月別アーカイブ: 2011年2月

富山の薬屋さん

 またまた骨董品のご紹介。置き薬の箱です。今、みなさんのお宅には、置き薬箱は有りますか?

 富山の薬屋さんが、ご家庭を一軒一軒訪問し、使われた薬の分だけを請求するというもの。古くなったものは、取り換えてそのご家庭に必要な薬を置いておくというものです。もちろん、大多数の読者の方はご存知だと思います。

 弊社の前の工場長(19年前退職)は、自宅を民宿にしていました。そこに富山の薬屋さんが、長期で滞在して岩内のご家庭を回っていました。今は残念ながら時代の流れを受け、置き薬を背負って回る方もいなくなりました。ご家庭も同じようにコンビニやドラッグストアで薬を簡単に手に入れることができるようになったため、置く必要もないと考えるようになったと思います。

 今のような宅配便が発達していなかった昔は、富山へ戻るときに岩内の名産品をお土産として持ち帰ったことは、昔、北と南の物資や文化を運んだ北前船と同じ役割を果たしてくれていたものだと思います。そんな文化がちょっと惜しい気もしますね。

スケソの身卸し

 スケトウダラのみりん干は岩内の古くからの名産、珍味だということは、何度もここでお話しています。その作り方について、ちょっと解説させていただきます。

 手間がかかっています。写真を見て、どのようになっているかわかるでしょうか?骨を取り除くテクニックは、ちょっとやった程度では身につきません。

 尾の部分をくっつけて皮も剥ぎます。身卸ししたものは、複数尾をひもで縛ります。自家製秘伝の蜜を何度も手返しをして、染み込ませます。翌日、干す。数日後、あんじょう。尾羽を切って軽量、箱詰めとなります。

 昔は請負と言って、一尾何円という数え方で、女工さんに賃金を払っていた時代もありました。その時の女工さんのさばきのスピードといったら、“すさまじい”の一言です。そんな伝統の珍味です。酒の肴にそんな話題を出しながら食べていただくと、スケソも喜ぶことでしょう。

 知っている人は、甘醤油のにおいが漂ってきたでしょ。お求めは一八のホームページへ。

たら丸くんが道新に

 先日の道新にゆるキャラがツイッターを利用して、地域活性化の一役を担っていると書いてありました。

 岩内のマスコットキャラクター「たら丸」は、テレビチャンピオンという番組で、ゆるキャラ選手権2年連続準優勝という成績を収め、一躍全国区の有名ゆるキャラとなりました。

 新聞によると、たら丸のツイッターは1700のフォロワーがいるとのこと。読んでみると、岩内弁丸出しで、なかなか楽しいです。新聞の下には大学教授が、着ぐるみが人格をもったことに対し難しいことを解説しております。

 とにかく、岩内を有名にして、岩内に行きたいと思わせ、来て楽しかった、おいしかったと言ってもらえるよう、たら丸君、がんばろうね。私もこのブログで岩内のことを出来る範囲で紹介していきます。

 たら丸のツイッターはこちらです

雪に埋もれた消火栓

 写真はご近所の一角にある消火栓です。雪で埋まってしまっていますが、潜望鏡のようにニョキッと首をだしたようになっています。

 消防の方が、冬になる前に普通の消火栓にこのような冬バージョンのアタッチメントをとりつけます。こちらのお家は普段人が住んでおらず除雪もされていないので、雪がたっぷりとたまっています。消火栓は雪で隠れてしまうと、いざという時に、まず雪かきから始めることになりますものね。

 注意深く町内の消火栓のある場所を見てみると、すべてこのようになっているわけではなく、夏と同じ様な何もとりつけていないものもあります。そこは、やはり除雪が行き届いている国道だったり、場所によってその高さも違うように感じます。

 岩内は、昭和29年の大火以後、火事や消火に対する意識は高いと思います。災害は忘れた頃にやっきます。消火栓の邪魔にならないよう、都会の皆さまも車を停めるなどのとき、ご注意を。

 

節分のチラシ

 写真は2月3日の某スーパーのチラシです。節分の風習には、日本全国いろんな風習があると思います。

 近年、恵方巻というものが北海道でも定着したようですが、私が子供の頃は、全く存在しなかったものです。いろんなご当地物をマスコミで取り上げるようになったことの他、コンビニ、スーパーの販売戦略なのでしょうか。

