月別アーカイブ: 2010年12月

一年間、ありがとうございました

 2010年も本日で終わり。毎年のことですが、いろいろあった一年間。

 商売で関係されたたくさんの方、お世話になりました。また、今年初めて名刺交換をさせていただき、お話をさせていただいた皆様にも、お礼申し上げます。

 人のつながりで成り立っている商売。こうして皆さま方のおかげで、一年を無事に終えることができて何よりです。

 厳しい環境で・・・・というのは皆さんも聞きあきたことでしょう。たとえ、どんな時代になっても、私は仕事もマラソンも走り続けます。こつこつやっていれば、いつかはきっと・・と夢を見て、一年を締めくくらせていただきます。

 ありがとうございました。良いお年を。

女工さん、一年間御苦労さまてした

 29日で工場の生産部門は終了となりました。女工さんたちは最後の仕事を済ませ、掃除をしてもらって帰りました。

 毎年工場最終日、夕礼でみんなに言うことが、「休み中、怪我、病気に気を付けて過ごしてください」と。休み明けにいつもの顔がいないと、ドキッとします。とくに近年は湿り雪が多く、滑りやすいので、転んでけがをするなどの確立が多くなります。

 弊社では少ない金額ですが、女工さんたちにもお手当と燃料手当をすでに支給しました。そして、最後にお土産の箱を用意します。この中には、弊社商品の詰め合わせが入っています。別のいい方をすれば、「現物支給」というものです。このお土産箱があるせいなのか、最終日は全員出席なのです。

 いえ、一八の女工さんたちは、そんなものがあるなしにかかわらず、会社思いの人ばかりです。ほんとによく働いてくれます。一年間御苦労さまでした。お正月休み、しっかり休んで、楽しんで、また来年もよろしくお願いします。

年末年始のご案内

 本年もあと3日。仕事もあとかたずけと大掃除のみというところも多いと思います。28日、官庁さんは御用納めでしたね。さて、年末年始の一八興業水産株式会社の営業のご案内をいたします。

 年末は30日午前中まで事務所併設のお店はやっております。

 年始は1月5日からの営業となりますので、よろしくお願いいたします。

 この一年間、一八の商品を御ひいきにしていただいた皆様、ありがとうございました。一八の商品で、皆さまの食卓が明るくなりますよう、願っております。

 

大雪の跡

 先週末、各地で雪による交通傷害などがニュースで流れています。ただ、同じ北海道と言えども、太平洋側、日本海側、内陸部さまざまな場所によって、降雪量や降り方の違いはあるものです。

 27日、週明けの岩内は、朝から除雪をする人たちばかりが目に付きました。気温が少し上がり、屋根の雪が滑りやすくなって一気にドドーン!という音とともに落ちたところも。

 写真は一八の工場と事務所の間です。構造上雪がたまりやすいところで、何度かまとまって落ちました。右側は天井がフラットなのですが、端の部分はソフトクリームがコーンからあふれそうな状態と同じ。いつまとまって落ちるか気が気でなりません。ご近所の方、ここを通るときは気を付けてください。

 子供の頃は、この屋根の雪下ろしが得意でした。要所となる部分を取り除くと一気に雪は落ちます。それが気持ちいいんですね。昔は屋根に登って遊ぶのは日常のこと。今だったら「危ない!」と怒られるでしょう。でも、そうして雪の性質を遊びながら覚えていったのだと思います。今は子供が雪遊びをする姿が少ないんですよね。

たら丸カードで抽選会

 岩内町でお買い物をするときに、たら丸カードというものがあるのをご存知でしょうか?お買いものをしてポイントをためて、満点になったカードは、いろいろなイベントに参加したり、景品の交換をしてくれたりします。詳しくは「いわないポイントカード会」のホームページで。

 年末は、全国いろんな商店街や商業施設で、抽選などを目玉に売り出しをしていますね。岩内町も現金のつかみ取り、満点カード何枚で温泉旅行プレゼントなど、というイベントの広告が26日の新聞折込チラシに書かれていました。(写真)

 特賞、1等、2等、3等の他、たら丸賞、べに子賞、ピン助賞という岩内らしいものもあります。ただし、景品が「たらこ」ではありませんので、ご注意を。たら丸ファンの皆様、岩内にお越しいただいた時には、このたら丸カードも発行してもらって、お財布にたくさんあるポイントカードのコレクションに加えていただけませんか?

 弊社は残念ながらこのポイントカード会に所属していませんので、店頭、地方発送でお買い求めいただいても、このカードにポイントを付けることはできません。申し訳ありません。

クリスマス寒波の大雪

 俗に言うクリスマス寒波がやってきました。25日、一日中猛吹雪。いつもなら降雪量はほどほどで吹雪になるのが、岩内の典型的な天気なのですが、今回は大雪警報もついたので、大変、大変!

 朝、外に出てびっくり。道路は除雪車が入ったはずなのに、たっぷりの雪。会社に来ると、どこから除雪をしたらいいのかと思うほど。とりあえず社員の車を入れる場所だけは確保して、朝の段取りが終わってから、さぁ除雪開始。

 終えたはずの場所もしばらくするとまたたっぷりの雪。普通午前と午後の一回ずつで済むのに、この日だけは午前だけで3回も。気がつくとお昼でした。お昼も食事をするとすぐに除雪、除雪、除雪。

 不思議なもので、このクリスマスの頃は毎年第一級の寒波が入り、大雪が降ります。でも、25日のこの雪は1日に降った量では、近年にないものだと思います。各地で交通障害があるようですが、本日本州向けに発送した荷物、ちゃんと届くだろうか?

