月別アーカイブ: 2011年7月

ジャガイモの花が満開

 写真は岩内と共和町の境界からすぐ近くの共和町側です。住宅街の手前に広がるのは、ジャガイモ畑です。朝、女工さんを送迎している時に通りかかる畑なのですが、ここ数日の気温の上昇とともに、うす紫の花が満開となりました。

 夏は暑く、冬は寒く、ごくごく当たり前の気候が、最近では何か狂っているような。でも、異常気象というのは、私が子供の頃から言われていたような気もします。

 昨年は7月に集中豪雨があり、水道水の断水になってしまいましたね。災害も、少し経つと忘れてしまう部分が多いですので、忘れずにいざという対策はしておきたいものです。

 何年か後には、北海道でお茶が栽培されるようになるのかもしれないなんて、昔は笑い話でしたが、今は現実味を帯びてきていますね。さて、ジャガイモの秋の収穫にはまだ早いですが、無事に夏を乗り越えて、美味しく育ってほしいと願います。

札幌ドーム6時間リレーマラソン

 札幌ドーム10周年記念大会という名目で、6時間リレーマラソンがありました。私にとって、リレーマラソンは初めての経験でした。

 札幌ドームは、ホバリングで、サッカーのフィールドを普段は外に出しておき、試合のときにドーム内へ入れるのです。その開閉口をオープンにして、人工芝の部分をリレーゾーン、外に出て、駐車場やドームの外周を回って一周が2km。普段は通ることができない荷物の搬入通路などをコースにして、かなり狭いと思う部分もありますが、なかなか面白いコースです。

 リレーゾーンは、チームのナンバーによってA、B、C、・・・と分けられており、混雑緩和しています。ただ、実際はチーム数が多くごちゃごちゃでした。1チーム10人以内で、6時間で何周走ることができるかで成績が決まります。

 私のチーム名は「チームIPPACHI」。スポンサーでもないのに、チームの皆さまありがとうございます。このメンバーは、お醤油屋のM氏が中心となって集めたランニングに興味のある仲間たち。最初、私は来週がフルマラソンだから、ほどほどに走ればいいかなと思っていました。しかし、予想に反してチームの皆はそれなりの数字を叩き出してきます。若手は8分を切って帰ってきたので、私も3本目からは、ちょっと本気モードで走りました。

 携帯で途中経過の順位がわかります。それを見ると、最初は170位程度が、どんどん数字が良くなって、50位を切りました。となると、火がついてしまいました。最後の3人は炎のランナーとなって、タスキをつなぎます。先週のブログで紹介したS氏は、あと17秒のところで関門を通過して、最終ランナーの私につないでくれました。

 チームのメンバーは、初対面や2、3回会っただけの人たちなのに、不思議とチームとして同じ目的でやっていると、心が一つになるのですね。6時間は長いと思っていたのに、すぐに終わってしまった感じがしました。結果は37位。予想外の好成績でした。

 岩内への最終のバスが7時15分なので、チーム全員抽選会を待たずしてドームを去り、札幌駅前で宴会に突入です。飲んで笑ったとても楽しい飲み会でした。今回のチームの中で、6人は北海道マラソンにエントリーしています。走り終わった後のこの楽しさを求めて、各自がどれだけ練習をこなしていくかですね。

 大会は今年だけのものなのか、来年もあるのかわかりません。でも、来年もし有るとすれば、今回のメンバーは間違いなく、出る!と宣言することでしょう。周りの若者や年配の人たちも、それぞれ楽しんでいたように思います。お付き合いで出た人もたくさんいるでしょうが、ランニングが楽しいものだと走るきっかけになった企画だったと思います。

お神輿が通る

 岩内神社祭りは毎年曜日に関係なく、7日~9日にあります。町内を2日間にわたって歩く行列は、規模は小さくなるとも、昔と同じ距離を歩きます。

 毎年、8日の夕刻4時前後に弊社の事務所前を神輿が通過します。それを迎えるために、事務所の前に立ちます。パトカーの赤色灯が見えると、来るなと思っていても、それからまたしばらく。

