月別アーカイブ: 2010年7月

岩内町 断水

 29日の大雨で、町水道の取水口の設備に不具合が出て、29日の5時から断水の連絡。しかし、全ての地域が水が出なくなったわけではなく、水圧が低くなったとは言え、使える世帯のほうが多かったと思います。朝、従業員に尋ねると、完全に断水したのは、比較的高い場所に位置している家の人と、貯水利用の町営アパートの人でした。

 30日の朝礼では次のように従業員に言いました。水道は使えますが、工場で使うことによって周辺の世帯に迷惑がかかるかもしれません。ですから、仕事で使う水は一部を除いて全て地下水と深層水で対応してくださいと。

 役場からの情報によりますと、予想以上に取水口の被害があったようで、当初、29日中には回復見込みの発表も、30日朝には、昼頃までに変わり、30日5時には、全ての町内で断水になってしまったようです。

 自衛隊の応援で、町内の数箇所で給水をしてくれていました。写真は、たら丸市場の駐車場です。ここは比較的人が少なく、すぐに水がもらえる状態ですが、役場裏駐車場では、かなり混雑していたという情報もありました。

 30日夜の防災無線の情報では、31日朝には水道も回復する見込みのようです。

 8月1日に予定していた「深層水まつり」ですが、中止となりました。このブログでも予告をしましたが、ごめんなさい。理由は、町の職員が給水作業の手伝いその他で走り回り、深層水祭りの準備どころではなくなってしまったとのことです。楽しみにしていた皆さんには、本当に申し訳ございません。延期ではなく、中止ということですので、お間違いないよう。

大雨警報

 29日朝、天気予報では大雨警報。大雨注意報ならよく出たりしますが、さすがに「大雨警報」というのは、私の記憶する限り初めてです。

 写真は、一八の前の雨の様子です。南側から傾斜があり、その雨水が流れてきて、歩道と車道の段差がなくなりそうな状態でした。町内を流れる運上屋川も神社付近で川から水があふれ出て、避難するようにと防災無線では言ってました。

 岩内町で「暴風雪波浪警報」というのは、ひと冬の間に何度か出るのですが、雨でこれだけの状態になったのは初めてです。雷電方面も通行止め。新見温泉への道も通行止め。夕方になって、パノラマラインも通行止め。

 さらに夕方5時から、取水口が土砂で埋まって飲み水が作れなくなり、「断水」になりました。全国各地で雨の被害があったのを、今までニュースだけで見ていましたが、実際にこの街でそれが起きるとは想像していませんでした。

 災害は忘れたころにやってくる。水害、火災。「備えあれば憂いなし」という言葉、中学校時代に教室に張ってあったのを思い出しました。

すなっく 綸

 先日、会合がありまして、ちょっと飲みました。2次会には数名でスナックに行きました。

 岩内町は、小樽の飲み屋さんよりも多くのスナックなどがあります。漁師街で、飲むのが好きな岩内気質の為でしょうか。東西約2キロにわたって国道と駅前通りにはさまれた細い道の両側に所狭しと続く飲み屋街。しかし、ご他聞にもれず、景気の悪さから閉店する店が年々増え、ネオンが消えたお店が多くなってしまいました。

 すすきのキャバクラみたい若いおねーちゃんがいる店は残念ながら・・ない?と思います。でも、ばっちり「変身」したそれなりのおばちゃん(訂正:おねーさん)はいらっしゃいます。岩内弁の軽妙なトークをお楽しみいただけるには、お勧めのお店。すなっく綸(りん)。

 一八の専務のブログを見たと言っていただけると、4名様以上3,000円。女性ドリンク込。の特別プランでOKとのことです。安心して楽しんでいただけると思います。私は一年で片手で数える程度しか行かないのですが、お店の皆さんにはよくしていただいています。

 「岩内に出張の際にちょっと立ち寄っていただけるとありがたいです」とお店のママ。写真は携帯カメラでわざとはっきりしない撮り方をしました。(ホントかね?) お店のカウンターにある岩内の夜景がママのこだわりです。 0135-63-2088

