月別アーカイブ: 2010年11月

冬将軍がやってきました

 29日、いよいよ冬本番の吹雪の状態になりました。冬の日本海は、どんよりした鉛色の空で、モノトーンの世界になります。さらに、北西の強い風が加わるので、海岸地帯に住む人たちは大変です。

 弊社の工場と事務所を挟む道路は、その北西の風の通り道になっており、スーパーカーが通り過ぎるがごとく、いやいや、ダンプカーがものすごい勢いで走り去るような吹雪となります。当然、道路に雪は積もらず、風が雪を持って行くので、建物の吹き溜まりも大変。

 写真は、南の方角を映していますが、普通なら100m先にある信号もはっきり見えるのに、吹雪で見えません。でも、まだいい方ですね。本当にすごい時は、回りが真っ白の状態になってしまいます。

 11月も終わりになってようやく、この岩内らしい天気となりました。年末の忙しさに加え、除雪の仕事が増えるのは大変だけど、それが北海道、岩内です。「しかたない」という言葉をよく使います。しようがないという意味ですが、厳しい自然相手には、この言葉が当たり前のように出てきます。

お歳暮は一八の商品を

 11月もあと二日。いよいよ師走の一カ月となりましたね。28日日曜日は岩内らしい、風が建物にぶつかり低音の震える音がする一日でした。

 さて、お歳暮はこのご時世で縮小されているようですが、お世話になった人への心遣い、贈ることで年一回の交信をされてお互いを確認している方もたくさんいらっしゃると思います。お歳暮というのは、一つの気持ちの表現でもありますので、そう簡単にはなくならないでしょう。

 毎年同じ品物を贈られる人、毎年違った物を贈る人もいますが、みなさんはどちらでしょう?一八のお客様は昔からご利用いただいているお客様、一度もらってご自身がお使いになられるようになったお客様など様々ですが、毎年ご注文をいただけるのは、何よりのことと有り難く思います。ご注文をいただくお客様、いつもありがとうございます。

 昔からの釣たらこ、塩数の子の他にも最近の新商品、隠れた逸品などもございますので、どうぞお問い合わせ願います。12月は日曜日のみ定休日で、お電話フリーダイヤル0120-1871-18(いわない・いっぱち)で8時~16時まで受付をしております。

ランニング用の腕時計

 一週間に一度のランニングのお話です。

 ここのところ、仕事が目いっぱいで、一週間が早いと感じますが皆さんはいかがでしょうか?ランニングの練習はまったくできず、いや、しようという気にもなりません。ふと余裕がなくていけないなぁと感じます。でも、この時期はしょうがないですね。

 ランニングを始めると、まずシューズ。それから着るもの。大会に出るようになると、時計を必要としますね。私が今愛用しているものは量販店で勧められたものです。最初ちょっと重く感じました。でも、これまた慣れればどってことなくて、使い慣れたものが一番でしょう。

 ラップを計測できるのがマラソン用のいいところですね。フルマラソンの大会だと、1km単位でラップをとり、後からその数字を振り返ると面白いですね。数字を見て、ペースダウンした時などは、がっくり。ビルドアップできたときは、ニンマリなど。

 レース中、ピッ!ピッ!ピッ!・・・とペースを知らせる時計もあるようですが、あれは回りにとって迷惑ですね。一人で練習する時だけにしてほしいです。

 今は、心拍を計ることもできるものもあるし、GPS機能で、ランニングした距離までわかっちゃうものも。お値段もそれなりになります。持っている腕時計を見ると、「形から入る人、物から入る人」の性格が少しわかる気がします。買ったときに「これで1分速く走れるぞ」と思いませんでした?

“おいし感動”HOKKAIDO!

