月別アーカイブ: 2010年8月

頭を垂れる稲

 北海道マラソンが終わると、とたんに秋風が吹き始め・・・と書きたいところですが、真夏に逆戻り。なんとまぁ、暑いこと。

 写真は、ちょうど一週間前に撮った写真で、今はもうこの田んぼの風景も変わっているかもしれません。毎年、この田んぼの景色が変化するのを見ながら、マラソンの練習をしています。田んぼの水が引いて穂が小金色に変わると、北海道マラソン。そして、暮れにむけての繁忙期に意を決します。

 穂が垂れるのを見ると、「実るほど、こうべを垂れる 稲穂かな」という言葉を思い出しますね。私自身、実るほど何も頭に入っていないし、何の成果も上げていない人間です。しかし、少なくとも専務という肩書がある以上、人に接する言動は注意しなくてはなりません。

 銀行のお方、頭を下げますので、金利の優遇処置をお願いします。・・・・話がまったくわかっていないっ(笑)。 

2010北海道マラソン 無事完走

 今年も無事完走しました。5年連続で記録を更新していましたが、今年は昨年より11分も遅く、3時間25分でした。

 スタートの12時10分で気温27度、湿度70%。全体としてどのような状況だったのかまだ情報が無いのでわかりませんが、さすがにこの暑さと湿度は、体を予想以上に消耗させたようです。給水の仕方も難しく、体が欲するままに水分を入れると、お腹がチャポチャポしてしまうし、考えながら走りました。

 救急車で運ばれた人も何人もいたようですし、ゴールの救護施設にもたくさんの人が入っていたようです。私は後半型の走りなので、いつもは30k付近からペースを上げるのですが、今回はそれができず。キロ5分00秒を維持するのがやっと。

 前日に弊社事務所の女性に、くれぐれも無理して倒れることのないようにと言われていたので、無理はしませんでした。いえ、本音はアップアップで久しぶりに “歩きたい” と思いました。

 毎度のことながら、応援してくれた皆さん、ありがとうございました。私を知っている人も知らない人も、あなたのその一言がどんなに心を奮い立たせることか。太鼓やマーチングバンドなどの応援の方たちも長い時間、お疲れ様でした。声を出して「ありがとう!」と言いたかったけど、できませんでした。手を上げたら応援のボルテージが上がったのには感激。

 一年間待っていた北海道マラソンが終わりました。練習内容、体調準備の仕方、ペース配分、給水、いろいろと今回も経験したので次回につなげます。普通の人にしてみると、もう走ること考えてるの?ばっかじゃないの?ですね。私もそう思います。

2010北海道マラソン 

 いよいよやってきました。受験生ならば、第一志望校の受験の日に相当します。この日のために、一年間、コツコツとトレーニングを積んできたのですから、なるようにしかならない。でも、体調は万全の状態で臨みたい。

 写真は、先日札幌に出張したときに地下通路で見つけたテレビ局の大きなポスターです。見た瞬間にワォ!意識させるじゃないのと思いました。岩内にいるだけだと、新聞しか北海道マラソンの情報はないので、気持ちの高揚はなかったのですが、札幌はいたるところで交通規制の予告のようなものが見かけられました。

 このポスター、おもしろいことが書いてあります。「こちら中島公園発、大通公園行き」「駆け込むのはゴールだけにしてね」「29日は交通規制アリ!おでかけは、地下鉄で!」などなど。さすが地下鉄の場所に張るだけあるかと思う内容ですが、地下鉄だとたった2駅なのに、札幌の端から端まで走って回ってくるのですからね。

 42.195km。増田明美さんが「しにいくごーる」とゴロ合わせで言ってました。確かに厳しくてそんな状況になるかも知れないけれど、私は、めいっぱい沿道の応援を力に変えて走り抜けます。いつも一人で田舎道を走っているランナーにとって、この日は心からワクワクできる日です。記録はあとからついてくるもの。楽しんで走ってきます。

秋の空

 朝、会社に来る時にふと空を見上げると、ご覧のような秋を思わせるような「うろこ雲」が見えました。

 巻積雲(けんせきうん)と言うらしいのですが、その種類はいろいろあります。いわし雲、さば雲などなど。北のお魚大使としては、北海道のどの魚にしようかと考えていたら、朝のあわただしい時間に突入。みなさんは、何に見えますか?

 女心と秋の空。それを代表する雲になっていますが、低気圧が近づいている証拠でもあるので、翌日は雨でしょうか。女心の変わりようにふと、悲しい思いをした男性も多いでしょうが、天気に左右されずに、しっかりいい物を作りましょ。 

北海しんきん 経済講演会

 26日、札幌全日空ホテルにて、北海信用金庫主催の経済講演がありました。講演者はテレビでよく見かける、政治コメンティターの屋山太郎さん。タイトルは『日本の政治とこれからの進路』。

 27日は小樽で同様の講演があるのですが、私は札幌での所用がいつくかあったので、1日にまとめて仕事を済ませるために札幌に出ました。出席者は北海信金と取引があると思われる皆さま。会場入り口では、信金担当者がずらりと並び、「いらっしゃいませ」と言い続けています。座ると、ほとんどが社長だなと思われる方々。後ろから見させていただくと、その経営の苦労がうかがえる髪型ばかり。(自分のことは棚に上げ)

 内容はちょうど小沢さんが、今度の民主党代表選に出馬するというニュースが流れたばかりで、旬の話題でした。どうなっちゃうの日本はということですが、日本は武士道の魂がある。大きな問題を解決するのに、寝食忘れてなんとかしようとするのは日本人だけだ。他の国の人たちは、成功したらいくらもらえるとすぐ言う。などなど。まだまだいい事も言ってましたが、詳しくお聞きになりたければ、北海信金の支店長さんにお聞きください。