 猿田彦と宇豆女は先導役となります。通称、天狗とおかめですね。かぞえで42歳の厄年の男がそれらを務めます。天狗は高下駄をはき、重厚な衣装と天狗のお面をつけて、足を高々と上げながら歩きます。大変な労力です。

 そのあと、赤坂奴、お神輿などが来るのですが、それぞれの役割があるために、隊列はとぎれとぎれになったりします。他の自治体では担ぎ手がいなくてお神輿が出られないところもあると聞きましたが、岩内のこのお祭りは何とか頑張っていますね。それほど、この地方の中では突出したお祭りのようです。

 写真は、お神輿が事務所前を来るところです。おおきなうちわで隠れて見えませんね。実物を見にいらしてください。9日の夜がクライマックスです。

岩内神社祭り

 毎年恒例の岩内神社祭りが始まりました。7月7日は夜宮。8日は本祭り。9日は後祭りと呼ばれて、神社の前の道路を中心に、たくさんの露天商が並びます。

 町内を回ると、町内会で旗やのぼりを立てたり、提灯が並んだりしています。それぞれ町内会で趣向が違います。例年、あまりお天気には恵まれず、今年はどうかなと思いますが、町内を歩く天狗や赤坂奴、お神輿などにとっても、天気は気になるところですね。

 露店が少なくなったとはいえ、今の子供たちにとっても、お祭りは楽しみなようです。我が家の子も誰と見に行くなどと計画があるようです。私が中学の時は、お祭り前になぜかカップルができるという現象がありましたね。

 露店や人が少なくなったのは当たり前ですが、いまだに会社も休業になるなんて、都会の人には考えられないでしょうね。そんな田舎の文化も大事にしなくてはいけないと思うようになりました。

不思議な太陽

 7月6日、6時過ぎに西の空を見ると、写真のように太陽が二つ?と思えるような空がありました。

 真中が本当の太陽。左を見ると、同じように光る部分がありました。たぶん光の屈折で、このように見えたのだと思いますが、不思議な光景でした。

 専門家の意見を聞きたいところですが、このブログはお魚大使のブログなので、科学的な講釈はできません。ごめんなさい。

 折しも7日から岩内神社祭りが始まります。岩内の街全体が休業してお祭りムード一色になります。お仕事関係の皆さま、申し訳ございませんが、9日までは休業状態になりますので、ご了承願います。

 この太陽、岩内神社の神様の何かのお告げでしょうかね? いろいろ考えてしまいますが、お祭りの最中です。いい解釈をいたしましょ。

ハグマートでも「にしんのおかげ」が売っています

  道産食材直売マート・飲食ストリートHUGハグというお店をご存知でしょうか?札幌市の真ん中にある狸小路商店街の5丁目にあります。以前ここの場所には映画館がありました。この場所を使って北海道の生産物を販売するお店として今ではすっかり定着したようです。

 ここに昨年から弊社の「にしんのおかげ」が販売されています。売上が毎日閉店後の夜遅くにFAXで流れてきて、それを見て一喜一憂しています。

 札幌に出たついでに顔を出すのですが、スタッフのみなさんはとても忙しそうで、声をかけるのも躊躇してしまうほど。にしんのおかげの置いてある場所もいつも変っていて、何度も来る人を飽きさせないようにしています。

 しばらく狸小路に行っていない人は、ぜひ一度お店を訪ねていただくことをお勧めします。昔とはずいぶん狸小路も変わりました。雨が降ってもアーケードがあるから大丈夫ですし、地下道からつながっているので、歩きやすいですよ。

 「にしんのおかげ」をもってレジに行き、「これが欲しかった」と言っていただければ、レジのお姉さんは、にこっとしてくれる・・・・・はずです。

魚の鮮度は目でわかる

 岩内の市場では今、ホッケが揚がっています。お腹に卵を持つ前の一番脂がのっている美味しい時期です。

 サイズによって、ハッポーの入れ物に、8尾、10尾、12尾、15尾、18尾入と分けられ、それぞれ入り数が少ないものほど、一尾あたりが大きなサイズになります。

 さて、子供たちからよく質問を受けるのですが、魚の鮮度はどのように見分けられますか?と。魚の種類によっていろいろな見方がありますが、共通して言えるのは、目が黒々として澄んだ色をしていることでしょう。

