カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

大荒れから始まった3月

すでに皆さまもご存知でしょうが、3月1日の岩内はとんでもない大荒れでした。正確にいえば、2月29日から3月1日の明け方にかけてがひどかったです。

どのようにひどかったか?地区によってその感じ方は違っているようですが、降雪量は多くないものの、暴風。私の家は夜から夜明けまでミシミシときしむような音がしていました。敷島内の地区では停電が長く続いて同業者の中にも仕事ができなかったところもありました。湿った雪が電線に付着して重くなり、さらに風が線を引きちぎったという感じです。

野束川河口の岩野橋から権太通りまでの国道は一日通行止め。島野方面は海から玉石や流木が打ちあげられたりしていたようです。年配の漁師さんは、「こんなひどい風は大火以来のようだった」と言ってました。

各局のテレビ取材陣は29日から岩内入りし、2日まで岩内の様子や被害を取材し、全国放送のニュースで流れました。おかげで東京の友人からも「大丈夫?」という連絡が。弊社の今回の被害は工場と事務所をつなぐケーブルが切断しただけで済みました。一昨年は古い倉庫の屋根が吹き飛びましたので、それに比べればと安堵しています。

写真は大浜の町営アパートです。北に面した壁だけが雪がついているのがお分かりでしょうか?電柱も雪の付き方が一面だけで、北の風が横から吹き付けていたことが想像できます。いろいろと被害を受けた方もたくさんいるでしょうが、死者が出るような惨事にはならなかったのは良かったと言えましょう。

20160301_11

 

明日から3月

昨日の日曜日2016年2月28日、久しぶりの快晴の天気で一日が始まりました。すっきりした青空は今まで鉛色の空でとかく暗くなりがちな気持ちを吹き飛ばしてくれます。

今年は4年に一度のうるう年。さらにエルニーニョ現象が強い年ということで、今年の冬はいつもと違って雪が少なく、変な気象状況が続いていました。例年ですと今頃は町の雪捨て場は大きな山になっているのですが、今年はまだ余裕があります。

写真は岩内の旧フェリーターミナルから岩内岳、雷電山方面を撮ったものです。海が穏やかで、ああ春が近いなぁ~と感じさせます。しかし、気温は低く手袋をしていないと手がかじかんでしまうほど。

それにしても明日はもう3月ですよ。早いですね。天気も急変して荒れるとのこと。でもこうして一歩一歩春が近づいています。気温変化が激しくなっています。お体に気をつけて春を待ちましょう。

20160228_21

やっぱり今年は雪が少ない2016年

雪まつりが行われる2月上旬。この時期が降雪のピークとなり、雪まつりを過ぎれば春の気配を少しずつ感じるようになります。2016年の今シーズンの冬、降雪量は平年に比べると少ない状況が続いています。

写真は岩内町地場産業サポートセンター裏の一般の雪捨て場です。例年ですとここは雪山が大きくなって海が見えなくなるほど。雪が多ければ、この雪捨て場すら満杯で閉鎖になってしまうのですが、今年は見ての通りまだまだ余裕があります。

パウダーを求めるニセコのスキーヤーにとってもこの雪の少なさは残念なものでしょう。とはいえ、本州スキー場に比べればまだまだましなのかもしれません。仕事をする身としては、除雪や雪かきの回数が減るのはありがたいものです。

ただ、季節はそれなりの状態になってもらうのが何より。冬物衣料が売れない。暖かくて正月の雰囲気が出ずに買い物に行かなかった、などの経済面での弊害も。何事もほどほどがいいのでしょうか。ただ、自然を侮るなかれ。謙虚に向き合って過ごしましょ。

20160205_13

恵方巻の次は数の子?

2月3日の節分。豆まきの豆が売れる日と思っていたら、イワシも節分になくてはならないものだということを、つい最近知りました。と書いてしまうと、だれかからお叱りを受けてしまいそうですね。

また、恵方巻きはこの数年で、コンビニの拡大とともに、一気に広がりました。北海道とは無縁だった風習が、今ではだれしもがその話題を出すまでになりました。スーパーの広告にも必ず載っています。

本州の市場の方とお話をした時、この恵方巻きは海苔業界がうまくコンビニに取り入れてもらったからだと。他の地域ではどうかわかりませんが、岩内周辺でのお葬式の香典返しには海苔を使う方が圧倒的に多いのも、海苔業界の営業努力からでしょう。

ということで話は飛びますが、5月5日は子供の日。と同時に今年からは「カズノコの日」でもあります。ニシン業界全体で数の子消費アップに向けてキャンペーンを行いますので、ご注目ください。そして、お正月だけでなく、子孫繁栄、子だくさんのニシン(二親)の子を食べましょう!恵方巻きのように、食べ方も提案しなくてはなりませんかね?

