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北のお魚大使表彰式

北海道食品産業協議会という組織が、「北のお魚大使」「北のチーズ大使」の認定試験を行っています。このブログの私のニックネームを北のお魚大使とさせていただくのは、他のみなさんに失礼かもしれませんが、ご容赦ください。

去る5月21日に札幌後楽園ホテルにおいて、今年の合格者の称号授与式が行われました。北のお魚大使は今年11人受験し、たった一人しか合格しませんでした。その合格者は、わが町岩内町の役場職員の釜谷さんです。おめでとう!現在、地場産業サポートセンターの技師ですが、昨年私が合格したのに刺激を受け、今年のチャレンジとなりました。受講する前にもらう教科書を何度も読んで勉強したようです。

今現在の北のお魚大使は12人だけです。岩内町はその中に2人もいるのですから、さすが漁港の町(ちょっと言い過ぎ)。来年もこの北のお魚大使に岩内町からチャレンジする人がいます。もしも合格したら、どんなことができるでしょう。

称号をいただいたのは、私自身のためでもありますが、お魚の知識をたくさんの人に伝えたい気持ちが強いです。子供に地元で獲れたお魚を食べてもらう、地元で加工されたものを食べてもらう。ごく当たり前のことができなくなっている現在、微力ながらも「北のお魚大使」は何かできるのでは?一人よりも、二人。二人よりも三人で行動すればなんとかなるのでは。

写真は今回の称号授与式に参加された、北のお魚大使と今年の北のチーズ大使の合格者。講義を受け持った、それぞれの先生。今年の「北のお魚大使」の釜谷さんはなぜか不在。かわいそうに。事務局からの連絡が遅くて、当日変更できない予定を入れてしまっていたようです。がっかりしてましたよ。

がっかりしているということは、それなりの努力をしたからです。一生懸命勉強したから、合格したらうれしいですね。ちょっとしか勉強しなかったなら、そんなもんか程度の感覚です。「受験」ということから遠ざかったこの年齢になっての合格は確かにうれしいものです。

さて、北のお魚大使。できることから始めましょう。私はこのブログで少しでも北海道のお魚に興味を持ってもらえるような書き方をしましょう。じゃ、なんでマラソンの話が出るのさ? 魚だって、マグロ筋、ヒラメ筋ってあるでしょ。 強引なこじつけに今後もお付き合いを。

晴天の北海道

土曜日はとても寒かったです。ストーブに火をつけた人も何人もいると思います。

本日の日曜日は朝からすっきりするような青空。ここまで雲がなくて、青い空が大きく広がっているのは、都会に住んでいる人たちには、やっぱり北海道だよなと感じるかもしれませんね。

先週の洞爺湖マラソン、来週の千歳JAL国際マラソンの谷間の日曜日。34kを走ってきました。気温は15度で、私としては走るのにちょうどいい気温。風も少しあって、走る場所や向きによってはきもちよく肌に吹きかかります。

写真はランニング途中、共和町の山の方から、岩内岳(右)、目国内岳(左)を撮ったものです。携帯カメラなので、遠近感が違っているのでご了承ください。まだ雪がありますね。例年よりも雪融けが遅いことはご存知でしょう。観光にとってはちょっと困ったことが。

岩内町とニセコ町を結ぶ、道道岩内洞爺線。通称「ニセコパノラマライン」が全線開通しておりません。残雪が多く、峠の途中で雪崩の危険があるために、通行止めにしているようです。この道から見える景色がすばらしく、観光客はニセコを回って岩内に流れてくるのですが、開通していないと人の流れが少なくなってしまいます。観光客は、お寿司屋さんや、お土産屋さんに入ってくれますし、いろんな経済効果があります。

近日中には開通するとは思いますが、ドライヴを楽しむ皆さん、パノラマラインだけが岩内のいいところではございません。じっくり岩内を堪能しにいらしてください。

バイクで来る人も増えてきました。共和町のチーズ工場にある駐車場では、ライダーたちが愛車を並べて眺めながらバイク談義をしている姿が。ランニング仲間は、自分のランニングシューズを脱いで、並べてランニング談義をする人はいるのかな~?このランニングブームなら、どこかにいるでしょうね。

