カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

2月の雪の大掃除

 2月28日、天気のいい一日でした。先日雪が降ったので、朝は白く薄化粧の状態でしたが、夕方になると道路の雪はほぼ融けてアスファルトが出てしまいました。

 写真は除雪車が、会社の前の通りを除雪しています。この時期になると、歩道に積もり固まった雪を大型除雪車が掘り出すような除雪に変わります。

 角地に積まれた雪山は、交差点で視界をさえぎるために危ないのです。歩道も子供たちが通学で歩けないので、早めに取り除いてあげたいものです。

 大型除雪車の働きぶりを見ていると、気持ちいいくらいガバガバと雪山を崩して行きます。もう2月も終わりですね。季節を感じられることは幸せだと思います。

節分のチラシ

 写真は2月3日の某スーパーのチラシです。節分の風習には、日本全国いろんな風習があると思います。

 近年、恵方巻というものが北海道でも定着したようですが、私が子供の頃は、全く存在しなかったものです。いろんなご当地物をマスコミで取り上げるようになったことの他、コンビニ、スーパーの販売戦略なのでしょうか。

 関西の市場の人に聞いたことがありますが、のり業界の作戦だと。海苔業界はそうすると、とても営業力があるのですね。最近のお葬式には、香典のお返しに海苔がついてくるのが多くなったのも、その海苔業界の営業力なのでしょうか。

 でもね、土地土地の風習、習慣をほじくり出して全国区にするのは、ほどほどにしましょうよ。旅行して初めてわかること、びっくりすること。その土地の気候、人間、歴史があって初めて土地の風習というのが根ざしているのだと思います。とは言いつつ、これだけ情報化社会になってしまい、高速で移動できるようになったら、そんな言葉は過去のものになってしまうのでしょうね。

クリスマス寒波の大雪

 俗に言うクリスマス寒波がやってきました。25日、一日中猛吹雪。いつもなら降雪量はほどほどで吹雪になるのが、岩内の典型的な天気なのですが、今回は大雪警報もついたので、大変、大変!

 朝、外に出てびっくり。道路は除雪車が入ったはずなのに、たっぷりの雪。会社に来ると、どこから除雪をしたらいいのかと思うほど。とりあえず社員の車を入れる場所だけは確保して、朝の段取りが終わってから、さぁ除雪開始。

 終えたはずの場所もしばらくするとまたたっぷりの雪。普通午前と午後の一回ずつで済むのに、この日だけは午前だけで3回も。気がつくとお昼でした。お昼も食事をするとすぐに除雪、除雪、除雪。

 不思議なもので、このクリスマスの頃は毎年第一級の寒波が入り、大雪が降ります。でも、25日のこの雪は1日に降った量では、近年にないものだと思います。各地で交通障害があるようですが、本日本州向けに発送した荷物、ちゃんと届くだろうか?

 写真は、駐車場だけの雪を集めたものです。今日一日でこの雪山ができました。

 

また雪を融かす雨

 先週の雪でようやくスキー場もオープンしたようですが、この雨で大丈夫かな?ご覧のように、弊社の駐車場は20日の雨で雪が溶けてしまいました。

 12月17日のブログ、「除雪で活躍するフォークリフト」にある写真は、ほぼ同じ場所で撮ったものですから、その違いがわかると思います。

 昨年も雪がないないと言っていたら、月末からドカ雪の連続でした。今年はどうなることでしょう?雪が無いのは確かに朝の除雪の時間がなくなるので楽なのですが、季節感というのはやはりなければ、いろんなことがうまく回りません。

 クリスマスは雪、サンタ、ケーキ。お正月はおせち、お餅、みかん。連想ゲームのようにホイホイと出てきますが、12月と雨はちょっと合いません。でも、あと数年すると北海道でも12月の雨は当然のように感じるようになるのでしょうかね?

除雪で活躍するフォークリフト

 ようやく寒気が入って北海道らしいふわふわの雪が積もりました。会社周辺の除雪をどうするかはいろいろ選択肢があります。

①.業者さんと契約して、ひと月○○万円でやってもらう。雪が多くても少なくても関係なしです。朝、仕事が始まる前に除雪をしてくれるので、助かります。

②.自社で除雪をする。重機があればいいのですが、なければ人海戦術での除雪です。

③.スポットで業者さんに除雪をしてもらう。これは割高。さらに、普段は朝契約企業を優先のため、一番除雪をしてほしい時には出来ず。

とこんな感じです。

 雪国のみなさんの企業ではどうなさっているのでしょう?弊社は②です。

 弊社は、写真のように、普段荷物の積み下ろしに使用しているフォークリフトにパケットを付けて、これで除雪をしています。フォークリフトは、本来荷物を上げることを考えて作られた重機ですから、除雪専用ではありません。車高が低いために、でこぼこのところでは、すぐに埋まってしまいます。

 まぁ、何年もやっていると慣れてくるのですが、これから雪が多くなると、さらにこのフォークリフトに活躍してもらわねばなりません。弊社は会社は小さいのですが、除雪をする場所はいろいろとありますので、業者さんと契約するとちょっとびっくりする金額になってしまいます。いい方を変えれば、私はケチなので、除雪費用を払うなら、朝早起きして自身で除雪しようというだけです。

