月別アーカイブ: 2011年4月

食品加工研究センター平成23年研究成果発表会

 4月27日、ホテル札幌ガーデンパレスで、食品加工研究センターの発表会がありました。江別にある道立のこの研究機関では、研究員の方々が、日ごろのいろいろな研究成果を一般の人たちに報告すると言うものです。

 一昔前は、この手の発表会は、とかく眠りに陥りやすいものでした。研究者は、相手が研究の数字にうとい私たちであっても容赦なくわけのわからぬ数字や横文字を多用してしゃべりました。しゃべり方も単調で、表現が悪いかもしれませんが、面白くない授業を受けているようなものでした。

 しかし最近は、彼ら研究者も市場で役立つ研究を求められており、昔に比べるとずいぶんわかりやすい発表になってきたと思います。まぁ、私のような低レベルなおつむに合わせてくれているのですね。

 大きな会場で、研究者のテーマごとの発表の他に、パネルでの説明などもあります。興味をもつ研究内容については、担当研究員が詳細に教えてくれます。また、中休みには、試食会もありこれが毎年盛況なのです。プロの料理人さんたちも来て、試食しています。

 私のにしんのおかげもパネルの前にちゃんと居座っておりました。不思議なもので、開発当初はここで完成された商品として並ぶなんて、思ってもいませんでした。新しい技術をお探しの方、製造の問題点などを抱えている方、いろんな相談に乗ってくれるので、利用されたことがない方は一度お電話でもしてみてはいかがでしょう。

 余談ですが、彼女がほしいのだけどとか、結婚相手を探しているけどどうしたら・・?という質問は、彼らは疎いのでダメです。

たら丸館前でたら丸に会えるよ

 連休が始まりましたね。岩内の道の駅、「たら丸館」の前にあるイベント広場では、テントが並びます。

 イベントの目玉は、なんと言っても、たら丸べに子が時間指定で登場!29、30、1、3、4、5日の10時、11時、13時に出てくるので、みなさんぜひ会いにいらしてください。

 最近、道の駅のお姉さまたちは、来館者が震災後に少なくなっていることに心を痛めています。たら丸館にはスケトウダラではなく、大きな鯉も天井を泳いでいます。パノラマラインも開通したことですし、ぜひ岩内に遊びにいらしてください。

 お土産は、たら丸館に置いてある、一八の商品をよろしくね。 

ソコナイ川

 岩内から共和町発足(はったり)地区に向かうと、二つの河川が合流するところがあります。車で移動すると、連続して小さな二つの橋を渡ります。

 ひとつ目はソコナイ川。ふたつ目は堀株(ほりかっぷ)川。写真を見ておわかりでしょうか。手前の小さな川がソコナイ川で、奥の本流が掘株川です。

 そのソコナイ川の看板を見ると、川の名の由来~アイヌ語で、滝をもつ川という意味です。と書かれてあります。源流をたどるとおもしろいでしょうね。地図上で見る限り、神仙沼のとなりにある長沼だと思います。滝があるかどうかはわかりません。

 川の看板を見ていつも思うのですが、英語表示が「Sokonaigawa River」とあります。直訳すると、ソコナイ川川となると思うのですが、みなさんはどのように思います?

いわない たら福マップ

 連休を前に、いろんな計画を持たれている方もいると思います。自粛ムードもありますが、経済がしぼんでしまうので、毎年と同じように、お出かけしている方は、お出かけ願います。

 どこに行かれるか迷っていたら、岩内町も候補の一つにお願いいたします。岩内に何があるのさ?と言われたら、たくさんありますよ。大きな商業施設はないですが、自然と美味しい食べ物。

 いわない道の駅には、飲食店のガイドマップ「いわない たら福マップ」というものがあります。岩内の飲食店がたくさん出ていますので、道の駅にお立ち寄りいただき、このマップをもらってください。

 ちなみに、「たらふく」という言葉、漢字にすると、「鱈腹」で、お魚の「タラ」から来ています。でも、当て字のようです。福ではないのですが、岩内だけは「たらふく食べたなぁ」と言うのを、「鱈福食べたなぁ」ということにしておきましょ。

2011年岩内町議会議員選挙結果

 平成23年4月24日、岩内町議会議員選挙が行われました。統一地方選挙後半戦という言葉で報じられています。今のところ、選挙結果が知りたいのに、検索しても適当なホームページが出てきませんね。お叱りを受ける覚悟で、選挙について書かせていただきます。

