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2年前のSTVテレビでのレシピ

 2009年9月24日にSTVテレビの「どさんこワイド180」という番組の中で、北海道の食育や御当地メニューの応援をしている貫田シェフが「みがきにしんのパエリア」という料理を作ってくださいました。そのレシピを御紹介いたします。

●材料(4人分)  みがきにしん(八分乾)8本、玉ネギ1/2個、米3カップ、だし汁3.5カップ

●作り方

(1)身欠にしんは米のとぎ汁でやわらかくなるまで煮込み、醤油と砂糖(各適量)などで味付けて煮詰めます。

(2)フライパンにバター(大さじ3)を溶かし、ニンニク(4片)と玉ねぎのみじん切り(1/2個分)を炒めます。

(3)米(3カップ)を入れ、透き通るまで3~4分炒めます。

(4)沸かしただし汁(3.5カップ)を注ぎ、『にしんのおかげ』(大さじ2)塩(小さじ1)コショウ(少々)を加え、強火で沸騰させます。

(5)沸いたら中火にし、かき混ぜながら煮込みます。

(6)水分が少なくなってきたら、ふたをして弱火で15分程蒸し煮をします。

(7)15分蒸したご飯は味をみて薄ければ塩(少々)を振り、味付けたみがきニシン(8本分)とお好みの茹でた青菜(適量)をのせ、ふたをして5分ほど温めます。

(8)ふたを取り、おこげがあれば混ぜ、器に盛り付けて完成です。

 貫田シェフから番組で紹介するとのことで、身欠にしんとにしんのおかげを提供させていただきました。残念ながら番組の中ではにしんのおかげは紹介されませんでした。「味噌」とだけしか言わなかったのですが、まぎれもなく「にしんのおかげ」を使っていただいたのです。

 お使いになっていただけると、普通のお味噌とにしんのおかげで作った違いがわかります。身欠にしんとの相性は、それは同じニシンですからね、言わずとも・・・・・

ツルツル路面

 先週は暖気で雪融けが進みましたが、今週は寒気となり、そう簡単には春は来ないぞといった感じです。

 それでも真冬に比べると気温、路面温度は高くなっているので、滑りやすい状態になっています。朝、ツルツル路面の上にうっすらと雪があると、転んでしまう人が多く出ます。

 雪国ではない人は、寒い方が滑りやすいと思うでしょうが、0度前後のほうが一番滑りやすいのです。そのほか、条件によって滑りやすい、滑りにくいことがありますが、それは雪国に住んでいると、経験でわかってきます。

 わかっていても、ちょっとした油断で危ない思いをした方、病院にお世話になった方、たくさんいらっしゃることでしょう。どこかののん兵衛さんも、酔った勢いでステン!とならないよう、お気をつけください。

たら丸の「かわいいダーティー」

 岩宇地区4か町村、別名西積丹4か町村というのは、岩内町、共和町、泊村、神恵内村のことを言います。それぞれの町村にマスコットキャラクターがいることを波稲という地元広報紙3月号が紹介しています。

 岩内は言わずと知れた、たら丸とべに子。共和町は共ちゃん和ちゃん。ちょっとネーミングがストレートすぎますね。泊村はムーコン。神恵内村はどらごん太。それぞれの誕生と云われは、別のところでお調べください。

 知名度はダントツに全国区を誇る「たら丸」でしょう。テレビチャンピオンのゆるキャラ選手権という番組で一躍有名になりました。今思うとたら丸の性格が「かわいいダーティー」さが良かったですね。

 かぶり物のマスコットは、どの自治体でも当たり前のようになってしまいましたが、建物と一緒で、建てたはいいけど、中身が無かったら意味がありません。ハードよりもソフトの重要性を認識してモノ作りをしないといけないと思います。

