月別アーカイブ: 2011年1月

昔の広告です

 またまた一八の事務所2階(別名第2郷土館と私は呼んでいます)から面白いものを発見。 なんと昔の新聞折込広告です。いつのものかは正確にはわかりませんが、たぶん昭和40年代前半だと思います。と言うことは、今から40年ほど前になるでしょうか。

 シンプルなこのチラシは、いくつか面白いところがあります。まず、言葉ですが、数の子のことを「かづのこ」と書いています。今は「かずのこ」ですよね。もうひとつは化粧函入とありますが、函という字は現在「箱」ですね。年配の方は、この函を使う人が多かった記憶があります。

 電話番号の局番は、今は62の二桁ですが、昔は一桁の2だけでした。

 紅葉子とは、岩内が最初にたらこにつけた別称です。紅葉のように赤い色だったからですが、最近はあまり使わなくなりましたね。

 価格については、びっくりです。たらこの1kgが1,800円です。今は6,000円以上します。反対に数の子は1kg4,000円~5,000円とありますが、この価格は現在とほぼ同じです。当時数の子は「黄色いダイヤ」とよばれるほど高価なもので、水産ギフトの王様でした。

 最後に、「その他北海道海産物のお土産品はほとんどご用意いたします」と書かれています。これはおったまげですね。昔は今のようにいろんな商品があるわけでなく、たらこ、数の子、昆布、新巻鮭、など、代表的な商品しかなかったのだと思います。こんな時代に「にしんのおかげ」などを開発してもたぶん見向きもされなかったことでしょう。

ニセコビレッジの早朝ゴンドラ

  先週の23日日曜日、ニセコのスキー場の一つ、ニセコビレッジスキー場(旧ニセコ東山スキー場)に行きました。ハイシーズンの土日に早朝ゴンドラというのがあり、7時30分から8時30分までの一時間、滑り放題です。

 その一時間、動いているのは、ゴンドラだけ。時間的にどんなにがんばっても3本が限度だと思います。それでも1,000円でだれもまだ滑っていない朝一のコースを滑ることができるのは、最高の気分ですね。

 朝早起きして、車には荷物を前日から積んでおいて、準備ができたらすぐ出発。岩内からだと冬季はパノラマラインが閉鎖しているので、雷電経由で行きます。たった一時間なのに、滑り終わったら半日分も滑ったような充実感です。

 なにより、この羊蹄山の裾に広がる雲海を見れただけでも、満足です。地元にはこんな素晴らしい景色が時を変えるだけで、見ることができるのです。遠くからのお客様も、運が良ければもっと素晴らしい北海道の景色に出会えるかもよ。

札幌駅構内どさんこプラザ

 3月までの限定で、「にしん伝心」がどさんこプラザ札幌店でテスト販売をしています。札幌駅構内の西通り北口側にあります。「どさんこプラザ」という看板は実はないのですね。写真のように、北海道さっぽろ[食と観光]情報館とあります。

 このどさんこプラザは、北海道産の原材料を使った商品を販売しています。数か月前に、お弁当のカニが輸入ものだったとニュースになったことがありました。産地偽装はいけませんね。「にしん伝心」の原料は間違いなく北海道産です。

 さて、先日この札幌駅のお店に行きました。情報館も兼ねており、いろんな地域のパンフレットなども置いてありますので、時間つぶしなどにここでいろいろな商品を見たり、パンフレットを集めたりするのもお勧めです。本州から来られた方はぜひご利用ください。時には、いろんな施設の割引券もありますよ。

 もちろん、お付き合いで「にしん伝心」の購入をお忘れなく。電車に乗る予定でしたら、缶ビールもお忘れなく。これだけで、あなたの旅行はとっても幸せなものになるに違いありません。

 

 

雪の滑り台

 岩内町の道の駅前(マリンプラザ交番前広場)において、29日土曜日から親子で雪を楽しむ「ふれあい広場」というイベントが始まります。

 子供が大好きな、雪の滑り台があります。札幌雪まつりの滑り台は、滑ることができるまで、長い列を作って並ばねばなりませんが、岩内に来ると何回も滑ることができますよ。

 商工会議所の有志の方が集まって作ってくれました。土建屋さんが多いので、重機を利用するのはお手の物のような感じです。

 期間は2月6日(日曜日)まで。初日の29日(土)は、10時からオープニングセレモニー。10時半から綿あめの無料配布、11時から豚汁無料配布(いずれも数量限定)がありますので、岩内以外の方も楽しみにいらしてください。お尻が濡れてもいい格好で来てね。

紀という名前

 私と社長の名前は紀といいます。珍しいですね。読み方は「き」です。「きい」でもなく、「きの」でもありません。様を付けていただくと、キサマ!です。

 先代、紀伊右エ門は佐渡の出生です。幼い頃に両親に死に別れ、祖父と祖母に育てられたとのこと。今でいう中学一年生のときに、北海道に一人で渡ってきたそうです。祖父母には、「これからは、満州か北海道の時代だ。どちらかを選んで行きなさい」と言われたとのこと。

 先代の祖父母かどうかわかりませんが、祖先は寺子屋の先生をやっていたということも聞いたことがあります。なんで「紀」という名字なのかはわかりません。

 私が東京で某社営業マン時代は、電話口で「あなたの名前は?」と尋ねられ「きです」と言うと、必ず「はっ?」という反応。相手の年代によって、「一世紀、二世紀の紀です」「はんぺん作っている紀文の紀です」「皇族の紀子様の紀です」などと言い分けました。

 今にして思います。じいちゃん、満州ではなく北海道を選んでくれてありがとう。

FMノースウエーブで収録

 FMノースウエーブの竹本アイラさんから番組に出てくれと依頼を受けました。私は芸能人ではありませんので、何を根拠に?