私はせいぜい走り終わった後にシューズの減り具合を見て、あとどれくらい持つかな?小遣いも少なくなったことだしなぁ~~。

大浜公園

岩内町は昔、人口密度日本一の時期がありました。今の敷島内地区が島野村だったときの話です。

北海道の町が人口密度日本一?なんて信じらないかもしれませんが、実際そんなときがあったようです。

それほど、密集していたのでしょうか。昭和29年の大火が大きな被害をもたらしたのは、そんな密集だったことも一つの理由かもしれませんね。

その大火の後は、区画整備で、町のあちこちに公園を作りました。岩内町に来ると、こんな公園がたくさんあるのは、その大火を意識して、避難場所やらを考えたことによるものでしょうか。

さて、この写真、地元の方は大浜公園だということをお分かりですね。私達が子供の頃は、夕方になるとたくさんの子供たちが集まって野球をしたりしていました。ですから、声をかけなくても2チームが出来たほどです。

ところが今は子供の数が少なくて、ここで野球をやっている姿を見るのはまれです。実際にこの雑草の生え方を見ていただくと、いかに子供たちがここで走り回っていないかがわかるでしょう。私達が子供の頃は少なくとも内野の面積は土が出ていました。今はバックネットもなくなり、近所の方たちの花壇になっています。

岩内に来たら、こんな公園めぐりなんて、かなりの「岩内通」の観光ですよ。冬に来ると、除雪の雪山に変わっています。

こんな広い公園で子供たちの笑い声が響くのが聞きたいなぁ。PSPなどのゲームより、天気のいい日は公園で遊ぼうよ、ご近所の子供たち!

あいさつは気持ち

ランニングをしているとき、この田舎ではあまり人に会いません。もっとも、私がそんなコースを選ぶせいもありますが。

でも、たまに人に会うと、「こんにちわ」と言ってご挨拶したりします。そんなときはちゃんと返事をしてくれますし、次回に同じ人に会うと、その方から挨拶をしてくれたりします。これは気持ちがいいものですね。

会社ではちゃんと挨拶が出来ているでしょうか?

社会人として、挨拶が出来て当たり前。工場見学に来る小学生はとても大きな声で、しっかりあいさつをしてくれるのですが、少し年齢が加わると、ちゃんと挨拶が出来なくなってしまうのは残念ですね。

私がこの会社に入ったのが今から19年前。そのときはこの工場で働く人たちは挨拶があまり出来ていませんでした。でも、こちらから大きな声ですると、いつしか皆も挨拶をしてくれるようになりました。今では工場見学に入るお客様にもちゃんとしてくれています。

普通、帰るときは「お先に失礼します~」と言って帰りますよね。でも、一八の女工さんたちは「さようなら」と言って帰ります。最初に聞いたときはその言葉を訂正しようかとも思いましたが、ふと考えるとこれでいいじゃないかと思うようになりました。挨拶は気持ちから出るものです。「お先に・・」の感覚よりも、今日一日働くのが終って、専務とさよならだわと思っての言葉なのですから、いい挨拶ではないですか。

工場で働く若い男性は3人います。彼らはたまに私に「ご苦労様です」といいます。普通、目上の人にこの言葉は使わないのが礼儀だというのは、お分かりですよね。正しくは「お疲れ様です」。ところが、この業界の方はよく使うのです。いや、北海道の人は良く使うのかな。さえぎるように、この言葉はと解説すると、挨拶が苦手な彼らにしてみると萎縮してしまいます。何も言えないよりは、使い方がちょっと違っても言ってくれることが私は嬉しく感じます。

ということで、心から今日もあなたに会えて嬉しいわ、と思える挨拶をして下さいね。ランニングしている私を見かけたら、どんな言葉でもいいので、声をかけてください。その一言が、私を速くするのです。

札幌での会合

札幌のホテルで、東京の市場に魚や水産加工品を送っている、通称「荷主」と、市場で荷物を受け取って販売する通称「荷受」の会合が札幌でありました。

以前は札幌と東京と半々くらいでやっていたのですが、ここ数年は札幌で行っています。全道各地から荷主が40人程度集まり、荷受側も30人ほどが一堂に会しました。

いうなれば親睦会ですが、時代の流れを感じざるを得ません。この会合にはこの十数年間、私が出席していますが、現社長が出席していた時は、熱海の温泉街でやっていたりしたようです。それも、参加者は今の倍以上は集まっていたようです。

浴衣を着て座布団の上に座っての宴会。どんどん少なくなっていますね。これだもの、温泉街が寂しくなったところが多いわけだ。北海道の温泉街も朝食、夕食までバイキング形式にして、価格を抑えるなどといった形が増えています。

