日別アーカイブ: 2011年2月7日

スケソの身卸し

 スケトウダラのみりん干は岩内の古くからの名産、珍味だということは、何度もここでお話しています。その作り方について、ちょっと解説させていただきます。

 手間がかかっています。写真を見て、どのようになっているかわかるでしょうか?骨を取り除くテクニックは、ちょっとやった程度では身につきません。

 尾の部分をくっつけて皮も剥ぎます。身卸ししたものは、複数尾をひもで縛ります。自家製秘伝の蜜を何度も手返しをして、染み込ませます。翌日、干す。数日後、あんじょう。尾羽を切って軽量、箱詰めとなります。

 昔は請負と言って、一尾何円という数え方で、女工さんに賃金を払っていた時代もありました。その時の女工さんのさばきのスピードといったら、“すさまじい”の一言です。そんな伝統の珍味です。酒の肴にそんな話題を出しながら食べていただくと、スケソも喜ぶことでしょう。

 知っている人は、甘醤油のにおいが漂ってきたでしょ。お求めは一八のホームページへ。