 私のブログのアクセス数が日曜日、月曜日と急激に伸びました。数日前に選挙のことを書いたせいでしょう。みなさん、岩内町議会議員選挙などという検索ワードで来られているようです。前回も書きましたが、このネットの時代にあって、せめて候補者のプロフィールと重点政策などを表現してほしいと思います。

 たぶん、投票に行く前に、候補者のことを調べようとした人もいるのではないでしょうか。選挙活動を自粛するなど言っておられたようですが、うるさい「お願いします!」がなくなるのは結構です。しかし、何を考えているのかを訴えなければ、自らの仕事をサボっているとしか言いようがありません。

 朝、女工さんとお話をして、皆選挙で投票するのに、候補者をどのように選ぶの?と聞くと、「わからないんだよね」という反応でした。女工さんたちの息子さんたちはなおさら、候補者のことを全く分からないとのことです。公開討論もするべくもなく、街頭演説は日中の仕事の忙しい時に来るでは、女工さんたちも聞くことができず。こんな選び方でいいのでしょうか?

 岩内町には、原発問題、学校統合問題、さまざまな問題があります。そんな問題に候補者の皆さんはどのように考えているのか、有権者に分かるように情報発信をすることを考えてほしいですし、そんな選挙の仕組みを考えられてはいかがでしょう。

 写真は、25日付の北海道新聞を掲載させていただきました。せっかく私のブログに来られたのなら、一八のホームページを覗いて、商品の御注文をお願いいたします。私は政治家ではなく、商人でございます。

あかしや公園の残雪

 大浜のあかしや公園の雪の状態はこのブログで何度も登場していますね。ブランコの支柱が雪の重さで曲がらないように、真中でつっかえ棒をしています。

 周辺の雪捨て場となっているこの公園は、大浜地区では一番最後まで雪が残っている場所です。公園で子供たちが遊ぶことができないので、雪を早く融かすために、ショベルカーが入りました。

 ひとつの山だったのを、掘り起こすことによって、表面積が増えます。そのために雪融けが進むというもの。雪国の人にはごくごく当然のこととお分かりでしょうが、そうではない方にとっては、珍しい光景と言えるのではないでしょうか。

 この週末の雨と風が雪融けの条件にぴったりです。風が雪の表面の温度を撹拌させ、雪融けが進みます。雨も風もいつもは嫌がられますが、この季節の変わり目では、汚れを洗い流すなど、いろいろな役に立つこともあるのです。自然は怖いけれどもスゴイのです。

第24回春一番伊達ハーフマラソン

 4月17日、日曜日、北海道のマラソンシーズン開幕となるマラソンがありました。天気はとても良かったのですが、寒かった。年々参加者が増えているとのこと。

 だて歴史の杜総合公園という場所にあるカルチャーセンターが受付場所。数年前までは、外のテントが受付でしたが、建物の中に入ります。そこには運動会の場所取りのごとく早くから陣取っている人たちで埋まっています。雨だったら、どうなるのかなと思えるほどです。数年前は確かに雨風がひどくて寒くて、スタート10分前までだれもスタートラインにつかないということもありました。私はいつも寒いのを我慢して外です。今回は札幌からのY君が簡易テントを持って来てくれたので、少し風をしのげました。

 公園内で工事をしている関係でしょうか、スタートが例年駐車場からが、公園脇の細い道からとなりました。町内で一部工事で迂回した場所があったのと、折り返しのところが少し長くなった以外は、いつもと一緒です。名物のトンネルを抜けると畑の肥やしのにおいが歓迎してくれます。強い風が横から前から、後ろからと方向を変えるたびに強く体にあたります。人の影で走ろうという作戦はだれしも考えるでしょうが、まぁ、ぴったり着かれて走るのはだれしもイヤと感じるのですから、ほどほどにね。

 レースは、成長著しい小樽のSさんと一緒に4分40秒ペースで。長いトンネルからは少しずつペースアップで、後半の下りは4分前後で走り切りました。結果はハーフ1時間32分42秒。毎年、この大会は30分を切ることができず、この結果を見てやっぱり走りこまなきゃダメだよな、と反省する冬眠開けの熊状態です。

 帰りは名水亭で温泉に入っていたのですが、湯船につかっていると、ドドドッ!とたくさんの人がなだれ込んできました。皆、均整とれた、いかにもマラソンしているといういい体。札幌からこの大会への専用バスで、帰りはこの温泉に入って札幌に戻るのです。そうか、札幌の人はこのバスを使えば、飲んで帰れるし楽しいだろうね。

 写真は、大会当日配る毎年恒例の北海道マラソンのここだけの号外です。運良ければ、写真にあなたの姿が載りますよ。タンブラーは参加賞。昨年まではちょっと目の粗いスポーツタオルでしたが、ようやく違う参加賞へと気配りしてくれてよかったです。

 さて、私の次は洞爺湖ですが、あなたは?