 25日、札幌グランドホテルのグランドホールにおいて、“おいし感動”HOKKAIDO!というイベントがありました。中小企業基盤整備機構(略:中小機構) 北海道支部の主催です。

 私が「にしんのおかげ」を開発するにあたり、最初に事業の進め方を相談したのが、この中小機構です。この組織は地域資源活用プログラム、農商工連携等といった、中小企業を応援する国の政策を中小企業との間に入っていろいろとアドバイスをしてくれます。

 さて、その中小機構が弊社に出てほしいと頼み込んできました。きっと、参加企業が予定より少なかったのでしょう。繁忙期だからと当初は断りましたが、最後に拝むように出てくれと。今までお世話になったことだし、そこまで言われればと参加しました。

 講演、模擬商談会など内容は盛りだくさん。そこに約500名が来場されました。中小企業11社が会場の外でブースを構え、新しい技術で商品化したものを展示説明します。その中に私も「にしんのおかげ」をたずさえていました。参加者は札幌消費者協会の方たちなど、商品に対する意識がとても高い人たちなので、試食もどんどん進みます。

 繁忙期で会社から離れることを躊躇しましたが、行ってみるといろいろな人たちと巡り合い、出展社同士も仲良くなり、同じような悩みを抱えていることもわかり、少しほっとしたり。商品アピールも出来ましたし、いい経験をさせていただきました。

北海道弁

 19年前に岩内に戻り、一番困ったことは、言葉がわからないことでした。女工さんの言ってる意味がわからないのです。生まれてから高校生まで岩内に住んでいたにも関わらずです。

 北海道弁と一言で言っても、函館を中心とする方言、内陸の方言などいろいろあります。ここ岩内でも方言とは違いますが、しゃべり方、イントネーションがお隣の共和町とは違います。

 一番の違いは、「浜言葉」でしょう。魚を相手に仕事をしていると、鮮度が命。やさしい言葉よりも、気合の入った言葉で機関銃のごとく発するほうが生きが下がらないのかも。言われる方は慣れないと、怖く感じます。でも、言っている方は別段怒っているわけでなく、さっぱりしています。

 岩内に帰ってすぐ、スケソの夜業中、「こうしたほうがはかいく!」と言われました。なんでこんな吹雪の夜に墓に行くの?と思ったら、「こうしたほうがはかどる」だったのです。翌日、すぐに北海道方言辞典を買いに走りました。この北海道生まれの人間が、です。

浸食された防波堤

 この写真を見て、岩内のどこかわかる方は、釣好きの人でしょうか?

 昔、私が子供の頃は、フェリー埠頭というものが無かったので、岩内港というのは、この防波堤を境にして右側を言いました。左は大浜海水浴場で、砂浜でした。

 残念?なことに今は左側は埋め立て地になり、岩内港工業団地という名前が付いています。フェリー埠頭が完成した時には、この防波堤を隠すように、さらに大きな防波堤ができ、岩内港は大きくなりました。

 写真でわかるでしょうか?浸食によってコンクリートがガタガタになっています。穏やかな海だからなんとも感じませんが、これがシケになったらこの浸食の意味もわかります。嵐の前の静けさといった感じです。

 

裏返しの封筒

 弊社の創業者紀伊右エ門は、非常に質素な人でした。商売に対することは、大胆で周りが困るほどのことをやっていたのですが、こと家庭や自社のことになると、贅沢は禁の人でした。

 物を捨てないでとっておくこともその一つで、私は子供ながらに何でそんな使えない物をとっておくのだろう?と思っておりました。すべてにおいて、「捨てる=粗末にする」という考えだったのかもしれません。それはそのような時代背景も考えられます。

 そんな教育を受けた現社長の封筒はその代表例です。写真を見てわかりますか?封筒がひっくり返っているのです。裏返し。よそから来た封筒を再利用しています。現代の感覚で言えば、のり代のほうが高くつくんじゃないの?と思ってしまいますが、これは紀伊右エ門の精神が受け継がれた証拠として、解釈いたしましょ。

 では私は?もっぱら、いらないものは捨てる派です。でも、大切なものは整理してとっておきますよ。用紙の裏面利用は当たり前です。ということで、私なりに創業者の精神をアレンジしております。生きていたら怒られるかもしれませんが・・・・