 人間も一緒ですよね。何かに向かって一生懸命やっている人の目は澄んで輝いています。純粋な心を持つ子供たちの目も生き生きとして綺麗ですね。我々大人であっても、自らの力で「旬」でありたいものです。

消えゆくブロック住宅

 岩内町はここ数年間で平屋のブロック住宅を取り壊し、新しい町営アパートを建て替えるという作業を進めています。岩内の風景で、一番変化のあるものが、ブロックの取り壊しと、アパート建設だと思います。

 宮園のブロックは、早くに建て替えられ、4階建ての立派なアパートへと変わりました。次いで、東山にできたときは、大浜のブロックに入居していた人たちが引っ越しました。今は大浜、栄と建て替わっています。写真は西宮園のブロックで、現在取り壊しが進んでいます。

 このブロック住宅は、ほとんどの人たちが部屋を増設したり、場合によってはお風呂まで作ってしまっていました。本当はいけないことのようですが、黙認していたようです。岩内町は面積が狭く、土地も割高だったためでしょうか。自分で持ち家をという夢を持つ人は少なかったのかもしれません。 

 少し前に、ある人が言っていました。「岩内の税制上の失敗策として、持ち家政策をとらなかったことだ」と。昭和29年の大火後にとにかく住む場所をなんとかしなくてはと建てたのがブロック住宅と聞いています。戦後と大火という経験を経て来た岩内の居住空間も大きく変化しています。

フルマラソン初挑戦のS氏

 小樽在住の30代のS氏。2年前からランニングを始め、ハーフのタイムは大会に出るたびに縮まり、今では1時間35分を切るまでになりました。もともとは文化系の体の持ち主が何を血迷ったのかランニングにはまってしまったのです。

 そんな彼が、今年の北海道マラソンにエントリー。その前哨戦として、6月5日の千歳JALマラソン、フルにエントリー。フルマラソンへの初挑戦となりました。

 12月の雪が降る日もランニングを続け、練習量もそれなりに積んでいました。ペース配分も前半ぐっとおさえて走りきれるようにとセーブして走ったのです。これだけやれば大丈夫だろうと私もS氏本人も思っていました。 しかし、30kを過ぎてだれしもが経験する、失速。足に来てしまったのです。

 結果は歩いてしまったので、4時間22分と予想外の記録。ここまで読んで、経験者はニヤッとすることでしょう。ハーフが速いからと言って、フルはその倍の数字で走れない。ハーフとフルは、スポーツの種類が違うと身をもって知らされるのです。

 練習では、30k以上を何度か走っておくべきだとわかり、それを実践していく人は強くなっていきますね。S氏の練習への取り組みはすごいものがあるので、きっとこれからはどんどん速くなっていくことでしょう。

 でも、こんなフル初挑戦のS氏の経験は、きっと多くのランナーが経験されていると思います。私が言うのはおこがましいですが、今年の北海道マラソンでフルに初挑戦の皆さま、速く走ることよりも、42.195Kmをまずは「走り切る」ための練習をしてくださいね。

 写真は、フルから戻って、へたり込んだS氏。しばらくはまともに動けませんでした。(載せちゃってゴメンネ)

スルメイカ漁が始まっています

 岩内沖でようやく漁火が見ることができるようになりました。例年に比べると遅いですね。この漁火がないと、やはり夏の気配は感じられないものです。

 写真はハッポーに入っているスルメイカです。イカの大きさによって、30尾、25尾、20尾入れと分かれます。下氷状態で、綺麗に並べられているのですが、この並びが悪いと、鮮度低下も早くなるので、セリの値段がそれぞれの船の作りによって差が出ます。

 1パレットに50箱積んであり、船単位、サイズ単位によってセリが行われます。写真のように、まだ船数が少ないため上場されるイカは少なく、、あっと言う間にセリは終わってしまいます。これが岩内祭りの近くになって、地元の船が戻ってくる頃は市場からこのハッポーがあふれ出るほどの量になります。

 鮮度のいい、透き通ったイカの刺身、ほらほら食べたくなってきたでしょ。岩内に来て、お寿司屋さんでどうぞ。でも、お土産は一八の商品を買ってね。