海洋深層水は低水温

 岩内地場産業サポートセンターでは、岩内沖の海底からくみ上げる海洋深層水というものを販売しています。海水を販売しているのですよ。誰が何に使うんだ?と思いますね。深層水の詳しいことは一八のホームページにも掲載していますし、岩内町のホームページにも掲載してあります。要するに、太陽光が届かない深い海の水だから、①きれい②冷たい③ミネラルたくさん。というのが三大メリットとなります。

 一八ではこの深層水を使って、いろいろな商品を作っています。一番使用頻度の高いのは、数の子の血抜き作業に使っています。ニシンのお腹から出たばかりの数の子は、血が回っていて、みなさんがお正月に見る数の子とは明らかに違います。深層水を使う利点として、血が抜けやすい。詳しいことは専門的になるので書きませんが、他に明快な利点としては、水温が低い。低水温で数の子を処理できるのですから、鮮度保持がうまくいく。

 夏場の水道水は19℃くらいに上がりますが、どんなに暑い日に工場に運んでも深層水は10℃以下なので、商品にとってはいいですね。ただ、汲みに行くのがちょっと大変。トラックのタイヤの減りも早いです。水道水のように蛇口をひねれば使えるのは理想ですが、手間がかかってもいい商品を作ろうとする努力は必要だと思います。

 先日のブログでもご案内しましたが、今度の日曜日は、深層水まつりがあるので、無料で深層水がもらえます。容器を用意して来てください。海水と同じ原水だけでなく、脱塩水などもあります。使い方もいろいろとあって、パンフレットなどもありますので、ご活用ください。

 

深層水まつり~予告

 海洋深層水の取水施設、岩内町地場産業サポートセンター前にて、お祭りがあります。今度の日曜日。8月1日日曜日。写真の広告の通り、深層水を使った水産物や農産物の販売。ビールをはじめとする飲食もできます。

 昨年は途中から大雨となりましたが、今年は今のところ日曜日は順調に晴れの日が続いています。最近の傾向では、週の後半があやしい天気となり、日曜日から週前半は比較的よい天気になっています。

 しかし、岩内の人たちはこの手のお祭りが好きだよね。8月7日、8日は怒涛祭りがあるし、お盆の時は復活北海盆踊りがあり、いずれも飲食ができます。少ない夏を楽まなきゃ損とばかりに。

 私は個人的には、花火をドンと上げるお祭りイベントよりも、こつこつやる方が性に合っているのですが、イベント販売ではお客さんの生の声が聞けるのがいいですね。ということで、今度の日曜日は岩内町地場産業サポートセンターで、私とお話しにいらしてください。何かいいことあるかもよ。合言葉は、「専務、ブログ見て来たよ」です。

ランニング中、何考えてるの?

 走っているとき、何考えてるの?という質問をたまに受けます。いろんなことを考えています。練習中はこのブログでも紹介した、見えるもの、聞こえるもの、匂うもの、などなど。一番は実は仕事のことなんですね。仕事を終えてから走るためでしょうか。北海道マラソンをあと一ヶ月になった今頃からは、当日のイメージを想像したりもします。

 では大会のときは?もちろん、ペース配分、前を走っている人の走り方、着ている物。風や気温のことなどなど。かわいいおねーちゃんが手を振ってくれているか。

 フルマラソンの大会では、ちょっと単調になったら、前の人のナンバーカードを見ます。北海道の大会はほとんどが4桁なので、4つの数字を使って4則演算で10の数字にするという遊びをします。たとえば「9832」だったら、9÷3=3 8-3=5 5×2=10 違うやり方もあるので、やってみてください。レース後半になってくると、こんな考える余裕はなくなり、まったく計算すらできません。脳の酸素が不足した状態なのでしょうか。

 ちなみに、今年の北海道マラソンの私のナンバーは3322なので、簡単ですね。3+3+2+2で10です。このナンバーを当日見たら私だと思って声をかけてください。

 写真は、25日日曜日のランニングコースのそば畑です。

第4回軽トラック市

  24日土曜日、夜中からザーザー降りの雨。風も少しあったので、南側の窓を開けていたところは、水浸し。朝6時でもまだ降っていたものの、軽トラ市の中止の電話は入らず。実行委員は天気予報とにらめっこをして、回復すると判断。

