カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

札幌がドカ雪だったとき、岩内は?

先週末、札幌周辺地域ではドカ雪による交通障害で大変だったようですが、岩内町は時間帯によっては吹雪になったりしましたが、大雪ではなく普通の冬の一日といった感じでした。ただ、札幌行きの高速バスは運休していました。

「トンネルを抜けると雪国だった」という川端康成の小説雪国を読んだのが中学生の時。岩内に住むその時は、稲穂峠の長いトンネルを抜けても景色は雪国から雪国へ。その言葉の意味がわかりませんでした。東京在住のとき、上越にスキーをしに友人の車ででかけたとき、その意味が理解できました。

ここ数年、稲穂峠を境にして天気がガラッと変化することをよく経験しています。今回も同じように稲穂峠、すなわち積丹半島の西と東では大きく天気が違っていたという事になります。同じ北海道の後志地方の中でも地形の違いによる天気の変化があるということですね。

今回は稲穂峠から東が大雪となりました。一方、西の方が交通障害となる場合は、風がひどくなり地吹雪で前が見えなくなったり、吹き溜まりで車が動かなくなるなどといった状態になることが多いです。いずれにせよ、本格的な冬はこれから。皆さま、用心いたしましょう。

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真冬到来の音

11月23日勤労感謝の日。数年前までは、勤労に感謝しつつ工場は稼働しておりましたが、ここ数年はしっかり休日を取らせていただいています。外は吹雪で凍てつく寒さ。本格的な冬がやってきたと感じる一日です。

岩内の真冬の特徴は、風が強くて雪が上から降るのではなく、ありとあらゆるところから攻撃してくる降り方です。弊社から100m離れた場所も地吹雪で真白になることも頻繁。

その寒さと風を感じる一つに、電線が風を切る音があげられます。それはなんとも言えぬ寂しさを覚える低音。四方に入りくんだ電線はこの田舎の真冬を演出する立派な楽器になっているのです。

前日の湿った雪は一夜明けてガリガリに凍っていて、道路はでこぼこ。そこを車が通ると、バリバリと氷を砕く音が。あぁ、とうとう来たかと覚悟を決める真冬到来の音。

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雪支度をした消火栓

雪のシーズンを前に、いろいろな冬支度というものがありますが、街のあちこちに点在する消火栓も冬支度。どこが?ゾウさんのように長い鼻をつけているのです。

これってなぜでしょうね?消防の方に聞いたわけではないので、私の勝手な解釈ですが、雪が積もって消火栓が隠れてしまうから、ある程度の積雪があってもホースをつなげることができる高さにしてある。真ん中の棒状のものは、開閉栓。違っていたらご指摘ください。

写真は無人で角地。除雪の雪もたっぷり置かれて行くので、だれも住んでいないところは、どんどん雪が溜まってしまいます。雪がなければちょっと想像つきませんが、1カ月後には「なるほどね~」なんていう状態になっています。

さて、あなたの冬支度は、タイヤ交換の他にどんな事がありますか?「備えあれば憂いなし」「何事も早めの準備を」と思っているけど、なかなか行動出来ないというのが毎年の事。思い立ったら、準備しましょ。仕事もね。

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第一中学校の上はビートの山

先日の日曜日、雪がちらほら降る寒い中ランニングをしていたら、いつもと違った風景が飛び込んできました。ジャガイモの山?いやいや良く見るとそれはビートの山でした。

甜菜(てんさい)という呼び名の方が一般的なのでしょうか?お砂糖の原料ですね。私は農作物についてはほとんど無知に近いので、これ以上は知ったかぶりのコメントしない方がいいでしょう。

でも、私の中では農作物の最後の収穫というイメージがあります。これらのビートが大型車に積み込まれ、製糖工場に旅立てば、いよいよ畑も冬。海も冬の様相に変わりつつありますが、こうして山や畑も冬を迎える準備をしています。

ビートといえば、私の知り合いに網走の北海道ビート黒糖という会社の社長がいます。商品名は「天才ビートくん」。一八のおもしろネーミングと同じ仲間。お土産屋さんなどで見つけたら、買ってあげてください。

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岩内町内の紅葉

岩内町の街中で紅葉が綺麗な場所はどこ?という質問に、あなたはどことお答えになりますか?

以前調べ物をしていた時に、岩内町の町木がナナカマドだと偶然知りました。そのナナカマドが多い岩内の街路樹がここ数日でどんどん赤く色づいています。協会病院、役場を結ぶ八幡通り、ホテルいのうから宮園に向かって伸びる道等は、赤い葉と真っ赤な実が目立ってきています。

写真は第二中学校から北に向かって伸びる道。イチョウの黄色がその木によって色づき具合が違うのが面白いです。アスファルトの上に黄色い落ち葉が散らばっているのを見ると、「ああ、冬が来る」と思ってしまいます。

紅葉になる気温の目安は8℃。先週は雪の便りも聞かれるほど一気に気温が下がりました。パノラマラインも本日から冬期間の通行止めになりました。気ぜわしくなってきますが、ちょっと街路樹に目を向けてあなただけの紅葉を探してみてはいかがでしょう?

