カテゴリー別アーカイブ: 四季のこと

放射冷却とけあらし

 先週の日本列島は寒波により、各地でかなりの冷え込みとなりましたね。岩内町も積雪が一気に増え、街中でも排雪用ダンプカーが、ひっきりなしに往来しています。

 写真は1月17日朝の岩内フェリーターミナル防波堤から海を撮ったものです。海水温と気温の温度差から生じる「けあらし」が発生しています。この日の朝は久しぶりの晴れにより、放射冷却で気温が低く、かつ風も強くなかったために、見ることができました。

 自然がもつ不思議な現象ですが、見る角度によっては、いろいろと楽しむことができます。円山の温泉にお泊りの方は、岩内湾全体がこの「けあらし」に包まれている風景を見ることが出来たのではないでしょうか。

 連日の除雪に疲れている皆さんにも、久しぶりの青空は安堵する色に思えたことでしょう。地元の人間にとっては、この「けあらし」の風景を楽しむ人はほとんどいないことでしょうが、都会の方にとっては、幻想的に見えると思います。ですから、実際に見に岩内に来てね。

2014年年始、静かな町と荒れた天気

 お正月休みも終えて、いよいよ新年の仕事がスタートします。皆様はお正月休みで体もリフレッシュしていますか?それとも逆に休み疲れになっているとか?

 弊社の女工さんたちは、ほんとに良く働いてくれます。岩内は女性で持っている町だと私は思っています。その彼女たちが正月明けに言う言葉、「仕事しているほうが、疲れない」。なぜって、殿方たちは、なにもせず食って飲んで寝るだけ。後片づけも手伝わない。とのことです。私?し~らないっと。

 天気はずっと悪く、元旦は雷が鳴るような不安定でした。風も強かったので、ニセコのスキー場もリフト、ゴンドラが止まったりして、人の出も少なかったようです。

 5日は札樽道が雪の影響で通行止めになったり、交通機関にも影響があったようですが、岩内に帰省されていた皆さんは、無事に帰路につけましたでしょうか?

 自然のなすことですから、「しょうがない」と言い、じっと我慢している雪国の人達。不平を言わず、上手に自然と付き合っている人達。何かいいことありますよね。きっと。そう思いながら、今年もお仕事がんばりましょう。

 写真は、岩内港に停泊中のイカ釣り漁船です。昔は、ゴテゴテの大漁旗がなびいていましたが、年々質素になっているように感じます。

 

2014年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます。

 いつも私のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。今年も岩内町のことを始めとして、いろいろな話題を書かせていただきます。隔日ではありますが更新していきますので、よろしくお願いいたします。

 さて、写真は岩内町の広報2014年1月号の表紙です。午年から「駑馬十駕(どばじゅうが)」という言葉を紹介しています。足の遅い馬でも10日にわたって車を引き続ければ、速い馬にもおよぶということ。才能に乏しい者も、何か目標を持って、それに向かってたえず努力すれば、やがて才能のある者と肩を並べることが出来ると言う意味があるそうです。

 私はこの言葉を知りませんでしたが、いい言葉ですね。私のように才能に欠ける者は、一発逆転なんてことはやっぱりなくて、コツコツと努力しませんとね。今年はこの駑馬十駕という言葉を唱えながら、仕事にマラソンに励むことといたします。「馬の耳に念仏」にならないようにしなくっちゃ。

岩内岳裾まで雪が降りました

 11月の今時期は20年ほど前だったら、すでに街まで雪が降っていたものですが、近年はずいぶん冬の景色になるのが遅くなったなという感じがします。

 写真は2013年11月9日(土)の朝の岩内岳です。前日は荒れた天気で、暗い雲が空を覆っていました。朝、カーテンを開けると岩内スキー場のコースが白く浮き出ていました。この白さを見ると、いよいよ冬が来たなと実感します。

 つい先週までは、紅葉が山裾まで降りてきたなぁ~と思っていました。そして、今度は白く変化していきます。季節の変わり目。子供のころから何度も経験していることなのですが、年齢によって、その季節のとらえ方が違います。

 会社は繁忙期。仕事を持っていると、この雪はうらめしく感じます。でも、子供のころはスキーが出来るとウキウキしたものです。寒くなるから美味しいスケソトウダラが獲れる。厳しい冬の環境だからこそ美味しいものが出来る。そう、美味しいものを皆様に届けるために、がんばりますよ~。

 

パノラマラインはすでに通行止め(2013年秋)

 岩内町とニセコ、蘭越を結ぶ峠道、通称ニセコパノラマラインは2013年10月25日からすでに通行止めになっています。毎年冬季間に通行止めになります。

 このパノラマラインは、物流ルートというよりは、観光ルートに使われるのがほとんどだと思います。夏はニセコからこのルートを通って岩内に来ると、日本海が広がり素晴らしい景色を見ることが出来ます。