時代の流れとともに、市場の役割もどんどん変化しています。魚の流通という意味ではなくてはならぬ存在ではありますが、問題も山積みです。

時代に逆らって頑固にいるのも一つの形かもしれませんが、柔軟な考え方をして、それを行動に移すこともしなければいけないことも現実。

頑張ってね。大都魚類で働くみなさん。

一緒にお酒を交わしたみなさん、ありがとうございました。

マスのトバ

弊社の季節限定商品に『マスのトバ』というものがあります。

青ますを尾の部分でつなぎ合わせ3枚卸にしたものを、調味に漬込み、干した乾製品です。前回もお伝えしたように、青ますの漁獲そのものが少ないために、加工原料にはほとんどなりません。でも、ほんの少しだけ、熱烈なユーザーのために作ります。

写真は、5月18日に載せた写真の青ますで作った「マスのトバ」です。たった38袋しかできなかったのですが、店頭に出す前に女工さんに販売したら、その場ですべて完売。ありがとうございました。次は?まだあるんでしょ?との問いに、海に聞いてくれぇ~としか言えません。でも、やっぱりこんなに人気があるのなら、原料確保は何とかしようと思ってしまいます。

さて、このマスのトバは別名「アダッチ」または「アダチ」という呼び名をする人がいます。言っている人に、「どんな字?」と聞いてもわからないそうです。アイヌ語かな~? どなたかわかる人がいらしたらこの北のお魚大使に教えてください。

ところで、サケ、マスは赤身魚ではなく、白身魚だと言うことは、魚好きのみなさんなら知っていますよね。アスタキサンチンというカロチノイド色素で赤色に見えるのです。ではなんでその色素を持つのか?餌となるエビのちっちゃくしたような、オキアミを食べるから。じゃなんでオキアミはその色素をもっているのか?・・・勘弁してください。 小学生にわかるように説明できる方、教えてください。

洞爺湖マラソン

天気がよく、気温もまずまず。年々参加者が多くなってきていますね。

今まではいつも一人で参加していたので、温泉に入ってもアルコールは飲めずに帰ってきていました。

今回は、10kの部に同業者、メタボのお腹の○郎さん、組合の○尾さんが走るので、帰りは○尾さんの奥様の運転に甘えて、温泉上がりでたっぷり飲ませていただきました。

写真は、参加賞のTシャツです。毎年違う色なのですが、我家ではもっとシンプルがいいとの評価です。まぁ、これに関しては好みがあるから、いろいろですよね。ちなみに、このモデルは私ではありません。

私はフルに参加。いつも16k付近で、私設エイドを作ってくれている家族の皆さん、ありがとうございました。毎年車椅子で応援してくれていたおばぁちゃんは、今年は入院中とのこと。「おばぁちゃんによろしくね!」の声かけに、家族の方は、快く返事をしていただきました。感謝です。

もう一ついいお話。サンタの格好をしたランナーは、片手にプレゼント袋を持っていました。沿道の応援してくれている子供に、わざわざその袋からプレゼントを取り出して、その子に渡しているのです。これはすごいことです。その方には思わず声をかけさせていただいて、私にはまねが出来ない、すばらしいことですね、とだけしかいうことができませんでした。

ただ走るだけでなく、そんな気遣いをしながら走っている人、ボランティアで一生懸命給水してくれた皆さん、沿道の応援してくれた皆さん、その他裏方でいろいろと手伝ってくれた皆さん、ありがとうございました。そんな人達の上に成り立っているマラソン大会。その中で走ることが出来て本当に嬉しく思います。

笑い話としては、30k付近で、口にカメムシが飛び込んできました。入った瞬間、あの臭い匂いが口いっぱいに立ち込め、思わず吐き出しました。でも、あの匂いは残っている。次の給水ではうがいだなと思っていたら、水をごくんと飲んでしまいました。

もう一つ。氷砂糖を出してくれた高校生。ありがとう。手に取ったら、5個くらいありました。1個あれば充分だよなと思いつつ、握って走っていたら、どんどん融けて手の中がベタベタに。さすがに耐えられなくなって、側溝にポイさせてもらいました。ごめんね。

