北海道の食に関するアドバイスや農林水産省「地産地消の仕事人」、北海道食育コーディネーターなどいろんな肩書をもつ、貫田シェフ。2008年にあるお仕事でご一緒させていただいてから、何度かお会いしています。
お話をしていると、女性を飽きさせない話題が次々と。トレードマークのピンクのジャケットと胸にはご自身で作られた「貫田シェフ」と書かれた名札。最初は有名ホテルの料理長だったということで、こちらもかしこまっていましたが、お話するととても気さくで笑顔を常に持っています。
繁忙期には神経が鋭くなって、ちっょとしたことでも敏感に感じるようになるんですというと、「上に立つ人は、常に穏やかでなければ、下の人たちはミスをしたり委縮してしまいます」と言われたとこが心に残っています。以降、なるべく温和な顔をと心がけていますが、忙しい時はどうなっているやら。
「食」は単に美味しいものを食べるだけでなく、楽しんで食べるともっと美味しくなる。思えば、子供の頃、泣きながら食べたお料理は味がしなかったし、何度も笑いながら食べたお料理は、まずいと思ったことはなかったですものね。私たちが作る物も、そんな笑顔を生むようなものになればいいなとふと思いました。
写真は1年前に撮ったものです。岩内、共和、泊、神恵内の地元の食材をふんだんに使って作った、「岩宇炊き上げピラフ」です。「にしんのおかげ」が味のベースに使われています。レシピご希望の方はご一報ください。