カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

一気に夏

 28日、蒸し暑い一日でした。とは言え、本州にお住まいの方にとっては、30度を越えないのなら、たいしたことではないという声が聞こえそうですが。

 昔は北海道にクーラーなんて必要はなかったのですが、企業はもとより、個人宅でも導入をしている方が増えました。食品を扱う企業では、温度管理が必要になっているので、本州に比べると稼働日数は少ないものの、設置しているところが多くなりました。一八も例外ではなく、今日は工場から外に出ると私のめがねが曇ってしまうほど。

 月曜日は週明けで忙しい方が多いと思います。いろんなことがあって、来社の方も多く、てんやわんや。夕方には、暑さで乾燥機が故障。参りました。なんでこんな時に?と思うのですが、冷静に考えれば、こんなときだからでしょ。どんな時でも心に余裕を持たねばいけませんね。まだまだ修行が足りません。

 北海道の人は、「暑がりで、寒がり」です。常温と言われる温度帯が、きわめて狭いのです。寒ければすぐにストーブに火をつける。ちょっと我慢すれば、慣れることです。人の常温温度帯と一緒で、心の幅も心がけ次第で幅が広がるのですから、精進しましょ。

夏至

 6月21日の今日は夏至。札幌の日の出は3時55分に対し、東京は4時25分。日の入りは札幌が19時18分に対し、東京は19時00分。日の出は30分、日の入りは18分の差があるということです。

 朝目覚ましがなるとき、真っ暗でないというのはとてもありがたく感じます。冬は真っ暗に起きて、真っ暗の中を帰ってくるのですから、気持ちの上でも違います。ただ、市場勤務で朝が早い人には、関係ないですか。

 サマータイム導入は私としては賛成です。夏場の日の長いことを有意義に使うことができると思います。北海道はそんな意味でも夏の日は長いのですから、柔軟な考えを持ってもいいと思うのですがね。毎年そんな声が上がっても、実行に移すことは難しいようで、マイナス要因を羅列する反対勢力に押し切られてしまうのが現実です。

 一年で一番日が長い日。残念ながら曇り空でどんよりしたまま。お日様を拝むことはできませんでした。今日を境にまた日が短くなっていく。冬至のことを思うのは早いけど、山あれば谷あり。商売も同じ。谷あれば山もある。でも歩き続けなければ、進まない。季節は黙っていても進む。歩こう、歩こう!

海水温が低い

 ここのところの低温のせいなのか、エルニーニョが影響しているのかわかりませんが、新聞に出るように海水温が低いようです。俗に言う「温暖化」の影響ならば海水温は上昇するだろうと思うでしょうが、いろいろな要因が絡んで低温になっているようです。

 そのせいか、岩内町は今年はすっきりしない霧のような天気が多いです。今朝のテレビでもやっていましたが、北海道の太平洋側の地域では、霧の日が6月に入ってからほとんどのようです。これでは観光にも影響が出るし、農作物にも影響が出ますね。

 魚の世界で見ると、日本海を北上したり南下したりする魚で代表的なのが、イカです。冬の漁場は九州まで南下。夏になると北海道まで北上。6月に入ると函館から始まって、岩内にも例年ですと結構なイカ釣り舟が集まってくるのに、今年はまだまだですね。

 どうしたのかな?海もちょっと人間のわがままに怒っているのかもね。

 さて、この新聞は「日刊みなと新聞」6月16日付の一面です。新聞業界も大変なようですね。新聞記者のみなさん、大変なのはわかりますが、自身の足でしっかり取材してくださいね。

大運動会

 小学校の運動会がありました。北海道は10月ではなく、6月に運動会をやる地域の方がほとんどですね。10月だとちょっと寒いし、それに10月は学芸会があります。

 我が家は3人11年間お世話になった岩内東小学校の運動会を、昨年終了しました。写真で見る限り、大きなグランドに子供たちが少ないですね。全学年1クラスで、岩内町には、東小学校の他、中央小、西小と3つあります。いずれも子供の減少で、統合問題が出ていますが、それはいつになることやら。

 岩内の漁師さんたちは、昔、11月から3月までスケトウダラ漁、5月6月はマス漁、そのほかイカ漁は6月から10月頃。ただ、漁具合によっては岩内から離れた場所で操業する形態のようでした。6月はマス、イカの漁があるので、岩内にいることができたようで、家族と一緒に運動会に参加できました。ただ、マス漁は日曜日も関係なかったので、漁があったら工場は運動会関係なしで仕事をしていましたね。