今回の私の記録は3時間25分。30kからは一人も抜かされずにビルドアップで走ることが出来たのが、今回の収穫ですね。

思い出せば、6年前、初めてのフルマラソンの参加が、この洞爺湖マラソン。そのときは、前半気持ちよくてハイペース。25キロ付近でガス欠状態で歩いて、30kからは右左にふらつくように歩いてゴールにたどり着きました。「ガス欠だな」と話しながら抜いていく人。あの屈辱感は今でも忘れません。フルマラソンを走る人はこんな経験を一度はしていると思います。

何はともあれ、無事に走り終えて、アルコールも入って気持ちよくなって、後はしっかり寝て、明日の仕事を頑張りましょう。

お墓に咲く、菜の花

ひと雨がありました。上がったあとの晴れた空は気持ちがいいですね。空気中のほこりを落としてくれて、岩内岳がいつもよりも近くに感じたりします。

今朝、女工さんを迎えに、東山地区のお墓の横を通り過ぎる時、菜の花が一斉に咲いていました。ここにも北海道の春です。

岩内町のお墓は、東山地区と野束地区の二つにあります。この東山地区は、岩内の港を一望できる場所にあり、とても眺めのいい場所にあります。写真に見える鉄塔は携帯電話の電波塔です。ここには昔、無線局というものが存在し、漁船との交信する場所になっていたのですが、今はその役目を終え廃止となっています。

この菜の花の黄色と青空、海の青がとてもきれいに見える今の季節。夕方になるとその絵の配色が水平線に沈む夕日のグラデーションへ。これはなかなかな風景ですぞ。あなたのその眼でお確かめください。

「にしんのおかげ」のお料理

大豆を使わず、ニシンと米麹、食塩だけで作った味噌状の調味料「にしんのおかげ」。

いろいろな料理に使うことが出来ます。

一番シンプルなのは、あつあつご飯の上に乗せて食べる。お子様にはこの「にしんのおかげ」とバターを混ぜて、あつあつご飯の真ん中に穴をあけて、それを入れて食べる。

北海道の人なら一度は経験のある、バターご飯。バター醤油ごはんにして食べる人もいますが、「バターニシン味噌ごはん」なんていかが?

さて、この写真は、私の奥様が「にしんのおかげ」を使って、おかずを作ってくれたので、ご紹介を。

『ホタテとアスパラのニシン味噌マヨネーズ焼き』

耐熱皿にゆでたアスパラ(写真は路地ものです)とベビーホタテを入れて、マヨネーズとにしんのおかげを乗せ、その上にピザ用チーズをかけてオーブンで5分焼く。

とのことです。大雑把な性格の奥様ですので、何をどれくらい入れたかなど聞くと、「少し」とか「たくさん」とか、大さじ1杯などという言葉は間違っても出てきません。

この「にしんのおかげ」は乳製品ととても相性がいいので、是非お試しください。今までにない味を楽しむことが出来ます。そして、何より無添加ですから。

はっくしゅ~ん!

昨日、気温が上がり、本日南風。これは来ました。何がって?アレルギーの季節です

ここ北海道は、スギ花粉アレルギーの方はあまりいなくて、その代わりシラカバアレルギーの人が多いのです。私はこの春の部と秋の部にそれぞれ症状が出ます。事前に薬の処方をしてもらい、対策はいろいろととっているのですが、ひどいときはどうにもならないほど、くしゃみ鼻水の連続。当然仕事に支障が出ます。

実は私は子供の頃からこのアレルギー症状は出ていました。私が小学校、中学校の頃は、花粉アレルギーなんて言葉は一般的ではなく、「お前はすぐ風邪をひく弱いやつだ」とレッテルを貼られていたものです。今ではその花粉アレルギーは当たり前になったので、説明に苦労しませんが、事務所で私がくしゃみをすると、社長は私が寒くてくしゃみをしているものと思い、すぐにストーブをつけたりします。何度「アレルギーなんです」と言っても、同じようにストーブに火がついて、息苦しくなって逆効果。

東京在住のときは、4月の上旬が一番ひどくなり、偏頭痛までなって、微熱まででるほど。桜の季節と重なっていたので、てっきり桜がアレルゲンと思いしや、違う草木の花粉のようでした。北海道では1ヶ月症状にずれがあります。

アレルギーを持っている人はちょっとわかってもらえるでしょうか。そんなあなたは「鼻水の友」と呼ばせていただきましょう。

写真は地場産業サポートセンター前ののぼり。南風ではためいています。後方は岩内岳。