 写真は、駐車場だけの雪を集めたものです。今日一日でこの雪山ができました。

 

生助子

 たらこの原料となるスケトウダラの卵巣、私たちは生の卵のことを生子(なまこ)と呼んでいます。12月になると身入りもよくなってきます。その分、仕入れ値もどんどん釣り上がっていくのです。

 たらこはなぜ赤くするのか?実はこの原料の本来の色に原因があったのです。写真のように、右と左ではまったく色目が違いますね。さらに血管がなまなましい。見た目もグロテスクで、食欲がわいてこないと思います。その見た目を良くすることから赤くすることが始まったのではないかと推測されます。

 一方、このスケトウダラの卵をたらこではなく、煮付けにしてお正月料理などにする本州のご家庭も多いと思います。特に関西方面の方はなくてはならない商材ですね。昔は「鯛の子」として神戸のスーパーで売られているのを見てびっくりした記憶があります。今は表示の問題から、ちゃんとスケトウダラの子として販売されていると思います。

 関西の市場では、この生助子の仕入を年末の大イベントにしていると思います。入荷が少ない年は、いつもの3倍の値がつくこともあります。担当者はシケで船が出たかどうか、漁模様はどうか気が気でならないと思います。今がまさにその時で、クリスマスどころではないでしょう。

ビート黒糖問題について

 12月1日のブログ「展示会で頑張っている会社」で、ビート黒糖を使った商品「天才ビートくん」を作っている北海道ビート黒糖株式会社をご紹介しました。

 消費者庁が、加工食品の品質表示基準を見直し、「黒糖」が使える定義を「サトウキビを原料としたもの」に限定し、テンサイを原料とした未精製糖や加工品には「黒糖」の表示が使えなくなった。とのことです。

 弊社の「にしんのおかげ」と同じ、農林水産省と経済産業省の「地域資源活用事業計画」の認定を受けており、社名も「ビート黒糖」の文字が入っているし、商標もとっています。それなのに、いまさら・・と首をかしげざるを得ません。

 この手の問題は、つまるところ縦割り行政によって振り回された結果でしょう。食品表示についても、ここ数年表示義務がめまぐるしく変わり、メーカーである私たちは、その都度化粧ケースの表示を刷り直したりしています。

 もうひとつの解釈として、「出る杭は打たれる」でしょう。知名度が上がってくると、立ちふさがる壁と言うのでしょうか。大企業の商品開発なら、当然いろんなことを想定してリスク管理するのでしょうが、私たちのような中小企業が、すべてを自分たちで行うのは無理があります。だからこそ、道などの公的機関にお世話になっているのです。

 鈴木社長がおっしゃるように、道や市の後押しを受け必死に技術開発して商品化したものなのに、別の官公庁でダメと言われるのなら、モノ作りはできません。弊社の「にしんのおかげ」も、全国的に有名になったら、そんな横槍が飛んでくるのでしょうか?有名になってから言え?その通りです。。。。

北海道ビート黒糖株式会社のホームページから

 

冬至の岩内町

  季節の折り返し点である冬至。ついこないだ夏至だったことを思うと、早いなぁとお決まりの言葉が出てしまいます。

 朝、真っ暗のうちから自宅を出て真っ暗の中を帰るサラリーマンの方もたくさんいらっしゃるでしょう。できれば明るくなってから働いて、明るいうちに帰りたいですよね。この日を境に段々明るくなるように、世の中も冬至を境に景気が良くなってくれることを願っています。

 写真はバスターミナルから南を写したものです。いわゆる駅前通り。この通りも昔を知っている方は変わったと感じることでしょう。コンビニが2軒、坂の途中には缶詰工場跡地にスーパーがありました。私の記憶だけでホクホー、ヤマダイ、サティー、ポスフールと名前を変え、今は利用しない建物だけ残っています。協会病院跡地には、スーパーのラッキーが新築で店を構えました。急な坂のロードヒーティングは現在故障中とのことです。

 今時期は、この通りにお正月用のしめ縄を売る出店が数軒立ち、活気づいていたものですが、数年前からなくなりました。年の瀬の風物詩が消えています。寂しいお話をしてもしょうがありません。今日からは一日ごとに日が長くなるのです。明るく歩きましょう。

食品プラザ展示会

 先週15日に予告しました、食品プラザ展示会。道庁の一階ロビーにおいて、12月16・17日にありました。通常の展示会は、メーカーの方が説明をしたり試食をさせたりしますが、今回のものは展示だけだと思います。

 というのも、この繁忙期ですから、私は札幌に出ることができませんでした。ちょっと意地悪ないい方をさせていただくと、北海道の研究機関の技術で商品化されたものを並べ、北海道はこんなところに役に立っているんだぞというアピールの場だったのですね。

 私たちメーカーにとっては、商品の認知度が高まってくれれば、方法はどうでもよいのですが、効果はどうなのでしょう。何もしないでどうせ駄目だとか言うのは簡単。こつこつとやっては反省し、次につなげることが大切ですね。

 話は全く変わりますが、月食が弊社の事務所から見えています。今は右上部分が欠けていますが、さきほどは全部がほんのりうすく赤くぼやけて見えました。皆既月食ですか?12月の日本海でそんなものが見えるとは・・・