生身欠にしんと春野菜の炊き合わせ

 4月上旬に北海道新聞に掲載された「きょうの1品」坂下美樹さんのお料理レシピの御紹介です。

 お料理を作った写真を掲載したかったのですが、北海道はまだ山菜には早いので、御容赦ください。以下は、新聞の掲載をそのまま文章にします。身欠にしんの生産者としては、たった1本しか使わないの?もっと使ってよねと思いました。

 読んだ後に、生身欠にしんの購入は、一八からお願いいたします。

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 丁寧に下処理をしてじっくり炊いた身欠にしんは、とても上品な味わいです。

◇材料(2人分) 生身欠にしん大1本、タケノコ60㌘、ショウガ1かけ、アスパラ2本、サラダ油、酒、しょうゆ、砂糖、だし汁

◇作り方

①生身欠にしんは米のとぎ汁に1時間ほど漬けて、腹骨と背びれを取る。熱湯にくぐらせて、水にとり、うろこを丁寧に取って1枚を4つに切る。

②フライパンにサラダ油少々を熱して①の皮目をさっと焼く。

③鍋にダシ汁3/4カップ、酒1/3カップ、ショウガの薄切り2枚を入れて、沸騰したら②を並べて、あくを取りながら柔らかくなるまで中火で煮る。

④③に砂糖大さじ1を加えて、さらに煮込み、しょうゆ大さじ2/3~1を加え、適当に切ったタケノコ、硬めにゆでて長さ5㌢に切ったアスパラを加えて軽く煮る。

⑤器に盛って、千切りにしたショウガを添える。

◇メモ アスパラの代わりに菜の花を使っても春らしいですね。

刀掛岩伝説

 岩内町の西の端、雷電海岸にはご覧の刀掛岩があります。先っちょが尖がっているのが特徴です。

 義経と弁慶の伝説は昔よく聞かされました。私がまだ幼少のころ、本州からお客様がやってきたときのことです。現社長は運転免許を持っておらず、私の母が車の運転をして、お客様をドライブに連れていくのです。雷電海岸を走りながら、現社長は義経伝説をお客様にお話しします。その時、私は車の助手席に乗って外を眺めてその話を黙って聞いていました。

 その話によると、義経と弁慶は、追っ手から逃げて北海道の日本海を北上。雷電岬について、ようやく弁慶は刀を納めました。しかし置き場所に難儀し、岬の岩を動かし、大きな刀を置きやすい状態にしたのが、今のくびれのある雷電岬になったとのこと。あくまでも、現社長が当時お客様に話をした内容ですので、正しくないかもしれません。私の記憶違いかもしれません。

 いずれにせよ、このお話は変ですよね。子供心に、弁慶の刀って、そんなにデカかったのか?だったら、その刀をもつ弁慶の体の大きさは??・・・・・ウルトラマンのサイズなのか!

FOOMA JAPAN アカデミックプラザ2011で「にしんのおかげ」の基礎技術発表

 ちょっと長いタイトルになってしまいました。6月、東京ビックサイトで見本市があります。そこで、「にしんのおかげ」の基礎技術となる、『北海道さかな味噌』の技術が、食品加工研究センターの濱岡さんによって発表されると言うものです。

 濱岡さんは、最初に北海道のいろいろな魚種で「さかな味噌」を研究しその基礎技術を確立しました。のちに私がニシンでその技術を使い製品化したのが、「にしんのおかげ」です。

 もしも、「にしんのおかげ」を真似てみたかったら、基本技術を濱岡さんから教わり、やってみてください。たぶん、私と同じようには作ることはできないと思います。それほど、ニシンは難しく、苦労しました。

 6月ですからまだ先のお話ですが、ホームページでの案内はすでに始まっています。本州デビューとなる、基礎技術の発表の詳細は、こちらから。