 たまにこのような講演を聞くのは、いろいろと刺激になっていいものです。野次馬的な発想をすると、呼ぶのにいくら?と言いたくなってしまうものですが、そんなことを言っていたのでは、ひとつの会社すらよくできないぞ!とお叱りを受けますね。

郷の駅 ホッときもべつ アスペーラ

 喜茂別町に道の駅風の施設があります。その名もアスペーラ。中山峠から国道を札幌方面から降りてきて、倶知安方面に曲がろうとする場所にあります。今年の4月にできたそうです。

 きれいなトイレ、インフォメーション。そしてお店。25日水曜日にお伺いしたのですが、常に人の出入りがあるようです。日曜日ともなると、札幌に帰る前に立ち寄る人が大勢とのこと。冬はスキー客の帰り道でもあるので、いいスポットになるのではないでしょうか。

 ここに、一八の「にしんのおかげ」「めんこちゃん」「にしん伝心」を置いていただくことになりました。ご近所の方、ここを通られる方、一八の商品を見かけましたら、お買い上げのほど、よろしくお願いいたします。

 この施設の経営は倶知安町の第一会館の中井社長です。先日、銀行の方と一緒に弊社に来られた時は、この施設のことを熱っぽく語っておられました。男爵いもで造った「豪雪うどん」が有名です。このお店を仕切っている高橋さんと中井社長は、休みという日はないということです。恐れ入りました。 

岩内海産商協同組合

 岩内町にある水産加工業者。その集まりである岩内海産商協同組合。8月24日、その総会がありました。現在22人が加盟していますが、昔は50を越える人が所属していました。

 岩内町は漁業の町、加工屋の町と言われたのは、20年ほど前まで。今では残念ながらその力は衰えてしまいました。大小の加工屋さん、時代は衛生管理、表示、原産地証明、とにかくありとあらゆることがメーカーに要求され、コスト増大。反面、売価は特売だのなんだかんだの理由で安値安定。

 それでも、今残っている加工屋さんは、必死な思いで、経営をしています。細かな数字の管理。販売先からの要求もこつこつとこなして頑張っています。

 総会に出席した組合員数は13人だけでした。総会後の懇親会の円卓の3つだけという寂しいものでしたが、人数が少なくなっても、頑張ろうと皆の決意もありました。ということで、岩内の加工屋さんを今後ともよろしくお願いいたします。

眠っていた大鍋

 倉庫から出してきた大きな鍋。この鍋で、今度の軽トラ市で水産関係者が三平汁をつくろうということになりました。100リットルは入るのですが、70リットルから80リットル程度で使います。

 昔、スケトウダラのみりん干を作るのに、その蜜をこの釜で炊きました。火力は魚箱の壊れたものを砕いて薪代わり。鍋の底の黒い部分は、それを物語っています。現在は給食で使うような回転釜を使って炊いています。火力はガスです。

 岩内の多くの加工屋さんが、このような鍋でみりん干の蜜を炊きながら、冬場は作業をしていました。スケソの夜業の時などは、この釜で夜食を作って振舞ったこともあるという歴史のある鍋です。

 さて、9月の軽トラ市。どんな鍋が出来るか楽しみですね。皆さんもいろんなイベントで使ってみたいとお考えでしたら、お貸しいたします。取りに来ていただくことと、洗って返していただくことが条件で、お金は頂きません。

北海道マラソンまであと一週間

 いよいよ私のマラソンのメインイベントがあと一週間に迫ってきました。

 最後の一週間は、人それぞれの調整方法があることでしょう。私は、週の半ばにちょっと汗をかく程度でおしまいです。後はもっぱら疲れを抜くことと週後半にエネルギーをためることを意識します。でも、毎年なにかしら痛いところがあったり、気になるところがあったり。 

 日曜日の22日、朝の仕事を終えてから本番を意識した走りをと思ったのですが、最近の暑さは予想以上に疲労をため込んでしまっていたようです。いつもの20kコースで、円山を登る途中で歩いてしまいました。今までて初めてのことです。いろいろと理由はあるでしょうが、ここまで来てしまっては、なるようにしかならない。とにかく、大会当日に体調をベストの状態に近づけることを意識しましょう。

 写真は、円山展望台付近から岩内スキー場、マリンビューオートキャンプ場方面を撮ったものです。ススキの穂が揺れています。暑い暑いと言っていても、秋の気配は少しずつ近づいています。

中小企業家同友会訪問団

 中小企業家同友会小樽支部水産部会の方々が、来訪されました。恥ずかしながら弊社の工場見学、岩内町の海洋深層水の取水施設見学など。参加されたメンバーは、同業者の方もいれば、機械屋さんもいます。皆さん、精力的にいろんな部分を見ていらっしゃいました。さすが、経営者の視点です。

 夜は岩内高原ホテルで会食に誘われまして、仕事の話からプライベートなお話まで、楽しい時間を過させていただきました。俗に言う、異業種交流会ではないですが、違った商売をしている方とお話をしていると、灯台元暗しで、なるほどと思うことしばし。皆さん、その筋では立派な経営者なので、言葉の重みが違います。

 それにしても、還暦を過ぎるかどうかの年齢の方達が、商売に対し前向きに取り組んでいる姿は見習わなければなりません。

 岩内高原ホテル。夜景がきれいに見えますよ。温泉も落着いていていい雰囲気です。併設の荒井美術記念館は、美術好きの方には、よだれが出るような展示品があります。私は美術オンチなので、そのすばらしさを表現できません。ごめんなさい。