月別アーカイブ: 2010年6月

イカ船出港

 午後3時頃から午後4時頃にかけて、イカ漁の船が岩内港を出港していきます。戻ってくるのは、明け方から朝7時頃までにかけて。その間、明かりを煌煌と照らしイカを釣りあげます。

 

 日本海を夏は北上、冬は南下。スルメイカ。7月7日から9日にかけて、岩内神社祭りがあるのですが、それにあわせて岩内出身のイカ釣り漁船が母港に帰ってきます。水揚げが多いときには、イカのハッポーの箱が、市場の建物からあふれ、外にまで並ぶ量になります。

 イカ釣りでなぜ明るい光を使うのか?ご存知の方もいると思いますが、光にプランクトンが集まり、そのプランクトンを追ってイカが集まります。イカが光に集まるのではないのです。人間社会でも同じようなことがありますね。たとえば・・・・

 先日、イカの刺身を頂きました。美味かった!暑い日だったせいもありますが、ビールにとてもあって、幸せのひと時。

一気に夏

 28日、蒸し暑い一日でした。とは言え、本州にお住まいの方にとっては、30度を越えないのなら、たいしたことではないという声が聞こえそうですが。

 昔は北海道にクーラーなんて必要はなかったのですが、企業はもとより、個人宅でも導入をしている方が増えました。食品を扱う企業では、温度管理が必要になっているので、本州に比べると稼働日数は少ないものの、設置しているところが多くなりました。一八も例外ではなく、今日は工場から外に出ると私のめがねが曇ってしまうほど。

 月曜日は週明けで忙しい方が多いと思います。いろんなことがあって、来社の方も多く、てんやわんや。夕方には、暑さで乾燥機が故障。参りました。なんでこんな時に?と思うのですが、冷静に考えれば、こんなときだからでしょ。どんな時でも心に余裕を持たねばいけませんね。まだまだ修行が足りません。

 北海道の人は、「暑がりで、寒がり」です。常温と言われる温度帯が、きわめて狭いのです。寒ければすぐにストーブに火をつける。ちょっと我慢すれば、慣れることです。人の常温温度帯と一緒で、心の幅も心がけ次第で幅が広がるのですから、精進しましょ。

走らない理由

 マラソンの練習はそれぞれ月間○○○kを走るなどの目標を持っている人が多いと思います。ところが、その目標の距離を確実にこなしている人はなかなかいないのではないでしょうか。

 仕事をもっていれば、飲み会などにお付き合いもあるでしょう。二日酔い。急なお客様の訪問などで走れなくなるというのはよくありますね。当然仕事が長引いてしまったり。さらに、せっかく走る気満々と思ったら、ザーザー降りの雨。ということで、走れなくなる理由はたくさん出てきます。

 でも、それをうまくやりくりして目標に向かって走っている人もいます。時間の使い方次第で、ある程度は練習時間は作れるというもの。私の場合は、テレビを見る時間がほとんどなくなりました。残業をする日はできるだけその日に出来ることをこなして。早く帰ることができる日は、さっさと帰って走る。などなど。人によってその時間の使い方はいろいろです。

 ランナーにとって一番の強敵は、実は奥さんですね。家族サービスをしないと、「また走るの?!」「子供につきあってあげて!」と眉間にしわを寄せて言われた方も多いのでは?それが走らない理由になる人もいますね。埼玉在住の私の友人は、ダイエット効果があると走ることを勧め、今は理解してくれたという成功例もあります。

 さて、ランナーのあなたは走らない理由がいくつありますか?

 写真は、日曜日のランニング中、共和町のある農家の前で出会った蛇です。じっと顔を見ると、かなかな愛嬌がある顔をしていました。

たら丸の看板

 近年、ゆるキャラブームで一躍脚光を浴びた、「たら丸君」。この発案者は呉服店を営んでいた、今井さんという方。残念ながら今年の春に亡くなられました。今でこそゆるキャラというカテゴリーがあるので、たら丸君は人気者になりましたが、人気低迷期も実はありました。気持ち悪い、変だ、イメージが悪いなどなどでいつしか敬遠され。でも、TVチャンピオンのゆるきゃら選手権で2年連続準優勝という快挙。一気に全国区の人気者になりました。

 この看板は、そんな人気低迷期に作られたものです。岩内海産商協同組合の青年部がこの看板を作った時は、15名ほどの在籍がありました。17年くらい前の話です。私たち加工屋の作る代表的産品を3つアピールしようと、仕事が終わってから集まり、材料を買ってきて、トタンを張って、自分たちで絵を書いて作りました。文字はカッティングシートを使いました。数日かかって完成。今は色あせてしまいましたが、当時は立派なものでした。

