月別アーカイブ: 2010年10月

NHKの番組で「にしんのおかげ」が使われました

 10月10日 日曜日 午後1時から5時までの生放送番組“旅はBS!”ぶっつけ本番 生中継 夢の“まるごと体感!”北海道ツアー  という番組がありました。北海道を旅と旬の食材を紹介しながら、すすめていくという番組でした。

 その中の最後のコーナーで、北海道の食材をふんだんに使ったパエリアを料理家の枝元なほみさんが“北の恵みのドカーン!パエリア”というお料理を作りました。そのスケールはすさまじく、サケやイカやとにかく北海道の具だくさんの上にこれでもかとイクラを流し込むというものです。

 その画像の中で、「にしんのおかげ」が写っているんですね。写真はテレビの画面を写したものですが、左隅にビンがおいてありますね。これが「にしんのおかげ」です。NHKですから、商品名を出してはいけないので、ラベルはしっかりとはがされておりました。

 下味に「にしんのおかげ」を使ったかどうかわかりません。番組の最後で、スタジオ見学に来ていた人たちに、このパエリアが小分けにして振舞われていました。そのとき、ビンから少し「にしんのおかげ」を小皿につけて「これ、にしんで作ったお味噌ですよ」と言いながらお渡ししていたのですが、それをわかったのはたぶん日本全国の視聴者の中では、私だけでしょうね。

マラソンのライバル

 ランナーのみなさん、週一回のマラソンの話題です。マラソン大会に出始めると、中毒のように、次はこれその次はこれと出る方が多いですね。私も実はその一人です。ただ、すべての大会で全力を出し切るのではなく、いろんな試し方で走ったり、長距離の練習がてらに走ったりといろいろです。

 私の場合は、北海道マラソンがメインレースで、この大会にすべての頂点が来るように考えます。秋にはいろんなレースがありますが、記録は二の次でいいやと思って、楽しんで走ることを心がけています。

 記録が新聞やネット等に載ると、不思議なことに自分の名前のご近所には結構いつも見かける名前があるのですよね。実際のお顔はわかりませんが、名前は見たことあるライバルとでもいいましょうか。自分よりも速く走る人を目標に持つようになります。私の名前は変な名前ですし、いつも所属は会社名を書いているので、私を意識してくれている人はいるのだろうか?などたまに思ったりします。

 もしも、そんな貴重な方がいらしたら、大会会場で遠慮なく声をかけてください。このブログのコメントでももちろん大歓迎です。私もそんな方と意識し合えたら、またレースが楽しくなるかななんて思います。

 写真は、先日の札幌マラソンの完走者全員の名前が載った読売新聞特集号です。(10月9日号)

 

 

サケトバ 道の駅いわない限定商品

 岩内町の道の駅を訪問された方はいらっしゃいますか?道の駅スタンプラリーをしている方は、訪れてこれが道の駅か?と思われる方も多いかもしれません。トイレは離れているし、物販もちっちゃい。最近できている道の駅に比べると、確かにいろんな点で劣っているかもしれません。

 でも、岩内町の情報をお届けすることなど、スタッフの方たちはソフトの面で一生懸命頑張っていますので、建物などハードの面に関しては、ちょっと目をつぶってくださいませ。

 さて、その道の駅いわないの限定商品があります。一八製造のサケのトバです。一八のサケのトバは、一口サイズ、皮なしで食べやすく、ちょっとやわらかめ。下味には海洋深層水を使っていますので、天然ミネラルも豊富。原料は前浜のオスのみ使用しています。作り方ですか?いつものように、ナイショ。手間がとてもかかっているとだけは申し上げましょう。最近、リピーターの購入者が多くなったようです。

 ちょうど、サケの時期ですから、ニセコの紅葉、日本海の秋の風景の観光とからめて岩内の道の駅まで訪問していただければ何よりです。世間は連休突入ですね。工場は土曜、祝日も稼働中です。

第4回 『北のお魚研修会』 のお知らせ

  このブログでの私の名前は「北のお魚大使」です。平成21年3月に行われた認定試験に合格して、この「北のお魚大使」という称号をいただきました。北海道だけの試験です。

 受験に際しては、北のお魚研修会という講座を3日間受けなければなりません。第1回目、第2回目の受験は、受講から約1か月後に、試験を受けるものでした。第3回の受験からは、申込時に教科書が送られてきて、受講3日目の最終日に試験を受けると言うものです。ですから、当然予習は必要ですが、講座を真剣に聞いていれば、その部分しか出ないという解釈もあります。