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雷電海岸の絶壁も紅葉

岩内町から雷電温泉までの切り立った崖は、幾度となく落石の恐れから通行止めになり、古平のトンネル崩壊の大惨事を受けて、長いトンネルでつながれるようになりました。

その結果、切り立った崖から流れ落ちる滝も見えなくなるし、海を見ることができる場所も少なくなりました。観光と安全は裏腹にあるという象徴でしょう。

写真は10月16日。場所は岩内からだと3つ目の長い雷電トンネルを抜けたところにある駐車場から撮ったもの。私の携帯では色が鮮やかに表現できないのが残念ですが、紅葉まっ盛りです。

フェイスブックでは、各地から紅葉のお便りがアップされていますね。年末にかけての繁忙期まっただ中の現在、紅葉は心をちょっと落ち着かせてくれるいい薬です。今週は街の街路樹も変化してくることでしょう。

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稲刈りはもう終わっていました

今年の稲刈りはすでに終わっていました。久しぶりに山の方へ行ってみると、あらまっ、もう稲はなくなっていた。という状態。そんなことわかっているさと言われそうです。

日が長かった頃は仕事を終えてから、ランニング中に稲の生育状態を見る事ができましたが、年末に向けての仕事が繁忙期となっている今は、なかなか田んぼの方に行く機会を失っています。

先週は天候が安定せず、気温も冬がすぐそこに来ているような寒さ。思わずストーブに火をつけたというご家庭も多いようです。短い秋を通り越して冬に向かっているようなここ数日。

季節は確実に変わっています。10月10日の朝は岩内岳も初冠雪。暑い暑いと言っていたのに、今は寒い寒いと言い始めた、季節にちょっとわがままな北海道の人たちです。

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10月の連休は行楽日和?

10月2日の日曜日は暑いと感じるほどだったのに、一転して秋の風を感じる日が今週は続いています。今度の月曜日は10日体育の日となり連休。

ハッピーマンデーとなって、10月10日が体育の日でなくなってしまいましたが、今年はれっきとした10日。東京オリンピックが開会した日で、晴れの確率が高い日でもあります。

さて、みなさんは秋の行楽にはどちらに行かれるでしょう?写真は、9月22日に撮影した神仙沼です。まだ紅葉には早いことから人影はまばら。それでも沼の前に陣取って撮影している人もいました。タイムリーな写真でなくごめんなさい。

この連休には紅葉の見ごろのピークとなることでしょう。ニセコから神仙沼経由でパノラマラインを下ったら、そこは岩内町。いつ雪が降って峠(パノラマライン)が閉鎖になるかわかりませんので、ぜひご利用を。もちろん、お土産は一八の商品ね。

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岩内岳からの秋の岩内平野

秋を感じる岩内湾の景色。この写真は9月18日の午後、岩内岳9合目付近から撮影したものです。雲と水平線が重なっているために、ちょっとわかりにくいかもしれません。

岩内岳山頂から岩内町の風景は町全体はちょっと見えにくいのですが、9合目の指標が建っているところからは、ばっちりです。下山して駐車場でお話をした札幌の男性は、海がこんなに間近に見えて最高ですと喜ばれていました。

この写真の右側は岩内平野の共和町の田んぼが黄色く色づいているのがわかります。海の色も真夏の青から紺色に。空は秋を感じるすじ雲が。こんな風景を見ると、ああ、夏は終わったなと感じます。

紅葉は8合目付近で始まっていましたが、見ごろはこれからといった感じです。秋の行楽予定がまだでしたら、岩内岳登山も候補の一つにいれてください。もちろん、お土産は一八の商品を。

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長雨の後の秋の気配

先週はずっと天気の悪い日が続いていた北海道。特に道東は立て続けの台風の影響による交通障害がニュースで取り上げられています。岩内周辺では、自然災害による大きな被害は聞こえていません。

9月11日は久しぶりの青空を見ることができました。岩内近郊の田んぼを見ると、黄金色に色づき始め、収穫までカウントダウンといったところでしょうか。

そば畑は機械による収穫が行われていて、畑がパリカンで刈られた坊主頭のように、すっきりとした状態に変化していました。

パノラマラインはまだ紅葉には早いようですが、空を見ると夏の雲と秋の雲が同居しているような状態。きっとすぐに秋風を感じることでしょう。そして、ついこないだまで「暑い暑い」と言っていた岩内人は「寒い寒い」と言うようになります。

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