 この看板に色塗りをしたとき、今井さんがわざわざ駆けつけて来て、たら丸の色の配合をしてくれたのを今でも覚えています。途中から制作ではなく、缶ビールの空き缶がどんどん増え、いつしか宴会状態に。そんな青年部の時代もあったなぁ~。残念ながら私は数年前に青年部を引退。今の青年部の所属はたったの6人ですが、若い人たちにはがんばってほしいですね。

 さて、この看板、岩内のどこにあるか御存知でしょうか。即答できる方は、たら丸マイスター(そんなのないです)ですね。わからない方は、今度岩内にこられたら、ゆっくり探してみるというのはいかがでしょう。

岩内の夕日

 23日、24日と雨が続きましたが、25日は快晴になりました。気温もぐっと上昇。ワールドカップ、対デンマーク戦を見るために早起きをした人は、このすっきりした朝を勝利とともに迎えたことでしょう。

 でも、夕方にはその早起きの後遺症で眠くなってしまった人もいるのでは?私は仕事が終ってから、ランニングに出かけました。いよいよ夏本番になろうとしているこの季節。海に沈む夕日はきれいですよ。岩内のどこから見る夕日が一番好きですか?その月によって太陽が落ちる場所が違うので、なんとも言えません。

 海岸から見る夕日。円山地区から見る夕日。雷電地区の夕日。いろんな場所のそれぞれ良さがあります。岩内町は日本海に位置するので、当然太陽は海に落ちるのですが、背後にあるニセコ連峰の色が変わっていくのも夕日を見る楽しみでもあります。岩内は海に面して、ニセコの山もあり、岩内平野、積丹半島も見える場所。

 こんなすばらしい場所に位置しているのですから、月並みな言葉ですが、「風光明媚」そのものです。地元の人は、なかなかこの素晴らしさに気がつかない。風が強くて、吹雪が多い、とマイナスの言葉はよく言うのですが、すごい場所なんですよ。

 ということで、観光客の皆さん、岩内町のあなただけの夕日スポットを探しにこられませんか?気に入った場所があったら、こっそり私に教えてください。きっといいことありますよ。

健康診断の通知

 6月10日付で書いた健康診断。この結果が昨日届きました。一人一人が封筒に入ったものを受け取り、まるで小学生が通知表をドキドキしながらこっそりのぞきこむように見る感じ。

 数名の従業員はやはり再検査の通知が書いてあったようです。この再検査とは疑わしきものがあるということで、再検査でなんともなかったということのほうが多いと思います。仮に実際に悪性のものが見つかった場合でも、早期発見になるのですから、治療もしやすいことでしょう。

 伸ばし伸ばしにしてほったらかしにしてしまうのが良くないことです。みなさん一生懸命に働いて稼いだお金が、医療費に消えてしまうのは、馬鹿らしいこと。ということを今日の朝礼でお話させてもらいました。

 今回の検査で、ブリンクマン指数という言葉を初めて聞きました。喫煙が人体に与える影響を割り出す目安として、数値化したものでした。結構この危険数値になっている人がいたようです。女工さんの中に、「専務、男をやめてもタバコはやめられないわ」という猛者もいますが、ちょっと考えてみてはいかがでしょう?

ハグマート

 札幌市の狸小路5丁目に道産食彩HUGマートというお店があります。道産食材の直売店です。ここに、一八の「にしんのおかげ」と「めんこちゃん」が売られています。

 生鮮食品もあるし、加工食品もあります。またHUGイートでは、屋台風に11店が営業していて、道産の美味しいものがたべることができます。ちょっとのぞいてみると楽しいですよ。スタッフの方たちは、商品陳列に朝から大忙し。元気な声で「いらっしゃいませ~」と活気があります。

 狸小路といえば、札幌の大通とすすきのの中間に位置して、1丁目から7丁目までアーケードになった商店街です。歴史もありますね。私たちの年代では、TVCMの「ぽんぽこ~、さっぽろ~、ぽんぽこ~~、た~ぬ~き~こ~~じは・・・・・・・」というテーマソングを思い出します。一時は客足が遠のいて大変だというお話もありましたが、今は国際色豊かな客層と、ホテルなどの昔の商店街では考えられない建物まであります。お近くに行きましたら、狸小路に足を運ばれ、5丁目HUGマートを覗いてみてはいかがでしょう。 

ニシン部会

北海道水産物加工協同組合連合会

 北海道の水産加工を営む企業は、地元でそれぞれ~加工組合などという組合に所属し、それら地方の組合をまとめた組織を、北海道水産物加工協同組合連合会(通称:加工連)と呼びます。札幌に本部があります。