 だから、たら丸くん、多少背びれやアスパラがぼろぼろにっても、君の「かわいいダーティー」な性格をどんどん磨いて、人気者の座を不動のものにしてね。

道新後志版に掲載

 3月4日金曜日の北海道新聞後志版に、先日の第18回北海道フードフェアで優秀賞をいただいた記事が掲載されました。

 この記事、書いてくれた長谷川記者には感謝いたします。でもね、写真の私は人相が悪い!工場で働く女性たちも、朝会うなり「専務、おめでとうございます」と言った後に、「専務じゃないみたい・・・」と。

 言われる前に私から言いましょう。「あの写真、人相悪いよね」実物の私を知っている人は間違いなく、いつものこの優しい笑顔ではない写真を変だと思っています。

 記事として取り上げてくれたのに、何を贅沢なことを言っているとお叱りを受けるでしょう。でも敢えて言います。長谷川記者、写真もっと上手になってね。

 各方面からたくさんのお祝のお言葉、ありがとうございます。新聞に出ることで、私がやっていたことが岩内の人たちに再認識していただければ、何よりです。そして、お祝いの言葉の後に、「にしんのおかげ」を買っていただけると、もっと嬉しいです。

鰊(にしん)の切込隊長のネーミング

 最近は「にしんのおかげ」が連日スポットが当たっていますので、たまには弊社の隠れた逸品をご紹介いたしましょう。

 その名も「鰊の切込隊長」です。ぷぷぷっ、とおかしく笑われる方が大多数ですが、ネーミングを決める時に、私が回りの人に何かいい名前はない?と聞きまくっていました。弊社の番頭さんと札幌から来ている資材屋さんがそれぞれ違う場所で「切込隊長」という言葉を出しました。

 世間でいういわゆる中年おじさんの二人が同じ発想をしたので、即採用となりました。切込にもいろいろあるから、「鰊の」と付けましょう。ちっちゃな会社ですから、そんな決定は一瞬です。

 スーパーなどで売られている鰊の切込は、どちらかというと、添加物の甘味が強いと感じます。でも、一八の鰊の切込は、麹の甘味を上手に生かして作っていますので、本来のニシンのおいしさがバッチリです。そのぶん、スーパーの切込の味に慣れた人は、ちょっと生っぽいというかもしれません。

 ヘビーユーザーの方は、1kgの特注で買ったり。通常は150gのビンと300g入(写真左)があります。好きな人は300gを一回で食べちゃうらしいです。保存料は使用せず、数の子も入っているので、食感もとてもいいですよ。ぜひお試しください。

洞爺湖と千歳のフルマラソン

 北海道のマラソンランナーの皆さま、お手元には洞爺湖マラソンと千歳JAL国際マラソンの案内状がすでに届いていると思います。

 洞爺湖は5月22日。千歳は6月5日で2週間のインターバルがありますが、クレージーなあなたは両方出ると張り切っていらっしゃいますね。もちろん、両方ともフルマラソン。

 私もそのおバカさんのひとりですが、洞爺湖への走り方と千歳の走り方はちょっと変えています。洞爺湖は練習シューズで、イーブンで走り切ることを目指します。あくまでも、練習のつもりです。千歳は本番シューズでちょっと頑張るモード。

 最終的な目標は北海道マラソンですので、いかにこのような大会を通して北海道マラソンに向けて持っていくかが私のテーマです。

 それにしても、気のせいか毎年申し込みの時期が早くなっているような。参加者もどの大会も毎年増えていますものね。これを読んでいるあなたも、おバカさんの一人になってしまったのね。

後志総合振興局でセミナー&商品アドバイス会

 3月4日、北海道後志総合振興局にて、セミナー&アドバイス会というものがありました。

 午前の部はネット通販セミナーと称し、4名のネット通販に携わる人たちの講演。午後からは、商品アドバイス会ということで、アドバイザーが事前に振り分けられた企業の方の個別相談をしてくれるというものです。