 10時からの開始の前にすでにお客さんはお目当ての商品の前に陣取ったり、かなりの気合の入れようです。天気は除除に回復し、まぶしいと感じるくらいの日差しになりました。

 軽トラに載せてきた商品は、少しずつ減って途中からは、在庫切れになるものも。13時までの販売時間も12時を回ると、完売しましたというお店も数台出てきました。

 「去年も買って美味しかったからまた買いに来たよ」など言ってくれるお客様、「ブログを見た」と言ってくださったお客様、たくさんのお買い求めいただいたお客様、ありがとうございました。品切れになって、残念と帰っていただいたお客様、申し訳ございませんでした。イベントの販売でいいのは、こうしてお客様と直接お話させていただけることですね。

 毎年、やきもきする軽トラ市のお天気。でも、絶好のビール日和になって、一八の商品を肴にして、何杯いきましたか?

北海道のお赤飯

 この赤飯の写真を見て、不思議に思わない方は、北海道の方ですね。山梨の地方の方もでしょうか?小樽出身の私の母(81)が作ったお赤飯のおすそわけです。

 本州ではお赤飯に小豆を入れるのが普通でしょうが、北海道では、『甘納豆』を入れるのが、お赤飯の常識です。さらに、ゴマ塩を振りかける。この甘さに東京出身の私の妻は最初はびっくりしていました。岩内生まれの子供たちは甘納豆が入っていないと、赤飯でないと思っています。

 このように、ひとつの食べ物でも地方によっていろいろと違いがあるのは面白いですね。いろんなバイヤーさんが地方の食文化を全国区にして売り上げを伸ばす等の努力も最近は多いのですが、土地の個性のある食文化はあまり手を付けてほしくないと個人的には感じます。だから、旅行に行って食べるのが楽しい。

 以前お世話になった貫田シェフはこんなことを言っています。『その地域には水や土の個性があって、独特の「風土の味」のことを「風味」と言うのだと、私は考えています。』今回のお赤飯にはちょっと強引なこじつけになりましたが、地方の食文化を大切にしたいですね。

たら丸のマンホール

 皆さんの街では、マンホールはどんな絵柄になっているでしょう?岩内町のマンホールは、こんなたら丸のキャラクターが描かれています。このマンホールは、我が家の前にあるもので、町道だからでしょうか。

 調べてはいませんが、道道と国道では違ったような。道道は赤レンガ庁舎の絵柄だった記憶があります。まぁ、いつも気にせず踏みつけているわけですから、改めて見ると、こんな絵だったのかと。

 数年前に工事が始まった下水道のマンホール。一八がある大浜地区は岩内の中でも一番早く下水道が通り、水洗化になりました。そのとき、すぐに水洗化の工事をしましたが、二つの工場のトイレ工事で総額500万もかかりました。でも、食品を作る会社ですから、これはしょうがないことだと思います。

 水洗化になった今でも、田舎の香水の匂いはたまに漂ってきます。「田舎の香水」ってわかります?都会の方は??ですね。汲み取りの匂いです。7月のお祭前と8月のお盆の前は特に漂います。でも、数年後にはこんな匂いもあったなと思う日が来ることでしょう。

線路跡地の利用

 岩内町に国鉄が走っていたことは、以前もお話しましたが、その線路跡地はどうなっているのか? 24年前に岩内線の廃止に伴い、駅と線路は取り壊しと撤去。一八の裏の踏切もなくなりました。

 その線路跡地は、岩内町の土地となったのですが、つい数年前までは高規格道路になるとかいう計画。しかし、この計画もとん挫してしまいました。今の政治状況をみると、当然の結果かもしれません。

 さて、その線路跡は、ご近所のみなさんが我が土地とばかりに綺麗なお花畑にしたり、野菜菜園になっています。どこまで開拓するかは、その人次第。私が見る限り、開拓したもの勝ちですね。自分の縄張りを丁寧に柵をしたり、草の刈り方で区切りをつけたりと。

 写真はお隣のご主人が作ったお庭です。今はジャガイモ、ナス、長ネギなどが収穫を待っている状態。このまたお隣のご主人は作業用の簡易倉庫までこしらえる器用な方。自分の土地でもないのになどとは言わず、開拓したもの勝ちの精神、北海道らしくていいじゃないですか。