月別アーカイブ: 2011年10月

岩内の景色について

 先日、岩内の異業種の皆さんとお話をする機会がありました。そこで出た話題のひとつに、岩内には素晴らしい景色や風景があるのに、なぜそれを「売り」にしないのか?と。

 生まれも育ちも岩内の方にとって、岩内の風景は当たり前のもの。それがどんなに素晴らしいかは、他所へ行って初めて分かるのでしょう。

 都会から戻ってきた人が、岩内の良さに再発見する。転勤で岩内に来て、素晴らしいところだと言う人。地元の人は、あまりに当たり前すぎて、わからない。しばらく住んでいると、毎日に流され、感動も薄くなってしまう、なんてことになるようです。

 私も20年前に東京から岩内に戻りました。戻ってくるときに、日本に散らばる友人たちを尋ね、日本をほぼ一周してきました。いろんな素晴らしい場所もたくさんありましたが、戻ったその日、家に帰る前に円山から見た岩内平野の景色を見て、「ここが一番綺麗な景色だよな」とつぶやいた事を、今もはっきりと覚えています。

今年のランニングの冬眠はまだです

 本州では、冬がランニングシーズンですが、北海道では冬はオフ期になりますね。雪の上を走る人は少ないでしょうが、最近は、室内でランニングができる施設が増えたので、せっせとそんな場所を利用している人もいるでしょう。

 毎年、10月下旬の北海道ロードレースで大会出場は終え、それからがランニングの冬眠状態になるのですが、今年はまだ冬眠できません。というのも、仕事で北海道ロードレースに出る事が出来なかったので、11月13日にある、札幌さよならマラソンに出る事になりました。

 不完全燃焼の気持ちがあって、このままシーズンオフはもやもやしてしまうなぁ~と思っていたら、さよならマラソンの文字が。このブログで一度ご紹介した、初フルに挑戦したS氏が釧路へ転勤になり、その送別会も兼ねる事になりました。

 当日は、もしかすると雪の中を走るかもしれません。いやいや、雪虫の中かも。ということで、23日の日曜日は軽く町内一周しました。麦畑も綺麗に刈り取られて、冬を待っているかのようでした。

五つ玉のそろばん

 自称岩内の第2郷土館、一八の事務所2階。あくまでも、「自称」です。いろんな過去のものがあります。ほとんどは、どうでもいいものばかりなのですが。

 今日は五つ玉のそろばんをご紹介します。これは「うちにもあるよ」と商売をやっている方は、なかなか捨てられずにいる方が多いと思います。儲かったときの金勘定は、このそろばんでやっていたから、捨てるとばちが当たるという心理も働くのでしょう。

 弊社事務所にはこんな逸話があります。電子計算機(今の電卓)が出てきた頃、その営業マンが弊社事務所に来ました。当時の番頭さんは、「俺のそろばんの計算と比べて早かったら検討する」と言い、実際に競争すると、番頭さんの圧倒的勝利。あっけなく、営業マンは退散したとのこと。

 今でも弊社社長は、電卓ではなく、そろばんで計算しています。4つ玉ですがね。何を計算しているかって?利益をではなく、借金を、です。あらっ、言っちゃった。

企業誘致のパンフレット

 岩内町には、大浜海水浴場から東を埋め立てしてできた、岩内港工業団地というものがあります。以前は新潟県上越市と結ぶフェリーが存在していましたが、今は残念ながら撤退してしまいました。

 日本全国でいろんな自治体が工業団地の整備をし、工場等を建設してもらい、固定資産税獲得や雇用創出を目指しています。しかし、現実は冷え切った経済の中、新規の企業誘致は岩内に限らず、難しいようです。

 岩内の工業団地に立地すると、岩内町、北海道、経済産業省からのさまざまな補助金や税の優遇処置等の支援メニューがあるというのが、「売り」の文句になっています。詳しくはホームページをご覧ください。

 先日、企業誘致のパンフレットを見せてもらいました。開いてみると、岩内町の空撮写真が。これはなんと素晴らしい。岩内って、とても素晴らしい自然の中にあるんだと実感。

 日本海(サケ・ホッケ・イカ・ヒラメ・アワビ・カズノコ・タラコ・ミガキニシン)と書いてあります。この書き方だと、数の子や身欠にしんが岩内沖で泳いでいるなんて思うのは、・・・・私の妻くらいなものでしょう。

朝の虹

 25日の朝の一場面です。偶然にも半円の形の虹を見る事ができました。とっさに何かいい事があるかなと考えるのは、なんらかの希望を抱いている証拠でしょうか。

 一般的に朝に見える虹は、天候が崩れる前兆とされています。実際、25日から26日にかけては、雨と風が強く夜には霰(あられ)も降る大荒れの天気になりました。

 海も時化(シケ)て、防波堤に波が当たって高しぶきとなっていました。こんな風景を見ると、いよいよ冬がやってくるのかと感じます。

 写真では、虹が1つだけしか見えませんが、実際には、この輪の上にうっすらとした虹が見えていました。5分後にはこの虹は消えていました。ちょっと得した気分も、あの嵐の天気ですっかり飛んで行ってしまいましたが、いいことあるといいなぁ~。