 第1回目の受験は47人で合格者9人。第2回目は私のときで12人受験の2人合格。第3回目は9人受験の1人合格。ですから、「北のお魚大使」と言える人は、全世界で13人しかいません。

 受験しなくても、講座は北海道の魚の色々な知識を教えてくれます。私のような魚の加工をしている人間にとって、なるほどと思うことが山のようにありました。伝統の技術と一口で言っても、ちゃんとした科学的裏付けがあることもわかりました。実習では、タラバとアブラガニの食べ比べなど、おいしい体験もできます。魚に関してはちょっとうるさいぞと思う皆さま、是非ご参加をおすすめをいたします。

 問い合わせは社団法人北海道食品産業協議会へ。

岩内町の町木「ナナカマド」

 いよいよ紅葉の季節到来です。岩内岳の山頂付近ではすでに色が変化しているのがわかります。岩内町の町木(そんなのがあったのか)にナナカマドが指定されているように、街路樹にはたくさんのナナカマドが植えられています。

 ナナカマドは、葉を真っ赤にして、真っ赤な実を付けます。この実は鳥たちの非常食になり、雪が降ってもこの実は付いているので、カラスが他の食べ物がなくなると、しかたなくこのナナカマドの実を食べているようです。

 紅葉が始まる温度は8℃と言われています。8℃を下回ると、一気に赤く色づくことでしょう。写真は会社近くの街路樹です。電線が邪魔ですが、ご勘弁ください。まだ8℃のスイッチは入っていないようですね。

 岩内に観光にこられた時は、こんな街路樹の赤く染まった風景も楽しんでください。

数の子は国によって違いがあります

 一口に数の子と言っても、世に出回っているのはいろんな種類が存在します。ニシンは北半球の寒い地方で漁獲されますが、大きく分けると、アラスカからカナダ西海岸を中心とする太平洋産、オランダ、イギリス付近の大西洋産、ロシア、カムチャッカ地方などがあります。

 皆さんがお正月におせちに入れる数の子はカナダ産、アメリカ産が中心になると思います。大きさや粒子の固さ等の違いがあり、業界では、カナダ産が一番高価だとされています。ただし、これは、食べ物ですから、好き嫌いがあり、アメリカ産の粒子の方が好きだという人います。人間に黒人、白人黄色人種があるように、ニシンもその漁獲される海域によって、特徴が違います。その違いを利用して、私たちは、美味しいものへと加工していきます。

 気を付けていただきたいのは、カナダ産には太平洋産と大西洋産があり、太平洋産は立派な数の子ですが、大西洋産は和えもの等に使われ、お値段も安いです。食べてみると、ぼそぼそといった食感でコリコリ感はありません。お値段だけで購入して、がっかりしたというのは良く聞く話です。

 年に一度しか買わないお客様もいるわけですから、そのへんの違いを私たち業界でもっと数の子についての知識をオープンにすべきと考えます。売り場の方も昔は数の子に対する知識を持っていたのに、だんだんとそのスペシャリストがいなくなっているのも残念ですね。

 私ができることは、まずこのブログで、ニシンと数の子についての知識を少しずつお話することからです。

どこ産の数の子かわかりますか?

えこまよさんの「にしんのおかげ De 絶品ディップ!!」

 素敵なブログを見つけました。パティシエ&野菜ソムリエのえこさんとサラリーマンのまよさんご夫婦が二人で書いているお料理ブログ「えこまよごはん」です。

 大豆を使わずニシンで作ったお味噌「にしんのおかげ」を使ってディップを作ってくれました。その名も『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』。タイトルもワクワクするようなフレーズにしていただいて、見つけて読んたときはびっくりして、そのあと喜びがじわじわと出てきました。

 写真は、えこまよさんのブログのものをお借りしました。そちらには、レシピが書かれていますので、飛んで見に行ってください。『にしんのおかげ De 絶品ディップ!!』こちらにリンクをかけてあります。私がいつも乳製品に合いますと言い続けていたことが、こんんなに簡単料理で出来るとは、目からうろこでした。えこまよさん、本当にありがとうございます。