 昨年11月の「おいし感動北海道」というイベントで、名刺交換させていただき、そのときにお渡しした「にしんのおかげ」のサンプルをとても気に入っていただきました。竹本アイラさんのブログにも書いてくださっています。

 それで彼女が持っている「I Life Net」(毎週金曜日11時~12時)という食育の番組で出演となったわけです。食育と聞けば、「北のお魚大使」としては、逃げることはできず。

 でも、竹本アイラさんというと有名な方のようですが、私は失礼ながらその時まで存知あげず。岩内町はFMノースウエーブの電波が届かないので、聞くことができません。まぁ、怖いもの知らずの状態ですね。

 放送はたぶん、1月28日(金)だと思います。笑いながら聞いてください。

排雪がフル回転

 24日の朝もたっぷりと家や会社の前に除雪の雪がありました。年配の方たちにとっては、この道路の雪を削った重い雪は除雪するのに大変だと思います。

 道路脇の雪山は日に日に大きくなり、道路幅も狭くなってきています。2台が交差出来なくなり、反対側から車が来ると、幅の広いところで対向車が通り過ぎるの待ったりするので、とても走りにくいです。

 袋小路などがある道路では、その小路の雪が道路に出され、大変です。みなさん、自分の家とは反対側の道路に雪を置くため、道路によっては、ジクザクに走るような場所もたくさん。

 ダンプカーが会社の前を行き交います。排雪のためです。日曜日も休みなし。ナンバーを見ると、室蘭もありました(ここは札幌ナンバー)。太平洋側は雪が少ないので、応援に来ているのでしょう。

 皆、除雪で腰が痛いとか、あいさつ代わりに言っています。いつまで続くのでしょ?

どさんこプラザでにしん伝心をテスト販売しています

 道産食品のアンテナショップがいつくかありますが、3店舗で、「にしん伝心」がテスト販売されています。期間は3月末までです。

 札幌は、札幌駅構内にある、「どさんこプラザ」。東京は有楽町交通会館にある「どさんこプラザ」。大坂は御堂筋の「カムイン北海道」。価格は残念ながら一律とはいかず、それぞれのお店で価格設定が違います。

 この3カ月で、お店からいろいろなデーターをいただけるので、みなさん、購入してご意見がありましたら、お店の方におっしゃってください。

 商品は、不思議なネーミングと一度食べたら、自然と何度も口に入れている、魔法の味です。皮なし、骨もできるだけ取っていますし、一口サイズで手も汚れなくて食べやすい商品です。

 

ひらふスキー場

 ひらふスキー場(現在はグランヒラフと呼ぶようです)は、私にとってのホームゲレンデです。町内のラーメン屋のT君と文房具屋さんのAさんとは、18年近く一緒に滑っている仲間です。

 その3人で、平日のナイターに行くことがあります。仕事が終わってから車で30分程。それから2時間程度滑ります。T君は私の同級生ですが、Aさんはすでに70才を超えた方。それでも滑りはしっかりとしていて、急斜面もなのその。

 滑り終わって温泉に入り、岩内に戻ってきてからジンギスカンとビール。その夜の雪は良かった、最高だなど言いながら楽しい時間を過ごします。

 こんな近くに世界一のナイター設備のあるスキー場と世界屈指の雪質を堪能できるのですから、楽しまないほうがもったいない。といつも3人で言っています。興味のある方、一緒に楽しみませんか?上手下手は関係ございません。楽しむ気持ちを持っているかどうかです。

スケトウダラの棒干

 今が旬のスケトウダラ。岩内ではスケソと短縮して呼びます。このスケソはいろいろなものに加工されます。すりみの原料はもとより、弊社で作っているみりん干など。でんぶもありますね。

 スタンダードなものが棒干(ぼうぼし)です。内臓と頭を取り除き、ハラスの部分をそぎ落としてうろこを落とす。これをうすい塩水につけてから乾燥させる。一夜干しのものは、焼いて食べる。からからになるまで乾燥させたものは、金槌でたたいてむしって食べます。

 この棒干、昔は外に納屋を作って乾燥させていました。冬場の寒さでシバれ、気温が緩んで自然のあんじょう乾燥となり、旨みが出るのです。今は、残念ながら衛生的な問題と、シバレが昔ほど強くない等の理由で、外では干しません。

 弊社では、昔はトン単位で作っていたのですが、今はこの時期限定で、少しだけこの棒干を作っています。ホームページに載せるほどではないのですが、ご希望の方はお問い合わせください。丁寧に身卸しをし、うすい塩味は海洋深層水を使っているので、天然ミネラル豊富な美味しい仕上がりになっていますよ。