写真はCPKA(カナディアンパシフィックカズノコ協会提供)のレシピ、数の子を使った「鯉のぼり春巻き」です。

CP_KAZUNOKO_039

敷島内のけあらし

平成28年1月17日日曜日に雷電方面へ車で走っていると、いつもと違った様子の海がありました。海から湯気が立ちあがっているのです。

これを「けあらし」と呼ぶようですが、北海道での「しばれ」を象徴する自然現象です。風が弱く気温が低い時に、海水温との差が大きくなり、このような現象が出ます。写真ではその神秘的な様子がうまく伝わらないのが残念です。

これを見たのは、岩内町の西、雷電に行く途中に敷島内という地区があります。私たちの世代では「島野」という方がしっくりきます。真冬のその海岸は、いつも荒れて波が押し寄せてくるイメージでしたが、この日は違っていました。

不思議なもので、敷島内のはずれのトンネルに差し掛かると、その現象は消えていました。たまたまですが、いいものを見たなぁ~とちょっと得した気分。心に余裕があれば、実はもっと面白い現象を見つけることができるかも。

20160117_23

雪が少ないお正月三が日2016年

今年のお正月のお休みは皆さん、どのようにお過ごしになられているでしょう?4日の今日からお仕事が始まる、いやもう働いているよ、もうちょっと休み、という方それぞれのお正月と思います。

岩内町の天気は、雪はほとんど降らず、2日は雨交じりの天気となって降り積もった雪もシャーベット状態。3日の朝は写真のように弊社の駐車場ではまるでスケートリンクのようなツルツル状態になってしまいました。

箱根駅伝をテレビで見ると、気温も例年になく高めのようでしたので、暖かいお正月は全国的なものだったようですね。除雪をしなくていいと思っている反面、ニセコにパウダースノーを楽しみに来ている人達にとってはちょっと残念なお正月なのかもしれません。

毎年のことですが、休み明けに女工さん達に「ゆっくり休めたかい?」と聞くと、「孫相手もほどほどじゃないと疲れたわ」「男連中は飲んで食って寝るだけ、働いている方がいいわ」などと言う声が。男性の皆さま、今からでも遅くありません。奥様お母様へのご奉仕を。

20160103110219

遅ればせながら冬将軍到来2015年末

12月だというのに雪がない、暖かい年末だと言っていましたが、12月25日から一気に雪景色となりました。スキー場もほっとしていることでしょうが、雪国に住む年配の方たちは雪かきが大変で寒いのはやっはりいやだなぁ~と言っています。

少しずつ寒くなっていくなら体も徐々に適応していくものです。暖かい状態から一気に寒くなると、その体感温度は一層低く感じます。27日日曜日は「冬将軍到来」と呼ぶにふさわしい荒れた天気。

この冬将軍という言葉、みなさんはご存知でしたか?モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから冬の厳しい寒さを擬人化した表現だとのこと。私が歴史を引用するなんてちょっとふさわしくないですが、「コピぺ」ですので、ご容赦を。

写真は27日午前の吹雪が収まったときに撮ったものです。降雪量はそれほどではないものの、吹き溜まりの除雪をするのに毎朝時間をかけなければなりません。ということで、しっかり除雪をしてお店は30日午前まで開いていますので、ご来店をお待ちしております。

20151227100404

 

出番を待つ除雪車

先週の月曜日の話題は、ようやく冬本番と書きましたが、この一週間は11月に戻ったような暖かめの日が続きました。そのせいか、12月いわゆる師走といった感じはまったくありませんでした。

今年はエルニーニョ現象のせいで、暖冬になるとの予想。そのせいなのかどうかわかりませんが、12月中旬の今現在私の知る限りでは、除雪車がまだ1度しか出動していません。写真は旧役場庁舎跡地に整列している除雪車です。この除雪車が活躍する回数が少ない方が生活は楽なのは確かです。

しかし、あまりに雪がないと例年通りの動きに準備している人達の中には、困る方もいるのではないでしょうか。今週末12月19日(土)にニセコいわない国際スキー場はオープンを予定していますが、関係者はたぶん気が気でならないことでしょう。

不思議なもので、私たちの商売にもその関係は強く、雪が降って寒くなってお正月が近いことを感じて商品を購入される方もいらっしゃいます。読んでいる皆さまはどうですか?一八は皆さまのお買い求めをお待ちしております。

20151213_09

ようやく冬本番2015

12月に入っても雨が降ったり、なかなか真っ白な雪の世界にはなっていなかった岩内町。12月4日から一気に真冬に突入しました。12月6日日曜日は吹雪。やっぱり冬はやってきました。

写真はどこから撮ったものかお分かりでしょうか?東山町営団地の崖の上から見える大浜地区です。晴れていれば海が見えるのですが吹雪いているためにそれが見えません。

降雪量は多くないのですが、時折猛吹雪となって視界が悪くなったり、落ちついて写真のように見通せる状態になったりの繰り返し。岩内出身の方ならその状態がお分かりでしょう。歩いているる人もほとんどいなくて、師走というあわただしさはまだありません。

さて、この雪景色、融けずにそのまま根雪となるのか?年々根雪となる日が遅くなっているように感じます。私たちの年末商材の売れ方も年々遅くなっています。ご準備はお早目に。

20151206_30

 

公園の遊具は冬支度

岩内町には大火後に作られたたくさんの公園があります。写真は大浜地区のかもめ公園。そこのブランコ、鉄棒などの遊具が冬支度をしていました。

どういうこと?と思われる方は、じっくり写真をご覧ください。鉄棒の横の棒がなくなっています。ブランコの真ん中は、つっかえ棒のようなものがあります。ブランコの周りの鎖が取り除かれています。

これは、除雪車が公園にどんどん雪を積み上げていくと、下になったこれら遊具は押しつぶされてしまうからです。過去に何度も曲がった鉄棒やブランコを見てきました。

写真は11月21日のもの。雪がちらほらと降ってきたのもちょっとだけ。まだまだ街中には積雪はありません。今年の冬は早いと思ってタイヤ交換も早めにされた方も多いのでは?でも、そろそろ来そうですね。

20151121_02