 昨年も同様の催しがありましたが、待ち時間がもったいないので、企業同士の交流の場を設けてほしいとお願いしたら、本当にその形になりました。

 口の悪い表現になりますが、昔の役人さんのやり方は、企業側がいろいろな要望を出しても、結局は翌年は同じという形が多かったのです。でも、少しでも変えようと努力された形が見えたのは、役人さんもがんばっているじゃないの、と思ったのが率直な感想です。

 いつも思います。後志もこんないろんなことにチャレンジしている会社がたくさんあるんだなと。がんばろう、後志。

みなと新聞に掲載されました

 水産加工業界の専門紙「みなと新聞」に先日の北海道加工食品フェアで、弊社の「にしんのおかげ」が優秀賞をいただいたことが掲載されました。

 「にしんのおかげ」は最初がこのネーミングではなかったことは、2月23日のブログでも紹介しました。「にしん味噌」として試供品を作り、最初に新聞掲載されたのが、2008年9月のことです。今から2年半前です。

 それから、何度か新聞に掲載されましたが、今回は写真が二つも載り、私の白髪頭もでてしまいました。この間、爆発的な売り上げ増というわけにはなりませんでしたが、じわじわとこの商品が認知されてきていることを実感しています。

 「何これ?、どうやって食べるの?」と言われなくなるように、「にしんのおかげ」が一人立ちできるようになるといいなぁ。食べたことない人は、これを機会にぜひお試しを。

岩内町の工業団地の空き地は排雪の山

 岩内町の工業団地は海水浴場を埋め立てて造られた、広大な土地を有しています。フェリー埠頭もあり、高速道路もこの工業団地に来るはずでした。その青写真は20年以上前にありました。

 当時の予測では、フェリー、高速道路をつなぎ、物流を効率化。工業団地に企業誘致をして、地場の活性化、人口増というものでした。しかし、製造業は国内よりも海外。高速道路もいつになるかわからず。フェリーは不況のあおりで撤退。企業誘致に成功したのは、数社だけ。

 残念ながら、広大な敷地は今も残っています。しかし、今年はその有効利用がなされています。排雪の場所です。町道はもちろんのこと、道道、国道からも運び込まれるので、国と道から雪捨て場代金をいただいているようです。金額はわかりませんが、遊ばせているよりは、はるかにいいでしょう。

 写真は、ちょっと見にくいでしょうが、ブルドーザーが雪をどんどん押し上げています。危険なので、近くに行くことはできませんが、実際はかなりの迫力がある雪山となっています。

 工業団地が売れ残っているのは、岩内だけの問題ではありません。ただ、岩内は海をつぶしてまで造った場所なのです。誰が悪いということは言えませんが、この反省とこの状態から何ができるのかを考えるべきですね。

 この工業団地へ進出すると、いろんな助成金、補助金などが用意されています。興味のある経営者の方、岩内町の企業誘致のホームページをご覧ください。

小学生工場見学の説明アイテム

 毎年、弊社には地元の小学校の3年生が社会見学と称し、工場見学に訪れます。

 私もこの仕事について20年になりますが、当初は大人に説明するような堅苦しい説明ばかりしていたものです。すると、あくびをする子がいたり、臭いと鼻をつまんだり、明らかに工場から逃げたいという表現をされます。

 そこで、見るだけ聞くだけではなく、いろんな体験をして飽きさせないようにと考えました。深層水、水道水、地下水、飽和塩水の4種の水を用意し、それぞれどの水か、なめてみて当てるクイズ。数の子を真空パックにするなどなど。そうすると、かなり食いつきが良くなりました。

 それでも、一応「北のお魚大使」としては、何かしらお魚に興味をもってもらって、お魚を食べたいという気持ちにするにはどうするかがテーマです。何かいいアイディアがあったら教えてください。

 写真は、10数年前に子供たちに身欠にしんの説明用にと作ったものです。段ボールに説明書きをして、何枚か作りましたが、今は使っていません。私も毎年子供たちの環境に合わせて変化しています。