11月の雷

 22日、夕刻からひどくなり、雷の光がフラッシュのごとく光り、数秒後にドドンーン!という音。その後も雨は強く降ったり弱まったりの繰り返し。

 それにしても、もう11月の下旬ですよ。それなのに、吹雪ではなく、雨というのですから、どうしちゃったの?ですね。10月下旬には雪が降って、それなりに冬はやっぱりくるんだとここでも書かせていただいたのに。

 気温も夜になっても下がらず、温かいと感じるほど。10月並の気温らしいです。寒ければ寒いというくせに、人間は身勝手な発言をします。ただ、季節感というのは、いろいろな消費と連動していますので、「それなり」になってほしいと思います。特に正月商材は、寒くならないと、数の子っていう気にならないなど毎年聞かれます。そう言わずに、早めに手配願いますよ~

 写真は、弊社の工場の前。夜の7時頃ですが、携帯カメラなので、雨がどれだけ降っているかわかりにくくて申し訳ありません。

 

道新後志版でスケトウダラ漁を紹介

 北海道新聞岩内支局の長谷川記者が書いた、岩内のスケトウダラの釣漁の記事が11月20日の朝刊に載りました。カラー版で、スペースも久しぶりに大きなものとなりました。地元では、スケソ、スケソウと呼ぶほうが多いですが、正式和名は「スケトウダラ」です。

 長谷川記者は、今回スケソの釣船に早朝から乗り込み、漁師さんとともに一日を過ごしてこの記事を書いたということです。やはり、記事を書くなら、この実体験はいいですよね。簡単に船に乗り込んでと言っても、素人の人が漁師の船に乗ったらほとんどの人は船酔いと一種独特の匂いによって、ゲロっち状態に陥るようです。過去にもTVクルーが犠牲になったのを私は知っています。

 長谷川記者いわく、餌のサンマの臭いは強烈でしたが、なんとか大丈夫でしたと。記事はとても良くまとまっています。ちゃんと釣がどのようなものかという図解説明もあるし、生きたまま上がってくる写真もありますから、なぜ鮮度がよいかわかります。

 岩内にいても、このスケソの釣というものがどのようなものであるか、ほとんどの人がわかっていませんね。この記事は聞きとりだけでなく、足でしっかり調べたので立派とほめて上げましょう。願わくば、資源が枯渇している状況を踏まえ、どのような対策が必要かを問題提起する記事がほしいです。長谷川記者、これからもがんばってください。

 さて、釣たらこのお求めは、一八からお願いいたします。

 

 

マラソンシューズについて

 一週間に一度のマラソンのお話です。

 ランニングを本格的に始めるようになって、すぐにひざを痛めました。シューズの底が薄くさらにすりへったものを使っていたのです。要するに、ケチだったのです。たかが、走ることにお金はかけられないなどと思ってました。

 そこで、ランニングシューズを買いに行き、いわゆる初心者向けのものを履きました。ところが、爪が黒くなってしまうのですね。その後、ランニングシューズ専門店で見てもらったら、サイズが小さいと。普通の靴は25cmなのに、26cmでないと合わないと言われてしまいました。

 足を踏み出す時、シューズはくの字に変形しますよね。シューズの中の足はシューズよりも曲がっていないので、1cmほどの余裕が必要とわかりました。爪が黒くなったのは、シューズの先端が当たって爪の内出血になっていたわけです。

 今では、そんなことも当然のごとくわかりますが、最初はわからなかったので、大変でした。一回買ったら一生買わなくていいとも思っていましたし。今は練習用に2足。本番用に1足持っています。でも、かかとの張り替えをして使い、1足の寿命は3年ほどあります。

 いろんなスポーツに道具はつきもので、それなりにお金はかかりますよね。でも、ランニングはとりあえず、シューズがあればいいのですから、昔の私のようにあまりケチらないほうがいいですね。最近では、専門店もたくさんあるようですので、いろいろ試してご自身に合うシューズに巡り合えるといいですね。