 私が小学校のとき、大人はなぜか酔っ払いが多く、午後には日焼けか酔った赤さなのかわからないおじさんさちがいっぱい。そのぶん、運動会は盛り上がっていました。お弁当には、お母さんたちの手作りの豪華なご馳走。その中には、当然のごとく、岩内産のマスの切り身が入っておりました。

 時代とともに運動会の形態も変わっていくことでしょう。でも、子供たちの運動会の記憶は「楽しかった」という気持ちをいつまでも持っていて欲しいですね。その中にお昼のお弁当に岩内らしいおかずが記憶に残っていて欲しい。この岩内岳の景色とともに。

まだまだ寒い

6月だというのに、事務所のストーブは朝、火が着きます。社長は寒がりなので、これくらいは何とか我慢してと思うのですが、逆らえません。工場の休憩室のストーブは先日分解掃除に出してしまいました。20℃を越えないので、たぶん寒いと感じるのでしょうが、なければないで、皆さんそれなりにやっていけるようです。

たんぽぽはつい先日まで黄色にあちらこちらで咲いていましたが、今日路肩を見ると、白い綿帽子の状態になっていました。

事務所に来るお客様の話題は、寒い話、農家が大変だという話。農家がよくないと、私達の商売にも影響があります。身欠にしんの販売先は、東北、北陸が中心です。農作物に影響があると、ご飯の消費が少なくなって、身欠が売れなくなります。

「風が吹くと桶屋がもうかる」の反対のような話ですが、四季折々の本来の季節感がないと、品物は動きが悪くなってしまいますね。

話は飛びますが、白いあつあつご飯には、「にしんのおかげ」「めんこちゃん」がお勧めです。

6月です ランニングの風景

仕事を終えてからのランニングは6時を回ってから。一回りして帰ってくるのは7時30分を過ぎています。最初は明るい青空も、だんだんと紺色に変わっていきます。家に帰る頃は真っ暗のちょっと手前。日が長くなってきていますね。

ランラングコースにある田んぼは苗を植え終えたところが半分。残りの半分はまだです。山は残雪がいろいろな模様を浮き出し、各地で動物に見えるなどといった話題が出るのがこの季節の特徴でしょう。一応、北のお魚大使としては、その残雪が何かの魚に見えないかなと無理やり想像のですが、なかなか難しい。しいて言えばチセヌプリの残雪はタツノオトシゴかなぁ?なんて。

日曜日の投稿でパノラマラインがまだ開通していないと書きましたが、昨日から開通したようです。6月になってようやくですから、待ちわびた人も多いことでしょう。でも、交通事情は、私の言葉は信用しないで、ちゃんとしたところから情報をとった上で行動してくださいね。

山の方を走っていると、カッコウの声が響いて聞こえます。その他にも変わった鳥の声が聞こえますが、「北の鳥大使」ではないので、わかりません。(そんなのないです)。日が沈むとまだまだ肌寒いのですが、虫が少し出てきたり、雑草がめきめき生えたり、着実に夏に向かって生きている生命を感じます。

コースの最後は第一中学校の上のほうから海を見ながら下りてくるのですが、今日は残念ながら日没の夕日は見ることが出来ませんでした。でも、これからの季節はこの海に沈む夕日と漁火を見ることができるのが、楽しみでもあります。

こんな風景は、学生時代は当たり前のように見えて、何も思わなかったのです。しかし、10年ほどの都会暮らしの後に見たこの風景は素直にきれいだと感じます。そして、目の前で見ることが出来るありがたさを感じています。

でも、はぁはぁと言いながら一人で走ってくる人がいたら、私は不審者と思われる存在なのでしょうか? 