 このルートが通れなくなると、正直なところ岩内町への観光客の入込数は下がってしまいます。できるだけ開通期間を長くという声もあるものの、降雪があると除雪や凍結などで、安全面の確保が大変になります。

 これからの冬の季節、札幌方面の都会の皆様は、ニセコ回りではなく国道経由で直接岩内へお来しください。予定では5月の連休前には開通のようです。あくまでも予定ですよ。

季節の変化と空

 最近の気象に関するニュースは、災害をもたらすようなものが続いていますが、皆様の地方ではいかがでしょう?先週末、せっかくの連休も岩内、後志ではたくさんのイベントが雨に打たれてしまいました。

 たまに青空が広がると、秋の気配を感じさせる風景が広がります。写真は9月8日の夕陽です。真夏の夕焼けは、海に堂々と太陽が沈む事が多いのに、秋のそれは雲がいろんな演出をしてくれるのが面白いです。

 日没も早くなりました。弊社はすでに30分残業体制に入っており、女工さんが帰るのは17時時20分。日没が現在17時40分頃なので、あと数日もすれば、女工さんが帰宅の時は暗くなってしまいます。

 この夕陽の写真を撮った後、海岸線を車で走っていたら、車からわざわざ降りて見ている人がいました。じっくり見ると、やっぱり綺麗ですものね。ドライヴ中でも、たまには先を急がず、ぼーっと夕陽を見る余裕もあったほうがいいですよ。

稲刈りももうすぐ?

 9月の第2週になって、いよいよ秋の気配が感じられるようになりました。日没が早くなったり、夜風が肌寒く感じられるようになったり。

 この季節、私のマラソンの練習は、日没過ぎてから走り始めます。ですから、この田んぼのコースを走る時は、外灯もないので真っ暗。先日の日曜日に車で通り過ぎる時、こんなに色づいている事にびっくり。

 この風景の変化を見ると、四季の移り変わりの早さを実感します。と同時に、いよいよ年末に向けての仕事で大変になるなぁと、覚悟しなければなりません。

 今年のお米の出来はどうでしょうね?色だけ変わって中身がないなんて、私の頭じゃないんだから、美味しく出来ていると思いますよ。近年の北海道米は格段に美味しくなりましたものね。

夕刻の入道雲

 お盆が過ぎれば秋風が・・・という言葉は年々薄れて行くように、まだまだ暑い日が続いています。ただ、夜になると虫の音が大きくなり、カーテンを揺らしながら入る風も、冷たく感じるようになりました。

 お盆中とその後も不安定な天気が続き、からっとした天気はありません。先週は残暑をたっぷりと満喫するような天気。写真は先週8月20日の夕刻の空です。

 子供のころは入道雲と呼んでいましたが、積乱雲でしょうか。もくもくと雲が上に膨らんでいきました。日没になると、上の方だけが光が当たり、オレンジ色に映りました。

 日常の何気ない変化。たまには空を見上げて見るのはいかがでしょう?特にこれから秋にかけては、空気が澄んできますので、山が近くに見えたり、夕焼け空もいろんな演出をしてくれます。岩内の海あり山ありならではの風景を岩内に来て、お楽しみください。

夏至から一週間経過

 気がついたら夏至が過ぎて一週間。あっという間に来てしまったなぁ~という感じですね。

 当然のことではありますが、季節によって太陽の沈む場所が変わります。ここ岩内町からは夏は積丹半島寄りに、冬は雷電側に沈みます。

 写真はスケートリンクとトレーニングジムがある、「とまリンク」の駐車場から撮影したものです。

 穏やかな夏の海を見ていると、あの冬の荒れ狂ったシケの状態はちょっと想像しがたいです。そんな四季折々の表情の変化があるのは、いいものです。

今年も紫アスパラが届きました

 昨年も6月6日に紫アスパラのお話を書きましたが、今年も6月6日に書くことができました。蘭越町の熊が出る山里で農業をしているアグデパンケ農園から紫アスパラが届きました。

 今年は農作物が雪の影響でかなり遅れていると思っていました。実際、先月にアグデパンケ農園にお邪魔した時は、畑がまだ雪にすっぽり埋もれていて、ご主人は除雪をしていたほどです。

 5月下旬からの気温の上昇で、我が家周辺の雑草も勢いを増しています。いままで抑えつけられていた力が一気に爆発したという感じでしょうか。

 農薬を使わず、自然の力を信じて作物を作っているアグデパンケ農園。脱サラして・・・・という枕詞もそろそろ使わなくてもいいほど、この後志でしっかり農家になっています。興味ある方はぜひホームページをご覧ください。