鑑賞石が眠っています

 弊社の先代、紀伊右エ門は、新潟県佐渡の出身です。出生地の事を思う気持ちは、とても強かった事を、私の記憶にもたくさんあります。

 先代はどのような経緯でかはかわかりませんが、佐渡の鑑賞石を扱っている人から、数十点の石を購入しました。今現在も弊社事務所に眠っています。お恥ずかしい話ですが、弊社にはこれらの石の価値がわかる人がいません。

 写真の石は、そのたくさんの石の中の一つです。いろんな種類、形の石があります。置いておいても、魚のように腐るものでもないし、困る事もありません。ただ、私の考えとして、物というのは、使われて(見られて)初めて価値が出ると思います。

 そんなことで、このような鑑賞石に興味をお持ちの方、無料で差し上げるというわけにはいきませんが、ご連絡をいただけますとありがたく存じます。

たら丸くんを応援しよう!

 ゆるきゃらという表現は、すっかり定着しましたね。ご当地のキャラクターは全国広く、なんと数の多いことか。

 岩内にも、たら丸だけでなく、べに子、ピン助、ニシンが八兵衛なるキャラが存在します。しかし、全国区の有名どころと言えば、やはり「たら丸」は断トツですね。これもTVチャンピオンゆるキャラ日本一決定戦に2年連続準優勝という快挙をなしたおかげでしょう。

 さて、ゆるきゃらグランプリ2011というものがありまして、みなさんがPC上で投票するというもの。投票はこちらです。

 やはり、地元の人たちがまずは応援しましょうよ。現在上位のキャラは、そんなに有名ではないのに、なぜ? 大きな声で言えませんが、組織票なのかな? でも、そんな組織票があるということは、このキャラを応援しようという熱い人たちがいるという証でもあります。

 登録に遅れたために、かなりのハンディキャップを背負って出た、たら丸くん。得意の後半追い上げをするためにも、みなさんの力でたら丸くんに協力してあげましょう!

紅葉も山を降りました

 岩内岳の上部から色が変わり、だんだんと山の裾野へと降りてくる、紅葉の変化。山をもつ田舎ならではの風景です。寒波がやってきては、雲が引くと白いものが残っていたり。そんな寒暖を繰り返して季節は変化していきます。

 23日、日曜日は日中は雨。夕方から雨が上がり、久しぶりに20kmのコースをゆっくりとランニング。円山の上部には、オートキャンプ場のマリンビューというところがあります。写真はそこの風景です。

 携帯カメラなので、紅葉の様子が上手に表現できませんが、夏には青々していた葉っぱも、色が変わり、人気もなく、ちょっと寂しい風景。もうすぐ冬を迎えようと自然がいろんな準備をしているのを感じ取ることができます。

 円山から下りの道では、積丹半島と日本海が綺麗に見る事ができます。こんな山と海を同時に楽しむ事が出来る岩内町。地元の人は、そんな自然に囲まれた岩内の良さをぜひもう一度見直してください。岩内以外の皆さまは、この風景をぜひ堪能しにいらしてください。

東京マラソン2012またしても落選

 2007年から始まった東京マラソンも、来年で6回目となります。出走できるのは、申込者全員の抽選。第一回は3倍程度だったのが、年々倍率が上がり、今年の申込はとうとう10倍近くなってしまいました。

 その第一回から申込をしているのが私です。そして、毎年エントリーをして、毎年落選しているのも私です。私よりも落選回数の少ない人はいるでしょうが、私よりも落選回数が多い人はいません。同じ人はたくさんいるでしょうがね。別の言い方をすると、東京マラソン落選世界記録保持者です。

 落選通知を受け取ったのが、10月11日。当たるとは思っていないのに、やっぱり落選の通知を見ると、残念だと思います。最初は確率から言って、3年後には当たるだろうと思い、次は5年後、8年後には・・・とうとう今年も10年後には当たるだろうと半ば自暴自棄。

 私の周りでも、残念ながら当選した人はだれもいません。もしも当選したら、昔の東京時代の生活を思い出しながら走ることができて、記録よりもいろいろな思いをして走ることができるだろうなぁ。そんな日は来るのだろうか?

めんこちゃんトースト

 弊社のヒット商品「めんこちゃん」。釣たらこをほぐして明太味付けをしたもの。スプーンですくって使えるので、ご飯の上にかけて食べるのはもちろん、スパゲッティーにも簡単に使えます。

 子供のお友達のお母さんが、このめんこちゃんのファンなのですが、いろいろな食べ方を考えてくれます。その一つに、トーストにぬって焼くと美味しいよと教えてくれました。

 お好みで、バーターやマーガリンを最初にぬっておきます。その上に、めんこちゃんをバターナイフでさっと伸ばして、トースターで焼きます。たったこれだけで、香ばしい美味しさ。

 めんこちゃんという商品名はとってもいいねと皆さんからお褒めの言葉。北海道弁のかわいいを意味する「めんこい」と明太子を掛け合わせた言葉です。

 実は地元の資材屋さんの営業マンが考えた名前です。もちろん採用決定者は私です。最初は笑われていたのですが、今では「ごめんくださ~い、めんこちゃんくださ~い」とお客様も商品名を言って買ってくださいます。