 22日はその加工連でニシン部会というものがあり、ニシンを取り扱うそれぞれの組合の担当者が出席し、意見交換をしました。日本海側の加工屋さんを中心に、ニシンで商売をしている方はたくさんいます。北米で漁獲されたニシンを輸入し、年間の仕事の柱にしているのですから、ニシンに対する思いは真剣そのもの。会議中は顔には出さないものの、今年の価格はどうなるのか、数の子は供給量はどうなるのかなどという話題は尽きません。

 まぁ、難しい話はここではおいておいて。久しぶりに札幌に出ましたら、若い女性が夏のファッションで足早に歩いている。都会だなぁ~。道庁赤レンガの前を通ると、中国のセレブと思われる女性の観光客が写真撮影などしていました。観光としての札幌は本州の人たち、そして海外の人たちにとっては確かに魅力がありますね。

 その人たちが岩内まで足を伸ばしてもらうには、何が必要か?私はモノやイベントではなく、まずはホスピタリティーだと思います。話が脱線してしまいました。

夏至

 6月21日の今日は夏至。札幌の日の出は3時55分に対し、東京は4時25分。日の入りは札幌が19時18分に対し、東京は19時00分。日の出は30分、日の入りは18分の差があるということです。

 朝目覚ましがなるとき、真っ暗でないというのはとてもありがたく感じます。冬は真っ暗に起きて、真っ暗の中を帰ってくるのですから、気持ちの上でも違います。ただ、市場勤務で朝が早い人には、関係ないですか。

 サマータイム導入は私としては賛成です。夏場の日の長いことを有意義に使うことができると思います。北海道はそんな意味でも夏の日は長いのですから、柔軟な考えを持ってもいいと思うのですがね。毎年そんな声が上がっても、実行に移すことは難しいようで、マイナス要因を羅列する反対勢力に押し切られてしまうのが現実です。

 一年で一番日が長い日。残念ながら曇り空でどんよりしたまま。お日様を拝むことはできませんでした。今日を境にまた日が短くなっていく。冬至のことを思うのは早いけど、山あれば谷あり。商売も同じ。谷あれば山もある。でも歩き続けなければ、進まない。季節は黙っていても進む。歩こう、歩こう!

小樽運河ロードレース大会

 20日、小樽でハーフマラソンに出場。組合のNさん、同業者のTさんは、洞爺湖の10kに続いて今回ハーフ初の挑戦。行きの車の中ではNさんは、フルマラソンに出たいなど話に出していて、失礼ながらあなたの練習量で??じゃないなど冗談っぽく言ってました。Tさんは、地元でシューズを買ったらしいのですが、それってトップランナーの本番用の靴ではありませんか。2時間10分で足切りだから、回収車に乗らないように頑張ろうと二人の誓い。今シーズンに入ってハーフ3回目のお醤油屋のMさんは足に故障を抱えながら、なんとか2時間を切りたい。

 結果はNさん、Tさんは回収車には乗らずに、2時間7分(写真の二人)。Mさんは念願の2時間切り。おめでとう!終わってから温泉に入って、いつもよりビールの量が多かったです。昨年までは私一人で参加して、一人ですぐ帰ってきていたのですが、こうして終わってから美味しいビールを飲むことができるのはとても楽しいものです。

 回りを見回しても、職場で参加している人たち、一人一人5kや10kに参加して、ゴールしてきては笑顔でたたえ合っている風景はとてもすがすがしいものです。倒れこんでいる姿も、実は達成感の笑顔も含まれていて、見ているこちらも笑顔をもらえる感じです。

 参加した中に、止まれの▽のリックを背負ったおじさんがいたのをご存じですか?途中で抜かせていただきましたが、それなりの年齢なのに、力強い走り。抜くときに、「素晴らしい走りですね」と言うと「だれが?あんたのほうがすごいよ、がんばって!」という言葉をいただきました。この方は、沿道でボランティアをしている学生さんたちが「ガンバでーす」と声をかけてくれる人すべてに、「ありがとう!」と言って走っているのです。私はとてもそんな余裕はなく、せいぜい手を挙げる程度なのですが、これって、なかなかできることではありません。これからも楽しく走ってくださいね。

 私の成績は1時間30分。フルはまずまずなんだけど、ハーフはなかなか縮まらないなぁ~。スピード練習をもっとしないとダメかな。ちょっと酔っぱらっちゃったけど、帰りのバスで熟睡。気持ちよ~い気分になりました。また明日から仕事がんばろっと。