晴天の北海道

土曜日はとても寒かったです。ストーブに火をつけた人も何人もいると思います。

本日の日曜日は朝からすっきりするような青空。ここまで雲がなくて、青い空が大きく広がっているのは、都会に住んでいる人たちには、やっぱり北海道だよなと感じるかもしれませんね。

先週の洞爺湖マラソン、来週の千歳JAL国際マラソンの谷間の日曜日。34kを走ってきました。気温は15度で、私としては走るのにちょうどいい気温。風も少しあって、走る場所や向きによってはきもちよく肌に吹きかかります。

写真はランニング途中、共和町の山の方から、岩内岳(右)、目国内岳(左)を撮ったものです。携帯カメラなので、遠近感が違っているのでご了承ください。まだ雪がありますね。例年よりも雪融けが遅いことはご存知でしょう。観光にとってはちょっと困ったことが。

岩内町とニセコ町を結ぶ、道道岩内洞爺線。通称「ニセコパノラマライン」が全線開通しておりません。残雪が多く、峠の途中で雪崩の危険があるために、通行止めにしているようです。この道から見える景色がすばらしく、観光客はニセコを回って岩内に流れてくるのですが、開通していないと人の流れが少なくなってしまいます。観光客は、お寿司屋さんや、お土産屋さんに入ってくれますし、いろんな経済効果があります。

近日中には開通するとは思いますが、ドライヴを楽しむ皆さん、パノラマラインだけが岩内のいいところではございません。じっくり岩内を堪能しにいらしてください。

バイクで来る人も増えてきました。共和町のチーズ工場にある駐車場では、ライダーたちが愛車を並べて眺めながらバイク談義をしている姿が。ランニング仲間は、自分のランニングシューズを脱いで、並べてランニング談義をする人はいるのかな~?このランニングブームなら、どこかにいるでしょうね。

私はせいぜい走り終わった後にシューズの減り具合を見て、あとどれくらい持つかな?小遣いも少なくなったことだしなぁ~~。

お墓に咲く、菜の花

ひと雨がありました。上がったあとの晴れた空は気持ちがいいですね。空気中のほこりを落としてくれて、岩内岳がいつもよりも近くに感じたりします。

今朝、女工さんを迎えに、東山地区のお墓の横を通り過ぎる時、菜の花が一斉に咲いていました。ここにも北海道の春です。

岩内町のお墓は、東山地区と野束地区の二つにあります。この東山地区は、岩内の港を一望できる場所にあり、とても眺めのいい場所にあります。写真に見える鉄塔は携帯電話の電波塔です。ここには昔、無線局というものが存在し、漁船との交信する場所になっていたのですが、今はその役目を終え廃止となっています。

この菜の花の黄色と青空、海の青がとてもきれいに見える今の季節。夕方になるとその絵の配色が水平線に沈む夕日のグラデーションへ。これはなかなかな風景ですぞ。あなたのその眼でお確かめください。

岩内平野

昨日、今日と天気がよく、桜もあちらこちらできれいに咲いています。

来週の洞爺湖マラソンを前に、34k走をしてきました。

走らない人にとっては、なんでそんな距離を走るの?と思われるでしょうが、フルマラソンを走るためには長い距離を走る練習というのは、当然のことなんです。

信号で止まりたくないので、信号がないところ。周回コースではなく、なるべく四季を感じるワンウエイコース。となると、岩内平野を一周するのです。でも、自販機が無いところを走るので、水分補給は必要ですから、背中にキャメルバッグというのを背負って、ホースで少しずつ給水しながら走ります。

写真は、その積丹半島の付け根にあたる平野を撮ったもので、わかりにくいですね。山からニセコの雪解け水が勢いよく流れ、畑ではトラクターがピッチを上げて耕しています。遠くに白く見えるのは、ビニールハウスが光に反射しています。

ラジオや音楽を聞きながら走ることもありますが、今日はこの自然の音を楽しみながらいろんなことを考えながら。元気に走れることに感謝して、明日からまた仕事頑張りましょう。

カラスの巣

春の4月から6月にかけて、カラスが巣作りをしています。

これが困ったもので、電柱の上にある機材の上に作ったりするのです。

地方や都会の方で、これに悩まされている方は結構いらっしゃるのでは?

会社の近くの電柱の上で、毎年のように北海道電力の人が、ヘルメットを着用して巣を取り払う風景があります。(命がけ?御苦労さまです)

取り払った後は、黄色のくるくる回る風車を取り付けて、そこに二度と巣作りをしないようにしています。

賢くなったとはいえ、やはり愛嬌のないずる賢い行動は、好きになれません。

食品を作る者にとっては、その鳥たちが落とす糞によって、衛生問題が発生します。とにかく近寄らせないために、餌になるようなものは工場から出さない。隙を見せない。たまには威嚇する。

でもね、生きるのに必死なのもわかるんだよね。だったら、もうちょっと謙虚な行動をしなさいと言いたいよ。