さで北海道マラソン前に体調を崩してしまいました。自然も秋の準備をしていたのに、8月末から9月上旬の真夏に逆戻りの気温で、何かが狂ってしまったのかもしれません。

 本来なら、ニセコの紅葉はきれいですから、ニセコ、岩内に来てくださいとお伝えしたいところですが、間違った情報を流す事はできないので、正直に申し上げました。でも、そんなちょっとおかしいニセコも見にいらしてください。ちょっと苦しい言い方?はい、でも来てね。

秋の夕日

 写真は一週間前の9月22日に撮ったものです。毎度、携帯カメラですので、実際に見える風景とは違いがあります。真っ青な空にまん丸の太陽が海に沈むお決まりの日没の景色は確かに美しいのですが、私はこの日のように雲がいろいろな演出をするのが好きです。

 それにしても、この一週間は天気が目まぐるしく変わりましたね。ピーカンの晴れだと思っていたのに、急に雨雲が出てきて、土砂降りの雨になったり。夜中にものすごい雷が鳴って雨が降っても、朝には晴れていたり。

 そんな急な変化が秋の空だといえばその通りなのですが、今年は秋特有のうろこ雲(巻積雲)をあまり見かけません。みなさんのお住まいの地域では、いかがでしょう?

 うろこ雲が出ないから、浜の漁も漁獲が伸びないのかな?逆に考えれば、うろこ雲が出たら、浜は活気が出るぞと思ってください。例によって、夕日のお話が魚のお話に変わりました。北のお魚大使なので、許してください。

稲刈りが始まっています

 写真は毎度お馴染みの田んぼと岩内岳の風景です。今時期、ランニングをする時間は、すでに日没。真っ暗の中を走るために、周りの風景がよく見えませんでした。

 日中よく見ると、すでに稲刈りが始まっていました。秋分の日を通り越して、いよいよ冬に向けての準備が始まります。女工さんが帰る時はまだ日は明るいですが、これがいつの間にか、帰る時には真っ暗になっています。

 つい先週の18日は9月としては最高の30℃越えでした。でも、その後、日没過ぎれば、秋の風が吹いています。今年の秋は短いのかな?それとも、冬になるのが遅れるのかな?

 商売としては、暑い時には暑く、寒い時には、寒くなって、四季の変化が極端にぶれないほうがいいのです。ただ、皆さんもご存知のように、異常気象、記録的な・・・などという言葉が頻繁に言われています。どうか、購買意欲が低下するような天気になりませんように。

 稲刈りの話が飛んでしまいました。やっばり農のお話は苦手のようで・・

私はヨモギアレルギー

 私は花粉症。春は北海道で最も代表的なシラカバアレルギーですが、秋はヨモギに反応します。例年ですと、8月のお盆を過ぎて秋の風が吹き始めると、くしゃみ、鼻水の反応が出ます。

 今年は、お盆明けが暑かったせいか、幾分反応が遅かったかなといった感じ。それでも、薬などの処方のタイミングが良くなってきたせいか、年々症状は軽くなってきています。いや、老化で体質変化でしょうか?

 写真は、線路跡地ですが、ご近所さんたちが畑として“開拓”していない場所は、雑草が生い茂ります。ヨモギも花粉をたくさんつけて揺れているのですが、ヨモギアレルギーと分かった今は、見るだけで頭がクラクラしてきます。

 ヨモギ餅などを食べてのどが赤くはれる場合もありますが、たぶん加熱したものとそうでないものでは反応が違うような気がします。気持ちいい季節になるというのに、くしゃみ鼻水で憂鬱になるとは、アレルギーをお持ちでない方にとっては、理解できない事でしょうね。