 にしんのおかげだけでなく、他にもとても美味しそうなお料理の紹介がたくさん。今ご飯前の私は、見ているだけでお腹が鳴ってしまいました。昨年11月の調味の日に、日本調味料マイスター協会にサンプルをお出ししたのが運命の出会いだったようで・・。人も商品もどこかでこんな出会いがあると言うのは、うれしいですね。

えこまよさんからお借りした★レシピ☆です。

 つくり易い分量

にしんのおかげ  20g

クリームチーズ  40g

牛乳        30g

・にしんのおかげ、クリームチーズをレンジでやわらかくする。

・牛乳ですこしずつ溶きのばす。

・味を見て塩気がたりなければ塩を足す。

 

第35回札幌マラソン

 10月3日、第35回札幌マラソンに出場しました。札幌で走る市民マラソンとしては、ハーフマラソンのもっとも大きな大会です。3kからハーフまでのカテゴリーで1万3千人。ハーフだけで6千3百人のエントリーです。初めてハーフに挑戦すると言った方も多かったと思います。

 小雨交じり、風が強く、気温はちょうどいい感じ。折り返してからの河川敷のコースは強い向かい風というのは察しがつき、前半は抑え気味。河川敷からは抜くだけで抜かれることのない、私のいつものパターン。でも、この走りでは、記録は狙えません。自己新には遠く及ばず、1時間28分。でも、走って気持ちが良かったと感じるレースができたのは、良かったと思います。

 昨年までは一人で札幌に出て、一人で札幌駅地下でちょっと一杯飲んでバスで帰って来ていたのですが、今年はこのブログに何度か登場する人たちと一緒にお風呂に入って、一杯どころか?杯飲んでバスに乗り、熟睡状態で帰ってきました。

 マラソンというスポーツがここまでメジャーになるなんて、びっくりですね。でも、本当に走り終わった人達の顔は、すがすがしいんです。記録だけでなく、、最後の公園一周の登りはきつかった、河川敷の向かい風は辛かったなどなど笑顔でみなさん話している。お金払ってまで、つらい思いして、みなさんMですね。でも、来年もきっと走るでしょ。

岩内町の床屋さん

 岩内町の床屋さんは、日曜日が定休日です。これって、普通のことでしょうか?都会の方ならば、何それ?と思うかもしれませんね。でも、私が子供の頃からずっと日曜日はお休みでした。組合で昔からの決めごとのようです。

 では、弊社一八はどうでしょう?一八は土曜日の午後も日曜日もお休みです。よそ様のことを言える立場ではございませんね。大変失礼しました。水産加工では、組合で休日を決めていることはありません。

 写真の床屋さんは、私の同級生小林君のお店です。岩内町のど真ん中に位置していますので、駅前十字街の信号すぐそばと言えば、わかります。お父さんから引き継いでがんばっています。奥さんとお母さんも、何気なく会話を楽しませてくれるいい雰囲気のお店です。同級生の小林君は、今、登山に凝っていて、毎週末ニセコの山をご夫婦仲良く歩いているそうです。散髪しながらニセコ情報は彼からお聞きください。

 昔は、人口の割に床屋の数は多いと言われていたものですが、さすがに若い後継ぎさんがいなくて、少なくなってきてはいます。でもこうして40代の若さ(?)で頑張っているお店もあるので、お立ち寄りください。いっぱちのブログを見たと言ったら、いつもよりカッコよく仕上がるかもよ。

浜のテトラポット

 岩内の市場の隣では、写真のようにテトラポットが作られています。工事の看板を見ると、泊港の補修のため?とか書いてあったような。

 これは、海岸の波のエネルギーを少なくする、浸食防止などのために作られるものですね。巨大なものであるため、この埠頭で造り、船で現場に運ぶということでしょう。

 青空の元、白いテトラポットが並ぶ姿はなかなか綺麗ですが、ふと考えることがあります。いろんな技術が発展しているのに、このテトラポットは私が子供の頃から同じ形で存在して、なくなっていない。これが本当に海にやさしい存在なのだろうか?

 磯焼けが著しい日本海。その原因は生活排水や魚のえさとなるプランクトン、すなわち有機物の不足だと思いますが、コンクリートで海岸を必要以上に固めるというのはそろそろ考えてもいい頃なのではと思います。じゃ、どうすればいいのか?と問われれば、明確に返答することはできませんが・・・