 関西の市場の人に聞いたことがありますが、のり業界の作戦だと。海苔業界はそうすると、とても営業力があるのですね。最近のお葬式には、香典のお返しに海苔がついてくるのが多くなったのも、その海苔業界の営業力なのでしょうか。

 でもね、土地土地の風習、習慣をほじくり出して全国区にするのは、ほどほどにしましょうよ。旅行して初めてわかること、びっくりすること。その土地の気候、人間、歴史があって初めて土地の風習というのが根ざしているのだと思います。とは言いつつ、これだけ情報化社会になってしまい、高速で移動できるようになったら、そんな言葉は過去のものになってしまうのでしょうね。

ふれあい広場の子供たちの歓声

 1月28日のブログでも紹介したように、いわない道の駅の広場にて、「ふれあい広場」というイベントで滑り台で遊ぶことができます。

 2日、幼稚園の園児と思われる子供たちが、順番に大きな声を出しながら楽しんでいます。ただ滑るだけでは何度も滑っていると飽きてくるので、お腹を下にしたり、いろんなスタイルが出てきます。

 雪がこれだけたくさん降って山のようになっているのですから、その雪山を利用して、いろんな遊びをすればいいと私としては思います。しかし、今は危ないからということで、雪山では遊んではいけないとなっています。

 屋根に登って雪落としをしながら遊んだ記憶がある私は、ちょっとさみしいなと感じますが、これもまた時代の流れ。いずれにせよ、子供たちの外で元気よく楽しそうに遊ぶ姿は、見ていて心温まります。当たり前のようですが、外で遊ぶ子供たちを最近は見る機会が少なくなりました。

札幌は雪まつりの準備中

 今年の札幌雪まつりは2月7日(月)~13日(日)の間、開催されます。3つほどの会場に分かれていますが、詳細は公式サイトでご確認ください。

 北海道の人はみんな見に行くんでしょ?なんて質問はしないでくださいね。私は小学生の頃に一度と、私の子供がまだ小さかった時に2度連れて行っただけです。晴れていても、足から冷えてくるのでご注意ください。

 近年はアジアの国からのお客様が多いようで、同時にインフルエンザも流行りますので、ご注意を。と書いていると、まるで脅しているようですね。見たことがないという方は、一度は見ておいてほしいです。

 本州のお客様にいつも雪まつりについての二つの質問を受けます。①雪はどこから持ってくるの?②終わった後はどうするの?です。①の答えは、山のほうから綺麗な雪を運んできます。②すぐに重機で崩して壊します。

 ②については、融けると危ないからですね。でも、雪を遠くから持ってくると言うのは、今年のように、雪で毎日大変な思いをしている人たちにとっては、矛盾に感じることでしょう。

 写真は、学生さんたちの雪像です。ワイワイがやがや、ちょっと見ですが、要領が悪く感じます。でも、それでいいのですよね。作る人も楽しんでこそ、雪国の生きる術です。

FMノースウエーブで「にしんのおかげ」が紹介されました

 1月28日金曜日午前11時からの1時間番組竹本アイラさんの「I Life Net」という番組で、「にしんのおかげ」を紹介してくれました。放送2日前に私が札幌のスタジオに収録に行きました。1月26日のブログにも紹介しています。

 札幌駅北口からすぐのオフィスビルにありまして、そこを訪ねると自販機などが置いてある待合室のような場所に通されました。となりの机では、広告のようなものをひたすら整理している女性。ガラス張りの奥には事務所と思われる場所で、若いスタッフの人たちが、机の上に山となっているCDの中で仕事をしています。

 竹本アイラさんが、ニコニコと来てくださり、奥のスタジオへ。おおっ!テレビでよく見るラジオのスタジオだ。大きなマイクにできるだけ近づいて話してくださいと、音響担当の方に言われると、私の持ってきたカンニングペーパーはマイクに隠れて見えなくなってしまいました。収録だから失敗しても大丈夫と言われても、竹本アイラさんのすぅーと入るスイッチの手の動きを見たら、上がってしまいました。

 言っておきたいことの半分くらいしか言えなかった感じ。でも、素人の初めての体験ですから、お許しあれ。正直、テレビの収録よりも緊張しました。ご期待に添える内容をお話できたかわかりませんが、このような機会を与えてくださった、竹本アイラさんFMノースウエーブさん、ありがとうございました。岩内には電波が届かないので、札幌の知人に録音してもらって聞くと、思ったよりも落ち着いてお話していましたが、やっぱり声は裏返っておりました。お恥ずかしい・・・・