大荒れのシケ

 12日、岩内は大荒れでした。雪は夜中に降っただけで、日中は降雪はなし。その代り、風がものすごく強く、歩くときには体を傾けるほど。浜の方へ行くと、防波堤沿いは波しぶきがどんどん上がってきています。

 岩内の地理をご存知の方ならば、泊方面から雷電方面へ抜ける道として、浜沿いの道を使えば信号を通らなくてもよいことをご存知でしょう。ところがその道は、12日のように大荒れの日になると、視界が利かなくなるし、ものすごい風で車体は揺れる。さらに、防波堤沿いでは海水を被ることになるので、お勧めできません。

 海が荒れることを「シケる」と言いますが、漢字で書くと「時化る」。なんといい言葉でしょう。時が化けるのです。実際にその荒れた海を見た人は、きっとその意味が理解できると思います。

 夏のシケはまだどこかにやさしさが残っているのですが、真冬のシケはどこにも容赦がない自然の厳しさを実感するのは、私だけでしょうか。

バロメーター

 風雨が強い日が続いていました。街は雪はまったくなくなり、これが本当に12月かと思わせるような天気です。

 スケトウダラ釣漁が始まると、毎日天気を確認し、スケソの船が出たかどうかを調べます。仕事の段取りも大きく変わるので、この天気を読むことはとても重要です。最近はインターネットで、天気だけでなく波の高さも図解で予報を見ることができるので便利です。

 私は山を登るので、観天望気というものをします。雲の形や流れによって天気を予想することです。同じように、漁師さんたちにとっても、山の見え方によってシケになるなどの天気を読む何かはいろいろあるようです。

 科学的に天気を読む代表として、バロメーターがあります。気圧計です。海を相手に商売する会社や漁師さんたちは、必ず持っていると思います。そんなものは必要ないとおっしゃる方もいると思います。「古傷が痛む、虫歯が痛むと低気圧だ」などおっしゃる方は、しっかりと体の中にバロメーターが埋め込まれているようですね。

冬将軍がやってきました

 29日、いよいよ冬本番の吹雪の状態になりました。冬の日本海は、どんよりした鉛色の空で、モノトーンの世界になります。さらに、北西の強い風が加わるので、海岸地帯に住む人たちは大変です。

 弊社の工場と事務所を挟む道路は、その北西の風の通り道になっており、スーパーカーが通り過ぎるがごとく、いやいや、ダンプカーがものすごい勢いで走り去るような吹雪となります。当然、道路に雪は積もらず、風が雪を持って行くので、建物の吹き溜まりも大変。

 写真は、南の方角を映していますが、普通なら100m先にある信号もはっきり見えるのに、吹雪で見えません。でも、まだいい方ですね。本当にすごい時は、回りが真っ白の状態になってしまいます。

 11月も終わりになってようやく、この岩内らしい天気となりました。年末の忙しさに加え、除雪の仕事が増えるのは大変だけど、それが北海道、岩内です。「しかたない」という言葉をよく使います。しようがないという意味ですが、厳しい自然相手には、この言葉が当たり前のように出てきます。

11月の雷

 22日、夕刻からひどくなり、雷の光がフラッシュのごとく光り、数秒後にドドンーン!という音。その後も雨は強く降ったり弱まったりの繰り返し。

 それにしても、もう11月の下旬ですよ。それなのに、吹雪ではなく、雨というのですから、どうしちゃったの?ですね。10月下旬には雪が降って、それなりに冬はやっぱりくるんだとここでも書かせていただいたのに。

 気温も夜になっても下がらず、温かいと感じるほど。10月並の気温らしいです。寒ければ寒いというくせに、人間は身勝手な発言をします。ただ、季節感というのは、いろいろな消費と連動していますので、「それなり」になってほしいと思います。特に正月商材は、寒くならないと、数の子っていう気にならないなど毎年聞かれます。そう言わずに、早めに手配願いますよ~

 写真は、弊社の工場の前。夜の7時頃ですが、携帯カメラなので、雨がどれだけ降っているかわかりにくくて申し訳ありません。

 

雪が降りました

 16日の朝、外に出ると真っ白な状態でした。車にも雪が積もっていて、窓の雪を落としてから乗り込みます。朝は一秒でも早く会社に行かなくてはという気持ちがあるので、ちょっと面倒だと思います。

 子供の頃、曇りガラスごしに窓が白く写っていると、もしかして雪かな?とときめくような気持ちで外を見たものです。初雪の知らせはあんなにワクワクしていたのに、今はどうでしょう。車についた雪を落とすのが面倒だ、除雪をしなくてはならないなど、現実的な言葉ばかり。

 忙しい、忙しいとあくせく走りまわり、こんな風情がある雪をも楽しむ余裕がなくなっていることが、ふと我に帰るとむなしくなります。おっとと、ちょっとブルーな発言になってしまいました。

 自然は確かに厳しいけれど、いろんな表情を見せてくれます。厳しいからこそ、お日様がちょっとだけ顔を出した時の安ど感。これを忘れてはいけませんね。商売も同じ。お客様からのお褒めの言葉を求め、厳しき時代を進みましょう。

 朝の会社のご近所です。